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わがまま科学者の英語講座 https://bioenglish.hatenablog.com/

科学系の英語だけでなく、広く「英語」についての話題。

上級者のための「かなり高度な英語についての話題」と初級者のための「基礎的な英語の話題」を扱っています。

Dufay
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2018/01/01

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  • ダウンロード可能な英語単語帳のリスト

    無料で公開しているリストのまとめです。 高校生物用語 UVL1万語プロジェクトの2500語リスト UVL1万語プロジェクトの10000語リスト 10回分のディスコースマーカーのリストを公開しています。

  • 論文を書く時に便利なサイト集(2)

    コーパス、コロケーション関係のサイトです。 いろいろな英語辞書を一気に参考にする。 口語的なコーパス 論文向けコーパス 単語を使う時のトレンドを探る

  • 論文を書く時に便利なサイト集(1)

    論文を書く時に便利なサイトをまとめておきます。 基本的な文法チェック、スペリングチェック、文章構築のチェックの定番Grammarly。 文法をチェックしてくれるだけでなく、文章の構造や接続の仕方でもヒントになることが多いです。でもあくまで「参考」になる程度だと感じます。やたらと能動態を勧めてくるなど、米国的な英文の書き方には好き嫌いもあるかもしれません。 Trinkaは、定番Grammarlyより使われていないと思いますが、より自然な単語の使い方を示してくれることがあると感じます。したがって、Grammarlyと両方を使うのがよいと思います。ただ、指摘の適切さでは、やはりGrammarlyの方…

  • アカデミック・フレーズバンク

    以前、The Academic Phrasebank Dr John Morley というWebサイト、ブックを紹介しました。 bioenglish.hatenablog.com The Academic Phrasebank Dr John Morley Academic Phrasebank The University of Manchester 最近、この日本語訳の本が発売されています。 アカデミック・フレーズバンク そのまま使える!構文200・文例1900 (KS科学一般書) 作者:ジョン・モーリー 講談社 こういう文章というのは、コピペで使うということが多いので、コピペができる…

  • 「論文投稿しても査読が遅い」対策

    論文をジャーナルに投稿しても、査読に時間がかかり待たされる。忘れたころに査読結果が戻ってくる。そしてRebuttalを用意して、再投稿するが、またまた時間がかかる。これが何度も続いて、なかなか「Accept」されない。投稿原稿がなかなか業績にならず、研究費の申請やキャリア形成(学位が取れない。次が決まらない)に大きな影響を与える。こういうことがよくあると思います。 最近はプレプリントサーバに出して、それを研究費やキャリア形成に使うということもある程度可能にはなってきています。しかし、「論文投稿しても査読が遅い。困った。」というのはまだまだありそうです。今回はこの対策を紹介してみたいと思います。…

  • アカデミック英語を磨く

    今回は、アカデミックな英語を書くためのトレーニング本を3つ紹介します。 The Elements of Style これはあまりに定番ですので、今更紹介する必要もないと思います。 こちらが2020年版らしいです。私は中身を見ていないので、どのように違うのか、わかりません。 こちらのブログも参考にしてみてください。 Academic Writing for Graduate Students これは大学院生が文章の書き方を勉強するというトレーニング本になっています。 Taskという形で様々な問題が与えられ、それをチェックしていく、練習帳のような形式です。 ただ、「例文」というのがほとんどないので…

  • 英語の発音:優れたイヤホンを利用しよう

    当たり前ですが日常会話、議論、そして学会でのポスターの説明、口頭発表含めて、科学研究者でも英語を話すことはとても大切です。 もちろん、ネイティブのように発音する必要はないですし、世界各国から来た人がそれぞれ特徴ある発音をしていればよいと思います。ところが、私が日本語話者の英語による発表を聞いていると、聞き取りにくいことがしばしばあります。その最大の原因は、子音の弱さであると感じます。例えば、s,t,f,kなどの音が弱いために、条件が悪いととても聞き取りにくいのです。 破裂音 plosive (/p/, /t/, /k/, /b/, /d/, /g/) 、摩擦音 fricative (/f/, …

