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いい日旅立ち https://blog.goo.ne.jp/p36b6st89q

平凡な大学教師の日々の感想をつづったブログです。お暇なときにご覧ください。世の中で起こることこうして

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2018/01/23

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  • いっさいの死

    いっさいの死は批評すること勿れ傷ましともまして無責任とも「風位」永田和宏いっさいの死

  • 詩 ある墓碑銘

    ある墓碑銘一生を棒に振りし男ここに眠る。彼は無価値に生きたり。彼は唯人生に遍満する不可視の理法に貫かれて生きたり。彼は、常に自己の形骸を放下せり。彼は詩を作りたれど詩歌の城を認めず。彼の造形芸術は木材と岩石との構造にまで還元せり彼は人間の卑小性を怒り、その根元を価値観に帰せりかかるがゆえに彼は無価値に生きたり。一生を棒にふりし男ここに眠る。詩ある墓碑銘

  • 詩 風景

    風景いちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはなかすかなるむぎぶえいちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはなひばりのおしゃべりいちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはないちめんのなのはなやめるはひるのつきいちめんのなのはな詩風景

  • 詩 郷愁

    郷愁蝶のような私の郷愁!……蝶はいくつかの垣を超え、午後の街角に海を見る……。わたしは壁に海を聴く……。私は本を閉じる。私は壁に凭れる。隣の部屋で2時が打つ。「海、遠い海よ!と私は紙にしたためる。-----海よ、僕らの使う文字では、お前の中に母がいる。そして母よ、フランス人の言葉ではあなたの中に海がある。」詩郷愁

  • 詩 我が友よ

    我が友よ独立せるわが友、淋しいであろう。だが耐えてくれ!そうしてあわよくばそうしてあわよくば笑ってくれ。勝利者の笑いを!立っていてくれ、しかし立てないならばはってくれ、ひとりで。そうして立てるときが来たら立て!わが友よ。起き上がろう、起き上がろうとする、踏みにじられた草のように。わが友よ。そうして生まれたことを、笑ってっくれ。死ぬときも、しがみつきつつも、生まれたことを呪わないでくれ、わが友よ。詩我が友よ

  • 詩 火を

    火を日常生活の内に火を。人間の心の内に火を。たえざる火を。詩火を

  • 詩 髪を洗う女

    髪を洗う女水道の水はとめどもなくあの人の金遣いに似て流れる洗い粉の手触り冷たく返した人の後ろ姿がなぜかしょんぼり気にかかる風呂に漂う名も知らぬほのかな匂いはたよりないような、あるようなついこのごろの、されば、人のそぶりかむしゃくしゃ腹に髪を洗えば髪さえ痩せて櫛もすべりぬ大河で鳴る汽船の笛がふいと消えればどうやら涙がどうやら涙がにじみ出すわが幻覚のあやしさよ浜町河岸の夏のあさ詩髪を洗う女

  • 淡く深い友情

    今日の午後、2人の知人と会った。ひとりは女性で、楽しく趣味に生きている。活躍が楽しみだ。もうひとりは男性で、思想を追求する哲学者である。趣味に生きる女性と話していると、自分の関わり方が、淡くそして深くなっているのに気づいた。自らのことは、多くを語らず、相手の話に深く耳をかたむける。淡い、表面的な交わりだが、相手の深みに触れていることを感じた。哲学者とは、お互い、手を挙げただけだが、表情から、変わらぬ深い哲学探求を続けていることが感じられた。人は、変わる。いかようにも。淡く深い友情

  • 身に突き刺さる言葉

    今日から9月だ。今は、一斉に各学校で2学期が始まるとは言えない。国の方針で、授業日を各学校に大幅に委ねているからだ。良し悪しは別として、教育の多様化が進んでいる。以前は、9月1日が「魔の日」と呼ばれた。各学校が一斉に休み明けとなり、それもあって、子どもの自殺の多い日であった。学校教育の役割も、劇的に変わった。「ひとつの教育機関」として、その存在意義を主張しなければならなくなった。が、子どもの姿が多様になっただけ、よけいに学校教育への要求水準も高まっている。身に突き刺さる言葉

  • わたし歩けば人に当たる

    夕食を終えて歩いていると、旧知の女性に会った。ちょっと、色が黒くなり、髪型が変わっていた。オリンピックのボランティアを志願しているという。結構難関で、多くの人に推薦してもらわないと、応募できないという。美容師さんだの英会話の先生だの色んな人に推薦を頼んだそうだ。5件応募したとのことなので、当たるかもしれない。わたしは、そんなにボランティアが大変だたとは知らず、もうすぐオリンピックだなあ、と漠然と機が熟したことを思っていた。「気味のボランティア姿を楽しみにしているよ」と言って、別れた。明日は、地元でボランティアだ。わたし歩けば人に当たる

  • していただくことも大切

    わたしのグループの友人から、生活上のアドバイスとプレゼントをいただいた。恐縮している。どうお返ししていいものやら、わからない。彼は、ほとんど自分のことは語らないので、見当がつかないのだ。とりあえず明日、お礼状を出す。今日も、サークルの集いがあった。今までも、後片付けを熱心にしてきたつもりだった。しかし、彼から、ささやかながら、一段責任の重い仕事を頼まれた。プレゼントをしたから、頼みやすくなったのだろう。その仕事を与えられたことは、うれしかった。これまで、仕事を頼まれることがなかっただけに、一歩、深く仲間と触れ合える予感をもった。そう、「してあげる」ことは大切だが、「していただく」ことからも恵みは生ずるのだ。肩肘張らずに、小さなことから、お手伝いしていくつもりでいる。大切なのは、感謝の心。していただくことも大切

  • 障碍への目

    夕方5時、趣味のサークルからの帰り道、飼い主と犬が前を歩いていた。犬は、大きなブルドッグ(最近犬を飼ったことがないので正確な名はわからない)のような種類で、歩きかたに、特徴があった。4本の足がみんな内股で、ひょうきんな、しかし、苦しげな足運びだった。後ろからなので気づかれる心配はなく、なにか複雑な気分でながめていた。すると、ひとりの女性が立ち止まって、笑顔で頭をなでる。連れの男性も、やさしそうに見ている。飼い主の様子には、変わりはない。あ、障碍を持っているんだな、とわかった。そのとき、あの犬は幸せなんだな、と思った。障碍をもっていても、それゆえになお、愛される。恵みだ。健常な犬には、それなりの恵みがある。しかし、障碍をもったあの犬は、また別の恵みをいただいている。その恵みは、どちらが上、というものではない。まっ...障碍への目

  • 詩 道程

    道程僕の前に道はない僕の後ろに道はできるああ、自然よ父よ僕を独り立ちさせた偉大な父よ僕から目を離さないで守ることをせよ常に父の気概を僕に充たせよこの遠い道程のためこの遠い道程のため詩道程

