蒼 さん プロフィール

  •  
蒼さん: TVXQ HOLIC
ハンドル名蒼 さん
ブログタイトルTVXQ HOLIC
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/tanukisan3/
サイト紹介文パラレルメインでホミン小説書いてます。 ゆっくり更新ですがよろしくお願いします
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供69回 / 291日(平均1.7回/週) - 参加 2017/12/01 16:42

蒼 さんのブログ記事

  • SCREAM 56
  • Side Max重ねた唇の熱さに抱き寄せる腕の強さに雑踏のざわめきが遠くなる思考を浚われて今、この瞬間しか見えなくて二人だけの世界に堕ちてゆく─ カラーン…突然鳴り響いた音に、ハッと我に返る。音のした方を見ると、近くの壁に立て掛けてあった木材が倒れていた。ホッとしたのも束の間、自分の置かれた状況を思い出し、恥ずかしさが襲ってきた。僕、道端で何て事を…だって、ユノがあんまり優しげに笑うから。この人に逢えて良 [続きを読む]
  • SCREAM 55
  • Side U-know「凄い人ですね」買い物客でごった返す雑踏を前に、チャンミンが感嘆の声を上げる。教会から新たな指示が届くまで、ラスカに滞在することにした俺達は、露店街へと来ていた。露店街はロゼリアと並び、ラスカを代表する名所の一つで、その品揃えの豊富さから『買えないものはない』と言われている。大通りには露店が所狭しと軒を連ね、各地から集まった特産品を買い求める人で、道はひしめき合っていた。チャンミンは辺 [続きを読む]
  • SCREAM 54
  • Side U-know『どうなったって、いい…』『ユノの、ぜんぶっ…ちょうだい……』無理させないよう、自制してたってのにあんな台詞、反則だろ…あれで僅かに残っていた理性も消え失せ、気付けばめちゃくちゃに責め立てていた。不馴れな快感に怯え、震えながら助けを求めるように縋がり付いてくるチャンミンその姿に、どうしようもなく高ぶった。互いに果てた今も、肌が触れているだけで欲しくなる。きりがないから、身体を離そうとし [続きを読む]
  • l know 〜プロローグ〜
  • バイトからの帰り道幾分涼しかった駅の構内を出ると、むわっとした暑さに包まれた。19時を過ぎ、あたりは既に薄暗い。しかし、日中焼け付くような日差しを浴びたアスファルトからは、ゆらゆらと熱気が立ち昇っていた。立っているだけでジワジワと汗が滲み、不快になる。ため息を一つ落とし、歩き出そうとした時だった。「チャンミンくんっ!」背後から聞き慣れた声が、僕を呼び止める。振り返ると、雑踏の中、頭ひとつ飛び出した人 [続きを読む]
  • SCREAM 53
  • Side Maxユノが身に付けていた衣服を脱ぎ去り、バサリと床へ放り投げた。晒された裸は鍛え上げられていながら、どこかしなやかで美しい。今からこの人に抱かれるのだと思ったら、それだけでぞくりと身体が震えた。「……挿れるぞ」そう一声かけて、ユノは反り返るように勃ち上がったものを、ひたりと僕の後ろに宛がった。「っ、…あっ…」熱くて硬い塊が、僕のナカへと押し入ってくる。痛みはなかったけど、指とは比べ物にならない [続きを読む]
  • SCREAM 52
  • Side Maxどちらからともなく唇を寄せ合えば、あっという間に口付けは深くなった。いつの間にか上着は脱がされていて、薄いシャツ越しにユノの掌が身体を這う。「んっ…ぁ……」脇腹から腰にかけて何度も撫でさすられ、上擦った声が出た。為す術もなく翻弄され、ジリジリとベッドの方へと追いやられていく。「…ぁ……ま、待っ…」『待って』と言いたいのに、言葉は唇に遮られ、熱い舌に飲み込まれてしまう。逃げたい訳じゃない。た [続きを読む]
  • SCREAM 51
  • Side Max宿に着いたはいいものの、とてもユノの部屋へ行く気にはなれなかった。一度、自分の部屋に戻って落ち着かないと…「あの…体調も戻ったし、僕は自分の部屋に…」それを聞いたユノがぴたりと足を止め、こちらに背を向けたまま何か呟いた。「……このまま帰せるかよ」「え?」ゆっくりと振り向いたユノが、こちらをジッと見つめる。その熱を帯びた瞳に、肌を這う掌の感触や絡み合う舌の熱さを、一瞬にして思い出す。「っ…あ [続きを読む]
  • SCREAM 50
