LALA さん プロフィール

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LALAさん: LALALA
ハンドル名LALA さん
ブログタイトルLALALA
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/tukatuku123/
サイト紹介文つかつくサイトです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供36回 / 46日(平均5.5回/週) - 参加 2018/01/08 13:31

LALA さんのブログ記事

  • Chemistry26
  • つくしは、腹に力を入れ、ピンと背筋を伸ばして歩く。タッ タッ タッ タッぺったんこのスニーカーで、地面をしっかりと捉え、力まず足を踏み出すと、体は自然と前へ前へと進んだ。魅せるモデル歩きでは無く、『実』に沿った無駄のない動きは、武道にも通じる美しさがある。決して派手ではない。だが、目を惹く。そんな彼女が、いつも通り研究室へと続く通路を、脇道にそれる事なく突き進んでいく姿を、遠巻きに見る学生達が [続きを読む]
  • Chemistry25
  • トントン司が、つくしの部屋の戸を叩いた。アパートの二階に灯る明かりを目指し、はやる気持ちを抑えられず、細い路地を駆けて来た。昨日の雪は、両脇に除雪されており、誰が指示したかなど聞くにも呼ばない。世界中の企業家達が、アポイントをとれずに苦悩するビジネス界の皇帝。そんな彼が、一人の女の為に、白い息を吐き、額に汗をかいている。「はぁはぁはぁ」整わぬ呼吸。司は、もう一度、拳を握りしめて、ドアを叩いた。トン [続きを読む]
  • チビつかつく『甘くないけど、甘いチョコのお話』VD編
  • 甘い甘い甘い香りそれは、司の胸を悪くする。吐きそうな顔をする司の背中を、つくしが必死に撫でた。ヒーヒーフーヒーヒーフーラマーズ法か!と突っ込みたいが、司にもそんな知識はない。「つくしぃ〜〜」情け無い声を上げて、司は、つくしの膝枕に顔を埋めた。部屋中に、カラフルな小箱が段ボールに入れられ、所狭しと置かれている。手渡しでは受け取ってもらえないと思ったのか、幼稚園の年少、年中、年長組のちびっ子レディース [続きを読む]
  • Chemistry24
  • 音も無く走るリムジン。車窓を、街灯の明かりが、流れ星のように横切っていく。クースーピー小さな寝息を立てながら、司に寄り掛かって、つくしは深い眠りに落ちていた。司も又、つくしの頭に頬を乗せて、目を閉じている。司の左手とつくしの右手は、繋がれたまま。美味しい夢でも見ているのか、つくしの口は、ムニャムニャと何かを咀嚼するように動いている。司は、離れがたくて、このまま、屋敷に連れて帰ろうかとも思った。でも [続きを読む]
  • Chemistry23
  • 「ごちそうさまでした」向かい合い、オムライスを食べ終わった後、つくしは、手を合わせて頭を下げた。それを見て、司も、同じように合掌して頭を下げた。まるで、母親を真似る子供のように。つくしは、言いようのない愛しさが生まれるのを感じた。いただきます。ごちそうさま。つくしの家では、日々繰り返されてきた感謝の言葉。司にとっては、殆ど口にしたことのない言葉。今、彼は、ぎこちないながらも、つくしに、『ありがとう [続きを読む]
  • Chemistry22
  • 明け方の五時。二十二年前の一月三十一日。「おかえりなさいませ」タマが、玄関で道明寺柾を出迎えた。「お前は、いったい、いつ寝ているんだ?」「妖怪ですので、お気になさらず」静かに頭を下げるタマを、柾が笑いをこらえた表情で見下ろす。「お前が言うと、冗談に聞こえないな」長年道明寺家に使える女は、年を取るほどに元気になるような気がした。それは、椿や司という、幼い子供達の存在も大きく関わるのかもしれない。自分 [続きを読む]
  • Chemistry21
  • カランコロンカランコロン『名も無き喫茶店』のカウベルが、待ちわびた客の為に身を震わせた。午後八時半。「いらっしゃいませ」和かに出迎える看板娘の笑顔に、客の頬も自然と緩む。ここに来るまで、大変な一日だった。通常ではあり得ない、午前九時の出社に、午後八時の退社。それを可能にする為に、西田が詰め込んだ仕事の量は殺人的で、流石の司でさえ死ぬと思った。しかも、前日は、徹夜。彼の目は、落ちくぼみ、眠気と戦って [続きを読む]
  • Chemistry20