  • 父の遺影に語りかける母

    母の人生は、苦しみに満ちていた。祖母が結核で隔離され、早逝したので、家族から、女学校を中退して家事をすることを求められた。が、がんばって、家事をこなしつつ、卒業した。サラリーマンの父に後妻として嫁ぎ、その子、つまり兄と私の子宝に恵まれたものの、長男は45歳のときにこの世を去り、失意は並大抵のものではなかった。が、喜びも多く、人並みには幸せだったと思う。夫婦間にはいろいろあった。離婚の危機も数限りなくあった。晩年は、末期がんの夫の介護で、ふらふらになってやせこけても、夫の希望で、自宅介護をした。どちらが先に倒れるか、と、3年の間、近所の人をやきもきさせた。夜になると、「あ、○○さんの家は今日も明かりがついているね。」と、隣組の人たちは安心したのだそうだ。3年間の地獄のような介護のあと、父は、あの世に旅立った。揃っ...父の遺影に語りかける母

  • 読書百遍意おのずから通ず

    「読書百編意おのずから通ず」という。私は、非常に多くの書物を読んできた。2万冊は超えたと思う。しかし、意味がわかっていたかというと、どうも、飛ばし気味で、よく味わってこなかったと反省する。そこで、良いと思った1冊の本を、3回は繰り返し読むようにしてみた。すると、与えらしい発見が多い。何気ないひとことが、深い意味をもっていたりする。読書百編とはいかないが、良書は、必ず3回は読むことにした。まだまだ、人生の残りは長い。読書百遍意おのずから通ず

  • 詩 乳母車

    乳母車母よ-------淡くかなしきもののふるなり紫陽花色のもののふるなりはてしなき並木のかげをそうそうと風の吹くなり時はたそがれ母よわたしの乳母車を押せ泣きぬれる夕陽に向かって凛々とわたしの乳母車を押せ赤い房あるビロードの帽子をつめたき額にかぶらせよ旅急ぐ鳥の列にも季節は空をわたるなり淡くかなしきもののふる紫陽花色のもののふる道母よわたしは知っているこの未知は遠く遠くはてしない道詩乳母車

  • 詩 母をおもう

    母をおもう夜中に目を覚ましてかじりついたあのむっとするふところの中のお乳「父さんと母さんとどっちが好き」と夕暮れの背中の上でよく聞かされたあの路地は。のみで怪我をしたおれのうしろから切り火をうって学校へ出してくれたあの朝。酔いしれて帰ってきたアトリエに金釘流のあの手紙が待っていた巴里の一夜。立身出世しない俺をいつまでも信じ切り、自分の一生の望みもすてたあの凹んだ目。やっとおれのうちの上り段をあがり、おれの太い腕に抱かれたがったあの小さなからだそうして今死のうというときのあの思いがけない権威ある変貌。母を思い出すとおれは愚にかえり、人生の底が抜けて怖いものがなくなる。どんなことがあろうともみんな死んだ母が知っているような気がする。詩母をおもう

  • 悩んでいる友へ

    私達のグループでお茶しているとき、隣のひとが、「いじめを受けている」ということで、状況を詳細に語ってくれた。相手は、私もよく知っている人だった。私には何もできないので、心を痛めて(そんな表情に見えていたと思う)聞いてあげるしかなかった。それで彼女がほっとするなら、それで良いと思った。そんなにもいじめ上手の人がいるのか、と、半ばあきれてしまったが。そして、何かのときに、悩める仔羊に、ふと彼女にやさしいひとことをいえたらいいな、と思った。私も、悩める仔羊だから。悩んでいる友へ

  • 友ひとりで百人力~最近感謝していること~

    わたしは、20代から弱者として生きてきた。「先生」と呼ばれた時期もあるが、それは、一時的なものである。60歳を過ぎ、誰にもなんにもしてあげられない無力な人間になった。ところが、その頃から、親しい友達ができるようになってきた。なにかしてくれても、何もしてあげられないことはわかっているはずなのに。不思議な摂理(神から与えられた恵み)だ。なぜかは、わからない。今、いくつかのグループに属している。お世話になっているグループ、お世話している(と言っても、結局お世話になっているのだけれど)グループ。ありがたいことに、どのグループにも、陰に陽に応援してくれる人が、1人以上できた。そうなると、心強い。ピンチになると、ひとこと添えてくれる。隣から、扇子であおいでくれる。それとなく情報を与えてくれる。方法はいろいろだが、くつろいだ...友ひとりで百人力~最近感謝していること~

  • 「評判」という目で決めつけてないか?

    人は、「評判」で他人の評価を決めがちである。評判の悪い人もいる。自分を除外例にしない。よく言われることだが、評判の悪い人には、それなりの理由はあるのだろう。しかし、実際に付き合ってみると、評判は悪いといえど、少々わがままであっても、心根の優しい、素朴な人であったりする。皆の前で仲良くすることをひかえたりする人もあるが、型にはめて人を見ることは、控えたい。「評判」という目で決めつけてないか?

  • 書店の研修員のしつけ

    1ヶ月ぶりに、本を買った。小さな本である。担当は、研修中の店員だった。そばにベテランがついている。本を袋に入れ、渡してくれた。しかし、今日は雨が降っているのに、袋にテープを貼ってくれない。これは、袋を逆さにして持てばいいことなので、何も言わなかったが、そばのベテラン店員は気づいているはずで、この店のイメージはダウンした。研修員は、ひとつのサービスの仕方を学べなかった。ほんの小さなことが、店の評判を決める。書店の研修員のしつけ

  • 詩 あなたのこども

    あなたのこどもあかごの頃から風邪が友達だったぼくないてないで謝りなさいと怒られたぼくたいいくがあるとお腹が痛くなったぼくのろまで運動会が嫌いだったぼくこえが小さくて恥ずかしがり屋だったぼくどうしても口ごたえしてしまったぼくもうお母さんと会えなくなったぼくあなたのこどもでよかった詩あなたのこども

  • 詩 いつも いつでも やさしくて

    いつもいつでもやさしくてぼくが泣いて帰ってきたときも怪我をして帰ってきたときもいつもいつでもやさしくてぼくが初めてウルセーって言ったときも初めて学校で問題を起こしたときもいつもいつでもやさしくてぼくが落ち込んでいるときも反抗したときもいつもいつでもやさしくてそんなやさしい母さんだからぼくもやさしくしようっていう気持ちになるでも僕の中には「俺」がいてそんな「俺」は時々なにかに当たり散らしてブツかって生きたかったんだでもあなたはいつもいつでもやさしくてだから本気でブツかれなくてだから本気でわがまま言えなくてだから本気でさびしくてやさしさで包んでくれる母の愛ぼくはしあわせだけどその「愛」が「やさしさ」がぼくのなかの「俺」を不自由にする「俺」を母さんの前で自由にして本気で手足をバタバタさせたいいつもいつでもでも少しでも...詩いつもいつでもやさしくて

  • 詩 消えた赤い糸

    消えた赤い糸自分と彼女と赤い糸で結ばれていたのに彼女は自殺してしまった。何のために?なぜ?彼女が嫌いだでもいまでも好き赤い糸はどこへ行ってしまったのか?消えたのか?切れたのか?詩消えた赤い糸

