Hiroshi Onishi さん プロフィール

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Hiroshi Onishiさん: アトランティスからの伝言
ハンドル名Hiroshi Onishi さん
ブログタイトルアトランティスからの伝言
ブログURLhttps://ameblo.jp/3t14159/
サイト紹介文「アトランティス大陸」と「かごめ唄」、そして現代文明と命の尊さは深い関係がありました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 21日(平均10.0回/週) - 参加 2018/01/01 18:07

Hiroshi Onishi さんのブログ記事

  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(24)
  •  「顔をあげなさい。 イフィシス・エルタ」。 新米神女は、意を決して顔をあげる。 心のうちで、自分は本当に駄目な神女だと叱責する。 予想に反し、オルノリアの顔には、今のイフィシスの想念を諫める気配はなかった。 「巌の人」は去ったらしく、灰色の優しい瞳が、前と同じく少女を見つめていた。 イフィシスは困惑ぎみに懇願した。 「お気にさわられましたら、お許しを、」。 てっきり戒められると思ったのに、オ [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(24)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 現実創造力…。不思議な言葉だ。今、目に映る世界、手で触れる物質、語り合える相手、記憶の中の様々な体験…。それら、目の前を現実として過ぎ去った事象のすべてが、自分の想念が作り出した創造物だというわけだ。その創り出された現実には、他人が同じ創造力によって作り上げた他の現実と融合し、その接点から全く新しい体験が生まれ、 [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(23)
  •  「テピュトシンは、もはやまともな人間の住むところではない。 あそこは魔族にこそ相応しい都市だ。 おおかた、サトアンの呪いにでも憑依されているのだろう」。 ツェクトラは、テピュトシン郊外に住んだことのある叔父夫婦の嘆きを、脳裏に印象深く蘇らせた。 テピュトシンでは、司法関係者が犯罪者の肩ばかり持つので、まともな市民の住む地区は、強力な自警団を結成せざるをえない。 彼らは、毎日のように襲いくる犯 [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(23)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 岡山県の真庭市役所より戸籍抄本を郵送してもらい、十数年ぶりで新たに住民登録ができました。間借りの住所とは言え、ホームレスの状態から脱することができました。この間、身分の裏付けを失った人々の不自由さ不便さや孤立感を、学び味わわせてもらいました。貴重な体験でした。 本文は今年1月6日から連載した「かごめ追記」を加筆修 [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(22)
  •  ビオサネは、生涯をかけて研究している『アトラス書』の預言と同じ内容を、眼前の巨大な存在が語っていることに愕然とした。 《神の御目は人の肉の形ばかりを見ておられるわけではないゆえ、心が怪物になった者どもは、幾ら外見は人の形をしているとても、もはや人間とはみなされぬ。 されど人の皮をかぶった怪物どもを、裁き滅ぼすのは人のわざではありえぬ。 神の懲らしめにも限度があるゆえ、その限りを越えてもなお改 [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(22)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 「かごめ唄」の追求も、ブログを書き始めて一年以上が経ちました。神社やお寺の境内から、子どもたちの賑やかな遊び声が消え薄れ、あの懐かしい歌も遊びも廃れて過去の思い出だけになろうとしています。千二百年の時の間を、幼子たちは楽しい遊びとして、現代まで伝承を続けてくれたのです。大人の世界では成し遂げえない功績を、子どもたち [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(21)
  •  パラエトンが神女の狼狽ぶりに、思わず大きな笑い声を発した。 「ほらほら、ふだん世間を狭くしているから、些細なことでうろたえる」。 「これが些細なことだというのですか」。 目をむくエリエノウに、パラエトンはあっさりと切り返した。 「そんなんじゃ、浄火会議みたいな巨悪に勝てない。 どんなに有能な法務官でも、所詮は小善人だ。 小善人では世界は救えませんよ」。 暗黒の中にいるのも忘れ、エリエノウは思 [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(21)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ?  「ラの託宣ですから、理由は私にもわかりません。 ただ、十種と八種とに分かたれたムウの宝が、再び一つに交わるときまで、地球皇家の存続の証として替わりに三種の神器を設けることにいたしました」。 ソマ・ティインは壮健な顔に、事態を受容しきれない悩みの影をつくった。 「しかし、本来、ムウにあるべき宝を、片や植民地に片や [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(20)