  • 『晩御飯は、いつもの喫茶店で』午後三時、つくしからのメールに、司は、ドンと机を叩き、青筋を立てた。「テメーは、どーやってそこまで行くんだよ!」スマホに向かって怒鳴っても、返事が返って来るわけではない。現在は、交通網も復旧し始めているとはいえ、まだ、混乱は続いている。使えるかどうかは別としても、今のつくしは、自転車すら持っていない。司は、アドレスから、つくしの名前を呼び出した。トゥルルルルトゥルルル [続きを読む]
  • Chemistry19
  • ザクッザクッザクッザクッ『牧野つくし』歪な字で名前の書かれた白い古びたゴム長靴が、雪道に楕円形の跡をつけていく。足の先は、完全に体温を無くし、痺れすら感じていた。ここは、まだ、ボロアパートから二十メートルしか離れていない場所。総距離の五百分の一にしかならない。目の前には、やっと見えてきた表通り。しかし、車の通りは無く、シンと静まり返っている。「へへへ、結構、辛いかも」迫り来る冷気に首をすくめ、つく [続きを読む]
  • Chemistry18
  • シューシューシュー熱せられた水が、水蒸気へと変わり、部屋の窓を白くした。雪は止み、太陽の日差しが、降り積もった雪を、しっとりと溶かし始めている。週に一度のお休み。マスターは、自分の為だけに、コーヒーを淹れていた。用意したのは、コスタリカの農場で育てられた豆をフレンチローストしたもの。苦味の中にある程よい甘みと、長く続く余韻が特徴だ。ガリガリガリコーヒーミルのハンドルを回すマスターの横顔は、楽しげだ [続きを読む]
  • チビつかつく『目に見えなくても、それは愛』司BD
  • 「今日は、皆様、我が息子、司の為にお集まり頂き、ありがとうございます」滅多に会わない父親が、嬉々として、来客に礼を述べている。母親は、その横で、婉然と微笑んでいた。司は、一人、一つ上がった壇上で、見世物のように座らされている。まだ、三歳の司には、苦痛でしかない。盛大に行われる司の誕生日パーティーは、両親にとっても、招待客にとっても、ビジネスの場。顔を繋ぎ、縁を繋ぎ、今後の仕事を円滑に進めるための道 [続きを読む]
  • LALA、いきまーす!(アムロ風)
  • こんにちは、年代バレバレの登場、LALAです。あ、アムロは、奈美恵様じゃないよ?ハッピーバースデー、司様!お祝い作品が次々とアップされ、自分まで、プレゼントを頂いている気分です。今日だけで、全部読み切れるかしら。嬉しい悲鳴です。いつも、コメントを下さる皆様、本当に、ありがとうございます!玉子焼きにも、本当に、色々ありますね。関西だし巻き、興味津々です。お正月定番の伊達巻も美味しいですよね。カニさんウイ [続きを読む]
  • Chemistry17(司BD)
  • 司とつくしは、コタツに向かい合わせで座り、マグカップでココアを飲んだ。司は、その甘ったるさに、ひと舐めして、飲むのを止めた。代わりにカップを手で包み込み、冷えた指先を温める。フーフーフーつくしは、口を尖らせ、ココアを冷ましながら、少しずつ飲んでいた。湯気の向こう、つくしの頬に血色が戻ったのを見て、司もホッと胸を撫で下ろした。「さっきのアレ、いつもなのか?」「・・・いえ、久しぶりで、ビックリしました [続きを読む]
  • Chemistry16
  • つくしは、司に連れられ、マンションへと足を踏み入れた。ここに来るまで、結局一言も言葉を交わしていない。手を繋がれ、引きずられるようにヨタヨタと歩きながら、つくしは、司の手の温かさばかり気になっていた。「悪い。徹夜明けなんだ。シャワー浴びてきて良いか?」「あ、はい。じゃ、その間に朝食作っちゃいますね」努めて明るく答えるつくしに、司は、逆に不安を煽られる。手を離したものの、その場を去り難く、一歩が出な [続きを読む]
  • Chemistry15
  • 『今日は、ありがとな』「あんなので、良かったですか?」『あぁ、最高だ。タコみたいなのも、なかなか興味深い味だった』「それって、微妙な褒め方」クスクス笑う声が、互いの耳を擽る。今は、夜の10時。つくしは、銭湯帰りで、高校時代の体操服に綿入れを着ていた。『晩御飯も、さっき食べた』「遅いですね」『喰えただけ、マシだろ?』コロンと布団に転がりながら、つくしは、目を閉じた。司の低く魅惑的な声が、心地いい。ふゎ [続きを読む]
  • Chemistry14
  • つくしから預かったランチを、タマが持ってきた。道明寺ホールディングス日本支社社長室へと続く、ノンストップのエレベーターに乗って。21......22.....23......24......25階で、ドアは、音もなく開いた。「坊っちゃん、その締まりのない顔は、どうにかなりませんかね」タマは、目の前に立つ男に、呆れ顔だ。「早く寄越せ」司は、タマ訪問の連絡を受けてから、ずっとここでウロウロしていた。西田、以下四名の社長専属秘書も、上 [続きを読む]
  • Chemistry13