  • 友に感謝

    ついつい走りすぎることがある。しかし、がんばりすぎると迷惑をかけることがある。そういうとき、「ちょっと待て」と言ってくれる友がいるのは、ありがたい。誰しも、平安な日々を過ごしたい。それを侵しそうになったとき、ストップをかけてくれる友がいる。そこから平安が生まれる。励ますのは友。ストップをかけてくれるのも友。友に感謝。友は、ありがたい。友に感謝

  • 8月27日 セ・リーグの結果

    広島対巨人2対0で広島の勝ち。2回松山のソロ4回メヒアのソロ勝ち、ジョンソン9勝目。セーブ、フランソアヤクルト対DeNA5対3でDeNAの勝ち。中日対阪神中止1巨人M202DeNA5.03広島0.54阪神3.55中日4.06ヤクルト5.58月27日セ・リーグの結果

  • 未熟の晩鐘

    「未熟の晩鐘」という歌がある。作詞、作曲、歌唱、小椋佳。「未熟」熟してないこと。「晩鐘」夕方の鐘。年をとっても、いつまでも、人間は未熟だ、という。それを告げる如く、夕方の鐘が鳴る。私は、病弱のため、50歳まで生きられないと思っていた。ところが、馬齢を重ねてしまった。ところが、高齢者になった今も、毎月の検診で異常が出ない、という果報者である。頭痛が続く、ということはあった。しかし、MRIを撮っても、何の異常もない、という。ついでに、最近ボケてきた(時々自分の年を忘れる)ので、認知症ではないだろうか、と聞いてみた。「一切の異常はありません」「安心してお帰りください」という診断であった。定期検診でも、血圧血液検査レントゲン内視鏡検査ひっかかったっことがない。未熟の晩鐘。たしかに、60歳を超えて、まったくの未熟者である...未熟の晩鐘

  • 小さなことを大切にしないと大きなものは手に入りません

    ある学会に出たとき、高名な教授が、若い数名の女学生とともに参加していた。弁当がひとつ足りない、ということでいろいろと調べておられた。学会の権威が、ひとつ400円の弁当のことで、汗を流して調べておられる。そういうものかと思った。後、ある箴言に接した。「小さなことを大切にしないと大きなものは手にはいりません。」小さなことを大切にしないと大きなものは手に入りません

  • 畏友に学ぶ~高齢期の生き方~

    人生の第一の目標は、すでに達成した。それは、病に対するひとびとの認識を高める、ということであった。それで、ブログもやめようと思ったのだが、続けている。それは、つたない私のブログを読んでくださるありがたい方があるからだ。そういうわけで、突然やめるわけに行かず、こうして、パソコンに向かっている。もう、SNSにたよらずに生きていけるところまできた。人に嫌われないようにするには、アナログオウンリーのほうが良い。ブログを使っても、思うことの1%も伝えられない。さて、ある畏友が生活の仕方を、具体的に教えてくださった。長い付き合いで、わたしの良さも悪いところもご存知である。最も大切なのは、シンプルな生活をすること。よく掃除をすること。それに尽きる。高齢期の生き方である。今は立派に一家をなしておられる方の過去を知っている。みな...畏友に学ぶ~高齢期の生き方~

  • ここまで生きてきました

    わたしは、病弱であったので、50歳まで生きるとは思わなかった。つまり、21世紀は知らぬままあの世へ、と覚悟していたのである。ところがどっこい、ついに、2019年まで生きてしまった。余分な生だ、と思っていたら、最近、次々と友達ができるようになり、あたたかですごしやすい生活になってきた。早死にするつもりで、財産も蓄えなかったが、こうなってみると、もっと人生を楽しみたい、と思うようになった。友あり、遠方より来る、また愉しからずや。ここまで生きてきました

  • ものをくれる友

    徒然草に「物くるる友」という話がある。良き友として、物をくれる人を挙げている。若い頃は「そんなもんいらん」と思っていたが、ある友が、「余った服をあげる、」と言ってくれたのはありがたい。プロ棋士の扇子をあげよう、というと、普通の扇子でいいよ、という。そのことがあり、余裕のある服をあげる、と。60歳を過ぎると、なかなかそういう友には恵まれないものである。無償の贈り物はありがたい。私も、将来、彼が必要とするものをあげようと思う。お互い様だ。向こう三軒両隣。ものをくれる友

  • 詩 はかなごと

    はかなごとつい言い出したことはなけれど言い出さねばわからぬものか言い出さぬままにいつしか過ぎぬれば昔の思いは夢のようにて唄のようにてこころにかかった名も知らぬなやみは薄いほくろかほろりととれけるさびしや詩はかなごと

  • 詩 旅人

    旅人ひとたび経て再びは来ない野中の道踏切越えて菜の畑麦の畑丘の上の小学校で鐘が鳴る鳩が飛びたつ詩旅人

  • 詩 他人の親切

    他人の親切自分のように他人に嫌われていい人間は少ないと心の底から思うときに、他人に親切にされると心の底からうれしい。涙が出てくる。この涙あればこそ自分は淋しい世界に生きていけるのだ。自分はこの頃淋しいのだ。詩他人の親切

  • 向こうが格上だった~蝶を見失う~

    なんとかして、蝶を撮影したい……ずっと目標にしてきたことである。花畑の中のモンシロチョウを見つけ、カメラを向けず、下を向いて調節する。「さあ、撮ろう」と、カメラを向けた瞬間、蝶はいなくなている。あきらめて、あるき始めた瞬間、モンシロチョウが花畑から飛び立つ。そんな失敗を繰り返してきた。が、今日、初めてそれに成功した。コツがつかめたのだ。これでひとつ人生の目標を達成。しかし、人生はまだまだ続く……向こうが格上だった~蝶を見失う~

  • 詩 友を喪う

    友を喪う首途真夜中に格納庫を出た飛行機はひとしきり咳をして薔薇の花ほど血を吐いて梶井君君はそのまま昇天した友よああ暫くのお別れだ……おっつけ僕から訪ねよう!詩友を喪う

  • ある棋士の助言~詰将棋について~

    詰将棋をすると、実戦の終盤の力が強くなるということで、勉強する人が増えてきたのは喜ばしいことです。詰将棋集に挑戦して、一度詰ましたら終わりにするのでなく、また初めから挑戦してください。問題図をならべたとき、この手順が詰みだとわかるまで何回もやってください。それができるように詰む形を覚えるようになったら、その問題集を卒業とともに終盤の棋力は向上するのではないでしょうか。そして次の詰将棋集を入手して、挑戦してください。ある棋士の助言~詰将棋について~

  • 人生の目標を変える

    これまで、自分の人生の目標、と思い決めていたことがある。幸運にも、その目標は、すでに達成した。人生の目標を再設定する。ひとびとが、そして私が幸せになるために。人生の目標を変える

  • 豆棋士に教わる

    地域の道場で、将棋を指していた。仲の良い友人と楽しく指していると、小学校2年生くらいの子どもが観戦に来た。ちょうど、桂馬で飛車角両取りをかけられたときだ。「飛車を逃げたほうがいいよ」との助言。おおせのとおりにした。すると、勝った。豆棋士を侮ってはいけない。豆棋士に教わる

