秀春 さん プロフィール

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秀春さん: Hideのおすすめ本とエッセイと絵と詩などのブログ
ハンドル名秀春 さん
ブログタイトルHideのおすすめ本とエッセイと絵と詩などのブログ
ブログURLhttps://toshi7638.muragon.com/
サイト紹介文おすすめ本やエッセイ、絵、自作詩などを載せていきたいと思っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供10回 / 15日(平均4.7回/週) - 参加 2018/01/28 05:57

秀春 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 「ウジェニー・グランデ」バルザック 河出書房
  • ウジェニーの家は葡萄作りで収入を得ていて、非常な金持ちです。これはウジェニーの父が、本物の守銭奴であるためで、父は、家族全員、召使いにも爪に火をともすような暮らしを強制させます。これほど頑丈な守銭奴の性格の持ち主は、どの小説にも見られないと言っていいでしょう。妻がどうなろうと娘のウジェニーがどうなろうと知ったことではありません。実際、心の弱い妻は、夫のあまりにも過酷な性格に圧倒され、病気を得て死ん [続きを読む]
  • 「ざくろ屋敷」バルザック 岩波文庫
  • バルザックの中では、比較的短い小説ですが、強い感動を受けずにはいない傑作です。話は、二人の子どもを連れた若く美しい未亡人が誰とも付き合わず、ざくろ屋敷で行い澄ましているところから始まります。なぜ、未亡人は誰とも付き合おうとしないのか。その理由は、読み進むうちに明らかになりますが、物語の末尾は、どの人の心をも強く勇気づけずにはいない感動的なものです。天才の力量を思わせる傑作短編です。 [続きを読む]
  • 人物画「ベルクソン」鉛筆画
  • フランスの哲学者、アンリ・ベルクソンです。「創造的進化」の著作で知られていますが、その顔がよく知られている人ではないようです。じつに、端正な顔立ちをした人で、顔を見ただけで、とても深い知性の持ち主だと、感じられる顔です。 この人は、ユダヤ系の血を引いている哲学者で、ユングが、現代にも通用する哲学者として、ニーチェとベルクソンの二人を挙げています。以前は、「ベルグソン」と濁りましたが、現在では「ベル [続きを読む]
  • 「谷間の百合」バルザック 新潮文庫
  • バルザックは51才で亡くなりましたが、創作意欲は実に逞しく膨大な量の小説を後世に残しました。この「谷間の百合」はそのバルザックの小説の中でも、「ゴリオ爺さん」と並んで、最高傑作と目されるものです。舞踏会で出会った美しいモルソフ伯爵夫人に恋をしてしまった純情な青年フェリックスは、夢がかない夫人とつきあうことができるようになりますが、その付き合いはごく折り目正しいストイックなものです。青年はその夫人と [続きを読む]
  • 「モーツァルトの手紙」吉田秀和編訳 講談社学術文庫
  • モーツァルトの父レオポルトは、自分の息子は天才に違いないと、モーツァルトがごく幼い頃から、その手紙を後世のために取って置くように家人たちに命じました。レオポルト亡き後も、その遺訓は守られ、わたしたちは現在、膨大な量のモーツァルトの手紙を読むことができます。けれども、その手紙は、モーツァルトの音楽の大芸術に対して、あまりにも語ることが少ない凡庸なもので、実生活上では無能力者とも言えるモーツァルトの不 [続きを読む]
  • 自作詩 詩人 「改版」2
  • 生きのいい言葉はないか プロ野球投手の弓のように撓る身体からうなりをあげて 捕手のミットにズンと受け取められる 硬式ボールのような 手が赤く腫れ上がるくらいの手応えのある 確かな言葉を それは単なる 記号でも 観念でも プロテストでもなく 一人立ちした 言葉そのもの 象徴 いやそのような言葉ではなく 実在 いやそれでもない 一眼レフカメラのレンズのように 磨き抜かれた 言葉 我々をしんじつ目覚めさ [続きを読む]
  • 自作詩 女たち
  • 雨上がり 濁流は流れる たくましい遡上を続ける魚群を 孕みながら 鮮明な絵に描かれていたのは 風 知る人もない町の月明かり ああ 運命はわたしに諦念を贈ってくるのだろうか 優雅にも崩落していく女たちを 目の当たりにして [続きを読む]
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