contemporain さん プロフィール

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contemporainさん: 異文化ガイド
ハンドル名contemporain さん
ブログタイトル異文化ガイド
ブログURLhttps://ibunkaguide.blogspot.jp/
サイト紹介文フランスで結婚、出産。ベルギー、日本で子育て。文化の違いはおもしろい!留学、赴任なさる方もどうぞ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供31回 / 28日(平均7.8回/週) - 参加 2017/12/25 21:58

contemporain さんのブログ記事

  • 日本人とアフリカンアメリカンというと、もう一つ思い当たることがある。パリでジャズの専門家の家に行ったとき、本棚に日本語のジャズの本が並んでいた。実はそれは目録のようなものらしく、日本語が読めない彼は、英語の人名やアルバム名を調べるために使っているらしかった。彼は、日本には重要なジャズの本があると言っていた。そのとき私は、前に感じたことを思い出した。ジャズの時間感覚は、伝統的な西洋の時間感覚とは違う [続きを読む]
  • 相撲道に拘るか、それとも勝てばいいのか
  • あらゆることが時代に連れて変わっていくのだから、相撲だって変わっていくに違いない。かつて見過ごされていた暴力は、今は到底認められない。ただ、明文化されたルールさえ守ればいいのか、それとも横綱はやはり横綱らしい相撲を取らなければならないのかという問題になると、問題はもっと複雑である。ふと思い出したのは、アメリカでとても人気があったバスケットボール選手の話。彼は黒人で、黒人にも白人にもファンがいた。し [続きを読む]
  • 海外にも成人式ってあるの?
  • 世間は成人式の話題で喧しいが、考えてみたら、ヨーロッパで成人式という言葉を聞いたことはなかった。試しにフランス語で「成人、祝い」等でググってみると、な、なんと!一番最初に出てきたのは日本の成人式に関するフランス語版ウィキペディア。フランス語版ウィキは、日本の成人式の起源は神道の元服の儀や裳着にあるとしている。日本語版ウィキには、戦後の混乱の時代に埼玉県北足立郡蕨町が若者を励ますために「成年式」を行 [続きを読む]
  • 東京でガレットデロワを買ってみた
  • 去年は確か「東京で買うと高いから来年は自分で作ろう」なんて偉そうなことを呟いていたのだった。今年はガレットデロワのことをすっかり忘れていた。クリスマスの飾りをさすがにもう片づけなくちゃ、と思ってハッとしたのだ。そうだ、あれを食べないとクリスマスの一連の行事は終わらない・・・というわけで、フランスから来たパン屋さん&パティシエ、ゴントランシェリエの近くを通ったついでに、今年もやはり買ってしまった。店 [続きを読む]
  • フランスのエコロジー、日本のエコロジー
  • 年末にトレイをまとめて出しに行って、リサイクルボックスの中のトレイの量に改めて驚いた。リサイクルするんだからいいと言っていいのかな。因みに、私がそのスーパーに来たのは、透明のトレイも集めてくれるからだ。確かに、このボックスの中にあるプラスチックは、風に乗って水路に落ち、海に運ばれて生き物のお腹の中に行くことがないだけマシだ。ただ、リサイクルするにもエネルギーは必要だし、リサイクルする必要さえなけれ [続きを読む]
  • 教養は人を守るか - 「死にたい」と呟く人を
  • 「教養」という言葉は私の中で、「ひけらかす」という言葉と対になっていた。なんだかあまり重要なものだとは思えなかったのだ。私だけではなく多くの人が、「教養」をひらひらした飾りもののように思っているのではないか。しかしそれは、あの事件が起きるまでの話だった。ツイッターに「死にたい」と書き込んだ人たちが詐欺師につけ入られ、殺されてしまったというあの事件。死を考えることが、人間にはあるのだと思う。ツイッタ [続きを読む]
  • 髪染め強要過去にも