  • 遠い親戚より向こう三軒両隣 「いじめは犯罪である」

    古いことわざに「遠い親戚より向こう三軒両隣」というのがある。距離的に離れていると、親戚であっても、助けることができない、ということは、IT時代でも真理である。だから、まずは隣人を愛する、ということからはじめなければならない。今はひとりでも、そのうち、仲間が増えてくる。まずは、ひとり、近隣にとても仲のよい友人をつくることから始めたい。加えて、自分の属するグループの中に、まずはひとり、仲の良い人をつくるのが大切である。そこから、仲間の輪がひろがる可能性が生まれる。小学生の自殺が多い。まず、ひとり、仲の良い友人をつくることから道を切り開いてほしい。はじまのは、それからだ……「いじめは犯罪である」遠い親戚より向こう三軒両隣「いじめは犯罪である」

  • 広島カープが、5対4で勝つ~~遠藤初セーブ

    広島カープが、5対4で中日に競り勝った。特筆すべきは、中崎に勝ちがついたこと。もっと、うれしいニュースは、遠藤が初セーブをあげたこと。育てる野球。広島牧場、好調。カネまみれのチームに負けるな。広島カープが、5対4で勝つ~~遠藤初セーブ

  • 老棋士の強さ プロもアマも

    将棋の強さの要素に、「若さ」がある。どうしても、ある一定の年齢になると、棋力が衰えてくるのはしかたがない。100タイトル目前の人でも、そうである。しかし、なめてかかるとたいへんなことになる。昇級をはばまれたりする。アマ棋士でも、年令による衰えから逃れることはできない。しかし、若いうちにとても強くなった初段が、老人になっても、高段者を木っ端微塵にやっつけて、とーナメント戦で優勝したりする。老人をなめてはいけない。老棋士の強さプロもアマも

  • かつての将棋タイトルホルダーの怖さ

    将棋界には、かつてのタイトルホルダーだが、いまは順位戦の下の方にいる、という人もいる。例えば、南、福崎、高橋(道)など。彼らに共通するのは、ツボにはまると、A級棋士(順位戦の最高峰)でも、ぶっ飛ばしてしまう底力を持っていること。若い棋士がなめてかかって、ひどい目に遭うことが、多々ある。よく注意して見てくださいね。かつての将棋タイトルホルダーの怖さ

  • 将棋の「先生」

    地域の公民館で将棋を指していた。ほとんどおとななのだが、子どもが2人だけいた。「羽生」「藤井」と呼び捨てにしていた。わたしの対局相手が、「呼び捨ては、ちょっと、なあ……」と、つぶやくと、「羽生さん」「藤井さん」に変わった。ここも、教育の場なのであった。将棋の「先生」

  • 「利用される」ことを喜ぶ

    「利用されると思っても、そのまま、尽くしてあげなさい」という教えを受けている。わたしは、人がいいものだから、過去において、「利用されてしまったなあ」と思うことは多々あった。が、怒りはしない。その報いは、必ず巡り巡って、帰ってきて、癒やされてきた。これからも、真心をもって人に接したい。利用されるということは、自分に、利用される価値があることの証明なのだから。「利用される」ことを喜ぶ

  • 見る将、読む将

    今日も、対局してきた。地域の仲間なので、気楽に戦える。楽しい時間を過ごした。帰ってから、性懲りもなく将棋の本読んでいる。最近は、テレビやネットで「見る将」の人が増えている。視聴は、楽しいだろう。大いに豊かな時間を過ごしていただきたい。私は、「読む将」である。将棋のことだけでなく、明治、大正、昭和の暮らしが明らかになる本を、探し出して読み始めた。読書好きには、たまらない。図書館で借りた、「永年保存」の本である。「○○将」の流行る時代。後世の歴史家は、どんな評価をするのだろうか。見る将、読む将

  • 相談できる人がいるのは幸せ、相談してくる人がいるのはもっと幸せ

    苦しくて助けがほしいとき、相談できる人が身近にいるのは、幸いである。しかし、苦しくて相談して来る人がいるのは、もっと幸せである。人生で一番幸せな人は、隣人と愛し合える人である。相談できる人がいるのは幸せ、相談してくる人がいるのはもっと幸せ

  • ある高名な医師のひとこと

    高校時代の柔道部員の友人が、今は高名な医師になっている。高校時代から、「大物になる」との評判が高かった。進学大学は、医学部ではなかった。それから意を決し、医者になることにした。ところが、カネがない。親戚のいい人が、大金を出してくれた。それで医学部に入り直し、よく努力した。今は高名な名医である。よく、カネをだしてくれたな。と言うと、「人は他人ののことはあまり気にしないんだ」とタネをあかした。その割り切りが合ったこそ、クラスメートにもあがめられる名医になったのである。ある高名な医師のひとこと

  • 情報の断捨離

    最近、いろいろなところから、次々と情報が入ってくる。すべて、目を通している。ただ、長い時間見ることができないので、必要がないものは、直ちに捨てる。情報の断捨離である。そうして、シンプルな生活に行き着く。どうしても必要な情報など、そうあるものではない。みなが、同感だと言っている。残った情報は、大切なものばかり。部屋も、シンプルになってきた。目指せ、クリーンライフ。情報の断捨離

  • 楽しみなクラス会旅行

    母校のクラス会旅行が盛んに行われている。いいことだ。学生時代にはわからなかったそれぞれの個性が、今はよく見える。本質は変わっちゃいないんだけれど。みな、とても楽しそうだが、今はまだ行けない。忙しすぎるのだ。やがて、一段落がついた頃、参加するつもりでいる。なつかしい顔、顔、顔。目に浮かぶ。楽しみなクラス会旅行

  • 自分が変わらなければ周りは変わらない~論文とエッセイ~

    心を開いて素直に、透明な心で、あるがままの自分を見つめて生活してください。それが恵みです。……なるほど、そうなのか。「あるがままの自分」が見えてきた。これまで、なぜ気づかなかったのだろう。大学の教員をしていた頃、優れた中学校の先生が、「自分が変わらなければ周りは変わらない」という論文を書かれた。論文はエッセイではなく、理論的なこと、筋の通ったことを書かねばならない。ただ、試験ではないから、エッセイ風の感想を述べるのもあり、である。それを許すかどうかは、担当者の権限である。その限りにおいて、高評価は与えられなかった。随筆を評価する、ということであればたいへん優れている。しかし、論文においてはそれを許してはいけない、ということで、それなりのコメントをしておいた。ただし、「自分が変わらなければ周りはかわらない」という...自分が変わらなければ周りは変わらない~論文とエッセイ~