  • 査読(その3)オープンサイエンス

    「オープンサイエンス」という言葉を見かけたことがあると思います。 この言葉、研究者の立場ですと、雑誌の「オープンアクセス」を思い浮かべることが多いのです。しかし、「オープンアクセス」というのは、「オープンサイエンス」の1つの実践方法に過ぎないということを知っておくべきでしょう。「オープンサイエンス」の中には、プレプリントの運動なども含まれるわけです。 世界、そして日本の政府関係でも推進しようとしているわけですから、先進的過ぎてあやしい運動というわけではなく、これが科学の未来の姿なのです。 これには論文の「査読」をどうするのか、ということも関わってきます。プレプリント運動というのは、おそらくプレ…

  • ストーリー性と論文、そして研究

    ストーリー性を楽しむサイエンスの進め方は気をつけないと危ない。 (月田承一郎、京都大学医学部元教授、故人) 実験系の研究者の方にうかがいます。あなたは論文を書く時、どの順番で書きますか? — 山形方人(nihonGO) (@yamagatm3) August 1, 2019 流石に「議論」から書き始める人は少ないと思います。昔は、結果とともに図を作製していって、その後、イントロや議論を書いていくというやり方が多かったと思いますし、おそらくこれは昔ながらの方法を多くの人がやっているということだと思います。 ところで私の先生が最近、eLifeにこのような論文の書き方の指南のような文章を書きました。…

  • 査読(その2)各論

    査読の書き方に役立つサイトとして2つ紹介しておきます。

  • UVL10000から厳選した英単語リストUVL2500(β版1.0)を無料公開

    春です。大学や大学院に新しく入学された方も多いと思います。たまたまvocabulary.comで春の単語リスト(20単語)を見かけました。UVL10000には、こんな単語もほとんど網羅されているはずです。 さて、今回は、UVL10000の中から4分の1ほどの単語(約2500語)を厳選したUVL2500を公開します。GREなどに必要とされる複数の単語リストをまとめたものです。日本語訳語付きです。おそらく日本で市販されている上級という単語リストより難しいという印象を受けると思います。 こちらからダウンロード。

  • 究極の英単語リストUVL10000(β版2.0)を無料公開(その2)

    究極の英単語リストUVL10000 β版2.0 (UVL10K-2019-2)を公開します。 (UVL10000作製の趣旨は、(その1)を参考) 究極の英単語リストUVL10000(β版)を無料公開(その1) 今回のβ版2.0では日本語訳語を付けました。また、β版1.0で見つけた間違いなどを多数修正しました。また、一部の単語を除去するとともに、新たな単語を多数加えました。その結果、現在、10000語ではなく、300単語ほど超過しています。 今後、β版を更に改善していく予定です。特に注意していく点は、 1) 現代英語で使われる単語だけでなく、米国や英国で使われる「古い単語」、古い社会のなかで使わ…

  • 究極の英単語リストUVL10000(β版)を無料公開(その1)

    私は、日本の英語教育で欠けているのは、英語そのものを学ぶことではなく、英語で様々な知識を得ることができるようになるという観点だと思っています。Wikipediaの項目数では、英語は日本語の5倍の項目があります。それぞれの項目も10倍くらいの内容があるものが多い。英語で得られる情報量は日本語で得られる情報量の100倍とか、1000倍くらいありそうな感覚を私は持っています。自然科学の論文などは英語でしか存在しないのが基本です。 英語では、例えばインドの情報も日本語では比べ物にならないくらいの量存在しています。つまり、日本語だけで情報を得ている人というのは、この地球にある人類が持つ知識の1000分の…

