この世界ではあなたは、私ではないのあなたは、あなた瞳に映るもの目の前にある価値観だけがすべてではないのよ自分のここが嫌いだとか他の誰かのようになりたいだとか言うのならば自分のことを見つめてみなさい頑張っているあなたはそこに居て結果が出なくてもがき苦しんでいるあなたもそこに居るから誰からも認められないと嘆くまえに自分を認めることもそっと抱きしめてあげることもとても大事なことなのよこの世界では私も、あなたにはなれないの私は、私【詩】世界
三日月の先にみえた涙まるで心が炭酸水のちいさな泡に包まれているみたいだ疲れきった体と心を隠すようにカーテンで身をつつんだ三日月の先に映った涙もう少しだけ泣いてもいいのかな【詩】三日月
ひと晩起きていた眠ることをわすれたかのように-彼がいないとダメ。そんな言葉は言いたくないけれどだけどね彼がいると私の淀んでいた世界が煌びやかに輝くからこの世界にずっといたくなるんだひと晩起きていた眠ることをわすれたかのように-よく眠れますように彼がそう言ってくれたのにずっと起きていた2013年3月23日眠ることをわすれた
元旦だとか新年とかそんなきがしない2012年のはじまり初日の出をみそびれたのがすこし残念であいしたいと思う人にめぐりあえあいされるひとにであえた2011年のおわりささいな幸せさがしながらわたしはいきてゆくんだ半歩ずつ歩けば2回で1歩になるからね?元旦とか新年だとかそんなきがしない2012年のはじまりにあなたを想っている2012年1月1日それでいいじゃない
もう泣かないと思えばおもうほど涙がこみあげてきて泣いてはいけないと感じればかんじるほど涙があふれてきて感情にさからえないみたいねあのひとのまえで久しぶりに泣いてしまった日2011年11月22日泣いたっていいじゃない
自由になった規則にしばられることもないしパソコンの前に何時間でも座っていられる自由になったけれど自由って何かわからないわからないけれどこれが自由なのかもね大量の荷物が部屋にちらかっているけれどこれからどう生きていくかは荷ほどきをしながら考えることにしよう2011年11月17日自由
けさ、寝坊してしまった一歩前進することはゆうきが必要で新しいことに挑戦する私の表面は潔いだけど内面は小心だ新たな1歩を踏み出す新しい世界をめざしてけさ、寝坊してしまったそれはあたたかな彼の夢をみたからかもしれない2011年11月14日寝坊
みあげた空がきれいだった雨あがりの澄んだ空それ以上に自分は何を求めてさまようのか何を信じきれずにさまよっているのかこころにも雨がふればいいのになにもかもをあらいながせるほどの2011年9月30日雨がふればいいのに
眠気とだるさが残る朝こんな日にはコーヒーが飲みたい濃いめのコーヒーに砂糖たっぷりミルクもたっぷりいれてそう思っていたのにブラックコーヒーをいれていたなんとなく今日の曖昧な天気にはブラックコーヒーの方がしっくりくるとそう思ったのに2011年9月26日ブラックコーヒー
そのことについてもう何も言わないで欲しいそのことについてもう何も聞かないで欲しいごちゃごちゃになったあたまのなかは自分でどうにかするから2011年9月22日うるさい
雨の日の夕暮れどきはどこか寂しげに佇んていた病棟の電灯がやけに眩しすぎるとかんじるほどにあなたに何を告げればいいのだろうその顔をみて正直にわらえるかな病棟の電灯がやけに眩しすぎて雨の日の夕暮れどきはどこか寂しげに佇んでいた2011年9月21日電灯
けだるくてたばこの本数ばかりが増えるすいがらが山積みになった灰皿をながめてはじまる何ともいえない1日-私を愛してくれますか?そんなこと訊けない-私を愛してくれるひといますか?そんなこと言えないひとりで生きていくってきめたばかりだから扇風機のかぜが心地いいここに風鈴があったら最高なのになんてことを考えていた2011年8月14日愛してくれるひといますか?
