まる さん プロフィール

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まるさん: 短歌のこと
ハンドル名まる さん
ブログタイトル短歌のこと
ブログURLhttp://tankanoko2.seesaa.net/
サイト紹介文詩や短歌、言葉に関すること。アララギ派と斎藤茂吉から現代短歌まで広く読んでいきます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 27日(平均12.7回/週) - 参加 2018/01/28 16:44

まる さんのブログ記事

  • 干し芋の別名は? グッドモーニング言葉検定
  • 22日の言葉検定の出題です。子供のころ茨城に一時棲んでいたことがあったのですが、その頃から今まで、干し芋の8割は茨城で作られているのですね。その地方で大きな家は、「干し芋御殿」と呼ばれることがあります。手間はそれなりにかかるそうですが、収益も大きいということなのでしょうか。 で応援よろしくお願いしますにほんブログ村親類が家で自分の食べるものとしても作っていましたが、作り方はいたって単純で、乾燥 [続きを読む]
  • 金子兜太さんを悼む 戦後俳句・現代俳句の旗手として俳句革新
  • 朝日俳壇の選者、金子兜太(かねことうた)さん、しばらく選句をお休みされていましたが、20日に98歳で逝去されたと報道がありました。 金子兜太さんの経歴1919年、埼玉県生まれ。旧制高校在学中に俳句を開始。東京帝国大学経済学部卒業後、日本銀行に入行。直後に海軍入隊。社会性の強い「現代俳句」の旗手として活躍。87年から「朝日俳壇」選者。現代俳句協会名誉会長。 金子兜太さん代表作銀行員ら朝より螢光(けいこう) [続きを読む]
  • 第34回朝日歌壇賞 元ボクサー康哲虎の短歌と新聞歌壇の投稿先など
  • 今日の新聞記事から。朝日歌壇の投稿者のエピソードと朝日歌壇についての紹介です。選者と投稿情報についても書いてみます。第34回朝日歌壇賞に康哲虎さんが選ばれたというニュース記事です。康さんは元ボクサー。その短歌とは。康哲虎さんの短歌母国語と母語を隔てる日本海一度も越えず霞むふるさともう少し背が高ければボクシングやらなかったよ絵を描いていたよ喪失の底にも芽生えがあることを認知症ケアの醍醐味とする地下鉄の [続きを読む]
  • NHK「目撃!にっぽん」タクシードライバー歌人 高山邦男の短歌
  • 今朝のNHKのテレビ番組「目撃!にっぽん」でタクシードライバー歌人の高山邦男さんが紹介されていました。今朝は家人が出勤でビデオに撮ったため、番組の方はあとで見ようと思います。高山邦男さんの紹介高山邦男さんは 1959年、東京都生れ。早稲田大学第一文学部卒。「心の花」編集委員。歌集『インソムニア』は第一歌集。本歌集は第25回ながらみ書房出版賞とダブル受賞。高山邦男さんの歌歴中学生のころから詠み始め、大学では歌 [続きを読む]
  • だるいの漢字は? ネプリーグ問題 古代からある類語「たゆい」
  • こんにちは。*短歌のこと*まるです。月曜日夜のネプリーグで「だるい」という言葉の漢字が問題になったため、ネット上で話題になりました。だるいは最近では若者言葉と化しているようで、ダルイと書かれることも多く見かけますので、漢字を、と言われると、意外に思うのかもしれませんね。漢字は「怠い」または「懈い」「不活発という意味の英語の「dull」だという話は本当でしょうか」という質問も見かけまして、発想としてはおも [続きを読む]
  • 朝日歌壇2月12日より
  • 今回は介護の歌、若い人の結婚、広辞苑編纂の話題など。してあげるよりしてもらふ存在に私はうまくなれるだらうか 檜山佳与子あるいは老人ホームなどで介護を受けようとしている方だろうか。「してもらう存在」という言葉に注目。人は皆「してあげる」と「してもらう」のギヴアンドテイクで生きている。その相互性には長いスパンのものもあり、乳幼児期と高齢になってからは「してもらう」、その中間は子供と親双方にしてあげる、 [続きを読む]