  • 査読(その1)総論

    最初に、このブログ中のリンクを少し追加しましたのでお知らせしておきます。 ------------------- さて、今回から「査読」について考えてみます。 まず、300年ほど前からあるという査読というのは、人類の科学研究の歴史から見ると、そんなに長い文化ではないということです。特に、ブランド科学雑誌やインパクトファクターが高いハイプロファイル雑誌なるものが出現してきて、査読によって、科学研究それぞれに価値を付けて、研究の「評価」が積極的に行われるようになったというのは、たかだか50-100年とかそんな期間でしょう。ですから、科学研究史を考えると、査読に依存して掲載雑誌が決まり、研究者が掲載…

  • プレゼンテーション(その4)スタンフォード・マコーネル方式3

    スライドによるプレゼンテーションの方法を、具体的に指南するスタンフォード大学のマコーネル教授の「Designing effective scientific presentations」。 最後です。 まとめると、 スライドのフォントからレイアウトまで、聴衆のことを考える。 スライド、そしてプレゼンの情報量は「少ないほどよい」。 最小限の情報で、一番言いたいことを伝える。それが聴衆の頭に残る。 Big pictureを示し、必要最小限の背景知識、最後は冒頭のBig pictureに答える。 聴衆が集中できる時間帯に注意する。 とにかくたくさん練習する。そのうちに、練習は不要になってくる。 とい…

  • プレゼンテーション(その3)スタンフォード・マコーネル方式2

    スライドによるプレゼンテーションの方法を、具体的に指南するスタンフォード大学のマコーネル教授の「Designing effective scientific presentations」。 前回の続きです。 13:51 以前は、スライドの枚数は「1枚1分ルール」が基本だった。 ただ、パワーポイントの時代になって、このルールは変わってきている。 むしろ実際に練習してみるのがよい。 私の体験談です。かなり昔ですが、化学浸透圧説を提唱したピーター・ミッチェル氏(1978年ノーベル化学賞、英国人)の1時間くらいの講演を聞いたことがありました。1時間の間に、わずか2,3枚のスライドを使っただけでした。話…

  • プレゼンテーション(その2)スタンフォード・マコーネル方式1

    前回は、ハーバード大学ジェフ・リクトマン教授の「プレゼンのおきて」でした。これは、「気を散らさないように」「単純に」といった大まかな精神論みたいなものを説いたものでした。 今回から、スタンフォード大学のスー・マコーネル教授の「Designing effective scientific presentations(効果的な科学プレゼンテーションをデザインする)」というiBiologyで公開されているビデオの内容について考えてみたいと思います。マコーネル教授というと、大脳皮質発生の研究に興味ある方ならお馴染みだと思いますが、有名な神経発生学者です。 Susan McConnell - Wikip…

  • プレゼンテーション(その1)プレゼンのおきて

    今回から、研究者のプレゼンテーションの方法についての話題です。この手のものは、日本語の成書も多数売られています。ただ、その多くがプレゼンテーションの本場ともいえる米国で毎日のようにセミナーなどを豊富に聞いたという著者によるものではなく、日本的な環境の中で日本人好みの発想で想像して執筆したという類のものが大多数を占めているような印象を受けます。 プレゼンテーションが大切か、あるいはプレゼンテーション重視というのは多くの米国人が潜在的に持っているレイシズムを正当化するものであるという、そういう議論もあるわけですが、今回は、プレゼンテーションは大切だという立場で書きます。 最近もluckprepop…

  • ディスコースマーカー(その10)場所、位置

    対比の最後は、場所と位置。このシリーズは今回で最後です。 場所や位置の関係を対比するというのは、日常生活では常にありますが、論文でも写真などにある構造の場所や位置というのを対比するという場合にしばしば使います。 これまでの10回分のリストを一つのxlsxファイルにまとめました。 以下からダウンロードできます。1ヶ月くらいはダウンロード可能ですが、その後は忘れて、消去してしまうかもしれません。 discourseMYsummary.xlsx - Google ドライブ 対比(場所, 位置) above across across the hall adjacent adjacnet to ahe…

