クーラー さん プロフィール

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クーラーさん: 芋づる式読書のメモ
ハンドル名クーラー さん
ブログタイトル芋づる式読書のメモ
ブログURLhttps://imoduru.blogspot.jp/
サイト紹介文考古・風景などの図書を芋づる式に読んだ時の感想、抜き書きなどのメモです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供35回 / 172日(平均1.4回/週) - 参加 2017/12/28 17:52

クーラー さんのブログ記事

  • 半獣半人
  • 「縄文時代 その枠組み・文化・社会をどう捉えるか?」 1山田康弘・国立歴史民俗博物館編「縄文時代 その枠組み・文化・社会をどう捉えるか?」(2017、吉川弘文館)に書いてあることにいろいろと刺激を受けているので、その学習を始めます。目次に沿った学習は最後に行うことにして、とりあえず気になっている項目を順次学習すます。この記事では同書の「8 縄文社会の複雑化と民族誌 高橋龍三郎」の「(4)縄文後・晩期の氏 [続きを読む]
  • 古代文化を彩る猪
  • 猪の文化史考古編 20 (最終回)この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第2部 古代文化を彩る猪-弥生から古墳、そして歴史時代へ-」の学習をします。「猪の文化史考古編」学習の最終回となります。1 弥生の猪弥生時代の銅鐸絵画に猪の狩猟シーンがあります。銅鐸の猪狩猟シーン 「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)から引用猟師、猟犬、猪が描かれています。弥生時代になると縄文時代とは状 [続きを読む]
  • 猪がやってきた
  • 猪の文化史考古編 19この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第3章猪の飼育・飼養問題について 2猪がやってきた」の学習をします。1 猪がやってきた著者は縄文前期諸磯式の時代に猪が増加し、猪がムラにやってきて、その結果猪造形が生れたと考えています。その状況の一つに森を開いて縄文ムラを作ることによってその周辺が猪が好む環境になり、必然的に猪と縄文人の接触が密になったとしています。「先 [続きを読む]
  • 猪の飼養
  • 猪の文化史考古編 18この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第3章猪の飼育・飼養問題について 1飼養への道筋」の学習をします。1 飼養への道筋縄文時代における猪飼養について著者の結論は次の通りです。「ところで、やはり飼育や飼養を行なうのには動物を育てるための飼料、いいかえれば人の食料以外の余剰生産、すなわち生産力が条件となっている。この点からすると、道志村の「はな子」は野山と村と [続きを読む]
  • 猪への祈りのまとめ
  • 猪の文化史考古編 17この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第2章猪の埋葬、そして祈り 5猪への祈りのまとめ」の学習をします。1 猪への祈りのまとめ著者は次のチャートをもってこれまでの諸検討を総とりまとめしています。猪への祈りのまとめ 「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)から引用大変参考になるチャートです。自分のブログで既に何回も紹介させていただいた記憶があります。このチ [続きを読む]
  • 猪に込められた祈りと願い
  • 猪の文化史考古編 16この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第2章猪の埋葬、そして祈り 4猪に込められた祈りと願い」の学習をします。1 猪に込められた祈りと願い著者が2001年12月に宮崎県西都市銀鏡の里を訪れ、猪を捧げる祭を見学した様子がかかれています。縄文の遺跡から発見される猪の頭蓋骨の意味を考える手立てを得られるかもしれないという期待を持って見学した様子が詳しく記述されています。 [続きを読む]
  • 埋納された猪
  • 猪の文化史考古編 15この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第2章猪の埋葬、そして祈り 3埋納された猪」の学習をします。1 埋納された猪●千葉県市川市向台貝塚直径60〜80cm、深さ50〜60cmの土坑から首のない猪の幼獣2体が出土した。貯蔵穴が祭祀の場として利用されたもので、貝層を取り去った後の底から出土している。頭部は別に用いられたことを意味する。山梨県金生遺跡では幼い猪の下顎だけが115個 [続きを読む]
  • 焼かれた猪