  • 持って生まれた髪が茶色っぽいことで学校から髪染めを強要されたという話。そっくり同じような話を知人から聞いたことがある。私の直接の知り合いではなく、知人のお友達の娘さんの話だった。彼女の場合は、なんと学校で校長と担任が彼女の髪を染めたということ。それ以前は皆勤賞を貰うくらいだったのに、ショックで学校に通えなくなってしまったという話だった。確か、今から10年くらい前のことだった。「どう思う?」と聞かれて [続きを読む]
  • 文化の日に展覧会に行くなどというマトモなことをすると・・・
  • 11月3日の文化の日は、展覧会に行ってしまいました。たまたま友人に誘われ、その日が文化の日だということには気づきませんでした。他の日でもよかったのですが、やはりオープニングに行った方が色々な方とお話もできるかな、と。敬老の日に特に両親を敬うこともなく、体育の日に特にスポーツをするわけでもない私としては、まったく迂闊なことでした。Higure 17-15 cas というそのギャラリーには、日暮里駅からも西日暮里駅からも [続きを読む]
  • オシドリ夫婦に聞いた - いい夫婦の秘訣二つ
  • 昨日11月22日はいい夫婦の日でした。私は両親にお団子を買ってきました。父はあんこが好き。母はみたらしが好き。あんこがみたらしの方にちょっとでもついちゃったら、逆にみたらしがあんこの方にちょっとでもついちゃったら、大騒ぎになるぞー・・・(いえ、冗談です)いい夫婦というものは天然記念物のように珍しいものですが、想像上の動物ではありません。その証拠に、私は何度か見たことがあります。その一人、というかお二人 [続きを読む]
  • フラリーマンも使いよう
  • フラリーマンという新しい人種が脚光を浴び、一部にこれを批判する動きもある。仕事が早く終わったら、真っ直ぐ帰って家事を手伝うべきだという主張である。私は、フラリーするのは、やり様によっては家族のためにもなると思う。もちろん、女性の方もフラリーしたければ出来るというのが前提だ。 フラリーするのは遅くまで飲んでいるのとは違うし、 日曜日に接待ゴルフをするのとも違う。職場と自宅とを真っ直ぐ往復する代わりに、 [続きを読む]
  • 選挙戦の結果への海外の反応 - インド
  • 前回紹介したフィガロ紙の記事では、日本に来たばかりのインド人ジャーナリストの感想も載っていました。「私の国では選挙戦は何カ月も続きます。ここでは3週間でした。その間に一つの政党が無くなり、新しいのが二つ生まれ、野党は混乱しました。政界が現実と結びつかないまま、世論調査の結果は1日おきに変わります。」いつもそうだというわけではないんですけどォ・・・そういえば、選挙戦の長さも国によって異なります。フィガ [続きを読む]
  • 選挙戦の結果への海外の反応 - フランス -
  • 『リベラルな秋風、日本選挙戦に吹く』という見出しで、フィガロ紙は選挙戦の結果を伝えています。フィガロはルモンドと並び称されるフランス二大新聞の一つ。論調は中道右派、または右派とされています。「安倍氏はますます選挙民の信頼を失っている。人々は粘着テープのように彼にまとわりつくえこひいきのスキャンダルを許してはいない。」ね、ねんちゃくテープ?この言葉、sparadrap は絆創膏と訳すこともできますが、オンライ [続きを読む]
  • ノーベル文学賞を受賞した作家にはどんな共通点があるか
  • ダイナマイトの発明によって巨万の富を得たノーベル。彼の兄が亡くなったとき、ノーベル自身がが亡くなったと勘違いした新聞は「死の商人、死す」と書き立てたという。この時から、彼は自分が死後どのように記憶されるかということについて考えるようになったそうだ。だから、ノーベル賞には平和賞がある。ノーベルは文学が好きで、自分でも詩を書いていた。外国語に堪能であったことから、趣味で文学を翻訳することもあったという [続きを読む]
  • ノーベル文学賞と村上春樹
  • ノーベル賞の季節が近づくと、毎年のように「今年は村上春樹が受賞するだろうか」ということが話題になる。自分が好きな作家が世界最高の栄誉を受けたら嬉しい、という気持ちはもちろん多くの人が持っているだろう。でも、それがそんなに大切なことなのだろうか。ファンの評価はおそらく、ノーベル賞を受けようが受けまいが変わらないだろう。ファンではない人で権威主義的な人なら、ノーベル賞を取ったということで評価を変える人 [続きを読む]
