不育症記録 虹の向こう側 さん プロフィール

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不育症記録 虹の向こう側さん: 不育症記録 虹の向こう側
ハンドル名不育症記録 虹の向こう側 さん
ブログタイトル不育症記録 虹の向こう側
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/issyo-issyo
サイト紹介文6度目の妊娠で第一子を出産しました。記録を残すことで同じ目標を持つ方の助けになればと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供28回 / 48日(平均4.1回/週) - 参加 2017/12/26 18:34

不育症記録 虹の向こう側 さんのブログ記事

  • 26・嘘
  • そうして過ぎていったある日。祝日の関係で、不妊治療専門クリニックのhCG結果がAクリニックの診察日の翌日に出ることになりました。どうしよう。Aクリニックの診察で、もし胎嚢なり胎芽なりが見えたら、先生はきっと注射をしてくれる。でも見えなかったらきっとしてもらえない。でも、もし、今回の不妊治療専門クリニックの検査結果でhCGが上がってたら?hCGが上がってたら、A先生がこれならって思うくらい上がってたら、もしかし [続きを読む]
  • 25・様子見
  • 家に帰った時、私の気持ちはもう決まっていました。元からこうしてきたんです。迷うまでもありません。安静にしよう。先生がだめだと言っても、私は子供が生きている限り、自分の子供を信じよう。今度は絶対に悲観したりしない。今子供が生きてることだけを考えていたらきっと大丈夫。不安な日はA先生に言われた通り、安定剤を飲めばいい。病院が変わっただけです。私のすることは、前の病院に行ってた時と何も変わりません。夫は [続きを読む]
  • 24・打ち切り
  • 私は急いでA先生のクリニックに向かいました。今まで何度も妊娠してきましたが、これほど急いだことは恐らくなかったと思います。だって、hCGが上がったのです。流産というのは間違いでした。きっと胎嚢がまだ小さいから見逃してしまっただけです。子供はまだ生きています。一刻も早く注射を受けないと、助かるはずの子供が流れてしまいかねません。診察室に入って先生の前に座るなり、私はhCGが上がったことを伝えました。少しで [続きを読む]
  • 補足1
  • このブログは流産・死産を経験したご夫婦を読者に想定して書いているので蛇足かとは思いますが、hCGの用語説明を入れておきます。なお、医療関係の専門知識は何もない素人の私がとりあえずこのブログを読むのに必要なことだけを書くので、正確さの保証はありません。hCGとは妊娠した時に出るホルモンです。尿検査や血液検査でhCGを調べると胎嚢の確認よりも早く、生理予定日の妊娠4週前後から妊娠しているかどうかを調べることがで [続きを読む]
  • 23・hCG
  • そして3日後、A先生の診察の日です。A先生の所で注射をしてもらえばもう大丈夫。今度こそ大丈夫です。クリニックには少し早く着きました。やっとここまで来れた、待合室の椅子に座りながらそう思いました。しかし、この日の内診では胎嚢はありませんでした。A先生は言葉を選びながら、しかし淡々と、流産ですと言いました。あと一週間もしたら流れるでしょう。今日はこれからhcgの検査をします。一週間後に来てください。わかりま [続きを読む]
  • 22・三度目の
  • そしてその2週間後、妊娠検査薬で陽性が出ました。今まで通り、薄い薄い線です。まずはAクリニックに電話をしました。陽性が出たらすぐに電話をして、当日か翌日の予約を取ります。そう説明を受けていました。しかしこの時は祝日が間に入るので、予約は3日後でした。不安になって3日も開いてしまうんですか?と聞きましたが、大丈夫です、ちゃんと間に合いますと看護師さんに言われて納得しました。陽性が出た当日は不妊専門クリニ [続きを読む]
  • 21・不妊治療専門クリニック
  • 不育治療が始まりました。これで妊活を再開できます。しかし私の場合は妊活といっても自己タイミングです。今までと変わらずネット上で佳苗さんと梓さんと遊んだり仕事をしたり夫婦で出かけたり、いつも通りの生活でした。私は今まで欲しいと思ったらすぐ妊娠したんだから、次もすぐだと思っていました。でもこの時は、半年経っても妊娠しませんでした。不妊に悩むネット上の友人がたくさんいたので、その人たちに聞いて排卵検査薬 [続きを読む]
  • 20・責任