  • 猪の文化史考古編 14この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第2章猪の埋葬、そして祈り 2焼かれた猪」の学習をします。1 焼かれた猪昭和55年発掘八ヶ岳南麓山梨県大泉村(現在北杜市大泉町)金生遺跡の猪下顎骨出土例が説明されています。猪下顎骨(山梨県金生遺跡)土坑から138個体の猪下顎骨が発見され、全て焼かれていて、1歳未満の幼獣は115個体でその死亡推定季節は秋ということが分かっています。 [続きを読む]
  • 埋葬された猪
  • 猪の文化史考古編 13この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第2章猪の埋葬、そして祈り 1埋葬された猪」の学習をします。1 埋葬された猪宮城県田柄貝塚から子供の猪の埋葬が検出されています。宮城県田柄貝塚 子供の猪の埋葬 「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)から引用後期後葉に猪(ウリボウ)が人の墓域近くに埋葬され、その近くには多数の犬も埋葬されています。人と犬の関係と類似の [続きを読む]
  • 後期の土器に付く猪
  • 猪の文化史考古編 12この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (4)後期の土器に付く猪」の学習をします。学習といっても土器スケッチ・写真の図像を理解するという視覚的確認作業(=スケッチ・写真の観賞)です。1 後期の土器に付く猪青森県韮窪遺跡出土狩猟文土器 「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)から引用図書では様々な解釈をしていますが最 [続きを読む]
  • 猪形土製品の役割
  • 猪の文化史考古編 11この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (3)猪形土製品の世界 ②抽象化された猪」と「同 ③猪形土製品の役割とは?」の学習をします。1 猪形土製品の種類と変遷猪らしい表現を抜き出してみると1 突出した吻端(鼻先)と鼻孔2 たてがみ3 ずんぐりしとした体形このような特徴を判断基準として表現のリアルさを分類して時代順にならべ [続きを読む]
  • 上谷遺跡動物形土製品
  • 猪の文化史考古編 102018.03.16記事「リアル猪形土製品 その2」で上谷遺跡出土リアル猪形土製品が図書に掲載されていることを紹介しました。上谷遺跡は時代はこれまでのところ奈良平安時代ですが私の学習フィールドであり、強くこだわりをもちますので、その土製品の記述を発掘調査報告書で確認してみました。写真掲載を期待していたのですが、それはありませんでした。1 上谷遺跡出土動物形土製品の記述上谷遺跡発掘調査報告書 [続きを読む]
  • リアル猪形土製品 その2
  • 猪の文化史考古編 9この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (3)猪形土製品の世界 ①写実的な猪」の第10図の学習をします。前回記事までと同様に学習といっても土製品スケッチの図像を理解するという視覚的確認作業(=スケッチ・写真の観賞)です。1 猪形土製品 その2猪形土製品は後期になると作られはじめると、冒頭に書いたが(2018.03.14記事「リアル猪 [続きを読む]
  • リアル猪形土製品
  • 猪の文化史考古編 8この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (3)猪形土製品の世界 ①写実的な猪」の第9図の学習をします。前回記事までと同様に学習といっても土製品スケッチの図像を理解するという視覚的確認作業(=スケッチ・写真の観賞)です。1 猪形土製品今からおよそ4000年ほど前、縄文時代も後期に入ると、土器を飾る猪は影をひそめる。土器に縄文神 [続きを読む]
  • さらに猪をもとめて
  • 猪の文化史考古編 7この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (2)土器に描かれた物語 ③さらに猪をもとめて」の学習をします。前回記事までと同様に学習といっても土器写真の文様を理解するという視覚的確認作業(=スケッチ・写真の観賞)です。判りづらい土器が多いので、画像を特大にしました。1 北陸等の猪装飾これまで中部山岳地帯の猪装飾をみてきたが、 [続きを読む]
  • 富士見町史上巻の入手
  • 2018.03.05記事「釣手土器の猪造形」で釣手土器に関して「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)から次のような抜き書き(要約)をしてある種特別の興味を覚えました。「この土器の中で火が燃やされたことは確かである。「古事記」や「日本書紀」にある火の神「カグツチ」とそれを生んだ「イザナミ」に由来する造形と説く研究もある。この釣手土器にも猪造形が見られる。」この記述の原資料の一つが富士見町史上巻であること [続きを読む]