  •  アトラスの思念はなおも雄大な叙事詩を詠唱するように、物質宇宙の生成の言葉を継いでいった。 《光が新たな世界を欲したとき、欲すると同時に宇宙は生まれた。 光が慈愛を注ぐ世界を現したいと願った時、願うと同時に星々は生まれた。 愛すべきものを生み育てたいと、光の根源たる御方が念じた時、念じると同時に生命は生まれた。 大神が、欲し、願い、念じられた瞬間に、あらゆる星々とあらゆる生命を擁した世界が、あ [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(20)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 前回の前置きでは、シンクロニシティ―についての考えを述べてみました。もし、「アトランティス」の音声化紹介ブログと、「かごめ唄」の解読ブログとが全く別物で、両者の間に何の関係もなかったとしたら、このように二つを交互に掲載する形で続けるには無理があったでしょう。読み手の混乱を避けるためには、アトランティスとかごめ唄の [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(19)
  •  憎しみあうのも、愛しあうのも、和解するのも、宇宙の創造主の定めた縁あってのものだ。 縁ある人との間には、生まれる前からめぐり会いの予定がある。 縁なくて出会うということはないし、人と人の関わりに偶然はない。 生まれてから、互いにいかなる感情をもって関りあうかは、めぐり会った者どうしに任されている。 憎むことも愛することも、排斥することも受容することも、全ては関わる者どうしに一任されているのだ [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(19)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? スピリチュアルな世界に興味のある方々は、よくシンクロニシティという言葉を用いられます。日本語に直せば「共時性」とか「同時性」となりますが、カール・ユングの唱えたその理論については、私には難解すぎてよくわかりません。大自然の摂理というものは、難しい理論を理解して初めて体感できるものとは限らず、ごく平凡な日常を過ごす [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(18)
  •  「ついでに言っておくがね、人類という存在は地球人だけじゃない。 太陽系の全ての惑星と主要な衛星に、もう三億年以上も前から、ちゃんと高度な文明を持った人類が住んでいる。 それに、どこの星の人類も、みんな我々と似たり寄ったりの姿形をしているもんなんだ。 それが造物主である神様の御意志というものさ。 あほな学者たちだけが、たかだか数百万年やそこいらで、猿から人類が進化したなんて考えている。 連中は [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(18)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 歌であれ言葉であれ、絵画であれ機械であれ、物事を創造することは喜びと高揚感の源泉です。心から湧き上がる興奮と期待感、その作品が世に現れて人々に感動と生きがいを与えてゆく楽しみ。物にしろ芸術にしろ、それら人類の財産を生み出し広めてゆく活動は、創造性という、人々の豊かな想像力と直観力によって具体化されてゆきます。「か [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(17)
  •  「そなた、悪しき霊は見えたか」。 緊張し切った顔で神官長を見上げ、イフィシスは無言で首を横に振った。 神女候補生として、肉眼には見えない霊的存在を見る霊視の能力は不可欠だ。 イフィシスのような未熟な霊視者の場合、見えるものによって心理状態が把握できる。 悪霊や、程度の低い霊たちは、人の心の中にある欲望や我意の匂いをかぎつけ、瞬時にして寄りついてくる。 霊視者の我欲が強ければ強いほど、見える霊 [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(17)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 幼い時に神話を聞かされなかった民族は、必ず滅亡すると言われます。団塊の世代と言われた私も、家でも学校でも日本神話を教えられたことはなく、何も知らないまま二十代を迎えてしまった記憶があります。敗戦国の国民ですから、戦勝国のアメリカが戦後の日本史を造る立場の教育を受けたので当然と言えば当然でした。私たちは「終戦後」と [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(16)