ちょうど6年まえにひとつの出会いがあった私のわがままで深夜に逢うことになったあのひとさいしょは何も話すことがなくってとまどったけれどくりかえし会ってゆくうちに楽しくてしかたなくなったはじめて抱きしめられたあのよるの瞬間をいまでも忘れられないよちょうど6年まえにひとつの出会いがあったそのことをずっと忘れたくないくらいに彼のことがすきだった2011年8月13日忘れたくない
なんとなくちょっとあいしてるこのことばはビスケットふたつ分のおもさだとわたしはひそかに感じている2011年8月11日ビスケットがふたつ
暑い夏の昼さがり心地いい風がふいていたたとえばの話をするのはあまり好きでないけれどたとえばわたしが女じゃなくて男だったら楽なのかなとふいにおもったでも結局のところわたしはわたしでしかなくてそんなわたしを好きだよと言ってくれる人がいるそれで満足なのだとおもう暑い夏の昼さがりそんなことをひとり考えていた2011年8月10日暑い夏の昼さがり
眠りつづけて1日が過ぎたよくじつ損したような気持ちになるのは自分だけだろうか別れがあれば出会いがあると、いうとおり出会いがあった口調が悪いところがあるけれど根はやさしいひとなんだろうなとふとした言葉できづく-知らないでしょ?今、必死にかくしていることを彼は知ったらどんな反応するんだろう別れがあったら出会いがあった出会いがあるたびにおくびょうになっていく自分がいる2011年8月7日おくびょう
眠くならないそんなよふけにたばこをふかしても気はまぎれない何かをしてもらいたい。というわけでもないのに無性に元カレに電話をしてみたくなる淋しいのかもしれないけれど淋しくないのかもしれない大音量で音楽をきいて自分のこころの声を消したようにためいきで吐き出したけむりを消したようにすべて消えちゃえばいいのにこんな感情なんていらない何本目かわからないたばこに火をつけ天井をみあげたあと1時間もすれば夜も明ける久しぶりにその瞬間を見るのもいいだろう2011年8月1日消えちゃえばいいのに
ご訪問ありがとうございます。noteに移行しました。こちらに載せている詩や短編小説新作のもの、撮った写真等も掲載していきます。良かったらそちらもご覧ください海月|note詩を描くことがすき。過去に描いたものから最近描いたものを記事に。たまに短編小説も書きます。海月|note移行しました。
君がこの家に居ないことそれに対して淋しいよ。そう言ってしまうとそれはたちまち現実になってしまうだからと言って淋しくないよ。そう言えば強がりになる君の居ない家の部屋のなかは静まり返っていて淋しさを隠せなかった残された私たちは君が居たときと同じくお喋りしたり笑ったりの日常を過ごしながらだけどほんの少しだけ誰にも悟られないくらいに感情を誤魔化しているんだ君の居ない家
僕らの想像を超える出来事がある筈だ僕らの想像
夏のおわりあの人がくれた合図それが恋の始まるキッカケ。あっという間に秋になって冬のはじまりも春のおとずれもあの人と私は居るということその手を離しかけたしこの手を離されかけただけど一緒にいることは奇跡に近いのかもしれない夏のはじまりあの人がくれたキッカケこの恋が終わる合図一生分の愛情を注ぐ人に出逢えたそんな軌跡キッカケ
いつもあなたの目線の先に映る存在になりたかったいつも
いつのまにか、空は赤く染まりだしていた。朝が訪れたことに気がつくのに私は長いことかかったと思うけれど、実際の時間にしたら、3秒とか5秒とかそのくらいだ。そして、朝が訪れたことが悲しくて目を閉じた。ゆっくりとひとくちずつコーヒーを飲むと、次第に落ち着きを取り戻して、ようやく朝が訪れたことを受け入れる。朝食はいつも同じメニューで、ここ2週間はスーパーで買ってきた1袋298円のコーンフレークを食べる。牛乳をいれて、サクサクと音をたてながらかき混ぜる。5回かき混ぜて1回くちの中に放り込む。それを繰り返すので食べ終わるまでにとても時間がかかる。ただ流しているだけのテレビに不意に目が行くと天気予報がやっていて、今日は晴れることを私は知る。私は土砂降りの雨がすきだ。元々はあまりすきではなかったけれど、ある人の影響で私は雨も素...いつのまにか空は
