人生をばくちに賭ける想いでデンマークへ旅立った三十路目前女子の赤裸々ポジティブダイアリー
ドイツ、ベルリンにやってきて早4年。今まで何度、ビザ更新や海外生活についてのまとめブログにお世話になったことか。 とうとう私も経験談を記すことを決意した。 この情報が少しでも誰かの役に立つこと祈って・・ さて、就職活動を始めてから幾つもの企業からお祈りメールをもらっていた私だったが、 2022年3月末日、念願の採用通知をいただいた。 契約書を手にし、ほっとしたのも束の間、 フリーランスビザから労働ビザに切り替えるという難題が待ち構えていた。 いつものように予約を取ろうと移民局のサイトへ行ってみると・・・ otv.verwalt-berlin.de ぜんぜんつながらない。 何回クリックしてもびく…
前回のつづきより 「ATMで引き出したはずの30ユーロが財布に入ってない!?」 私の頭の中は冬のゲレンデ以上に真っ白になった。 しかしあっという間に雪は溶け、 ATMに何しに行ったのでしょうか。 暗証番号を入力してカードを取り出した後、 お金が出てくるというメインパートをフルシカトしてました。 ひとつ言い訳をさせて頂くと機械の反応がものすんごく遅いんです。 たまに機械じゃなくてネジで動いてんのかなって思いますよね。 この国に”お・も・て・な・し🙏🙇”が通じないことは百も承知だったのでATMに戻ることはせず、 「見知らぬ誰かに小さな幸せを届けたんだ」と自分自身をマインドコントロールすることに徹し…
〈はじめに〉 気がつけば年が明け、夏が終わっていた。 私は元気です。 つくづく自分の怠慢さに嫌気がさすが、前回の更新から特にめぼしい出来事は起こらなかった。 現地でのワーキングホリデー申請も何事もなく終わり、 (ドイツ語が喋れないと相手にして貰えないとか噂あったけど普通に英語通じた) つい先日はフリーランスビザの申請があり、こちらも何事もなく終わった。 (取得がめっちゃ難しいとか噂あったけど普通に取れた) 今は「あと2年ドイツに居てもいいよ」とお許しが出ている状態。 2年後どうなっているかまだ分からないが、 確かなことは大殺界と厄年にW突入するということ。 ヒエエェェェェェエエ どうか無事であ…
前回のブログでチラリとお伝えしたが、現在私はベルリンにいる。 通常運行でさえも「まあ、なんとかなる」と思って生きてきた私だったが Kunsthøjskolen i Holbækでのデンマーク人との共同生活が 私の「なんとかなるっしょ」精神に更に拍車をかけていた。 それでも学校から追い出される1ヶ月前に少しずつ危機感を持ち始め・・ 選択肢を以下の2つに絞った。 ①デンマークのアニメーション学校へ行く ②ベルリンでワーキングホリデーをする ここでいきなりベルリンが選択肢に浮上。 実はこの頃、学校の修学旅行でベルリンへ行き、その物価の安さと娯楽の多さ、更にはケバブの美味しさに魅了されて帰ってきたばか…
もう夏が終わろうとしているではないか・・・ さて、 何ヶ月も放置してしまったこちらのブログだが 早速言い訳をさせてほしい。 どうやらデンマークは時空空間が日本とは違う異世界だったようだ。 私のデンマークでの生活パターン① 私のデンマークでの生活パターン② 私のデンマークでの生活パターン③ このような生活を送っているうちに月日はあっという間に過ぎていき 知らず知らずのあいだに私の頭の中はすっからかんになっていた。 これぞ史上最強の"幸せボケ"だ。 因みに5kg増量という”幸せ太り”も同時進行していた。 こ、このままではいかん・・! 全財産を賭けた憧れの北欧生活が食っちゃ寝だけで終わってしまうぞ・…