  • 私は、不育検査の結果が出る3日前に漢方をやめました。漢方医の先生は残念そうでしたが、川辺さんが思うようにするのが一番ですと言ってくれました。そして結果の出る当日、診察室に入るとA先生は目の前に検査結果の紙を置きました。私は専門的なことは何もわからないけど、必死で自分の数値と基準値を見比べました。私が基準値を超えた項目は1つだけ、ただしその数値は基準の10倍でした。先生の説明を素人の私なりにまとめると、 [続きを読む]
  • 19・信頼
  • そして初診予約の日。予約の電話をしてからこの日まで、無排卵の周期は一度もありませんでした。電話では私1人でもいいと言われたけど、夫も一緒に来てくれました。最初に行った産婦人科より狭い、優しい色の壁紙の落ち着いた待合室。入り口もあんなに大きくなくてひっそりしていて、患者さんや看護師さんの雰囲気や物腰が穏やかで落ち着いていました。それぞれがどんな経過を経てここにいるのか、お互いに察しながらも隠している [続きを読む]
  • 18・検査の予約
  • 夫は、検査を受けたいと言うとすぐに賛成してくれました。お金のかかる検査なのに、何も言わずに賛成して夫婦で受ける必要があるなら自分も受けると言ってくれました。後々不妊の検査を受ける時もそうでしたが、夫が検査を嫌がったことはありません。不妊治療で、夫が子供を欲しがっているのに協力しないという話をよく聞いていたので私は驚くと共にとてもありがたいと思いました。気持ちは固まりました。もう大丈夫です。翌朝、私 [続きを読む]
  • 17・無排卵
  • 無排卵。そっか、無排卵だったんだ。たまにはそういう周期もあるよね。いつもはちゃんと排卵してるんだから問題ないよね。私は学生の頃は生理不順だったので、生理の日が読めないのが不便でその頃からずっと継続して基礎体温を計っていました。だから自分が毎月排卵してることを知っています。たまたま今月が無排卵になっただけです。漢方医の先生はストレスで無排卵になることがあるって言ってたから今後はストレスにも気をつけよ [続きを読む]
  • 16・葛藤
  • そして2度目に妊娠した時の出産予定日が来ました。私は毎月漢方薬局に通っていました。ウォーキング、靴下の重ね履き、生姜と三温糖を料理に使って、冷たいものは飲まない、野菜はできるだけ温野菜で…。SNSの友人たちの中には、少しでも有利に不妊治療をしようと体質改善を試みる人もいたのでそういう人の中に入って情報交換して頑張っていましたが、体温は相変わらずでした。漢方の先生は毎月基礎体温を見て、少しずつ処方を変え [続きを読む]
  • 15・漢方
  • 漢方薬局は、不育症と習慣性流産の改善を謳い文句にしているところに決めました。家から車で1時間弱、当時車通勤をしていた私にとっては行けない距離ではありません。予約はすぐに取れました。今までの妊娠の記録と基礎体温表を持ってくるよう言われて、数日後に行くことになりました。漢方薬局は、想像していたより大きくて古いけど綺麗な建物でした。漢方医の先生は60台くらいの穏やかそうな男性で、私の話を真剣に聞いてくれま [続きを読む]
  • 14・逃避
  • 私はそれから、毎日のようにSNSでみんなと話しました。不育症の人はそもそも少ないので不妊症の人が大半でしたが、中には両方という人もいました。そしてそこで知り合った不育症の友人がみんな、検査を受けて治療をしていました。治療をしてもなお死産して、それでもまだ頑張ると決意した人たちの中で、体外受精と不育治療の両方を受けている人もいるのに、私一人が検査もせずに悩んでいました。「ゆりさんは、不育検査に行くならA [続きを読む]
  • 13・迷い
  • 不育検査。もう避けては通れません。自分でもわかっていました。でももし不育症だという結果が出たら、それは今までの流産が私のせいだということです。そして不育治療を受けて三度目の妊娠で無事出産したとしても、それは流れた子供が帰ってくるということではありません。次の子供は、前の子供の代わりじゃない。前の子供は、次の子供として帰ってきたりしない。このあたりのことは、神様でないと正解がわからないので人それぞれ [続きを読む]
  • 12・流産の診察
  • 二度目の流産が終わって、私はまた産婦人科の診察を受けに行きました。その日はいつもの優しい先生の診察日でしたが、病院に行ってみると緊急手術が入ったから他の先生が診察しますという掲示がありました。緊急手術…帝王切開かな、その人はきっと無事に赤ちゃん生むんだろうな。羨ましいと思いました。幸せなたくさんの妊婦さんと、今まさに生まれてるかもしれない赤ちゃん。私だけが辛い思いをしてるように感じました。一瞬、い [続きを読む]
  • 11・報い