失くした物をもういちど手に入れたくて散らばっている破片を拾い集めたいつもと同じことをして笑って見せたけどそこには足りないものがあることに気付いたひとり寂しく路上のうえ響くあしおと伸びた影短いためいきもう遅いまだ間に合う手を伸ばしても掴めない届かない君が居ないただそれだけでどうしてこんなにも哀しく思えるのだろう欠片
僕はあなたにむかってこう聞くよ報われるのはいつの日ですか?誰か冗談でもいいから教えてよ悩みは生きている証拠だと説いたのはどなたですか?悩みなんてない方がいい僕は空にむかってこう聞くよあなたの悩みは何ですか?冗談だっていいから僕に教えてよ答え合わせの答えを僕にくれないか答え合わせ
この世の中のすべてを操っているのはなにでなにが運命を創り上げたのでしょうか常識ばかりに囚われてしまった悲しき人々個性とは何ですか?大切なことを忘れていませんか?いつもあなたは自分が決めつけてしまった限界に縛らてしまっているこの世の中の
迷いが一瞬で消えてくれるのならこんなにも苦しまずに済む筈なのにどうしてわざわざこんなにも困難な道ばかりを選んでしまうのでしょう何が良くて何が悪いのかなんて結局わからなくて自分を信じるしかないのにそれさえも上手に出来なくて迷いの道へと引きずり込まれてゆく心のいちばん奥に眠っているものを叩き起こさなければここから抜け出せない何を迷っているの?何を恐れているの?こうでもしなきゃあなたはあなたの道を進むことなんて出来ない目の前で大切なものが無くなるのを黙ったまま見ていることしか出来なかったことを今度は誰が責めるの?いつまで苦しめば答えは出てくるの?上手く笑えないのならば泣いてしまえばいいもう誰もあなたを責めないからだからきちんと今の自分を受け止めてあなたはこんな所にいる筈の人じゃないのあなたはここいてはいけないのさあ目...あなたのみち
白いため息ついて目線をあげたいつの間にか季節は変わっていて空からは真っ白な雪が降り注いでいる解っているよ今のままでは良くないことくらいだけど、どうしても前へ進むことができない僕は今はただ目の前にある現実から逃げているこの気持ちはいつか白雪のように溶けて存在すら失くしてしまうのかきれいな思い出だけ心に残して消えてしまうのか今あなたは僕の心の中で生きている本当はただの強がりだったんだ素直になれなくて意味のない意地ばかり張っていた直接言いたかった言葉はもうただの独り言にしかならずに無造作に時だけが流れてゆくこの気持ちはいつか白雪のように溶けて存在すら忘れられてしまうのか記憶の片隅でしか生きられなくなるのか今あなたは思い出の中だけで生きている白雪
後悔するのなら今のうち新しい世界に飛び込むのなら次の瞬間後悔するのなら
きみがいつもしている背伸びもつま先立ちもぼくの前ではしなくても済むようにきみがこれまで誰にも言えなかったことを言いたくなるような存在になりたいきみがきみらしくいられるように。きみらしく
大切なものを失くすときは空が蒼い日がいいと決めていたねそれは空がきれいだったら泣かずに済むと本気で考えていたからだから見上げた空が今にも雨が降りそうな曇り空だったから酷く残念だったよね空の蒼さ
悲しみは色々なことを教えてくれる悲しみを背負っている人は誰かに優しく出来るし同じ悲しみを他の誰にも味わって欲しくないと考える泣くことはいけないことで泣くことは弱い証拠だと誰が決めつけた?悲しみから目を背けたら自分を守れるとあの時、本気で考えていた?悲しみから生み出される
泣かないと思えば思うほど涙がこみあげてきて泣いてはだめだと感じれば感じるほど涙があふれてきて結局のところわたしは感情には逆らえないみたいあの人の前で久しぶりに泣いてしまった日2011年11月22日
悲しくて泣きながら飛び出したお家の玄関のドア道路を歩いて公園を歩いて近所を一周したらお腹が空いてきて心細くなってお母さんの声が恋しくなってまた無性に悲しくなって結局、お家に帰った幼い日の記憶それでいいんだそれでよかったんだ温かい場所がある帰りたい場所がある会いたい人がいるそれは素晴らしいことだと大人になった僕は知っているお家に帰ろう