学校が始まり、最初の週末にパーティーが開かれた。 パーティー・・・それは日本人にはまったく馴染みのない文化。 でも私は知っている。 パーティーでは人々が狂ったよう酒を飲み踊りまくることを。 それはインドアな私にとって、とてもハードルが高いイベントである。 周りのデンマーク人が楽しみにしている横で温度差の違いをひしひしと感じていた。 更にこの学校では毎パーティーごとにテーマが設けられるらしく、そのテーマにそったコスプレ&出し物(宴会芸)をしなければならないらしい。 なんて余計なオプションなのだろうか。 今回のテーマは「60年代」。 私たちブルーファミリー(※ここは寮生活をしながら美術が学べる学校…
おまたせいたしました!!! やっと、やっと、、いざデンマークへ・・!!! そんな高鳴る気持ちを抑えきれない私を乗せた飛行機は2時間遅れでパリを出発。 着陸体制に入る機内で事前予約をしていた電車の時間が刻々と過ぎていった。 さようなら、無駄になった切符・・・。 出発もなかなか決まらなかったし、←ほぼ自分のせい 飛行機は遅れているし、 私、デンマークに嫌われてるのかな・・? 空の上からデンマークを目の前にし、急に不安な気持ちに襲われた。 しかしふと顔をあげると、窓の外には雲ひとつない青空が広がり、 気ままに浮遊する気球が夕日に照らされていて、 なんとも美しい景色が目に飛び込んできた。 「これぞ夢に…
パリ郊外の港街にやってきた。 ここはまるでおしゃれな熱海だ。 熱海と言ったら海鮮。 フランスの熱海ではムール貝が食べられるらしい。 レストラン街に行くと、 人々がムール貝を貪り食べてた。 ムール貝を前に目を血走らせている人々を見る限り、まずいわけがない。 大きな期待を胸に入店し、いざ注文を。 店員のおじさんが注文をとりにやってきた。 フランス語がわからない私には何を話しているのかさっぱりだったが、 雲行きが怪しくなっていることだけは感じ取れた。 あれれ・・?店先で貝に群がっていた人々は一体・・・ すぐ隣でとんでもない量の貝をほおばっている人々は一体・・・ この状況で私たちの目を誤魔化せるとでも…
さて、無事に新年を迎えた私はスロバキアを立ちパリへやってきた。 流石パリ。 表参道をさらにお洒落にしたような道で、お洒落な人たちがお洒落なお店でお洒落にワインを飲んでいる。 お洒落になれない私は大量の洗濯物を担ぎコインランドリーへ。 流石パリ。ただのコインランドリーでさえもお洒落にみえる。 隣で新聞を読みながら洗濯機が止まるのを待っているただのおじさんでさえお洒落感を漂わせている。 どうにかお洒落に見えないかと片手にスタバを持ってみても、私はちんちくりんのアジア人のままだった。 なかなか減らないスタバのココアをすすっていると一人のパリジャンがやってきた。 パリの街はお洒落だが、 口を開けて見と…
スロバキアのカウントダウンへ行くことになった。 「ヨーロッパでのカウントダウン・・・」 こんな東欧の片田舎であっても(←失礼) そう聞くと少しデンジャラスに感じてしまう、ジャパニーズチキンの私。 ここだけの話、出がけに正露丸を服用するほどびびっていた。 ※正露丸:胃腸薬 バス停に着くとちらほら人がいたので少し安心するも、 目の前の光景が更に不安を煽った。 私、生きたまま2018年を迎えられるのかな・・・ スロバキアの首都ブラスチラバの中心に到着すると、 「こんなに人が居たんだ…(←失礼)」と思うほど大勢の人たちで溢れかえっていた。 広場に向かうとドンチャンドンチャン音が鳴り響き、人々が踊り狂っ…
私はスロバキアのスケート場に来ていた。 ヨーロッパ→スケート→お洒落な休日という安易な思考が私をここへ導いたのだ。 異国のスケートリンクをすいすい滑っている、まるで月9ヒロインのような自分を想像した。 スケート場へ着くと、老若男女で溢れていた。 主に親子連れが多い。 例えるならば、週末のイオンのような光景である。 受付のおばちゃんとおじちゃんに英語が通じず困っていると、 うしろに並んでいたおねえさんが通訳を買って出てくれた。 チケット購入からスケート靴のレンタルまで面倒をみてくれ、 彼女のブロンドヘアーとふくよかな体型も相まってか、まるで女神のようだった。 突如として現れた女神に感謝しつつ、ス…
