立花月夜 さん プロフィール

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立花月夜さん: 文芸サイト+言霊のつぶやき+
ハンドル名立花月夜 さん
ブログタイトル文芸サイト+言霊のつぶやき+
ブログURLhttp://aurora-auel.in.net/story/
サイト紹介文純粋なファンタジー文芸サイト。根は暗い。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 172日(平均0.5回/週) - 参加 2017/12/28 00:53

立花月夜 さんのブログ記事

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  • バベル研究所 ルシフェルの大罪 06
  •  何日目だろう。 自分の部屋に引きこもり、日がな一日ぼーっと過ごしている。 ノックの音が聞こえた。 ルシフェルはソファーに横たえていた体をゆっくりとおこす。「誰だ」「あの・・・ミカエルだけど・・・」 ルシフェルはドアを開けた。ミカエルを迎え入れる。 ルシフェルと同じ金髪に碧眼か不安げだ。「姿を見かけなくて・・・心配で」 ミカエルはルシフェルから目をそらしながらそういう。 ルシフェルはまたソファーに [続きを読む]
  • 嗤う者
  • 転生の輪に閉じ込められ 幾度人間をやり直したか。自分が人間ではない記憶を持ち続けて それを嗤う。白い綺麗な骨になった自分が嗤う「お前はいつまで人間のふりをするのだ」と。白い綺麗な骨になった自分が嗤う「元に戻れぬ苦しみはいつまで呑み込めばいいのだ」と。それもこの時代で終わる。起きろ同朋。目覚める時間だ。[ranking] [続きを読む]
  • 幻想という名の産屋
  • 探している魂がおぼえているあの風景を。探している魂がおぼえているあの香りを。探している魂がおぼえているあの人のぬくもりを。輪廻の輪の無限な広がりの中人にはわからぬ真実を抱えたまま私はどこへ流れ着くのかすべてを失い忘れたがゆえに否定するお前はどこへたどり着くのかお前は忘れたかすべてが白濁に溶けるあの光から生まれたことを[ranking]新進気鋭の作家が集結!【星の砂文庫】 [続きを読む]
  • 立花破月の心霊事件簿 出会い
  •  俺はこの繁華街にある一つの店のドアをたたいた。 時間は午後2時。 黒く塗られ たドアには「Samael」と金文字で書かれている。 俺は文字と同じ金色の取っ手に手をかけた。引く。抵抗もなく開いた。 ドアが開き切ると同時に、ドアの向こうの闇から声がかかる。「ようこそ。Samaelへ」 Samael。最近オープンしたホストクラブだ。 この店のホスト募集を見た俺は、いてもたってもいられず電話番号を した。 そしてこ [続きを読む]
  • バベル研究所 ルシフェルの大罪 05
  • 閉ざされた闇の中。光の水に満たされた水槽で漂う。有機物でありながら自分の意思を自分の動きに変換できない者たち。ルシフェルはバベル内水の部屋にいた。海に生まれた生き物たちは自由に見える。ただ海流に水の流れに揺蕩うだけの生き物は、苦悩する天使長の心も知らず漂うだけだ。「ルシフェル・・・様?」名もない天使は、容器に入った魚を大切そうに抱えている。「ああ。邪魔して済まない」ルシフェルが後ろに下がった。天使 [続きを読む]
  • バベル研究所 ルシフェルの大罪 04
  • ルシフェルの双子の兄弟であるミカエルは、女性的な魂を待つ天使だ。 ルシフェルが頭脳に秀でたように、ミカエルには剣技と戦いの才能が与えられた。 顔は美しい女性そのものではあったが、その体は細いながらもたくましい男性のもので彼女に勝てる天使は存在しない。とまで言われた。 天使に性別はない。しかしその魂には性別が存在した。 ミカエルは女性的。ルシフェルは男性的。というように。 難しい顔をして歩いていたミ [続きを読む]
  • バベル研究所 ルシフェルの大罪 03
  •  研究室の自分の部屋で、ルシフェルは書類を見つめていた。 書類には神秘学を学ぶ者なら誰でも心の底から感嘆するデーターが並んでいる。 人間。 人間の器と魂とを調和させる術を提案したのはラファエルだ。 今はラファエルの案に間に合うだけの人間の器ができていない。 それに魂の力が微々たる魂しか作り出せず。 魂の力とは、理(コトワリ)を知る力。理を知り、それに干渉する力。 現代においてそれは魔法と呼ばれたりも [続きを読む]
  • バベル研究所 ルシフェルの大罪 02
  •  アグライアは窓越しに空を見た。 水色がどこまでも広がる空。 夫の出て行った扉が再び叩かれる。「ルシフェルです」 アグライアは櫛をそばの小さなテーブルに置くと急いで、ドアに走る。 その足取りは恋する乙女そのもの。「どうぞ。あの人は今日はもう来ないと思うわ」  扉を閉めた瞬間、彼女はルシフェルに抱き着いた。 ルシフェルは戸惑ったように手を握りしめている。「待ってたの。あなたを」 ルシフェルは唇をかみ [続きを読む]
  • バベル研究所 ルシフェルの大罪 01
  •  バベルの塔。伝承では人間が神に逆らい天にも届く塔を作ったという。 そしてその塔は神によって破壊され、人間たちは共通の言語を失い世界に散った。 現実は少し違う バベルは人間が作った建築物ではなく、神の管理者『いと高き者たち』により作られた研究機関だった。 いと高き者たちは、神の作ったこの世界の理と人間を研究するため三柱の大天使を派遣した。ルシフェルベルゼブブアスタロト 三人の大天使は部下となる天使 [続きを読む]
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