君の心はどこか遠く果てしない程遠くへ行ってしまってここに置き去りにされたのはどの指にも入りそうにもないコイツと僕だけさピンキーリング
心臓がうごく脈がうっている心臓がうごく脈をうつどうやらこの世界にまだ未練があるらしい脈動の中の真実
あなたと向かい合う為には勇気が必要だなんてそんなことまるで誰にも届かない独り言のように虚しさをひそめていてそんなこと要らないことだと分かってもいたけれど必要だったその勇気は勇ましいなんて勇敢な主人公になったつもりになってだけど逃げる場所をきちんと見つけているなんて要らない勇気
まるでひとつだけ欠けたパズルのピースのように糸が切れて散りばめられたビーズのようにその言葉を言えば魔法は解けるけれど解けない魔法はないこと本音を言ってしまえば迷いはなくなるけれど答えのない問題はないことひと時の気の迷いだとしてもこの感情を信じた先の物事を見たかったあなたに見て欲しかった気の迷い
協調性の意味のもとに人の流れが輪に見えたその輪の中で喧嘩したり離れたりくっついたりまた離れたりそれが酷く苦痛だった輪の端に居ても窮屈に思えた協調性の意味のもとに協調性
月明かりだけの薄暗い部屋の中で何かを考えても何ひとつポジティブなことは浮かんでこなかったけれど月明かりが優しく包みこんでくれていたので不思議とちっとも寂しくなかったし怖くもなかったあなたの鼓動はまだ動いているわたしの鼓動もきちんと動いているそれだけが事実でそれだけが全ての真実鼓動
大人からの評価友人からの評判その答えが全てだった心が窮屈な四角い箱の中に居るような気分でそれと同時に人の輪からはみ出していると実感していた縛られたくないルールに縛られてそれに従うことが全てだった評価
まずは自分を信じなきゃ誰も信じることが出来ないと思うの信じられるひと信じるべきひとは愛するひと愛すべきひとと一緒だと思うのよ一緒
あの頃輝くものなどなにひとつ持っていなくて孤独と現実の意味をひたすら考えていた何でもいいからひとすじの光と呼べるものに出逢えていたら解放されていたのかもしれないそれが例えば月や星でもよかった真っ暗なせかいは恐ろしい程に不安で仕方なかったよねひとすじの光
やさしい心で人に接すればきっとすぐではなくてもやさしい言葉がかえってくる素直な言葉が言えたのならきっと今ではなくてもいつか相手にその気持ちは届くはず過度な期待はしてはいけないけれど報われる日はやってくる包まれて
ゆっくりでいい他の人のペースに惑わされないで半歩ずつでも前に進めば2歩歩けば1歩になるそれはいつか大きな前進になるからゆっくりでいいんだよ自分のペースを忘れないで前進
綺麗なものを見たらもっと綺麗なものが見たくなるし美味しいものを食べたらもっと美味しいものが食べたくなる楽しいことがあったら次はもっと楽しいことを求める嬉しい言葉を言ってもらえたら次も期待してしまうし誰かを愛したら誰かに愛されたいと考える僕らって本当に欲張りだね綺麗な物
世の中には自分の力だけではどうにもならないことそんなこと数えきれないほど山ほどあるそれを素直に受け入れるのも諦めてしまうこと諦めきれずにいることも自分次第不可能から可能へ変えることが出来るのは他の誰かではなくあなた次第次第
信じていたあの言葉はどこへ行ってしまったのだろう星を見つけては祈っていた自分も遠い場所へ行ってしまった変わらない想いなんてあるはずがない叶わない夢なんてないわけがない迷いは全てここに置いていけばいい変わらない想いがあるかもしれない叶う夢があるのかもしれない迷いはおいて
夢を描くことは大切だそう言われて育てられて現実は夢をいつか諦めなければいけない時が来ると知りひとりで泣いた日何かを知ることは辛いことも目を背けたくなることや信じたくないこともあるだろうけれどこの世界のすべて自分のすべてを知りたいただ、それだけだった描いた夢
歩きだしてはすぐに立ち止まり前へ進む筈が足取りは後ろへとここで手にしたものは優しさとか温もりなどそういう温かなものではなく孤独と弱さだった息が詰まる程に自分を傷つけても涙が止まらなくてもそれでも自分だけは見失わないようにときっと踏み出した先の向こう側にはこれまでに目を背けてきたものが沢山あるのだろうそして追い求めていた答えが沢山あるのだろうだから行くんだ歩きだす
