bekomochi さん プロフィール

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bekomochiさん: 古伊万里の猪口と鉱物
ハンドル名bekomochi さん
ブログタイトル古伊万里の猪口と鉱物
ブログURLhttp://choko-mineral.blog.so-net.ne.jp/
サイト紹介文古伊万里の猪口と鉱物のコレクションを紹介。とくに、のぞき猪口と秋田県産の鉱物の写真を掲載しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 26日(平均12.1回/週) - 参加 2017/12/29 20:26

bekomochi さんのブログ記事

  • 小石川後楽園の蛇籠 Gabion at Koishikawa Korakuen
  • 蛇籠(じゃかご)をさがしに、小石川後楽園をたずねた。写真は大堰川から通天橋をのぞむ。I went to a Japanese garden, Koishikawa Korakuen, to find a traditional gabion.Wikipedia で「蛇籠」をしらべたら、江戸時代につかわれていたのと同様のものが小石川後楽園にある、との記述をみつけたので、実際に行ってみた。場所は東京ドームの裏手。土曜日だが、昼前だったのでそんなに混んでない。遊歩道のかたわらで絵をかいてい [続きを読む]
  • 染付 蛇籠とトンボ Gabion and Dragonfly
  • 江戸後期 Late Edo era口径 width 75 mm / 高さ height 51 mmちょっとくすんだ染付で、川べりの風景を素朴なタッチで描いている。裏側にトンボが二匹飛んでいる。蛇籠(じゃかご)とは竹で編んだカゴに石を詰めて、川の護岸などにもちいたもの。具体的にどういう風景だったのかよくわからないが、古伊万里の絵柄では定番のものである(蛇籠とはなにか、ちょっと取材しました)。この手の器をコロ茶碗とかリン茶碗という。後者の呼 [続きを読む]
  • 自然銅 Native Copper
  • 秋田県鹿角市 尾去沢鉱山Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan幅 width 60 mm / 重さ weight 50 g銅の結晶が連結して蝶々のようなかたちになった。緑色の部分は母岩の破片。写真左端のあたりは、いわゆる樹枝状結晶を呈している。秩父で自然銅の塊が発見されて、年号が「和銅」になったのが西暦708年。それよりずっと昔から、自然銅こそ金属を得るためのもっとも有用な鉱石であった。尾去沢のような熱水鉱脈型の鉱床の場合、 [続きを読む]
  • 色絵 花唐草文様 Flower Arabesque
  • 江戸後期 Late Edo era口径 width 74 mm / 高さ height 62 mm大きな赤い花が二輪、小さな黄色い花が四輪、色絵で描かれる。花が咲いた、中国っぽい草の文様なので、花唐草(はなからくさ)または唐花(からはな)文様という。口縁には金彩をほどこしている。やや大振りで、見栄えがする豪華な猪口である。Two large red and four small yellow flowers are drawn with color glazes. Gold is glazed at the brim. This is a relati [続きを読む]
  • 黄銅鉱と水晶 Chalcopyrite and Quartz
  • 秋田県大館市 松峰鉱山Matsumine Mine, Odate City, Akita, Japan幅 width 100 mm / 重さ weight 389 g林立する水晶のあいだに黄銅鉱がくっつく。水晶に多少破損した部分があるのが残念だが、結晶の成長の勢いみたいなものがそれを補って余りある感じがする。黄鉄鉱も何粒かまぎれている。松峰鉱山は、花岡鉱山の支山として1960年代から開発され、黒鉱を産出した。鉱山というと、山深い辺鄙なところにあると思いがちだが、この鉱山 [続きを読む]
  • 染付 白抜き網目文 Mesh Pattern
  • 江戸後期 Late Edo era口径 width 44 mm / 高さ height 48 mm網目文様そのものは古伊万里の器でめずらしくないが、全面墨はじきの技法をつかって、白抜きで表現しているのがオシャレである。墨はじきは前掲のうさぎの猪口のと同じで、墨(またはなんらかの撥水剤)で網目文様を描いて、その上から呉須を塗って焼いたものである。口縁には鉄釉をほどこしている。小ぶりだが、造りはていねいである。Mesh pattern is not rare in Ima [続きを読む]
  • 色絵 茄子の絵 Eggplants