  •  「彼らを、ここまで増長させた者たちが、いったい誰なのか。 それを考えるべきではないかね。 彼らは悪だが、悪は悪だけで独立して永く存在することはできないのだ。 悪を必要とし、悪の力に頼る者たちがいなければ、悪はこの世に存在しえない」。 「でも、それでは…」。 返答のしようを失ったエリエノウは、自分の思案と言葉が足らないことに気づき、思わず頬を赤らめた。 パラエトンは、足下の太陽系の波紋の図を顎 [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(16)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 当時の自分にとっては、単なる興味本位や気まぐれだったことも、十年二十年と経って振り返ると、その時にしかできなかった必然の行為だったことに気付けたりします。人間は歳をとると視力も聴力も、足腰の筋力も、以前と同じ若さを保つのは不可能です。他人の三倍仕事ができたのも、基本的には気力に呼応する豊かな体力が備わっていたから [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(15)
  •  母神の力がもたらす奇跡は、時間をさかのぼる霊の働きとなって現れた。 人知では理解不能な現象だった。 未来の時制にあるはずのイフィシスが、過去に属するランソロの行動に干渉しうるのである。 未来人の意識が、過去の人間の行動に、物理的な影響を与えることができるという事実は、文字通り驚異と呼ぶほかはなかった。 姫神が恋人から離れたとたん、間髪をおかずに、灼熱兵の発した不吉な輝きの超熱線が閃いた。 遠 [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(15)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 「かごめ唄」が、歳差運動と十二星座に関係することを決定づける語句がある。それが「夜明けの晩」だ。謎じみた言葉だが、星の観察に明け暮れた古代の神官たちは、それが重要な日課だった。一年の季節には、二つの分点と二つの至点からなる、計四つの分至点が存在する。春分、夏至、秋分、冬至の四点だ。いつとも知れぬ悠久の太古から、そ [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(14)
  •  老婆は杖で体を支えて微笑し、ランソロに向かって励ましを込めて力説した。 「まだ十代やそこらで、自分を駄目だなどと片づけなさるなよ。 可能性と期待は若者の特権じゃぞい。 体力も気力もあるのじゃから、目標さえ見つかればしゃにむにやれるものじゃよ。 誰にでも、持って生まれた人生の使命や役割があるのじゃから、目的や目標が見つからなければ捜すのじゃぞい。 一生懸命、ひたむきに捜すのじゃぞい。 頂上のわ [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(14)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 極東の弧状列島、その一つの島の山頂付近に「契約のアーク」と、それが納められていた至聖所内壁を飾るおびただしい金塊が隠されていると知られたら、この国は百年前に滅亡していたことだろう。幸いそうならなかったのは、国民のすべてが「至宝」の存在を知らず、たとえそのような噂を耳にしても信じる人は皆無だったからと言えよう。現代 [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(13)
  •  「民を見捨てたわけではない。 偉大なる神官王、ラ・ムウの系譜の王統は、いまヤマ・トと呼ばれる地にいる。 ムウ帝国にとってヤマ・トの地は、あなた方にとってのケオムという地に該当するかも知れない。 古くからの植民地だ。 ヤマ・トには心の穢れた者に触れさせてはならない聖地がある。 イハの一族が、その地を狙っているため、正統なるアヤ・スメラチの王族が守らなければならないのだ。 ラ・ムウの霊の系譜にあ [続きを読む]
  • 弘法大師空海からの伝言(13)
  • かごめかごめ籠の中の鳥はいついつ出やる夜明けの晩に鶴と亀が滑った後ろの正面だあれ? 「鶴と亀が滑った」の暗号を、年内に広く伝えることはできなかった。やはり、一般的な知識の枠内に、「歳差運動」とか「黄道十二宮」といった、科学と天文学に裏打ちされた認識は存在しないようだ。太陽系第三惑星「地球」の首振り運動「歳差」については、単なる偶然、自転に伴う揺れ、自然な物理的現象、といった理解で済まされているよう [続きを読む]
  • 振り向けば獅子座の墓碑銘(12)
  •  第一、過去世が喜びや幸福ばかりだったら、なんでいちいち転生するたびに、前世の記憶を忘れて消す必要がある」。 エリエノウは、労りをまじえた黒人青年の言葉に、血が出るほどに唇を噛んだ。 息を飲む神女の美貌が、今は、不思議な少女の純粋さを帯びて、翡翠の瞳を底深い悲しみに翳らせていた。 彼女は激しくかぶりを振った。 「わたくしはいや。 こんな過去世は認められない。 いやです」。 パラエトンは、一挙に [続きを読む]