温かな日差しのしたひとり公園のベンチに座り静かに木の葉が揺れる様を見ていたひかりが反射して様々な色が行き交う傍から見れば孤独に見えるかもしれないだけどちっとも孤独ではなかったまわりが決めつけることが必ずしも全て当てはまるとは限らない限らないさだから出来ること出来ないことをまわりに決められるよりも自分で決めて進んだ方がいい風が止んで静寂につつまれた静寂
流れ星に3回お願いごとを言えば叶うと信じていたあの頃とは違う感情で夜空を見上げていたその筈なのにいつの間にかもう私の手には届かない貴方を想っていたペルセウス座流星群
16歳の自分が学校へ行くことが出来なくなったら何もかも無意味で何時間も天井の点と点で線を描いていたそんなの退屈な毎日の筈なのにちっとも退屈じゃなかった16歳の光と影
夢はいつか叶うと信じていたし叶わない夢なら最初から見るわけがないと頑なに考えていたそして、自分は小さな人間だと思い込んでいたその小さな人間が抱えきれない程の大きなものを背負いこんで居場所を捜していたし求めていただけどこの世界では見つからなかったよね15歳の居場所
言いたいことが山ほどあった訴えたいことが沢山あっただけどそれを誰に言えばいいのか分からなかった詩を描くことは自分の考えを自由に思い描けたいい出来事もわるい出来事もだから単純にすきだった14歳の始まり
このガラスのコップを割ってしまいたいという衝動にかられましたこのコップをたたき割って手が血まみれになっても構わないそうして、その破片があなたの大事なところに突き刺さってしまえばいいのにそこまで考えてとてもおぞましくなったのでガラスのコップをいつもの戸棚の位置に戻して何もないような振りをしてあたしは布団に潜りこみましたガラスの破片
幼い頃ポップコーンを家で作るとなるとフライパンで炒るしかなかった香ばしいかおりが家中にひろがって軽快なおとと共に。あなたを思い浮かべていたらそんなことを思い出したきっとあなたを考えると心が踊りだしてしまうからポップコーン
何をするにも上手くいかなくて何をしても失敗ばかりでそんな風だった頃あたしは小さくて無力だと思っていただけど今ではあの頃あたしは小さくて無力だった。と過去形で言えるようになったそれでも壮大な川のせせらぎや森のささやきなんかを聴いているとやっぱり小さなあたし。小さなあたし
カフェでコーヒーを頼むと「お砂糖とミルクはどうしますか?」そんな類のことを訊かれるということハンバーガーを食べると鼻にツンとくるピクルスも入っていないと少々味気ない気持ちになること小さな存在が連なって当たり前の存在になるんだ小さな存在
鮮やかな黄色の花散歩の途中目に入って何故か心がおどった僕はひとりじゃない僕のそばには誰かがいるこの花だってひとつではないいくつもの花が重なってやがて種を落とし再び花を咲かせるのだろう僕らと一緒さ君のそばには誰かがいる君はひとりじゃないそう示してくれているそんな気がしたんだ示してくれる
次々とあふれだす涙が心に水面を作る迷いはとても深く深いところにある今まであなたの望むわたしにはなれなかった迷いはとても深く深いところにあったその水面に涙が零れおちて描いたしずくの輪が静かにひろがったとき心の奥底にひそんでいた感情がわいた水面
―愛しているよ。そんな言葉だけでは足りない私を心の底から大事だと思うのならばその手のひらや腕や視線で私から離れないで見つめていて欲しい―愛しているよ。そんな言葉を言いながら抱きしめてもそこに私の心は居ないからそこには居ないから
あなたは欲張りさんねわたしの全てを欲しがるなんてあなたは欲張りさんだから何かを求めるのならば何かを諦めないといけないこと知らないでしょ?欲張りさん
あなたが居なくても多分、わたしは生きていけるわたしが居なくてもきっと、あなたも生きていけるそのことを知っていながらも一緒に居るってことは不思議でいて単純なことだよねあなたが居なくても
日差しが気持ちいい昼下がり今、彼は何をしているのかそんなことを考えてみる連絡を取らないようにしてからもう半年以上経ったよねそれでもいいや抱えきれないほどの愛情をもらったから山ほどの思い出をもらえたからだからいいや。もう会えなくても思い出が心を温かくするだけど、やっぱり彼が隣にいたらもっと温かい気持ちになったのかなそんなことを考えてしまった日差しが気持ちいい昼下がりひだまり