  • 「あたしおかあさんだから」歌詞全文を見てみた
  • 「あたしおかあさんだから」という歌の歌詞が問題になっているというので、さっそく見てみました。作詞の難しさ私は以前、音楽の方をしていたので、子供を教えた間は子供の歌は毎日のように歌ったし、作詞家さんと組んで作曲した曲もネットにアップしている。作詞は案外誰もできるように見えて、それはそれでいろいろ約束事があり、慣れている人でないと存外難しい。字になっていないものは「ない」と同じ文章の中で、文字として登 [続きを読む]
  • アニミズム的生命観の短歌 前登志夫の歌代表作
  • 詩人として出発した人だからなのか、住み続けた吉野の土地柄なのだろうか、アニミズム的な宇宙観・生命観に特徴があって興味を引かれる。柳田國男や折口信夫の民俗学にも精通していたらしい。前川佐美雄に師事。歌集『子午線の繭』他から抜粋。さくら咲くその花影の水に研ぐ夢やはらかし朝(あした)の斧(おの)はかなしみは明るさゆゑにきたりけり一本の樹の翳らひにけり 地下鉄の赤き電車は露出して東京の眠りしたしかりけり 夕闇 [続きを読む]
  • 「したためる」の漢字は? ことば検定グッドモーニング2月6日
  • 「手紙にしたためる」「日記にしたためる」というときの、「したためる」という言葉の漢字は何か、との林修先生からの出題です。「したためる」は、元々古い言葉で、文語なら「したたむ」漢字は「認める」、文語なら「認む」となるそうです。 よく見かける言葉ですが、漢字は初めて知りました。意味はというと、したたむ 【認む】文章を書き記す。食事をする。処理する。準備する。したたむは、元々複合動詞で、それ一語で万全に [続きを読む]
  • 同じの語源は?グッドモーニングことば検定の出題
  • 2月5日は「双子の日」、2月6日は「風呂の日」または「ブログの日」だったのだそう。「今日7日は何だろうね」と家人に聞いたら、「つくだ煮の日」「なぜ?」「フナのつくだ煮とかあるから」昨日の言葉検定の出題は「同じ」の語源。ひとつは、祖先の祖「おや」から、血のつながりのある者同士は似るということで、同じの語源の仮定もそこそこうなずけるものでした。が、正解は「おのれ」の「おの」に形容詞の接尾語「じ」をつけたも [続きを読む]
  • 幾たびも雪の深さを尋ねけりの作者は正岡子規 Qさま!!の出題
  • 「幾たびも 雪の深さを 尋ねけり」の俳句の作者は誰か、というのが、テレビ朝日|Qさま!! で出題された。出演者の宇治原史規は「石川啄木」と答えて不正解。次の解答者の村井美樹が「正岡子規」と答え正解。その両者とも「石川啄木か正岡子規かで迷ったんですよ」という。「迷った」というのは、啄木も子規もどちらも古い有名な俳人または歌人というくくりであるからだろう。そもそも、啄木は最初は小説家を目指しており、子規の [続きを読む]
  • 朝日歌壇より2018年2月4日
  • しばらく朝日歌壇を見ていて、現代の短歌にもだいぶ慣れた。今号は、直截に生活とその困難を詠んだものが目を引いた。年が明けて、日常が戻ってきたためだろうか。貧しさに負ける事なく生きている金がなくとも梅はほころぶ 木村義熙飾り気なくそのままに詠んでいるのが良いと思う。結句が季節らしくて良い。乗り越えてきた訳ではない気付かずに通り過ぎてきたそれだけのこと 岡田紀子散文体の口語の歌。これも上に少し似ている。 [続きを読む]
  • 節分の短歌〜久葉襄
  • 遣らふべき鬼まだ棲まぬみどりごのほとりへも撒く四、五粒の豆 他に子どもを歌ったもの。生まれ来むはじめての子を待つ日々の心はただに遠浅なせりつはつはと牡丹雪降る生れこし吾子の一生の黎明をふるいずれもすてきな歌だ。この方の歌集を手に入れたいのだけれども、自費出版らしく見当たらなかった。次の歌集の刊行を待っている。吐き捨てし西瓜の種子は日盛りに乾きつつあり恥のごとしもやるせなく思ふことあり雑踏をゆきつつ [続きを読む]