  • 寛容は得か徳か~友とつきあう法~

    わたしは、いい友人をたくさんもっている。相手を思いやり、最善の対応をしてくれる。そういう点では、この上なく恵まれている。ただ、(めったにいないが)中には2枚舌(うそをつくこと)を使う人もいる。以前は、そういう人に怒りを感じたものだが、今は、平然と構え、何も知らなかったことにする、という方針に変えた。そういう人は、いずれ報いを受けるかもしれない。あるいは、平然と嘘をつき続けるかも知れない。それでも、黙っていることにした。そういうかわいそうな人だ、と記憶にとどめるのみ。彼(彼女)は、そういう報いに天から罰を受けるかもしれない。天からの咎めはないかもしれない。しかし、それは天が決めることだ。わたしに彼を咎める権限はない。天からの声が聞こえるのを、待とう。寛容は得か徳か~友とつきあう法~

  • 小学校の英語 科目として独立

    小学校の英語が、必修となる。古い人間は、そんなことできねえ、と言っていた。ところが、今朝、道を歩いていると、保育園児が、先生と英語で話しているではないか。杞憂(起こりもしないことを心配すること)であった。今の子にとって、英語習得は、容易なしくみになているのである。心配御無用。小学校の英語科目として独立

  • 詩 顔

    顔あなたは、自分の顔が好きですか?あなたは、どんな顔をしておられますか?自信がありますか?コンプレックスがありますか?どんな顔でもわたしはあなたが好きです。詩顔

  • 今日の茶話会

    今日は、高齢者の茶話会に出た。若い方に学ぶことは多いが、高齢者の方と話すのも好きだ。できごとを円熟した目でとらえておられること。若い方にも素晴らしい方は多いが、高齢者の方は、豊かな経験から、優れた識見を明らかにされる。今日も、学ぶことは多かった。今日の茶話会

  • 自分を思い切って変える

    パターン化した反応や行動から、自分を思い切って変えるように心がけましょう。心の扉の鍵を開けて、苦しくても変えていくことが、心の成長へとつながっていくのです。はい、わかりました。そうします。自分を思い切って変える

  • 石のうへ

    好評だった詩を、再掲する。……石のうへあはれ花びらながれをみなごに花びらながれをみなごしめやかに語らひあゆみうららかの足音空にながれをりふしに瞳をあげて陰りなきみ寺の春をすぎゆくなりみ寺の甍みどりにうるほひ廂々に風鐸のすがたしずかなればひとりなるわが身の影をあゆまする石のうへ石のうへ

  • 詩 無口な船長

    無口な船長またひとまわり、南十字の向こうの方をやって来るよ。それはね、風という奴は吹くとなればぼんぼん吹くさ。こわくはないよ、怖いほどあのまあるい世界は人情ぽくないよ。だからいい、人間がなんじゃろとわめく魚がいるしなそんな馬鹿があるか、不思議の神秘という膳立てはまだ食わん。ありのまんま、そいつが押してくるんだ。又押してゆくんだ。オレの顔か、寂しくて楽しくてそのまた上に又なにかあるか。冬だな、海岸通りの屋根から煙が出て人がちらちらして山がまっしろで。うむ又会おう、おいおい、このタバコを持ってゆけよ。……今日、友人が栄転することをきいた。すばらしい。すばらしい。祝福する。ただ、ちょっと、ちょっとだけ、思った。「かわいそうに」そう、ほんのちょっとだけ。Youdeserveit.詩無口な船長

  • 女医になった少女

    女医になった少女おそろしい世情のロ9年を乗り切って少女は今年医者になったまだあどけない女医の雛は背広を着てとおく岩手の山を訪ねてきた私の贈ったキュリイ夫人に読みふけって知性の夢を青々と方眼紙に組み立てたけなげな少女は昔のままの顔をしてやぱり小さなシンデレラの靴をはいて山口山のいろりに来て笑った私は人生の奥にいるいつのまにか女医になった少女の目が煙るようなその奥を老いたる人を検診する少女は言う街の医者もいいけれど人の世の不思議な理法がなお知りたい人の世の体温呼吸になお触れたいと狂乱怒涛の世情の中でいまい美しい女医になった少女を見て私が触れたのはその真珠色の体温呼吸だ女医になった少女

  • 雑用係を侮ってはいけない

    多くの高齢者は、1度や2度は、骨折したことがある。ところが、わたしには、それらしい経験がない。不思議だ。ただ、所属するソフトボールチームで三塁を守っていたとき、相手が、ヘタクソな私めがけて集中的に攻めてくるので、だんだん腹がが立ってきた。その怒りの瞬間、相手は、またも私の右に強烈な打球を飛ばしてきた。カッときた私は、グローブをはめていない右手で、ドーン、と受け、そのまま1塁に投げて、アウトにした。が、右手の薬指が激痛を訴えた。雑用係をしている方が、処置してくださった。ところが、いつまでたっても痛みが消えない。整形外科に行ってみた。レントゲンを撮った。見ると、右手の薬指の先は、花火が散るようにばらばらな骨片のかたまりになっていた。ほれぼれすするくらいに。雑用かかりの方の善意はわかる。しかし、きちんと状況を把握でき...雑用係を侮ってはいけない

  • 8月21日 プロ野球セ・リーグの結果と順位

    本日のプロ野球セ・リーグの結果と順位中日対巨人5-2で巨人の勝ち阪神対DeNA3-1で阪神の勝ち広島対ヤクルト5-4で広島の勝ちセーブ中崎順位1巨人-----2広島6.53DeNA0.54阪神4.55中日4.06ヤクルト4.08月21日プロ野球セ・リーグの結果と順位

  • クラス会の季節

    最近、高校のクラス会の集まりが多く企画されている。私くらいの年が、クラス会最適令なのだ。父も、今のわたしの年齢の頃から、盛んに中学のクラス会に出ていた。優れたクラス会とは、高齢になっても、みながよく集まるクラス会である。良い高校に行ったな、と思う。バランスの良い人間を作り上げる学校だった。モットーは全人教育。クラス会の季節

  • 美容師さんの選び方

    久しぶりに美容室に行った。はじめての店で、予約制だったが、快く引き受けてくれた。料金は、今まで通っていた美容室の倍。男の美容師さんだが、気持ちの良い対応だった。めったに髪は切らないので、長持ちするように切ってください、とお願いした。見事なカットで、見栄えもいいし、3ヶ月はもつ。結局、美容室を変えたのは、正解だった。ついでに、「若い人は注文が多くて大変でしょう」と聞いたら、「ネットで調べて注文されるので、簡単です。」ということであった。美容師さんの選び方

  • 将棋の短歌、というジャンル

    短歌には、あらゆるジャンルがある。最近、将棋の短歌、というジャンルが確立されつつある。将棋の対局や友人関係を題材にしている。将棋を指していると、あらゆる常識が問われていることを自覚する。ある短歌は、後期高齢者で、すさまじく強い方を詠んでいる。例は、次の機会に書く。若い頃、重病に遭遇し(出会い)、精神や肉体をを侵された方が、復活される。薬も飲まなくてもよくなっている。そういうアマ高段者に、たくさん出会った。将棋の効用の一つである。将棋の短歌、というジャンル

