msatow さん プロフィール

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msatowさん: とある大学教員の日常と雑感
ハンドル名msatow さん
ブログタイトルとある大学教員の日常と雑感
ブログURLhttp://msr2do.hatenablog.com/
サイト紹介文大学教員(30代、私立大准教授)です。仕事、日常、世の中の様々な出来事についてつづっていきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供44回 / 87日(平均3.5回/週) - 参加 2018/01/23 11:44

msatow さんのブログ記事

  • 地縁のない場所への転職について考える
  • msr2do.hatenablog.com上の記事で以前書いた通り、私の現職は任期付きであり、目下転職活動中です。今年度は正規職(任期なし)に絞って手当たり次第に出すつもり…でした。私の分野でもポツポツと公募が出始めています。しかし、自分ではどんな地域だって別に構わないと思っていたのですが、実際にその大学に就職するかもしれないと考えると、意外と表題のことが気にかかることに気づきました。厳密にいうと、地縁のあるなしが [続きを読む]
  • 漫画村騒動に見る海賊版問題
  • 表題と関係ありませんが、私はスポーツはやる方も見る方もまるで関心がなく、全然知らなかったのですが、大坂なおみさんというテニスの選手は、日本語カタコト(ネイティブではない様子)なのですね。ところで、漫画村という、漫画を違法に無料で読めるサイトをめぐる騒動で著作権をめぐる議論が活発に交わされていますね。これに関して、出版社や漫画家は、海賊版が広まると、優れた創作作品ができなくなる。深刻な問題だ、と主 [続きを読む]
  • 「インチキ論文」の見破り方教育
  • 学期が始まるとやはりバタバタと忙しい・・・。しかし、始まる前は新学期を憂鬱にも感じていたものの、学生たちと交流するのは、やはり楽しいものですね。子供の頃は教室の隅で本を読んでいたタイプの私は、大学教員にでもならなければ、ヤンチャで派手系の若者と30代後半にもなって数年にわたって親しく付き合う機会など、まあなかったことでしょう。何だか不思議な気さえします。昨日、面白い記事を読みました。www.asahi.com [続きを読む]
  • 新学期ですね
  • もう大体どこも新学期の授業が始まっている頃ですね。授業準備に目途をつけてから4月を迎えたいと思っていましたが、結局叶わず。いくらか準備が終わっていないものが残ってしまいました。さて4月の憂鬱といえば、学生の顔と名前を大量に覚えなければならないことです。私の勤務先のような教育困難大学では、ゼミという名のクラス制が敷かれているところが多いようで、下手すれば4学年それぞれにクラスがあります。2−4年生、 [続きを読む]
  • 大学授業料出世払い方式の是非
  • www.nikkei.com大学授業料出世払い方式、というのが話題になっていますね。私はこれ、割といいのではないかと思います。大学在学中は政府が授業料を肩代わりし、卒業後は学生本人が返済していくが、所得が低ければ返済は免除される。「結局貸与奨学金と変わらない」だとか、「返済免除を思い切って拡大すべき」といった意見も見られますが、この案は、結構重要なポイントを含んでいるのではないかと思うのです。奨学金問題に関して [続きを読む]
  • 科研費、勝因の自己分析
  • 一昨日、無事採択されていたのを確認した科研費。不正をしませんという誓約に同意して したり、減額された金額で予算を簡単に組みなおしたり、研究の概要や計画を簡単に書き直したりという手続きを進めています。実際に交付されるのは6月頃であるものの、もうお金は使い始めることもできます。さて、科研費に落ちたことも通ったこともある私ですが、自分なりに今回の勝因を分析してみようと思います。なぜ昨年度は落ち、 [続きを読む]
  • 科研費、サクラサク
  • 全国の研究者がドキドキわくわくする4月1日がやってきました。そう、科研費の採否が発表される日です。科研費というのは、学術研究のためのお金を国からもらうことができる制度で、大学教員などの研究者は、自分の研究がいかにすばらしいもので、この世に必要な意義あるものであると何ページにも渡る申請書でアピールします。これをその分野の専門家が審査し、2−3割の申請に対して実際にお金が交付されるわけです。とはいえ、 [続きを読む]
  • 優秀な学生がFランに入るといいことづくめなのか