  • ふーーーーーーーーぅ??ほーーーーーーーーぉ??へーーーーーーーーぇ→つくしの口からは、溜息とも感嘆とも評し難いハ行が発せられる。いつも見上げるビル群が、ずーっと下に見えた。人間など、ゴマ粒みたいで、表情など目視できない。行き交う車は、ミニカーか?別次元に引き込まれたつくしは、今、自分が置かれた状況を理解出来ずにいた。「どうしたんだい?」「いやー、司さんて、お金持ちなんですねー」「どうした。嫌なの [続きを読む]
  • Chemistry12
  • 「分かりました。作ります。だから、ちゃんと食べてください」思わぬ答えに、司は、耳を疑う。「本気か?」「はい」「毎日だぞ?」「何か問題でも?」つくしに見つめられ、司は、息が止まった。「好き嫌いは、許しませんから」フワッと笑うつくしが、世界で一番可愛く見えた。自分が信じられず、司は、目を擦った。しかし、何度見ても、どの角度から見ても可愛い。司の胸の鼓動が、激しく打ち始めた。『俺は、病気か?』胸を抑える [続きを読む]
  • Chemistry11
  • 「すみません。本当に、すみません」つくしは、ペコペコと女性陣に頭を下げながら、司をいつもの席に通した。「私のミスなんです。今回だけは、見逃してあげてください」つくしが、あまりにも謝り続けるものだから、つい、司も、彼女の横でチョコンと頭を下げた。先程ドアを蹴破ろうとしていた男とは思えない従順さ。それを見た奥様方は、不満げではあるが、何も言わなかった。「司さん、ちょっとだけ、待っててください」つくし、 [続きを読む]
  • Chemistry10
  • 司が、『名も無き喫茶店』に通い出してから五日目の朝。彼は、ある事に苦悩していた。ぐーーーーーーーーっ起き抜けから、空腹を知らせる腹の虫が収まらない。昨日の朝、つくしのモーニングを食べてから、彼は何も食べていなかった。昼食も、夕食も、無論、用意はされていたが、全く手を付けず、今に至る。「あの女、俺を殺す気か?」この頃になると、流石の司も気付いていた。手を替え品を替え供されるつくしのモーニング。その美 [続きを読む]
  • お詫び&回答&感謝
  • こんばんは、LALAです。先ずは、お詫びを。Chemistryの第2話が抜けているのではないかと教えてくださった方。ありがとうございました。確認した所、抜けではなく、カテゴリーの設定が第2話だけ出来ていなかったようです。現在は、修正済みですので、多分カテゴリーChemistryを選んで頂いたら、第2話も並んでいると思います。なにぶん、不慣れなもので、色々と不手際があると思います。本当に、すみませんでした。同じような疑問を [続きを読む]
  • Chemistry9
  • 牧野つくし、高校二年の冬。バイトも二年目に入り、彼女の存在は、『名も無き喫茶店』には、不可欠になっていた。身の上は、決して幸せでは無い。両親を交通事故で一度に失い、まだ中学二年の弟、進と二人暮らし。そんな悲しさを微塵も見せず、登校前に精一杯働くつくしの姿を、皆、温かく見守っていた。道明寺柾(まさき)もその一人。マスターの思いを汲んで二ヶ月だけ雇用を許したが、その二ヶ月が過ぎれば、今度は自分が『辞め [続きを読む]
  • Chemistry8
  • 三十年前。『名も無き喫茶店』を立ち上げる為、一人の男が呼び出された。三十二歳。背は、高くもなく、低くもない。これと言った身体的特徴は見受けられないが、スーツの下に隠された体には、今までの任務で負った無数の傷が残されている。細い銀縁眼鏡を掛けた彼は、常に穏やかで柔らかな微笑みを浮かべていた。だが、その目が感情を語ることは無い。「真島君、本当に、良いんだね?」自分の上司であり、道明寺家の総帥でもある道 [続きを読む]
  • チビつかつく『辛い時こそ、傍に居て』
  • 「ぼっちゃま、いけません!」「うっせー、タマ、どけ!」使用人部屋へと続く廊下で、タマと司が押し問答をしている。「つくしをむかえにいくんだ!」「つくしは、今、風邪をひいてると何度言えば分かるんですか!」インフルでは無かったものの、三十八度を超える熱は、二歳の小さな体には大ダメージだ。「つくし、くるしくて、ないてるかもしんねーだろ!おれが、ついててやらないと、ふあんで、ねれねーかもしんねーだろ!」「寝 [続きを読む]
  • 座右の銘
  • こんにちは、LALAです。いつも、感想、拍手、ブログ村での 、ありがとうございます?前回のChemistry7、楽しんで頂けたでしょうか?頂いたコメントを読ませて頂いていて、もう少し「つくしがあの喫茶店に来た経緯」を書き足したいなぁと思いました。なので、今日のChemistryのアップはありません。ごめんなさい。でも、代わりに、チビつかつく物語、続編を夕方に上げさせて頂きます!読んでいただけると嬉しいです?こちら [続きを読む]