  • Side Max夕暮れの街を、二人無言で歩く。前を歩くユノは明らかに不機嫌で、背中からはピリピリとした雰囲気が伝わってきた。どうして怒ってるんだろう…その理由も気になったけど、正直、僕は別のことで頭が一杯だった。別れ際、ユノはイザベラさんから何か渡されていた。袋の中身を見て訝しげな顔をしたユノイザベラさんは意味深な笑みで手招きすると、ユノを屈ませ、こそっと何か耳打ちした。その仕草が、何だか恋人同士のようで [続きを読む]
  • SCREAM 49
  • Side Max「あー……大丈夫か?」パク先生の居心地悪そうな声に、ハッとして慌ててユノから離れた。「す、すみません。ちょっと目眩がして… もう大丈夫ですから!」どうやら僕はユノといると、周りが見えなくなってしまうらしい…イザベラさんの呆れた顔に小さくなっていると、パク先生が改まった様子で話し掛けて来た。「……この間は悪かった。 あれは半分八つ当たりみたいなもんだ」パク先生が謝る必要など何処にもなくて [続きを読む]
  • SCREAM 48
  • Side Max急いで着替えて部屋に戻ると、イザベラさんが申し訳なさそうに謝ってきた。「無理なお願いをしてしまって、ごめんなさい。 でも本当に助かったわ。」「い、いえ…」改めてお礼を言われると、余計に恥ずかしくて、かぁっと顔が熱くなる。『ベッドで抱き合ってて』とは言われたけど、本当にあそこまでする必要があったのだろうか?苦しみを紛らわせるように肌を重ねた、あの夜とは違う。ユノが触れる度に、自分の物とは思 [続きを読む]
  • SCREAM 47
  • Side Max熱い舌が、咥内を動き回る。唇をなぞられ、舌を扱くように吸われると、身体から力が抜けてゆく。助けを求めるように縋り付けば、きつく抱き締め返され、そのまま押し倒された。宿とは比べ物にならないふかふかのベッドに、二人沈み込む。体に感じるユノの重みが、何だか無性に切なくて、思わず背中に腕を回した。「…んっ、…ん…」熱い掌が肩や腰を撫でるたびに、意思に反して、身体がぴくりと震える。ちゅ…くちゅ……舌 [続きを読む]
  • SCREAM 46
  • 切れ長の瞳が、冷たくこちらを見据える。息苦しささえ感じる威圧感に、誰ひとりとして言葉を発することが出来ずにいた。ひりつくような沈黙。それを破ったのは、意外な人物の一言だった。「神父なら俺の所に来たが?」皆が一斉に振り向くと、パク医師が気怠そうに廊下の壁に凭れていた。「物好きな神父が奉仕活動とか言って、患者に祈りを捧げに来たぜ。 あんたら、ここの商売敵にでも、一杯食わされたんじゃねぇか?」それを聞 [続きを読む]
  • SCREAM 45
  • エマが役人達と部屋の前に到着した時だった。図ったようにドアが開き、中からイザベラが出て来た。「あら?お役人さん?」驚きの表情を浮かべるイザベラ。あまりに自然な演技に、エマですら騙されそうになった。『ご苦労様です』とにっこり笑うイザベラに、役人達が浮き足立つ。ル・レーヴのイザベラと言えば、平の役人ごときでは顔を拝むことも出来ない高級娼婦だ。貴族や大商人を顧客に持ち、一見さんはまずお断り。いわゆる高嶺 [続きを読む]
  • SCREAM 44
  • Side U-know部屋から出てきたチャンミンに、パク医師が何か言おうと口を開きかけた時だった。「イザベラ、大変っ!!」先ほど別れたばかりのたれ目で甘い顔立ちの女が、慌てた様子でやって来た。「エマ、ちょっと何事?」「役所の奴らが抜き打ちで来たわ!」「何ですって!?」途端に血相を変えたイザベラに、事態の深刻さが伝わってきた。思わず、チャンミンと顔を見合わせる。「支配人は!?」「まだ」「誰か呼びに行かせて!」 [続きを読む]
  • SCREAM 43
  • Side U-knowチャンミンの瞳が揺らぐ。一方のパク医師は、チラリとこちらを見ただけで、すぐに視線を戻した。「……長い時間は駄目だ」イザベラにそう告げると、腕を組んで廊下の壁に凭れる。どうやら主治医として、立ち合うつもりらしい。条件付きで許可を貰ったイザベラは、チャンミンを連れて部屋の中へと入る。ベッドに横たわる女性はだいぶ痩せていたが、それでも美人と分かる顔立ちだった。「セシリア、神父様が来て下さった [続きを読む]
  • SCREAM 42
  • Side U-know翌日、チャンミンの体調も落ち着き、俺達は指定された店『ル・レーヴ』に向かった。イザベラが所属するこの店は、ロゼリアでも一、二を争う人気の高級娼館らしい。路地裏にある裏口をノックすると、しばらくしてドアが開き、イザベラが姿を現した。辺りを慎重に窺うと、手招きして中に入るように促す。「こんな所からごめんなさいね。 時間外の男性の出入りはご法度なの。」昨日の控え目な格好とは違い、今日は肩と [続きを読む]
  • SCREAM 41