  • www.moneypost.jpこんな記事がありました。Fランというのは、誰も不合格にならないような偏差値の低い大学のことです。優秀なのに経済的事情でやむを得ずそんな大学に入ったけれど、成績上位で4年間の学費免除、教授には目をかけられ丁寧な指導、資格講座も無料、学内のアルバイトを紹介してもらう、などいいことばかりだった、という記事です。ちなみにこの記事の学生さんは地元の公立大学(国立ではない)に不合格だったそうで [続きを読む]
  • NHKワンセグ裁判、NHKの逆転勝訴
  • msr2do.hatenablog.comこちらで、3日前に「まだ判断は割れている」と書いたところでしたが、NHK敗訴の地裁判決が取り消され、高裁でまたNHK勝訴です。www.nikkei.comNHKの現状に納得がいかない私としては、残念です。しかし、争われているのが「設置」にあたるのかどうか、という点である以上、この判決はまあ仕方ないかなという気がします。TVの受信を全くこれっぽちも目的としておらず、TV視聴機能を一度も使用しないにも関わら [続きを読む]
  • 学生に好かれるというテクニック
  • 大学に就職してから目にするようになりましたが、後期末や卒業式前後になると、「自分のゼミ生たちが自分を慕ってこんなことをしてくれた、こんなことを言ってくれた」とやたら声高に報告する教員が若干名います。失礼ながら、独断と偏見を承知で印象を述べると、自分に自信がなくて虚勢を張りがちな方々に見られる傾向のような気もします。(当然気のせいかもしれません)一方、学生に好かれるというのは学問・教育上の能力の高 [続きを読む]
  • NHKのワンセグ裁判
  • はっきり言って、私はNHKという事業者が嫌いです。まず、やり方に納得がいきません。特に最近は、あの手この手でカネをかき集めようとしているやり口はフェアではないと感じます。例えばホテルの1室ずつ契約すべしだとかね。先日、最高裁でテレビを持っていればNHKと契約する義務があるという判決が出ました。契約をするかしないかは自由であるという憲法には違反していないという最高裁の判断です。そして現在、スマホでテレビが [続きを読む]
  • 新年度の校務と授業担当
  • 新年度の仕事内容が固まってきました。面倒な委員会をひとつ引き受けることになりましたが、別の面倒な委員会が任期満了となるので、プラマイゼロといったところでしょうか。授業の担当は数カ月前には固まっていましたが、この時期へ来て急な変更があったり、他大学の非常勤を頼まれたりということもあります。私も、三月に入ってからお世話になっている(つまり、断りにくい)筋から非常勤を一コマ頼まれ、引き受けることになりそ [続きを読む]
  • 死と家族と
  • 急に何だか過激なタイトルかもしれませんが、人生をふと考えてみる、というような趣旨です。少し前に、90才を越えた祖父が亡くなりました。長患いもせず、平均寿命を大きく越えた大往生だったかもしれません。昭和の頑固おやじといったタイプでしたが、家族は大事にしてくれましたし、私が子供の頃には正月は祖父宅に大勢の親戚が集まり、子供たちはお年玉をもらい、立派なお節や鯛を祖父母が用意してくれていました。学費を援助 [続きを読む]
  • 研究ノートや書評の抜き刷り
  • 同業者の皆さんは当然ご存知のことですが、論文を書いて学術誌に掲載されると、抜き刷りというものがもらえます。これは、雑誌の自分が書いたページだけを綴じたぺらっとした冊子のようなもので、私が知る限り、30−50部、無料でもらえる場合が多いのではないかと思います。もっと欲しい場合はお金を払えばもらえる場合もあります。これをそんなにたくさんもらってどうするのかというと、主には友人知人、お世話になった先生、弟子 [続きを読む]
  • 教育困難大学教員の長期休暇
  • もっとゆったりしたい2月3月は、大学は長期休暇なわけですが、なんだか全然時間の余裕がない。教育困難大学ならではの学生サービス的なイベントの準備やら、それらに動員をかけられたりやら、様々な学内委員会(教務、入試、キャリア支援等等々、たくさんある)の会議があったりと、毎週何日も、何かしら校務があります。そりゃあ、休暇中なのは学生であって教職員は働くのが当たり前だろうと言われそうですが、これじゃあ、授業準 [続きを読む]
  • 井の中の裸の王様蛙
  • レスリングの伊調馨さんのパワハラ問題で、至学館大学の谷岡学長が記者会見を行ったことが話題になりましたね。一部映像で見ましたが、この谷岡郁子氏、非常に横柄で高圧的な物言いで、「(渦中の監督)栄さんはパワーがないからパワハラのわけがない」だとか「わけがわからない」だとか怒りをにじませながら会見をしていました。この映像を見ていて思いました。ああ、きっと学内ではこの人は権力者で、皆に恐れられ、普段はこうい [続きを読む]
  • 事の重大さが…