  • ディスコースマーカー(その9)時、順番

    対比の3回目は、時、順番です。 時間とは幻想である 2018年5月初旬の新刊書Carlo Rovelli の「The Order of Time」という本が話題になっています。これまでもしばしば主張されてきたことですが、「時間とは幻想である」。 Nature誌の書評から。 というわけで、時間という幻想をどう表現するか、ということなのでしょうか。 対比(時, 順番) a minute late a minute later after after a long time after a short time after a while afterward afterwards as long a…

  • ディスコースマーカー(その8)違い

    今回は、「違い」の表現。 文章や論文を書く時は、何かを較べて、違うということを示す作業が大切です。米国の大学では、学生のレポートや論文書きなどを支援する専門のスタッフを配したWriting centerみたいなものが非常に充実しています。こんな教育を受ければ、論文もうまく沢山書けるようになるでしょう。そんなサイトから。。 Comparing and Contrasting https://writingcenter.unc.edu/tips-and-tools/comparing-and-contrasting/ このUNCのサイトは、以前も紹介したPurdue大学のサイトとともに有用な情報を…

  • ディスコースマーカー(その7)同一、類似

    このシリーズ、次は「対比」です。以下の4回分の内容があります。 1.対比(同一、類似) 2.対比(違い) 3.対比(時, 順番) 4.対比(場所, 位置) 今回は、同一、類似。同一は同じということ。 一方、類似というのは、似ている、ほぼ同じということなのでしょうが、「違う」ということが含まれているということが大切です。 対比(同一、類似) along the same lines as well as as with by the same token coincident comparable comparatively compare to compare with congruent c…

  • ディスコースマーカー(その6)結論

    追加、例示、強調、順接、逆接と考えてみましたが、今週は、「結論、まとめ」です。結論というのは、文章の最後や、最後のパラグラフの最初に使うようなものが典型でしょうか。 ところで結論というのも考え出すと、そんな単純なものではありません。 こういうものを本格的に考えるのが、論理学になるわけですが、超入門、娯楽として、NHK高校講座で「ロンリのちから」という講座を紹介しておきたいと思います(ビデオ、それからのスクリプトとも興味深い)。 NHK高校講座 ロンリのちから(目次) 表面的に英語は流ちょうに話したりできるのに、こういう部分が弱い人も多いです。 あまり難しいことは考えずに。。 Last bu…

  • ディスコースマーカー(その5)逆接

    前回は順接でしたが、今回は、but, however, althoughなどの「逆接」です。逆接とは、前と後が逆の関係にあったり、前の内容から予想されることをくつがえす、というような論理の接続です。 ここで確認しておきたいのは、逆接というのは、しばしば主張の強調であるということです。つまり、本当に言いたいことは、逆接でひっくり返った後にあるということです。この方法を使うことで、主張を強調することができる。例えば、 眠たい。でも頑張る。 ここで言いたいのは、「頑張る」ということです。眠たいということがあるので、本当ならベッドに行くところなのに、そうしないで「頑張る」ということが強調されています。…

  • ディスコースマーカー(その4)順接

    追加、例示、強調と考えてみましたが、今週は、「順接」です。順接というのは、文や句の前後が、理由、目的、原因などの順当な関係になっている論理です。簡単なものでは、「〜について」「〜に関して」という言い回しも含まれます。 理由と目的はしばしば分離できません。例えば、ある実験をやる理由、ある実験をやる目的というのは、同じでしょう。 順接は、ディスコースマーカー(その1)の「追加」とも共通していますが、理由、目的といった、より積極的な論理関係が存在します。反対の論理は、「逆接」(but, howeverなど)ですが、これは次回。 順接 because since so therefore thus c…