これまでの人生を振り返ると曲がりくねった道だったり随分遠回りしてきてしまったね誰かが平坦な道はつまらないと言っていたけれど本当かな安定した暮らしを目指して安定している感情を目標にしていた日々はひどくつまらないものだったね苦しいこと辛いことがあるからこそ乗り越えたときに嬉しさがあり笑えるときがやってくるのよだから曲がりくねった道をこれからも進むだけどね彼に対してはきよらかな気持ちでまっすぐな道を歩んでいきたいと思っちゃったよねまっすぐ
あなたに抱きしめられて温かなぬくもりに包まれたあのとき、あなたは気付いていた?この片想いのきもちが加速しちゃっていること―やめて。何て言えなかった嬉しかったから叶わない想いって知ってたからもう2度と抱きしめられることがないこと分かっていたからあの星の綺麗なよるわたしは抱きしめられて嬉しかったけれどあなたを困らせることになるのよあのとき、あなたはそのことに気付いていなかったでしょう?星の綺麗なよる
理由を求めていた言い訳なんて認めたくなかった信じぬくことが美徳だと感じていた裏切られてもまた信じることこそが美徳だと考えていたただ行き場のない感情の行き場となる理由が欲しかった言い訳なんて認めたくなかったのに美徳
誰かの決めたレールの上を走るだけの電車のような人生んなんて嫌だった色々な景色を見ること様々な人に出会うことに憧れていたあの頃のあたしは少なくとも自分の進むべき道は自分で決められると思っていたねレール
運命の交差点で人々は行き交うそこで出逢って同じ道を歩むこともあるし別れて別々の道を歩くこともある交差する出会いと別れに挨拶が必ずしもあるとは限らないこと今の私たちは理解しているつもり交差点
醒めない夢がないようにいつか本当のことを知るときはやってくる本当のことを知らないままでいられるのはきっと誰かに守られているからわたしが泣かなくて済むように怖がらないで済むように心地いい夢から目覚めないようにと醒めない夢
自分のシャンプーが切れてしまったので夫のシャンプーを使ってみた私の髪の毛が夫の髪の毛の香りがしたのでどことなく嬉しい気持ちになったこれってアレに似ている恋焦がれていた相手の香水やシャンプーは何を使っているのか考えていたとき同じかおりを自分も漂わせたいと思っていたときかおり
淡い橙色の空を眺めながらどうしてもあなたの顔を上手に思い出せずにいる自分と向き合う このことを切ないとも哀しいともどちらの言葉にも感情にも当てはまらないけれど 例えるのならば夕暮れの校舎の教室で友達を待っている時の様な感情 淡い橙色の空を見つめていると無性に涙がこみあげてきたんだ ただ、会いたかったんだ上手に顔を思い出すことも出来ないけれど 心のどこかでずっと逢いたいって願っていたんだ 不思議と心が素直になって自然と感情を言葉に表すことが出来るもう少し感情の流れに逆らわずにいよう 淡い橙色の空が闇に包まれるその時まで淡い橙色の空
左手の薬指にひかる指輪を私にあげるのはいつのことだろうと言っていた彼はきちんと約束を果たしてくれました3年後に彼に応えられるのは自分だけだし私に応えてくれるのも彼だけだしどちらかが怒ればどちらも悲しくなってどちらかが楽しいと一緒になって笑う左手の薬指にひかる指輪はまだ違和感があるけれどいままでのこともこれからのことも様々なことを一緒に見ていくたいせつなもの結婚指輪
誰かを信じぬくということは非常に難しい信じたい気持ちと疑いの心を持ち合わせた感情の奥深くに波が何度も行き交う波打ち際にいるような感覚がうまれた信じたいのに疑ってしまう自分が悔しく疑いの目を向けられ信じてもらえないのにまっすぐに私を見つめる彼の目を見つめていたらもう一度だけ信じてみようと思ったんだ2017年9月17日
眠たい目をこすりながら寝ぼけた頭を無理に起こす午前6時隣にはまだあなたが居なくてそれがどことなく寂しく感じる言葉って大切言わないと解らないこと言って分かち合うことそれが時に傷つけあうことがあっても言葉は大切なんだろうね2017年7月18日