  • www.asahi.com昨日、「なぜ東大卒などの優秀な官僚たちが、バレかねないのにこんなとんでもないことを」と書きましたが、どうも実際に書き換えた人はキャリア官僚じゃないらしいですね。キャリア官僚じゃなければ納得なのかと言われたら、全くそうではありませんが。ところでこの騒ぎの最中、渦中の安倍昭恵夫人が、「野党のバカげた質問ばかり」というFacebookの書き込みに、「イイネ!」していたらしいです。彼女のこの軽率さ [続きを読む]
  • 私の自己防衛
  • 森友問題がすごいことになっていますね。権力による直接的間接的(忖度含め)な影響で税金が不公正に使われたような事例って、発覚しなかったものがこれまでにもきっと他にもあったんだろうと思うと…。ところで、今朝の情報番組で「後でばれる可能性がある、バレたら大変だと、なぜ優秀な官僚の皆さんが思い至らないのか」という質問に、ある元官僚のゲストコメンテーターが、「いやもう、追い詰められて非常に視眼的になってし [続きを読む]
  • 卒業式とゼミ生
  • 卒業式のシーズンですね。我々教員は年中行事であり、その直後には入学式が控えているわけですが、4年間の課程を終え卒業する学生の皆さんは、感慨ひとしおだろうと思います。ちなみに私の勤務先での卒業式のスケジュールは、式に参列し、その後、割り振られた教室に移動して、自分のゼミ生に一人一人卒業証書と記念品を渡します。私の勤務先大学では4年のゼミは必修なので、留年生以外はこの方式で全員が卒業証書をもらえること [続きを読む]
  • 裁量労働制は労働者に自由をもたらすのか?
  • 裁量労働制肯定派の記事を読んだので、ひっそり反論してみます。(いえ、面と向かって議論できるなら歓迎ですが、ただの無名ブログなので)どうもブログ的な個人のサイトに近いもののようなので記事は張りませんが、Aという保守系評論サイト主、IN氏の記事。簡単にまとめると、1.長時間労働はタイムカード(労働時間の管理)では変わらない。2.基本的に、仕事を断らない正社員の責任。3.定年までの長期的関係で出世が決ま [続きを読む]
  • 私の経済水準
  • 昨日は大学教員の給料について書きました。しかし自分で読み返してみると、「いやいや、そんなに一生懸命に大学教員の給料はこれぐらいあって妥当なのだと熱弁を振るわなくても、言うほど多くないよ」という突っ込みも聞こえてきそうな気がしますね。大学教員は大体30前後まで大学院生をやっていて、同級生がバリバリ稼いで独身貴族を満喫している頃、貧乏学生として過ごしているということも多いと思います。私も例にもれずそう [続きを読む]
  • 大学教員の給料
  • 前回は労働について少しだけ書きましたが、では、大学教員はどれくらいお給料をもらっているのでしょうか。言ってしまえば、当然ではありますがピンキリです。ですが、ちなみに私の勤務先の場合、30代後半でざっくり年収700-900万円といったところです。40才で1000万に届くかどうか、という感じでしょうか。普通にやっていれば少しずつ上がっていきます。中規模私立大学としては、割とよくある水準ではないかと思います。ちなみに [続きを読む]
  • 裁量労働制
  • 今話題の裁量労働制。大学教員もこれに当てはまります。これについては言いたいことがありすぎて簡単には書けませんが、とりあえず私は激務です。運良く儲かっていて規模の大きな大学にテニュア(正規のポスト)を得て、そこそこ上の立場になり、教育も研究もどうでもいいと適当を極め、校務から逃げ回れば、9時5時OLよりずっと少ない労働量で大学教員をやれるかもしれません。そして、実際そんな人がいないのかというと、どうも [続きを読む]
  • 発表が苦痛すぎる学生
  • いやもう、笑いごとじゃないんですけど、笑っちゃいそうでした。日大の4年生の学生が、授業での発表が苦痛なために休講になればいいと考え、爆破予告を偽装したとの事件です(事件自体は昨年10月のようです)。www.asahi.com全国紙に本名が出て、TVには顔まで出てしまったこの学生・・・。今頃、どれだけ後悔していることでしょう。個人的には代償の大きさには同情します。それにしても、この学生にとってそんなにも発表は苦痛 [続きを読む]
  • 正規職への道
  • 以前にも書いた通り、私の現在の職は任期付きのポストです。任期切れになる前に、正規のポスト(大学教員の場合、テニュアとかパーマネントとか呼びます)を得るべく、せっせと転職活動をしております。ほどんとの大学のポストが4月採用で、稀に後期(9月末か10月頭)からの採用もあるという形なのですが、早くも来年4月採用の募集が、この時期出始めているんですね。まるで大学生の新卒向け就職活動スケジュールのようです。ピー [続きを読む]