谷津樫 博太 さん プロフィール

  •  
谷津樫 博太さん: そこにひとが生まれる
ハンドル名谷津樫 博太 さん
ブログタイトルそこにひとが生まれる
ブログURLhttp://sokonihitoga.blog.fc2.com/
サイト紹介文自作の詩集です。ブログタイトルは初掲載の詩の一文です。よろしくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供123回 / 136日(平均6.3回/週) - 参加 2017/12/20 00:22

谷津樫 博太 さんのブログ記事

  • 宿らぬもの を
  • これも あれもいつわりの言葉真実には ほど遠いあるいは かすめているが何かが ちがうあれも これもいつわりの言葉とってつけて 媚びをふり撒く自らの言葉に真実が宿らない虚しさをそれでもただ 描くそうしなければおそらくわたしのなかの一部が壊れ続けるような 気がして [続きを読む]
  • うまくいかぬが
  • うまくいかぬが人生だ途中までうまくいったと思っても必ずさいごにうまくいかぬが人生だ後悔ばかりが人生だ前を向いて歩みましょうそんな言葉があふれているのは誰もがみんなやがては後悔 するからだうまくいかぬが 人生だ [続きを読む]
  • 石を超えて 鉄となれわたしの魂 鉄となれ叩かれても押されてもどんど揺らがぬ 鉄となれされどされど熱し続けばかたちを変えるあつきあつき 鉄となれ石を超えて 鉄と なれ 鉄となれ [続きを読む]
  • 花と夢と
  • ありふれた 花がひとつ夢 夢 夢ありふれた 花がひとつ夢 夢 夢ありふれた 未来ありふれた 思いありふれた こころ ひとつありふれた 夢がひとつ それは 雑草 [続きを読む]
  • 毒ヘビ
  • 自らの毒を恥じる毒ヘビがいっぴき大自然のなかを生き抜いていたなぜわたしにはいのちを傷つけるいのちをうばうちからがあるのだろうなんて みっともないと自らを恥じる毒ヘビそれは今日も大自然のなかを生きる生きていくそれは ただの毒ヘビどこにでもいる 毒ヘビなのかもしれない [続きを読む]
  • 水のような
  • 水が最高のごちそうだのどが からからのときにはこころが からからのときには水のような言葉やおこないが最高のごちそうなのかもしれないうるおい満ちたこころでそれを理解するのは難しくともこころはまた いつか乾くいつも 水を そばに水のような言葉を そばに水のようなおこないを そばに [続きを読む]
  • ともしび
  • 闇夜に置かれたともしびよ煌々かがやく ともしびよ淀みくすんだ ともしびよたとえ先が どんづまりでもひとのしるべと ならんかなともしびひとつ ともしびふたつみっつ よっつと どこへゆく [続きを読む]
  • ひと山越えて
  • 今日はとことん坂のぼりあしたはとことん坂くだるひと山越えて ながめる景色はひとつ手前とちがって見えてそれよし それよしのぼるばかり くだるばかりの山など知れず [続きを読む]
  • いのちと
  • はるか戦国の世からひとの争うこころとともに優しさというものは変わらないでいるのだと思う旧石器時代と呼ばれるときからひとの争うこころとともに優しさというものは変わらないでいるのだと思うそれは猿山のサルにもサバンナをかける肉食獣にも大海に漂う無機質なそれにさえも争うこころとともに優しさというものがあるのだとわたしは 思う始原の日 宇宙の始まりに いたるまでそれは それは 延々に [続きを読む]
  • やりたいことだけやるやりたくないことばかりやるそれらは疑いなく人生の指針となり得るのか苦しいことをも 楽なことをもその都度に選びとりもっと自由に道を進んでゆくそれでいいのでは ないかとあたりまえのことながらいままでのわたしははたして本当にわかっていたのだろうかこれからのわたしはそれを理解してゆけるのだろうか [続きを読む]
  • 風に草木がゆれている世間の風に わが身もゆれる大風微風 何にせよそれら空気の流れはいつもそれらこころの流れはいつもわたしのそばによりそってあらゆるものが ゆらいでる [続きを読む]
  • 可否
  • してはならぬことをまあ よいだろうと目溢しするこころ ひとつしてもよいことをなんて けしからんと非難するこころ ひとつ善も 悪も 計り知れずその ひとつの行いはどちらなの か [続きを読む]
  • 美しき雨
  • 雨の美しさを知るものは 幸いだ薄曇りの地表が広げる銀幕に天空から 涙がこぼれ落ち硬き大地を潤してゆく雨の美しさを知るもののそれは 酸っぱく 優しく穿つ石は 尊い [続きを読む]
  • 地平面