貴方と見た星空を思い出す星座なんてこれっぽっちも知らない私達だったけれど夜空一面に広がる星空に見惚れていたんだ星になったあなたを思い出すには都会の夜空は明るすぎて時折見失いそうになるけれどだけど。2017年7月11日
ぼやけた思考の中でそのうえ、霧の向こうにいるような貴方のことを考える貴方は私に幸せの意味を説いた人だった無口で滅多に笑わなくてだけど不可欠な存在で何度も何度も大喧嘩してもそれ以上に愛情を注いでくれていたぼやけた思考の中でそのうえ、霧の向こうにいるような貴方のことを想った彼は貴方に似ている部分が意外とあるという結論だけを出して。2017年7月6日
優しくしないでよ優しくしてよだってあなたは他の人にも同じ様に優しくするんでしょう?優しくしてよ優しくなんてしないでよじゃなきゃもう、逢ったりなんてしないんだからね優しくしないでよ
泣いたって無駄だよあの人はとても遠くへ行ってしまったのだから私の泣き声なんてちっとも聞こえない場所へもしも、あのときあの人を追いかけていたら何かが変わったのでしょうか遠くへ歩き始めるあの人を見送るだけではなく一緒にについていけば何かは変わっていたのでしょうか後悔というのはどうやら言葉通りらしい後から、後から悔しくなる泣いたって無駄だよあの人はとっても遠くへ行ってしまったのだから私の泣き声なんてちっとも聞こえない場所にもしも、あのとき。そう言う言葉が出てくること自体現在ではどうしようもできない過去の証拠過去の証拠
恋愛において別れを告げた方は自分の存在を忘れさせることを相手にしなきゃいけないと思うのどんなに傷つけてもどんなに嘘の言葉でも自分のことを忘れて幸せになってねそんな言葉は決して言ってはいけない言葉相手は大抵忘れるものかとそう意地を張ってしまうから意地
信じるものは見失ってはいけないたとえそれが不確かなものであっても信じるものはいつも目の留まるところに置いておかなければいけない信じるもの
晴れの日雨の日曇りの日どんな日だって僕らは必死に生きているつまづく時立ち止まる時後ろを振り向変える時どんな時だって僕らは必死に前だけを見て歩いているだからこそ言えるんだ今日に出逢えた、そんな奇跡きせき
私が欲しがっているものはそういうものではなくてきらきら輝くものやお金で買えるものだけを欲しがっていると思っていたらそれは大間違い間違い
天気のいい昼下がりいつもよりも半歩遅く歩いてみるそれだけでいつもの景色が変わる風が吹くたびになびく緑の葉に覆われた木花壇に植えてあるアヤメの花日陰で大きくなったふきの葉何かに疲れたら心の歩く速度を半歩遅く歩いてみればいいそれだけで違った物事が見えてくるそしていい方向へと進んでいくから昼下がり
覚えたての煙草が上手く吸えずに煙だけが宙を舞うこんな時だからこそ貴方が必要なのにこんな夜だからこそ貴方が不可欠なのに貴方は真っ暗でそれでいて果てしない空間に心を置き去りにしてしまった覚えたての煙草が上手く吸えずに煙だけが宙を舞うこんな夜だからこそ上手に眠れたらいいのにこんな夜だからこそ上手に感情を言葉で表せられたらいいのにいくつ数えても
雨上がりの空に虹がみえた純粋にそれがきれいだと感じたそうさいちばんに自分が叶えたいと思うことを叶えるための権利は誰にだって平等にあるのさ平等な権利
本当はあの時君が無理にして笑っていることに気がついていた君は悲しい現実から目を背けたくて笑っていたのだろうだから僕も同様に悲しかったけれど笑ってみたんだそしたらこんな辛い世界に君がいたんだと余計に悲しくなって僕の体で君を包みこんで優しく髪の毛を撫でたら君は泣いたんだ強い人になんて僕の前ではならなくていいんだよ弱い部分を見せてもそれを格好悪いなんて思わないから強い人になんてならなくていいんだよいいんだよ
僕はいつの間に変わってしまったのだろう以前はこんな弱さなど感じたことすらなかったのに年齢を重ねるごとに弱さばかりが目に付くそんな時友人の変わらない笑顔を見ると安らぐものがある僕も笑顔は変わってないのではないかとそう安心できるものがある―ほんの少し疲れただけだよ。そう友人は言う―心の休暇を取れば、不安も取り除けるよそうとも言われた生き方のレシピなど存在しないことは知っているけれど少なからずこういう風になりたいという下味はついている僕はほんの少しのあいだ旅にでも出ようかな自分自身を取り戻すために自分が生きたいと思えるレシピを見つけるために生き方のレシピ