その後、乗り継ぎ先のドバイ空港を汗だくになりながら駆け巡り、 クリスマスのせいかガラ空きの機内で、機内食を配膳してもらえないというフルシカトを受け、 苦難の空旅を終えた私は、デンマークではなくスロバキアに降り立っていた。 またしてもクリスマスのせいで、 街には人の姿がなかった。 バスの中で遭遇するも… 人らしさはなかった。 27日頃になると街はやっと人の気配を取り戻していた。 そんな中、住宅街を歩いていると… 庭先にいた、まるでホグワーツで賢者の石を守ってるような番犬がガチ吠えしてきたのだ。 スロバキア人には歩道を歩くという概念がないらしい。 平穏な住宅街かと思っていたのに、それからは一歩一歩…
さて、飛行機が1時間遅れると通告された私だが 運よくエポスカードがゴールドカードに切り替えられていたため 空港ラウンジでりんごジュースを飲みながら出発まで割と優雅に過ごすことができた。 ここで立て続けに飛行機あるあるを紹介したいと思う。 あるある① 「出国手続きのプレッシャー」 まるで自分は犯罪者なんじゃないかと疑似体験させてくれる圧迫検問。 何度通ってもあの嫌な緊張感には慣れない。 嘘をついてもきっとバレてしまうだろうという脅迫観念から、 必要異常に馬鹿正直になってしまう。 あるある② 「緊急時じゃなくても緊急着陸時の体勢をキープ」 離陸時の私。 絶叫マシーンが嫌いな人は共感してくれると思う…
ようやく出発の日を迎えた。 大量の荷物をなんとか押し込んで 私は万全の搭乗体制でチェックインカウンターへ向かった。 事前にスーツケースの重さを測っていたので スムーズなチェックインができるだろうと自信があった。 ところがどっこい・・・ 「機内に持ち込める手荷物は7kg未満の荷物1個だけとなっております。」 えぇぇぇぇえええええええええええええぇぇぇ 手荷物も計測されるのぉぉぉぉおおおおおおお こちらの荒れた心情を無視して 受付のおねえさんは淡々とした笑顔で無茶振りをしてきた。 「現在、手荷物が合計で10kgあるので7kgまで減らし、ひとつにまとめてください。」 えぇぇぇぇええええええええええ…
”デンマーク、くそみそなめてた。” その頃の私。 そうして、ぐ〜たらしながら 企画書とポートフォリオをちゃちゃっと3ページほどにまとめて 現地のアーティストレジデンスへ送った。 書類を出しさえすれば、行けるもんだと思っていたし そこへ行く気満々だった。 ※アーティストレジデンス:創作活動場所を提供してくれる施設 1週間ほどで返事が来た。 やけに緊張しながらメールを開いた記憶があるが 中身も見た目も薄っぺらのポートフォリオを送っておいて 一体なにを期待していたのだろうか… 案の定、私の図々しい期待は裏切られた。 メールを開くと・・・ そりゃそうだ。 ごもっともなご意見に我に返り 今度はページ数を…
以前は都会暮らしをしていた私。 その暮らしぶりは、師走とあわてんぼうのサンタクロースとサザエさんと平野レミがいっきに押し寄せてくるようなせわしなさでした。 そんな慌しさの中、私は着々と進化を遂げており… 【第1形態】 【第2形態】 【最終形態】 しばらくノーパン生活をつづけたものの、 病状は良くなることはなく、、 とうとう私の股は悲鳴をあげました。 股からの”SOS”を受けた私は、健康とゆとりのある生活を求めて スローライフで有名な北欧へ行こうと思い立ったのでした。 しかし、本当に夢のようなスローライフは繰り広げられているのでしょうか・・ にわかには信じがたいです。 現実をこの目で確かめてこよ…
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