  • 将棋の高段者には、責任がある

    久しぶりに、ある将棋祭りにでかけた。ほとんどのイベントが終わり、当日最後に配されたメインの対局の最中で、みなさんが観戦されているとき、(わたしには興味がないので)そろそろ帰ろうとした。そのとき、棋友(将棋を通じたともだち)に出会った。強そうな人と、対局している。通りかかったとき、ちょうど対局が終了した。棋友が、「教えてもらったら?」と言う。相手は、県代表クラス(将棋大会で県で1番になった人)だそうだ。喜んで教えていただいた。駒落ちで。結果は、敗北。敗因を聴いた。丁寧に教えてくださった。将棋も、高段者クラスになると、責任がある。相手に応じて、適切にアドバイスすること。将棋普及の責任。高段者になっても、この責任を自覚せず、他人の将棋に口を出したり、あざ笑ったりする人がいる。こういう人は、仲間内で嫌われ、それなりの対...将棋の高段者には、責任がある

  • 広島カープ ルーズえるとゲームを超える大逆転~そしてセ・リーグ今日の結果~

    本日、セ・リーグは3試合あり、順位の変動はなかった。しかし、広島は、ルーズべエルトを超える試合、9対8で大逆転勝ち。勝ち投手レグナルト負け投手ハフ優勝は、まだまだ望める。1巨人-------2DeNA6.03広島0.54阪神5.05中日3・06ヤクルト4.0広島カープルーズえるとゲームを超える大逆転~そしてセ・リーグ今日の結果~

  • 道程

    想い出の詩です。……道程僕の前に道はない僕の後ろに道はできるああ、自然よ父よ僕を独り立ちにさせた広大な父よ僕から目を離さないで守ることをせよ常に父の気迫を僕に充たせよこの遠い道程のためこの遠い道程のため道程

  • あなたはだんだんきれいになる

    あなたはだんだんきれいになるおんなが付属品をだんだん捨てるとどうしてこんなにきれいになるのか年であらわれたあなたのからだは無辺際を飛ぶ店の金属。見えも外聞もてんで歯の立たない中身ばかりの清冽な生きものが生きて動いてさつさつと意欲する。おんながおんなを取り戻すのはこうした世紀の修行によるのか。あなたが黙って立っているとまことに神のつくりしものだ。時々内心おどろくほどあなたはだんだんきれいになる。あなたはだんだんきれいになる

  • 管理職になって、よかった?

    管理職になってよかったですか?と聞かれたら、管理職になったあなたは、どう答えられるだろうか?「存分に活躍できて、すばらしい」という方もいらっしゃる。「こんなはずじゃなかった」という方もいらっしゃる。それぞれなのだ。あなたの家族や親しい人に聴いてみましょう。管理職になって、よかった?

  • 詩 こんなボク

    こんなボクこんな未来をボクは望んだだろうかこんな未来をボクは想像もできなかったこんなボクのどこを愛せるの?なぜそんなにやさしい目で見れるの?「だいじょうぶまだやり直せるよ」って言えるの?こんなボクなのに……こんなボクなのにありがとうかあさん詩こんなボク

  • 薬物乱用だった子の あたりまえ

    あたりまえ食べられる眠れる歩ける朝を迎えられる母がいるみんなあたりまえのことあたりまえのことはあたりまえじゃないんだとあたりまえのなかのしあわせに気づかずに薬を使って偽もののしあわせを求めたぼくはいまやっと気がついたあたりまえのしあわせあたりまえのしあわせ薬物乱用だった子のあたりまえ

  • おかあさん?

    おかあさん?あだれかくるおんなのひとだ!だれかのおかあさんかな?もしかして……ぼくのおかあさん?きれいなひとだなあぼくのおかあさんもきれいかなしごとはなにをしているのかなやさしくてふわふわなのかなどんなこえかなぼくににてるのかなでも……どんなかおしててもふとっててもいじわるでもはたらいてなくてもゴツゴツしていてもおとこみたいなこえでもおかあさんはおかあさんいちどでいいからかおをみせてよおかあさんだきしめてよおかあさんいちどでいいからぼくのなまえをよんでよおかあさんそしたらぼくからつたえたいことがあるんだ「うんでくれてありがとう」おかあさん?

  • 将棋がつよくなるには、人に好かれないといけない~藤井聡太七段も~

    佐藤天彦前名人が、次のようなことを言った。「将棋が強くなるには、人に好かれないといけません」さすが、前名人である。そのことを裏書きするように、今をときめく藤井聡太七段は、人に嫌われない。羽生九段も同様であった。アマ棋士の間でも、そうである。特に、勝ったときは、「たまたまです」とか、「運が良かったからです」とか言っておくことである。勝って自慢ばかりする人は、嫌われる。「あいつとはもう指したくない」と思われる。負けて悔しくない人などいはしない。このことをしっかり覚えておきましょうね。将棋がつよくなるには、人に好かれないといけない~藤井聡太七段も~

  • 障害者~あなたも?~

    わたしは、団塊の世代に属する。戦後の、すさまじい時代を生きた。あるとき、高齢になったクラスメートが集まって、同窓会を開いた。そのとき、みんな、異口同音に(口を揃えて)「ぼくは、障害者だ」と言った。精神や体に障害がなくても、厳しい時代を生き抜くために、あまりにも酷なことを、社会から要請された。その結果、上述のような感想がでてきたわけである。ただ、みんな、もう年をとったから、癒やされている。今を生きるみなさんはいかがだろう?……あなたは、障害者ですか?障害者~あなたも?~

  • 体験者~あなたも?~

    ある高名な若い歌人が、原爆について次のように感じたと言っている。「その怖さがわからないのは、体験がないから」さすがである。しかし、高齢者であれば、誰でも、その経験を共有している。原爆に遭わなくても、爆撃によって丸裸にされた都市に住んでいた人は、その怖さがわかる。だから、若者よ、原爆禁止運動に参加せよ、とは言わない。君には君の事情があるだろう。それは、尊重する。ただ、「その怖さがわからないのは、体験がないから」と、若い歌人がいっていることは、心に留めてほしい。そのうえで、あとは、あなたが判断してください。体験者~あなたも?~

  • 104歳の老棋士の教え~日野原重明先生と同い年~

    老人ホームで出会った老棋士の話。Tさんは、104歳にして、なお将棋を指された。主任介護職の方に車椅子で移動させてもらい、日常を過ごされる。ボランティアで将棋を指すわたしと、気が合った。まだまだ強く、昔の鍛錬の跡が見えた。介護職の方は、「この人は左手の小指を突き出して『港港にこれがおる』というんですよ」と、紹介してくださった。彼は船乗りだったので、船の寄港するあちこちの町に彼女がいたというのである。また、Tさんから学ぶことが多い。ふと漏らす言葉に、心から感動することがある。そうした例をたくさん聞いて、わたしも感心した。104歳まで現役医師として働いた日野原重明先生ほどでなくとも、100歳超で、尊敬できる方は多い。亡くなったとき、ご遺族から、「一緒に将棋を指してくださってありがとうございました」と、ねぎらいの言葉を...104歳の老棋士の教え~日野原重明先生と同い年~