  • Side Max『あなたなら、商売抜きでお相手したいわ』パク先生の所を訪れた時のことを思い出す。イザベラさんは、ユノのことが気に入ったんだろうか?ユノはあの見た目だから、街でもよく女性達の視線を集めている。常に人を寄せ付けない雰囲気を纏っているので、実際に話し掛けて来る人はいないが…ユノさえ望めば、応える人はいくらでもいるだろう。イザベラさんと並んで立つ姿を思いだし、ずきりと胸が痛んだ。あの晩苦しくて、辛 [続きを読む]
  • SCREAM 40
  • Side U-knowキュヒョンを見送り、部屋に戻ろうと踵を返した時だった。視界の端に、見覚えのある髪色を捉えた。「あんたは…」「こんにちは、色男さん」そう言ってにこりと微笑んだのは、町娘のような格好をしたイザベラだった。シンプルな白いブラウスに、紺のロングスカートをはいていて、一瞬誰だか分からなかった。「どう?似合う??」まじまじと見た俺に、おどけたようにスカートを広げてみせる。いつもの格好では不味いと思 [続きを読む]
  • SCREAM 39
  • Side U-know『死ぬほど悔しい』こぶしを握り締めながら、そう告げたキュヒョンその横顔には、悔しさと後悔が滲んでいた。チャンミンの苦しむ姿を間近に見ていながら、何も出来なかった…その事に対する罪悪感や無力感に、キュヒョンもまた長い間苦しんで来たのだろう。卒業し離ればなれになっても、きっと片時も忘れることは無かったに違いない。「どうしてこの話を、俺に?」「さぁ、どうしてでしょうね… たぶん、貴方には知 [続きを読む]
  • SCREAM 38
  • Side Kyuhyun翌日、チャンミンは左目に包帯を巻き、寮監の神父に付き添われ帰って来た。「チャンミンっ!!」駆け寄った俺に『祓魔師の仕事中に怪我をした為、治療院に一晩泊まらせた』と、寮監から説明があった。 ─ドンジュはどうなった ─化け物の正体を教会は知っているのか聞きたいことは色々あったが、にっこりと笑うチャンミンの顔が、それを拒否していた。まるで昨日の事が悪い夢だったように、いつも通り振る舞うチャン [続きを読む]
  • SCREAM 37
  • Side Kyuhyunドンジュの家を目指し、足早に大通りを歩く。店は軒並み戸を閉ざし、いつもは買い物客と観光客で賑わう街も、すっかり閑散としていた。辺りには隠しきれない死臭が漂い、鼻と口元を布で覆っていても気分が悪くなる程だ。日が傾き始め、俺は焦っていた。夕時の点呼に間に合わなければ、懲罰をくらうことになる。俺は別に構わない。懲罰と言っても、どうせ寮内の掃除を一週間とかそんなものだ。しかし、チャンミンはそう [続きを読む]
  • SCREAM 36
  • Side Kyuhyunチャンミンと出会ったのは、まだ肌寒さの残る春先のことだった。父親が町唯一の神父だった俺は、幼い頃から将来教会を継ぐと決めていた。13になった年、全寮制の神学校に入るため訪れた王都の教会。初めて足を踏み入れた大聖堂で、その雰囲気に圧倒されたのを今でも良く覚えている。壁に刻まれた緻密な彫刻、天井を埋め尽くす宗教画。窓には鮮やかなステンドグラスが嵌め込まれ、至る所を金細工が彩っていた。足元に広 [続きを読む]
  • SCREAM 35
  • Side U-know震える指先を絡めとり、頬を伝う涙に口付ける。誰も知らぬ、まっさらな心と身体。その全てを奪い、深く、深く、1つになる…今の俺達はただただ、互いの熱だけを必要としていた。『ごめんなさい』うわ言のように繰り返される言葉に、胸が締め付けられる。大切なんだ、何より大事にしたい。本当は痛みなど感じる暇がないほど、優しく愛してやりたい。でも今は…痛みだけが救いだと、どうか酷くして欲しいと、お前が願う [続きを読む]
  • SCREAM 34
  • Side Max僕はいつだって怯えていた。自分がいつか瘴気に呑まれ、化け物になるのではないかと…"彼ら"の叫びを聞く度に、抱えきれない罪悪感と後悔に押し潰されそうだった。口では救いたいと言いながら、化け物になることを誰よりも忌み嫌う、そんな自分に吐き気がした。暗い感情が澱のように降り積もり、じくじくと僕を蝕んでゆく。どれだけ祈っても、神は応えてはくれない。いつ終わるとも知れぬ苦しみと恐怖に、気が狂いそうで。 [続きを読む]
  • SCREAM 33
  • Side Maxお願い、どうか赦して苦しいのも、辛いのも、もうたくさんなんだどうして、どうして?これ以上は耐えられないよ…暗闇に蹲る僕に、優しい声が訊ねる。─どうしたの? 辛いんだ、こんなの耐えられない─無理しなくてもいいんだよ 本当?もう、我慢しなくてもいいの?─あぁ、助けてあげる顔を上げると、すぐ側に男の人が立っていた。どこかで会った?何だか見覚えがある気がする。白衣を身に纏ったその人は、 [続きを読む]