  • 江戸後期 Late Edo era口径 width 61 mm / 高さ height 43 mm染付をつかわず、色絵と金彩だけで、白、黄茶(さび釉)、青、灰色(金か?)の4種類の茄子を計8個描く。いまのナスは細長いのが多いが、こういう丸っこい品種のほうが絵にするにはかわいらしくていい。器は薄く、高台の造りもていねいで、上手の19世紀古伊万里である。Four kinds of eggplants, white, yellow brown (iron glaze), blue and gray (probably gold glaze [続きを読む]
  • 黄銅鉱 Chalcopyrite
  • 秋田県大仙市協和荒川 荒川鉱山Arakawa Mine, Kyowa Arakawa, Daisen City, Akita, Japan幅 width 125 mm / 重さ weight 173 g1 cm から最大で 2 cm までのサイズの黄銅鉱が石英とともに母岩に着生している。ほぼ全面に石英がついているので、晶洞の中で孤立した母岩に結晶した、いわゆる「浮きゲス」に近いものと思われる。結晶表面は一部黒色または暗紫色に変化している。イカの耳のような形の「耳付き双晶」が目立つ。明治年間 [続きを読む]
  • 赤絵 七宝繋と四方襷文 Red Patterns
  • 江戸中期 Mid-Edo era口径 width 50 mm / 高さ height 53 mm赤絵(あかえ)の線描きのみで構成されたデザインは、すっきりしてオシャレである。上下に七宝(しっぽう)つなぎ文、真ん中が四方襷(よもだすき)文。赤絵の器は、まず透明釉をかけて本焼きしたあと、ベンガラ(酸化鉄)を主体とする絵の具で文様を描いて、赤絵窯という本焼きよりも温度の低い専用の窯で焼く。他の色絵の具をもちいた器も同様。赤絵の部分はガラス化し [続きを読む]
  • 染付 微塵唐草文 Fine Arabesque
  • 18世紀前半 early 18c口径 width 48 mm / 高さ height 51 mm簡略化された葉っぱがたくさん散らされたこの文様は微塵(みじん)唐草という。これはその初期のものだと骨董屋の主人は言っていた。もうすこし簡略化されてないものは萩(はぎ)唐草などともいうが、それに近いかもしれない。ちょっと尻張形で、高台の径が大きい。This kind of pattern is called Mijin Karakusa (fine arabesque), which is a design of simplified le [続きを読む]
  • 黄銅鉱 Chalcopyrite
  • 秋田県鹿角郡小坂町 小坂鉱山Kosaka Mine, Kosaka Town, Akita, Japan幅 width 70 mm / 重さ weight 162 g四面体状の黄銅鉱の集合。大きな結晶は一辺 2 cm 以上ある。黒い閃亜鉛鉱と、少量の白い板状の重晶石が伴っている。黄銅鉱の渋い色合いが風格を感じさせる。小坂鉱山は北秋田地方を代表する鉱山で、江戸〜明治は銀山、明治後期〜昭和は黒鉱から銅、鉛、亜鉛を生産する鉱山・精錬所であった。大館まで鉄道が通じた。芝居小屋 [続きを読む]
  • 染付 兎に青海波 Rabbit and Sea Wave
  • 江戸中期 Mid-Edo era口径 width 50 mm / 高さ height 53 mmふくよかな白ウサギを三面に描き、周りを波文様で埋め尽くす。ウサギと波とは切っても切れない取り合わせで、古伊万里の絵柄の定番である。縁には歯車の歯のような文様が描かれるが、これは墨とか蝋(ロウ)などの撥水剤で文様を筆で描いて、その上から呉須を塗る白抜き技法。墨はじきとか蝋抜きなどと呼ばれる。この猪口には大きめの窯傷(かまきず)があって、縁のとこ [続きを読む]
  • 「秩父鉱山」展をみる Chichibu Mine
  • 「車骨鉱」の標本。埼玉県立自然の博物館・特別展「秩父鉱山 〜 140種の鉱物のきらめき」より。Bournonite. Special exhibition of Chichibu Mine, Saitama Museum of Natural History, Nagatoro Town, Saitama.行こう行こうと思ってつい先延ばしにしていたが、ようやく埼玉県長瀞町の「自然の博物館」で開催中の秩父鉱山展に行った。車骨鉱は鉛、銅、アンチモンをふくむ、比較的産出がまれな硫化鉱物。秩父鉱山産の車骨鉱は国内で [続きを読む]
  • 染付 コウモリ文様 Bats
  • 江戸後期 Late Edo era口径 width 42 mm / 高さ height 53 mmこうもりは漢字で蝙蝠と書き、中国では「福」と同じ音で縁起がいい動物とされ、陶磁器のモチーフとしてよく描かれる。白抜きの丸窓に、こうもりが上下で逆向きに並んでいるさまは、コミカルでなんともかわいらしい。器はやや厚手で、文様も簡素であり、江戸後期の古伊万里の感じをよく伝えている。Bats are believed to be lucky animal in China because the Chinese p [続きを読む]