  • ある男の信仰 三田和美の短歌⑥

    高校のクラスメートがいた。真面目で、いきるのがへたで、つまづいてばかりいた。が、愛すべき男だった。彼は、信仰の道に入った。しかし、彼の生きづらさは変わらず、115首を残して、早逝した。彼の短歌を読んで、どう思われるだろう?……差し出せる救いのみ手にハイとただ素直にのるが一念のときうれしやな何ともないがそのままに一念の信に蓮華花咲く業道は悲しいけれどもみ仏の仰せ一つにほほえみてぞ生きるある男の信仰三田和美の短歌⑥

  • 犯罪者が幸せになってはいけないのだろうか~生きること~少年刑務所の囚人の詩

    生きること……生まれるためには生まれるためには自分の両親それまでの先祖色々な人たちの命無ければ自分という人間はいなかった感謝して一生懸命生きなければいけないそして……幸せになりたい……犯罪者なのに「幸せになりたい」とはなんだ!と思われる方もいるでしょう。幸せになりたい、と控えめな小さな文字で書かれていたこの詩。ほんとうは誰もが幸せになるために生まれてきたはずです。自分の命の大切さに気づいてこそ、人の命を大切にできるのです。犯罪者が幸せになってはいけないのだろうか~生きること~少年刑務所の囚人の詩

  • プロ棋士のなかで、指導対局が上手な人

    今年も、あちこちで将棋まつりが開催されている。プロトップの花形同士の対局を見ることができる。祭りに参加する際、プロ棋士に指導対局をしていただくのも、大いなる楽しみになる。トップ棋士であれば指導がうまいのか、となると、一概にそうは言えない。ひとりだけ、優れた指導対局をするプロ棋士を紹介する。上野裕和六段。希望者に札を選んでもらってから対局を始める。鬼普通やさしくなど、そのつど工夫される。着物姿で出演されるのも、よく見かける。丁寧な指し手、対局後の指導も一流である。将棋まつりに参加されるときは、ぜひ上野先生を選んでいただきたい。プロ棋士のなかで、指導対局が上手な人

  • 不老長寿の薬~将棋~

    将棋を指す人を、たくさん見てきた。おとなも、子どもも。ご老人の話をする。多くのご老人が、60歳を過ぎて将棋を覚え、優れた指導者に恵まれて、よろよろに衰えていたはずが、将棋の修練を積むことを通し、見違えるようにいきいきとして輝きを増されるのを見てきた。若い頃から将棋に親しんだ方は、強くなるのが早い。不老長寿の薬、将棋。不老長寿の薬~将棋~

  • おじさんは強いんだよ~昭和の逸話と現代~

    昭和の時代、わたしの6年生のクラスで、校長先生が特別授業をしてくださった。「今、世界で一番強い空手家の大山倍達が、東京駅で、列車から降りようとしたんだ。すると、プラットホームから近寄ってきたやくざがいいがかりをつけてきた。無視して降りようとしたら、数人の仲間が来て、取り囲んだ。そこで、大山倍達が、目を細めて、低い声で『おじさんは強いんだよ』と言うと、ヤクザたちは突然怖くなって、チリヂリに逃げていったんだそうだ。」みんな感心してほお、という表情をした。この話は受けた。ちょっと、作り話っぽいが、いい話だった。同じような事が起きたら、今はどうだろう。「おじさんは強いんだよ」と言った瞬間、前後左右から仲間が棒切れをもって殴りかかり、空手家は、ぶったおれてしまうだろう。なつかしの校長先生は、もう90歳を超え、施設の中で、...おじさんは強いんだよ~昭和の逸話と現代~

  • 今日の詩 1 なれは旅人

    なれは旅人されどなれは旅人旅人よ樹かげにいこへこはこれなれが国ならず旅人よなべてのことをよそに見てつめたき石にもいこへかしまことになれが故郷はなほかなたに遠しはるかなるその村ざとにかへりつくまでは旅人よつつしみて言葉すくなく信なきものの手なとりそただかりそめのまこともて彼らが肩に手なおきそさみしき彼らのが背を見るにも慣れてあれされどなれは旅人旅人よ樹かげにいりてつめたき石にもいこへかし今日の詩1なれは旅人

  • 8月17日 プロ野球セ・リーグの結果

    セ・リーグ全試合終了。巨人対阪神4-2で巨人の勝ち。ヤクルト対中日7-5で中日の勝ち。DeNA対広島8-3でDeNAの勝ち。順位1巨人---2DeNA5.03広島0.54阪神5.05中日2.06ヤクルト5.08月17日プロ野球セ・リーグの結果

  • 京急将棋まつり あれこれ

    先日紹介した、中村真梨花女流三段。今日の京急将棋まつりの総合司会をされた。とても手際がよく、楽しい祭りを盛り上げられた。写真は、少し前におりあって撮らせていただいたもの。今は、髪を長くされている。とても良く似合う。さて、将棋を指す会場では、アマのお客さんたちが、交流されていた。10年ぶりで来た、というお茶の先生。昔、道場で会った方々。こういう交流の場としても、京急将棋まつりは、機能していた。わたしも、多くのアマ棋士と再会した。楽しい思い出を、たくさん作れた。中心になって運営された中村修九段をはじめとして、きめ細かな配慮をされたスタッフの方々に御礼申し上げる。将棋ファンのみなさま、明日は、京急将棋まつり最終日です。ゆっくり楽しんできてください。京急将棋まつりあれこれ

  • 京急将棋まつりから帰るとき読んでいた本

    京急将棋まつりからの帰りの電車の中で読んでいた本。こんなことが書いてあった。……相手がひどいことをしても、自分は寛容な心で接するように心がけてください。相手に同じことを返すと、一緒に泥にまみれてしまいます。自分の美しいものを汚さないように、自分の信念を大切にして生きていきましょう。……そうなんだ。京急将棋まつりから帰るとき読んでいた本

  • 8月17日 京急将棋まつり オヤジとオレとプロレスと将棋

    8月17日京急将棋まつりに参加。将棋界の激変は、藤井聡太七段の存在による。羽生フィーバーのあとも、将棋界は、本質的に変わらなかった。しかし、今回は違う。子ども将棋大会に出た子どもたちは、ほとんどがプロ棋士や指導棋士、アマ強豪の道場に通っていたり、プロ棋士等の直接指導を受けたり、学校の将棋倶楽部で勉強している。定跡も、手筋も、しっかり勉強した上で実戦に取り組んでいることが、手に取るようにわかった。また、サービスの向上はめざましく、ファンがゆっくり楽しめるようなまつりに仕上がっていた。将棋界は、変わった。私のブログの原点は、2015年1月21日に書いたもので、もう古くなってしまったが、あえて、残している。今でも、閲覧者が多いからである。興味のある方は、ご覧いただきたい。表題は「オヤジとオレとプロレスと将棋」である。...8月17日京急将棋まつりオヤジとオレとプロレスと将棋