  • 釣手土器の猪造形
  • 猪の文化史考古編 6この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (2)土器に描かれた物語 ②釣手土器」の学習をします。前回記事までと同様に学習といっても土器写真の文様を理解するという視覚的確認作業(=写真の観賞)です。1 釣手土器の説明釣手土器とは中期中頃から中期後半にかけて、長野山梨など中部地方や関東の山岳地域を中心につくられた土器で、内面や [続きを読む]
  • 猪と蛇の対峙 その2
  • 猪の文化史考古編 5この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (2)土器に描かれた物語 ①深鉢形土器の猪」の第2回目学習をします。学習といっても土器写真の文様を理解するという視覚的確認作業(=写真の観賞)です。なお図書の写真はモノクロですが自分が理解しやすい(認識しやすい)画像とするためにわざと任意の色を着色しました。情報量は同じだと思います [続きを読む]
  • 猪と蛇の対峙
  • 猪の文化史考古編 4この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (2)土器に描かれた物語 ①深鉢形土器の猪」の第1回目学習をします。前記事と同じく、学習といっても土器スケッチ・写真を絵として理解するという視覚的確認作業(=スケッチ・絵の観賞)です。1 土器に描かれた物語縄文時代中期中頃、山梨・長野を中心とした中部山岳地帯に豪華で文様の立体表現と [続きを読む]
  • 猪、再び土器へ
  • 猪の文化史考古編 3この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 2神となった動物たち (1)猪、再び土器へ」の学習をします。学習といっても土器スケッチ図版を絵として理解し、その絵理解と説明文章を対応させるという基礎確認作業(=スケッチ観賞)です。通常図書におけるよりも図版縮小が著しいため、このような図版を見慣れない自分にとっては図版の拡大による理解がどうしても必要 [続きを読む]
  • 土器を飾りはじめた猪
  • 猪の文化史考古編 2この記事では「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)の「第1章猪造形を追って 1土器を飾りはじめた猪」の学習をします。1 土器を飾りはじめた猪今からおよそ5500年ほど前(最新の研究段階では6000年ほど前)の縄文時代前期後半、諸磯b式土器の時代、深鉢形土器の口縁部に獣面把手といわれる猪がモデルになった土器が関東・中部を中心に福島や静岡・岐阜方面の東日本一帯に広がり、それは諸磯b式土器の [続きを読む]
  • 猪の文化史考古編 新津健 2011 雄山閣
  • 猪の文化史考古編 11 はじめに昨年夏頃西根遺跡の学習に熱中し、そのなかで頭部の無い体部だけの幼獣焼骨が多量に出土する意義について考察し、その中でこの図書「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)を入手し拾い読みしました。ブログ花見川流域を歩く2017.09.20記事「新津健「猪の文化史 考古編」学習」参照大変役立ちました。図書「猪の文化史考古編」(新津健 2011 雄山閣)当時はこの図書をじっくり読むことがで [続きを読む]
  • 縄文の思想
  • 縄文の思想 5この記事は「縄文の思想」(瀬川拓郎 2017 講談社現代新書)の「第4章 縄文の思想-農耕民化・商品経済・国家の中の縄文」の感想メモです。1 現代にまで伝わる縄文の思想本章では、アイヌ、海民、南島などに伝わる縄文の思想について「呪能と芸能」「贈与と閉じた系」「平等と暴力」などのテーマで詳しく論じています。記述されていることのいくつかの内容は著者の別の図書あるいは過去の読書で予備知識があり、そ [続きを読む]
  • 神話と伝説
  • 縄文の思想 4この記事は「縄文の思想」(瀬川拓郎 2017 講談社現代新書)の「第3章 神話と伝説-残存する縄文の世界観」の感想メモです。1 古代海民とアイヌに共通する神話・伝説の2つの来歴本書ではアイヌ神話・伝説と「古事記」「日本書紀」「風土記」の古代海民の神話・伝説との間に共通するモティーフがいくつかあり、その来歴に2種類あったことが述べられています。一つは縄文時代の日本列島に普遍的に存在した神話を、ア [続きを読む]
  • 海民とアイヌ
  • 縄文の思想 3この記事は「縄文の思想」(瀬川拓郎 2017 講談社現代新書)の「第2章 海民とアイヌ-日本列島の縄文ネットワーク」の感想メモです。1 「第2章 海民とアイヌ-日本列島の縄文ネットワーク」の記述で興味を覚えた事項弥生時代・北海道は「北の生態系」のなかで「旧石器的生業体系」を持続し、「南の生態系」の人々がもたらす鉄器、コメ、南島産貝輪などを入手するため、陸獣や海獣の毛皮が大きな意味を持った。・続 [続きを読む]