  • 次の診察までの二週間は、とても辛いものでした。私はこの後、何度も何ヶ月も安静指示を出されることになりますが、病院の先生が恐らくもう無理だろうと思ってる状況でただ子供を信じて横になっている時間はとても長く感じました。きっと大丈夫、大丈夫、大丈夫。でももし、もし今回もだめだったら…二回も続くなんて、やっぱり私が悪いんだ。前回の流産は、本当に子供のせいだったの?前の流産がなければ今頃安定期だったのかなぁ [続きを読む]
  • 更新を始めます
  • 新年のお祝いはあえて書きません。昨年の終わりから始めたばかりのブログですが、今年もよろしくお願いします。次の記事はとっくにできていますが、あまりに暗いので新年早々の更新は控えて10日を過ぎてからにしようと決めていました。そしてその間に続きを書き溜めておこうと思っていましたが、結局それはできないまま、ここまできてしまいました。今までのことを冷静に振り返ってまとめる余裕ができたと思ったからブログを始めた [続きを読む]
  • 大晦日に
  • このブログでは私の今の気持ちを書くことはせず、淡々と起こったことを記録するブログにしようと思っていましたが少し更新が止まってしまったこと、年末年始で次の更新が先になりそうなのでこのブログに来て下さった方への挨拶を書くことにしました。今書いている2回目の妊娠は、私の中で一番悔いの残る妊娠です。それだけに書くのが辛い部分が多くて、特に次の更新部分からは思い出すのも辛い部分なのでどうしても筆が進まなくな [続きを読む]
  • 10・信じる理由
  • 出血したのは、妊娠が分かってから一週間後でした。つまり前回の流産と同じ日でした。同じ日に出血。やっぱりまた流産するんだ。また同じ。前回と同じ。前回と同じように病院に行って、同じように待合室に座って、同じ先生の診察を受けました。「出血で詳しくは見えませんが…」「はい」「お子さんはまだ無事です」お子さんはまだ無事です。この言葉が私の目を覚まさせました。「それは、これから安静にしていたら子供が助かるとい [続きを読む]
  • 9・もう一度
  • 次の妊娠は、その翌々月のことでした。私は今回も生理予定日に妊娠検査薬を使いました。最初の流産をしてから自分で初期流産のことを調べている時に、4週や5週で流産しそうになって病院からお薬をもらったというネットの書き込みを見つけたからです。初期の流産でもお薬をもらえることがあるんだ。だったら私は4週で病院に行こう。そうしたらまた流産しそうになってもお薬をもらえるかも。自分なりに調べて考えた結果です。前回と [続きを読む]
  • 8・慰め
  • 私は流産の当日だけ仕事を休んで翌日から出勤しました。貧血でふらふらして出勤するのも辛かったけど、もう私一人の体なんだから普通に過ごそうと思いました。職場には仕事を休む理由として流産のことを話したので、私の妊娠と流産は職場に知られていました。子供のいる人も多いところだったので、多くの人が励ましてくれました。大変だったね、でも次は絶対産めるからね!今は辛いだろうけど、次の子供を作れば大丈夫。みんながみ [続きを読む]
  • 7・気持ち
  • 前回の記事は私の夢です。私の無意識が作ったものです。私の最初の子供が女の子だという根拠はどこにもありません。それでも、あの夢を見てから私の気持ちは大きく変わりました。夢の中で娘は私に「もう寂しくない」と言いました。つまり、それまで寂しい思いをしていたということです。思えば私は、ずっと自分のことばかり考えていました。私は産みたかったのにどうして、悲しい悲しい悲しい…。今まで一度も子供のことを考えてい [続きを読む]
  • 6・夢
  • 夢の中に女の子がいました。3〜4歳くらいの、小さい女の子です。私は一目見てかわいいと思いました。いえ、かわいいと言っていいのかどうかわかりません。初めて持つ感情でした。その子の顔はぼんやりしてよく見えないのに、私はその子が私にとって特別だと確信していました。この子は私の子供だ、あの子は女の子だったんだ。この子の手足の先しか見えなかったとしても、私はこの子がわかると思いました。その子と私は、当然のよう [続きを読む]
  • 5・最初の化学流産
  • じゃあ、行くからね。少しでも眠れそうなら寝てね。暖かくして体を冷やさないで。夫は私のことを何度も気にかけながら出かけました。病院で流産だと言われた日のことです。その日夫は私を病院に連れて行くために午前休を取ったので、午後からは出勤でした。私はPCに向かっていました。完全流産とは、数日前の腹痛がきっかけだったのではないか、あの時に病院に行っていたら助かったのか、流産の確率は、原因は、予防法は…。初期 [続きを読む]