泣き止まなかったあの夜や笑い過ごせなかったあの瞬間も何が気がかりなのだろうと考えたら悔しいことなのだと気づいた言いたかった言葉を言えないあの瞬間愛想笑いをしていたあの日もどうして自分らしく生きられないのだろうかと葛藤していることに気が付いた背伸びはしなくてもいいんだよつま先立ちもしなくていいんだよ自分らしく生きることに専念したっていいんだよいらない
はなうた唄いながらあなたを待つ雨上がりの昼下がりあなたの優しい笑顔はこれまで数えきれないくらいにわたしを助けてくれたあなたの温かな言葉はこれまで数えきれないくらいに私を助けてくれた抱きしめてくれるのはいつだってあなたからでわたしから抱きしめることがあってもいいでしょ?はなうた唄っているとあなたに後ろから抱きしめられてしまったからわたしは参ってしまったよはなうた
ひっかいてできた傷口がいつの間にかかさぶたになっていたんだこれをはがしてかきむしったりしなければ血など出てこない心に出来た傷口にまだそれを埋めてくれるかさぶたができずにいる君以上の人に出逢えたのなら癒えるのだろうかこの傷は君以上の人なんて、どこにもいないさそう言いきるから心にできた傷口はまだふさがっていない本当のことを正直に言うともう少しこの傷口を理由に君を思い出していたいんだ傷口を理由に
夜の凛とする空気のなか煙草を部屋ではなくベランダで吸うことにも慣れたよ1人暮らしにもだいぶ慣れてきたかな実家から月に1度届くお届けもののなかに短い手紙が実はいちばん照れくさくていちばん嬉しかったりするただいまと言えばおかえりそう返事がくること当たり前のこと過ぎて実家に居た頃は気が付きもしなかったけれど1人暮らしをして初めて気が付いた幸せがそれだったよおかえり
夕焼け空のなか影踏みをして遊んだ幼いころのことを不意に思い出したもう少しで太陽が沈んじゃうから影がなくなることは知っていたけれど自分の背丈よりも長く伸びた影を踏むことは不思議で楽しくて仕方なかった夕焼け空のした影踏みをして遊んだ幼いころのことを不意に思い出したんだ影踏み
塩よりもしょっぱくない涙が次々零れ落ちて口の中に容赦なく入り込むこういう時に子どものように大声で泣けたら大きな声を発して嫌だと言えたのならすっきりするのだろう塩はしょっぱいからそのまま食べることはしない塩よりもしょっぱくない涙が次々零れ落ちて口の中に容赦なく入り込む心の傷口やこの涙が塩くらいしょっぱくて誰も触れなければいいのに。塩
深海に抱かれているように真っ暗なこの心に響き渡るような光はないのかどこを見てもどこを見渡しても暗闇の中にいるこういう時にたったひとつでいいから灯火になるような人物だったり夢だったり目標だったりあったのならばそれで光は灯されるのではないのだろうか灯火
僕らは知っているようで意味を知らない単語を並べる皮肉にもそれで通じ合える不思議にもそれで分かち合えるこれだけは言いたい曖昧な言葉を述べるのは辞めて頂きたいだってさ、両方の意味を持つんだろう?なんとなく誤魔化されていて騙されている気分になるのは自分だけじゃないだろう?曖昧な言葉
同じことをしても気が付けば差がついているその度に焦って空回りばかりして自分に自信がなくなってしまうだけどたとえ今は届かない場所にいてもまだ諦めていないからまだ頑張れるからいつか胸を張って君と一緒に歩くんだ同じことをしても
誰だって孤独を抱え込みながら生きていくのは辛すぎる幸せを願うことは楽しいことがないかと捜すのは誰だっておなじ自分が不幸になんてなりたくないたとえ誰かを傷つけてしまうことがあっても。誰だって
同じ空の下で生きているのに同じ大地の上で生きているのにどうしてここまで感情が違うのだろう差別も偏見もなくなってしめばいいのに同じ空の下で生きているのに同じ大地の上で生きているのに2013年9月12日
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