  • ディスコースマーカー(その3)強調

    今回も簡単なディスコースマーカーで「強調」です。 「とりわけ」「重要なことは」などという言い方ですが、そのものを強調するやり方と、比較して間接的に強調するというやり方があると思います。 bizacademy.nikkei.co.jp 強調 especially particularily significantly in particular more importantly most importantly above all actually admittedly after all all the same apparently as a matter of fact as has be…

  • ディスコースマーカー(その2)例示

    今回も簡単なディスコースマーカー。for exampleに代表される 「例示」です。 例示とは、「例えば」「〜のような」ということなのだと思います。でも、考えてみると結構深いです。例えば、日本語で、 「コーヒーでも飲みませんか?」 と言いますが、この「でも」の使い方も例示であるわけです。つまり、いろいろな可能性があるなかで、「コーヒー」という例をあげている。ここでは、飲みませんか?が本当に言いたいことで、結果として、飲み物が「紅茶」「緑茶」になったとしてもよいわけです。こういうことを考えながら、以下の言い回しを味わってみてください。 例示 for example such as for ins…

  • ディスコースマーカー(その1)追加

    ディスコースマーカー(談話標識)は、文脈の流れや構造、文と文との論理関係を表す単語や句です。簡単に言えば、つなぎや論理の言い回しです。論理の展開が大切な論文執筆では、非常に重要であるのは明らかです。 Discourse marker - Wikipedia 高校レベルの初級の英語学習でも、速読のためのパラグラフリーディングの方法として、ディスコースマーカーを利用することがあります。これを読むだけでなく、論文を書くため、発表するために積極的に使いこなすというのが、今回からの「ディスコースマーカー」シリーズです。 つなぎの言い回しですから、英語でもLinking, Joining, Connect…

  • 論文を書く(その4)

    今回は、バイオ基礎系を中心に、いろいろな雑誌に掲載されていた論文の書き方の案内みたいなものをまとめてみました。今まで、こういうものをまとめてみたことはなかったのですが、結局、既に紹介した「The Science of Scientific Writing」 とStrunk-White 「The Elements of Style」の影響というのが大きいように感じました。それとともに、こういう記事というのは、臨床系ですと非常に多いということにも気づきました。必要性が高いということなのかもしれません。 (1) Teaching How to Prepare a Manuscript by Mean…

  • 論文を書く(その3)

    今回は、自然科学分野の学術論文を書くという点では、直接役立つというわけではないが、何かの参考になるかもという「Caltech Rules カリフォルニア工科大・ルール」について。 CALTECH RULES FOR WRITING PAPERS HOW TO STRUCTURE YOUR PAPER AND WRITE AN INTRODUCTION Barry R. Weingast スタンフォード大学の政治学者Weingast教授が、Caltechで学んだという論文の書き方をまとめた文章です。これが、Weingast教授のサイトで、ここからこの文章を無償でダウンロードすることができます。 …

  • 論文を書く(その2)

    今回は、ハーバード大学化学教室のWhitesides教授 (1939-)の論文執筆指南の紹介です。 ジョージ・ホワイトサイズ - Wikipedia ホワイトサイズ教授に聞く: プラズマナノテクノロジー Whitesides教授のラボがあるハーバード大学の建物。 Whitesides教授の論文執筆指南は、この記事です。 Whitesides’ Group: Writing a Paper Whitesides, G.M., Advanced Materials, 2004, 16, 1375-1377. 著作権の扱いが不明ですが、”Whitesides’ Group: Writing a Pa…

  • 論文を書く(その1)

    しばらく前にネイチャー誌に「How to write a first-class paper」 という記事がでていました。既に読まれた方もいるかもしれません。 www.nature.com この記事の中でも紹介されているAngel Borjaさんによる論文の書き方の指南。 Angel BorjaさんのTwitter。

  • シソーラスとコーパス(その2)