  • 谷川浩司九段、ひふみんの記録に並ぶ

    谷川浩司九段が、ひふみんの記録に並んだ。勝利数。1424勝。1羽生善治九段1434勝2故・大山康晴十五世名人1433勝3加藤一二三九段1324勝3谷川浩司九段1324勝8月17日、谷川は、高見泰地七段(26)を破り、1324勝となり、通算勝数で加藤一二三九段と並んだ。単独3位をかけて、8月22日のB級順位戦で、行方尚史八段(45)と闘う。谷川浩司九段の歴代成績1324勝851敗3持将棋なお、「持将棋」とは、双方が入玉して引き分けになった将棋である。谷川浩司九段、ひふみんの記録に並ぶ

  • あなたの優しさが、人々に利用されたとしても……

    電車の中で本を読んでいたら、次のような箴言に出会った。なるほど。ちょっと長いけれど、引用する。……人間の優しさは強さです。自分の我を捨てて、自分に敵対する人、自分を利用する人にも、愛をもって優しく接し続けるようにしましょう。たとえその優しさが人々に利用されたとしても、その生き方を貫きたいもの。いつかあなたの美しい心を相手が悟ったとき、相手は、心底から変わっていきます。あなたの生き方によって、誰かの役に立つことができるのです。……事情を書く余裕がない。あらためて、発表する。あなたの優しさが、人々に利用されたとしても……

  • 映画「たそがれ清兵衛」の教えること

    真田広之主演の「たそがれ清兵衛」を観た。助演は宮沢りえなど。高額な講演を3つ聴くより、価値が高い。女性の地位向上にも役立つ。もっとも貴重な教訓「女性も学問をしなさい」医学部問題も、ありましたよね?映画「たそがれ清兵衛」の教えること

  • 2019 京急将棋まつり

    本日、明日、明後日、横浜で京急将棋まつりが開かれた(る)。明日の出演者の中で、指導対局を受ける中級者の方に、2名だけオススメの女流棋士を紹介する。中村真梨花女流三段斎田晴子女流五段ゆっくりお楽しみください。2019京急将棋まつり

  • マグマ~フロイトと小椋佳~

    小椋佳に「マグマ」という作品がある。底深い無意識のことを、マグマと呼ぶ。氷が水の上から見えるどころではなく、表面からは見えない1000000%の基礎をもっている、ということである。かつて、フロイトは、無意識の世界を解明して、20世紀の常識を形成した。小椋佳は、人間の無意識がマグマのごとく人間を支配しているというのである。ユーチューブで検索して、でてくるかどうかわからない。が、小椋佳はフロイトよりももっと人間の本質をついている。マグマ~フロイトと小椋佳~

  • 今、老人に望まれること

    4人にひとりが65歳以上という現状。高齢者にはなにが望まれるのだろう。働ける方は、経験を生かして働いていただきたい。あなたの力は、日本の宝だ。会社老人クラブ自治会ボランティアできる、恵まれた方は、経験を生かして世に貢献していただきたい。病気の方は、ゆっくり休んで、家族や周囲に光をともしていただきたい。御願いたてまつります。今、老人に望まれること

  • 広島2位浮上 8月16日

    広島、DeNAを4対2で破り、2位浮上。大瀬良10勝目。1巨人----2広島4.53DeNA0.54阪神4.55中日2.06ヤクルト6.0広島2位浮上8月16日

  • stray sheep から、ひとこと

    迷える仔羊……実は、わたしも、迷える仔羊である。なにをやっても、満足にできない。がんばっても、がんばっても、隣人の力になってあげることができない。迷ってばかり。「ウケ」を狙いたくなったり、本心が伝わらなかったり。ひとり、迷える仔羊がいた。彼女は、私がいない間に、他の教師から、大きな傷をつけられた。守ってあげられなかったことは、謝る。私が健康を害し、休んだからだ。あのとき、彼女ととともにいられたら……ずっとそう思っていた。しかし、償いは懸命に生きることしかない。迷える子羊よ。君が、健康に働いているのを見て、ほんとうにうれしかった。わたしもまた、迷える子羊だ、と明かすつもりはない。罪は残ったままだ。でも、頼むから、ずっと元気でいてくれ。君は、わたしの宝だ、こころから。彼女に、ある場所で再会した。言葉はかわしていない...straysheepから、ひとこと

  • 少年の詩 奈良少年刑務所での作品 「期待」

    期待ぼくは小さな頃から母に食事の仕方テレビの見方寝る時間朝起きる時間勉強の仕方などすべてにわたっていろいろ厳しくしつけられてきましたいま思えばぼくの未来を思ってしてくれたことですがその頃は「ぼくのことキライなんやなあ」と思いました。「亡くなってしまった兄ちゃん姉ちゃんの分あんたにしっかりしてもらいたくて厳しくしたんやで」と母はいいます母の期待を裏切らないようにしないと駄目だと思いながら必死で生きています母のような気持ちが持てる親になりたいと心の底から強く思いました少年の詩奈良少年刑務所での作品「期待」

  • 梅地和子さんの歌②

    初孫をいとほしみつつ胸満たす友の掌にある確かな力……初孫が生まれると、うれしいものだ。おじいちゃん、おばあちゃんたちの喜びは、通り一遍ではない。両親より、もっとかわいがる。老いた友が、赤ちゃんをかわいがる。胸がはりさけんばかりに。子は宝。孫は黄金。衰えていたはずの掌に強い力が残されていたことを実感するのである。梅地和子さんの歌②

  • 夏の防波堤

    夏の防波堤夕方紺色に光る海の中で大きい魚が小魚を追いかけているところを見ました。鰯の群れが海の表面をパチパチと音をたてて逃げていきました夏の防波堤

  • 詩~仔羊~

    仔羊海の青さに耳をたて囲いの柵を飛び越える仔羊砂丘の上に駆け上り己の影にとび上がる仔羊よ私の歌は今朝生まれたばかりの仔羊潮の薫りに目を瞬き飛び去る雲の後を追う詩~仔羊~

  • 時間の花束~三浦百恵著~

    アマゾンで突然、ある本がベストセラーになった。写真集「時間の花束」著者、三浦百恵さん。長い間の沈黙を破って、あの山口百恵(60)が表に出た。昭和の人なら、みんな知っている。スターダムから、突然引退、そのあとは決してマスコミにも出なかったあの人が。キルトの作品集である。時間の花束~三浦百恵著~

  • 昨日はどこにもありません

    昨日はどこにもありません昨日はどこにもありませんあちらの箪笥の引き出しにもこちらの机の引き出しにも昨日はどこにもありませんそれは昨日の写真でせうかそこにあなたの立っているそこにあなたの笑っているそれは昨日の写真でしょうかいいえ昨日はありません今日を打つのは今日の時計昨日の時計はありません今日を打つのは今日の時計昨日はどこにもありません昨日の部屋はありませんそれは今日の窓掛けですそれは今日のスリッパです今日悲しいのは今日のこと昨日のことではありません昨日はどこにもありません今日悲しいのは今日のこといいえ悲しくありませんなんで悲しいものでしょう昨日はどこにもありません何が悲しいものですか昨日はどこにもありませんそこにあなたの立っていたそこにあなたの笑っていた昨日はどこにもありません昨日はどこにもありません

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