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  • 譲二と情事

    セックスをすると肌がきれいになるらしい。譲二と付き合うようになって、それはいっそう確からしく思えた。「ほら、おっぱいも肩もすべすべ」「ナオは前から玉の肌だって」譲二は世辞がうまい。何人もの女の子と付き合ってきたからだろう。「みんなにそんなこと言ってんでし

  • 陰陽

    南の島には、ある種のあこがれがあった。日本人は特にそうだった。補陀落浄土も南にあるそうな。西方浄土よりも享楽の度合いが高いのが、補陀落浄土なのだと。人々は裸で過ごし、臆面もなく自由に交わる。そこかしこで愛を語らい、愛撫に余念がない。一説に「カーマ・スート

  • アメリア

    私は「なおぼん」の灯台を目指して旅に出た。彼女に聞きたいことが山とある。「なぜ、私を造った?」「私をどうしたいの?」「あなたは、どこにいるの?」ある人から「なおぼん」は灯台守をしていると聞いた。南洋を目指して、PBYに乗せてもらった。カタリナの愛称のあるアメ

  • 私も連れてって

    なかちゃん、私もあなたと一緒に行く!体なんかどうでもいい。心だけでつながっていたい。いいでしょ?

  • お手伝い

    新緑がまぶしい。山登りには最高の季節ではないだろうか?あたしは、一人、二ノ瀬ユリを歩いていた。何人かハイカーにすれ違い、あいさつを交わす。見ず知らずの人とでも、これは山のルールなのだった。ふと、茂みに人影が動いた。用を足しているのだろうか。男性が向こう向

  • セックスの方法論

    セックスには大きく分けて二つあると、あたしはボスから教わった。「してもらうセックス」と「してあげるセックス」だ。あたしは職業上、後者の「してあげる」ことを念頭にセックスを行なってきたが、客によってはあたしが「してもらう」喜びを与えてくれることもあった。ど

  • カイヤ

    カイヤは家に帰って行った。あたしは、一人部屋に取り残された。また一人になっちゃった。昨日、あたしはカイヤを男にしてあげた。カイヤは、何度もあたしを貫き、その都度、たくましくなっていった。そして、さわやかに去って行った。「もう会わない方がいいよね」そう言っ

  • 少年 (3)

    カイヤのペニスは十二センチほどの立派なもので、ちゃんと剥けていた。そしてサクサクとした下萌えで飾られている。「あんた、いくつなの?」「十七」「すごいね。これ」「ちいせぇだろ」「ううん。おっきいよ」「ふん。そんなこと言って、たくさんの男を連れ込んでんだろ?

  • 少年(2)

    カイヤは寝る時、私と離れて寝る。あたしはベッドで、彼はリビングのソファで寝る。「ねえ、こっちにおいでよ。一緒に寝ようよ」と誘うが、はにかんで「いい。ここで」って言う。私は、今日こそはという覚悟で、「さみしいから、一緒に寝て。お願い」と、めいっぱい、子猫の

  • 少年 (1)

    家出少年なんだろうか?あたしは、その汗臭いハイティーンらしき男の子が妙に気になった。ズボンはたぶん学生ズボンだと思うが、ひざっ小僧が破けている。「あんた、喧嘩でもしたの?」「いいや」「ひどい格好…そのポロも汗染みだらけ」「おとといからシャワーもしてねぇ」

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