    今回は、英語論文のための表現集の紹介です。最近、ネットで時々話題になっていますが、まとめてみました。まず、ネットで話題になっていた英国マンチェスター大学のMorley博士の作製したサイトです。 The Academic Phrasebank Dr John Morley http://www.phrasebank.manchester.ac.uk この「 The Academic Phrasebank」の内容のKindle本(日本のアマゾン)。価格が安い。 Online PhraseBookのサイト。 englishforresearch.com この本がこのサイトの情報をまとめたもの。 米国…

  • シソーラスとコーパス(その1)

    改めて言うまでもありませんが、英語論文を書くときは、同じ単語や似た言い回しを同じパラグラフの中では繰り返し使わないというのが原則です。おそらく、珍しい単語(専門用語以外)ですとパラグラフどころか、論文の中で一回使ったら2度と使わないくらいのつもりになると思います。例えば、こんな感じの文章は、みっともないということです。 It is suggested that ….。It is suggested that…。It suggests…. , suggesting that ....(一つのパラグラフ中) In addition, …. In addition, …. Additionally,…

  • 科学文章作製の科学(その3)

    わかりやすいサイエンスライティングのための「The Science of Scientific Writing」という記事についての「その3」、最終回です。 繰り返し言っているのは、文章の意味は、書き手ではなく、読み手が解釈することで決まるということです。その1とその2では、次の1から4までを説明してみました。 1)読み手の期待に応えよ文の意味は、書く人の思いではなく、読み手の解釈で決まる。文中の情報は、読み手が期待している位置にあると、うまく伝わる。こ れを念頭において、書き手は文を推敲するべきである。 2)ディスコース単位には一つの機能のみを持たせよディスコース(文、パラグラフ、セクション…

  • 科学文章作製の科学(その2)

    サイエンスライティング指南の「古典」のようにも言われる「The Science of Scientific Writing」という記事についての「その2」です。 文章の意味は、書き手ではなく、読み手が解釈することで決まる。この観点から、読み手を想定し、読み手がよりよく理解できるための文章の書き方を、「The Science of Scientific Writing」では説いています。 そして、文章の流れのなかで、読み手にとって、わかりやすく書くために、ストレス・ポジションとトピック・ポジションという2つの独特な概念を持ち出しています。 4)ストレス・ポジション Stress position…

  • 科学文章作製の科学(その1)

    日本語ですと、サイエンス系文章の作製では、「理科系の作文技術(1981年)」が昔から有名で、今年になって、その「まんが」バージョンができたようです。 さて、英語のサイエンス系の文章作製で、前回紹介したParamedicメソッドとともに有名なのが、サイエンスライティングの「古典」のようにも言われる「The Science of Scientific Writing」という記事です。 1990年にAmerican Scientistに掲載されたものですが、最近、American Scientistがテキストにして再掲載しています。良い機会ですので、3回のブログで、この記事を紹介してみたいと思います…

  • Paramedicメソッド

    日本語の文章では、よく「起承転結」というのが良い文章だとされています。ところが、英語の文章、特に米国の文章では、例えば起承転結を使う朝日新聞の天声人語なんていうのは「悪文」の典型であると判断されると聞いたことがあります。「起」として、余分な前口上は必要なし。まして、話とは無関係の「転」なんて要らない。そんなものは削ってしまえ、ということなのでしょう。 こういう米国流の文章の書き方を端的にまとめたのが、UCLAの Richard A. Lanham 名誉教授が提案した「The Paramedic Method」というものでしょう。つまり、パラメディックのように、文章をその場で治療してみるという方…

  • Harvard style citationって何?

    論文中の文献の引用の仕方については、学術雑誌によって、いろいろなスタイルがあります。よく見かけるのは、以下の2つのタイプでしょう。 一つ目は、文章中に数字で入れて、最後に番号順で示すというもの。例えば、NatureやScienceなどは、このスタイルを使っています。この数字の部分が、Superscriptになったりもします。 Sperry’s influential ‘chemoaffinity hypothesis’ (1) has commonly been viewed as implying the existence of specific adhesion molecules th…

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