  • 日本のいじめとフランスのいじめはどう違うか -4-
  • 自分よりずっと体の大きな子どもに暴力を振るわれるのは、どんなにか恐ろしいだろう。そんなことは絶対に起こらないようにしてもらいたい。国際調査で「いじめられたことがある」と答えたフランスの子どもの割合が、日本より多いのも不思議はない。それなのに、日本の方がいじめによって自殺してしまう子どもの割合が多いのは、どうしてだろう。いじめられる子の立場に立って、できる限り想像してみよう。まず、フランスなどの伝統 [続きを読む]
  • 日本のいじめとフランスのいじめはどう違うか -3-
  • 日本を含め、アジア・アフリカでは、年上の子が年下の子の世話をするようしつけられていることが多い。それが高じると上の子に不満が溜まってしまうこともあり、やりすぎは考え物である。ただ、そのおかげもあってか、体の大きな小学生が幼い幼稚園児を殴るなどのいじめはあまりない。ないとは言わないが、教育現場でそのようないじめが起こるのは珍しい。フランスでは、力の勝る年上の子が年下の子に暴力をふるうのは、よくある話 [続きを読む]
  • 日本のいじめとフランスのいじめはどう違うか -2-
  • 前回の記事で、「いじめられたことがある」と答えた子の割合が日本よりフランスの方が多いにもかかわらず、自殺にまで至るケースは日本の方が多いと書いた。日本で自殺が多いという話題になると、決まって出てくるのが自殺観の違いである。キリスト教の国では自殺は罪と見做されるが、日本ではそうではないから踏み切りやすいのだという。それも少しはあるかもしれない。かつてヨーロッパでは、自殺はタブーであったため、誰かが自 [続きを読む]
  • 日本のいじめとフランスのいじめはどう違うか -1-
  • よく日本ではいじめがある、とよく言う。そしてそれは本当だ。では他の国にはいじめはないかというと、他の国にもいじめはある。ユニセフの「イノチェンティレポートカード11 先進国における子どもの幸福度」という調査を見ていて、ちょっと驚いたことがある。「過去数カ月間に学校で1回以上いじめられたと答えた11歳、13歳、15歳の子どもの割合」というタイトルのグラフがある。 このグラフでは、日本は27.4%となっている。比較対 [続きを読む]
  • いじめられている人へそしていじめている人へ
  • いじめられている人へ学校に行くのは大変なことだ。生きるのは、大変なことだ。でも、今あなたが感じている大変さは、ずうっと、永遠に続くわけでもない。なんとか、時をやり過ごして、生き延びてください。学校だけが世界じゃない。世界は、もっとずうっと広く、学校の外にもある。時は、今だけではない。今をやりすごせば、別の時が来る。 つらすぎる時は、生き延びるだけでもいいから。1日1日を、ただ、生き延びるだけでもい [続きを読む]
  • 水不足の時 - フランスと日本
  • 関東地方は水不足ということで、天気予報を見ていて気が付いたことがある。花にたっぷり水をやりましょう!と言っていたからだ。もうかなり前のことになるが、フランス南西部で語学の研修を受けていたときのこと。暑い夏で、眩いばかりの太陽の下、私たちは暇さえあると海に飛び込んでいた。ある日私は、ホームステイ先の奥様に、ちょっと話があるんだけど、と言われた。「実はこの地方は今水不足なんです。」当時私は新聞が読める [続きを読む]
  • ポピュリズムはなぜ批判されるのか
  • 大衆に人気があることは悪いことではない。全てのアートを全ての人が理解する必要はないけれど、政治は基本的に全ての人のためのものだ。できるだけ多くの人に分かるよう説明するのは政治家の義務だろう。ただ、複雑な問題を分かりやすく解き明かすのと、複雑な問題を単純化してしまうのは、全く別のことだ。分かりやすくなったところで、問題の本質が変わってしまったら、説明したことにはならない。政治的な意図をもってつく嘘を [続きを読む]