  • 神はここには いないだが ふしぎなことは おこる神はいなくとも目に見えない世界は果てしなく広がり問いかけるもの森羅万象の力をかりて細(こま)いひとのなかへと呑まれゆくそれは神秘ではなくごくあたりまえの事象の地平面 [続きを読む]
  • 右回りの刻
  • 右回りの刻が静かでもなく 荒々しくもなくただ 進んで ゆく ゆく ゆく左回りの刻であってもかまわなかったはずなのに我々は 右回りをえらんだ進んでゆく もどることなくさかのぼることなく左にあるものは もう つかめないつかめるのは 右にあるもののみ右にはなにが待ちうける無数の選択肢ではなく人の一生においては限られた”時間”覚えてゆけ 左に去ってしまったものはそして 未来永劫に現れることはない右だ 右を [続きを読む]
  • ふるえる窓にガタゴカビシシンわたしのこころもふるえゆく風 風 つよく窓ゆらし不安 不安 へやのなかあすの朝には風もやみいずれは おだやか静かになれどこの日の夜はガガゴカビシシン不安 不安を かきたてる風よ 風よ いつやむかあしたの朝には きっとやむ窓のそと 窓のそと夜風はた また ひときわつよく [続きを読む]
  • 泥水
  • 水のように透明になろうと泥水の わたし泥の正体はいつか わかりいつか とりのぞけるといつか 水のように透明に泥水のわたし泥の 正体は いつかいつか [続きを読む]
  • 合掌
  • いただきますだれもいない部屋にわたしの思いだけがそこに あらわれるごちそうさまだれもいない部屋にわたしの思いだけがそこに あらわれるひとりだけの食事ひとりきりの食事わたしの いただく食事いただきますごちそうさまだれもいない部屋に響きわたりとけこみかき消えこころに てん てんと合掌 [続きを読む]
  • 太陽はん
  • 太陽はん あんたはけっしてひとりぼっちやない一千億の 銀河のなかまにかこまれて くるくるくるくる まわっとるせやけど わいらがあんたをながめるとき あんたはたいてい あおい空のなかにぽつんと ひとりぼっちわりとよく しろい雲があんたに寄りそってくれることもあるんやろうけどやっぱりあんたはひとりひとりぼっちや けっきょくぽつんと なあんたをみとると あんたの一千億のなかまたちがいったいどこにおるんか [続きを読む]
  • ひと呼吸
  • 二十年前 ぼくはなにをしていたのだろう四十六億の齢を かさねてきたこの大地にしてみれば二十年なんてほんのひと呼吸をする間のようなものでひと呼吸するまえぼくは なにをしていたのだろうなにを 考えていたのだろうああぼくのひと呼吸を大地の一生のようにながく ながく とらえるどこかの だれかさんも きっとこの世のどこかには いるのだろうそんな どこかの だれかさんあなたはいまなにをしてますか 考えてますか [続きを読む]
  • オリンピック
  • ちいさなちいさな喫茶店のこげ茶色のリンクの上で白い選手が演技する自由奔放ながれるままにその選手の振り付けはどんなひとでも思いつかない大自然を媒体にアクセル ルッツ トゥループまわりまわり 伸びあがるその選手の名は水蒸気ニックネームはユゲ選手コーヒーカップに備えられたこげ茶色のリンクの上でユゲ選手は華麗にスピンし踊り踊りまわり狂うひとでは到底及ばぬその演技果たして得点いかなることやらぐいっと飲み干し [続きを読む]
  • どこ
  • ぼくはクルマで橋を向こうへわたってく向こう側からひとが歩いてはんたい側へわたってくぼくはクルマあのひとは徒歩どこからきたのかどこへ向かうのぼくはクルマであのひと徒歩で [続きを読む]
  • 立ちどまって
  • とびらのまえで立ちどまってくださいそのとき心に ふれたものを街路樹のしたで立ちどまってくださいそのとき心に ふれたものを交差点のわきで立ちどまってくださいそのとき心に ふれたものを花を見て ビルを見て 太陽を見て青空を見て 足もとを見て手のひらをにぎりしめてただ歩いて ただ座って ただ眠って心に ふれたものをたまには たまには で いいから立ちどまって 立ちどまって ください [続きを読む]
  • カラス
  • カラスが鳴いた日だれかが生まれカラスが鳴いた日だれかが去ったぼくが鳴いた日カラスも鳴いてぼくが去る日もカラスはきっと鳴く のだろう [続きを読む]
  • のたりとした雲をせっかちな雲がくおん くおんと追っかけてゆくせっかち雲やいそんなにあわててそらの世界にも競走があるのかいのたり雲 せっかち雲それにわれ関せずとばかりにただよう雲 雲 雲むこうのやまの うえでは行儀よくかさなってそらの世界も あんがい楽ではないかのもしれないのぅ [続きを読む]