  • 苦灰石 Dolomite
  • 岩手県北上市和賀町 岩沢鉱山 Iwasawa Mine, Waga-Cho, Kitakami City, Iwate, Japan幅 width 55 mm / 重さ weight 122 g霰石(あられいし CaCO3)のカルシウムの半分がマグネシウムに置き換わって苦灰石(くかいせき CaMg(CO3)2)に変化したもの。結晶の形は霰石のそれだが、中身は苦灰石で、こういうのを霰石の仮晶という。岩沢鉱山は石膏鉱山であるが、周囲の粘土中にこのような球形の苦灰石を産した。石膏(CaSO4・2H2O)はセ [続きを読む]
  • 染付 四ツ葉文様 Four Leaves
  • 18世紀 18c口径 width 52 mm / 高さ height 64 mmなにかトランプのスペードのような形のものが4個あわさって、それが格子の中に描かれる。目の錯覚というか、格子の交点を中心にしてアサガオの葉っぱみたいなのが4個ひろがっているようにも見えて、ふしぎな感覚になる。20世紀の北欧陶磁器だと言われてもなんらおかしくない、18世紀古伊万里のモダンデザインである。It looks that four spades gather in a grid, or four leaves [続きを読む]
  • 染付 若葉縦縞文様 Leaves and Stripes
  • 18世紀 18c口径 width 53 mm / 高さ height 60 mm上に伸びる植物の葉のような文様が正面と向こう側に2ヶ所、シンプルな縦縞が左右に2ヶ所あり、さらに葉の両脇に渦巻きを縦にいくつも並べた文様が、縦縞の両脇に花びらのようなものを縦に並べた文様がそれぞれ描かれる。ことばにするとわけがわからないが、躍動感があって、モダンな印象を与える、18世紀古伊万里の新感覚デザインである。見込みには五弁花。There are two patter [続きを読む]
  • ヌケガラ状石英 Quartz pseudomorph
  • 秋田県鹿角市 尾去沢鉱山Osarizawa Mine, Kazuno City, Akita, Japan幅 width 70 mm / 重さ weight 70 g重晶石の表面に石英が結晶して、その後、重晶石が溶けて流れ去ったもの。重晶石があったと思われる板状の空洞がいくつか確認できる。負の仮晶(かしょう)といわれるもので、通称「ぬけがら」と呼ばれる。微細な黄銅鉱もともなっており、さらにそれが変質して、緑青がふいたようになっている。白と緑のコントラストがきれいで [続きを読む]
  • 初売り
  • 今年は戌年。東京・白山にある鉱物標本店の初売りにでかけた。中学生が祖父といっしょに来店して、鉱物をいっぱい買ってもらっていた。まさにお年玉。なんか聞いたことない鉱物の名前がちらっと見えたので、相当の鉱物マニアと察した。将来が楽しみである。店主もそれを見初めてか、鉱物の専門書をプレゼントしていた。あと10万円以上する三角式黄銅鉱の標本をご購入されたおじさまがいらっしゃって、うらやましかった。本日の「戦 [続きを読む]
  • お正月は秋田
  • JR男鹿線・キハ40 実家のある秋田にあわただしく帰省。男鹿線のディーゼルカーのエンジンがちょっと聞いたことないような音を立てていた。国鉄時代の車両だから、ガタがきているのか…?なまはげもだいぶ全国区になってきたけど、やっぱり怖いからくまモンみたいなゆるキャラみたくはなれないのかな。東北新幹線にのったらホヤ。秋田の酒ともよくあいます。 [続きを読む]
  • 染付 馬の図 Horces
  • 江戸中期 Mid-Edo era口径 width 48 mm / 高さ height 52 mm3頭の馬が柳の木のそばで思い思いにあそんでいる。いきいきとした、じょうずな馬の絵だ。職人の腕がさえている。縁の文様は七宝繋(しっぽうつなぎ)。Three horses are enjoying themselves under willow trees. Very skillful drawing. [続きを読む]
  • 昔の地図帳
  • 復刻版地図帳・中学校社会科地図・昭和48年版・帝国書院(平成28年初版第二刷)古書のまち、東京・神保町では、例年10月末〜11月はじめにかけて、古本まつりがひらかれる。古本だけでなく、新しい本も、多少訳アリ品など、市価より安く本が買える。そこで手に入れた。昭和48年、わたしの身長がまだ1m以下だった頃の、中学校の地図帳。たとえば東北のページをひらくと・・・ときは高度成長期。いわゆる全総、新全総など、国土の開発 [続きを読む]