  • 俵万智の初心者にもわかりやすい短歌の指導書「考える短歌」
  • わかりやすく書かれているのだけれど、読み流してしまいそうなので、少々おさらい。第一講 『も』があったら疑ってみよう。 助詞「も」は、安易に使うなというところ。私自身はあまり使ったことがない気がするが、逆に離れているものに対して、「も」を使った場合には「意味」が生じるという。短歌の助詞は、いつも難しい。それはまた言葉のニュアンスでもあり、歌の方向を決める。 第二講 句切れを入れてみよう/思い切って構造 [続きを読む]
  • 旦那の意味は? グッドモーニングことば検定
  • 1月31日のことば検定は、「旦那」という呼び名に関する出題。それを見ていて昔、祖父が皆が集まるたびに語っていたことを思い出した。おおむね下のような話だった。落語『百年目』の大旦那さんは道楽を覚えた大番頭を呼んで、こんな説諭をする。「昔、天竺に栴檀(せんだん)という立派な木があり、その下に南縁草(なんえんそう)という汚い草が沢山茂っていた。目障りだというので、南縁草を抜いてしまったら、栴檀が枯れてしま [続きを読む]
  • 満月の夜は死亡事故の割合が5%増 スーパームーン2割の事故リスク
  • 昨夜はめずらしく月食、そして、スーパーブルーブラッドムーン。明けて今朝の朝日新聞「ユリイカ」のコラムで、興味深いデータが紹介されていた。カナダの研究者らが、過去40年間に起きたバイクの交通事故を分析したところ、満月の夜は死亡事故の割合が約5%高いとわかったという。原因はというと、「月の光を浴びると死に誘引される」といった心理的なものではもちろんなかった。そもそも、満月と事故との相関に目を付けたという [続きを読む]
  • 夏目漱石はIloveyouを「月がきれいですね」と訳した逸話
  • 新聞の「よむサラダ」に、茂木健一郎氏が書いていたことがある。「アイ・ラブ・ユー」の訳は夏目漱石によると「月がきれいですね」だったそうである。日本語には「愛する」という観念がないのだという。ネットで調べたところ、学校教師時代に学生の直訳に対して、「そんな言葉は日本語に存在しない。『月がきれいですね』とでも訳しておくのがよい。」ということであったらしい。「日本人にはそれで通じる」というのも、わからなく [続きを読む]
  • すこぶるの意味は「少し」? 漱石の「坊ちゃん」での用例を見る
  • 昨日のことば検定の出題は「頗る すこぶる」。林修先生が「意味はまあまあという意味です」と答え、聞いていたタレントが「とても」だと思っていたといったが、先生はノーコメント、という一幕があったそうです。ただ、すこぶるの意味を「少ない」と思っている人は、少ないのではないでしょうか。広辞苑で調べると、頗る【頗る】《副詞》1.やや多く。少しく。やや。軽く。おそらく番組で伝えたのはこちらの方。そしてもうひとつ [続きを読む]
  • 斎藤茂吉の「歌集『ともしび』とその背景」岡井隆
  • 斎藤茂吉の3番めの歌集「ともしび」に関しての岡井隆の考察。岡井によると「赤光」「あらたま」そのあと作歌不振の時期の「つゆじも」以降の歌集は、後に日記から再構築されたものが多くあり、一方、病院の焼失という大事に始まる「ともしび」は実際の生活状況と並行して歌作が進められた。「赤光」「あらたま」の歌境は否定的に継承され、「病院経営という実業の世界に足を踏み入れたという点で」作品は具象的になった。茂吉の歌 [続きを読む]
  • しろがねの雪のふる山に人かよふ細ほそとして路見ゆるかな斎藤茂吉
  • しろがねの雪ふる山に人かよふ細ほそとして路見ゆるかな  【歌の意味と現代語訳】銀色一色の雪の降る山の中にあっても、人が通る細い細い道が見えるものだよ【出典】「赤光」大正元年 2木の実【歌の語句】しろがね・・・銀色 かよふ・・・通う かな・・・詠嘆の助詞【表現技法】句切れはない【解釈と鑑賞】睦岡山中を訪れた際に詠まれた。雪が降っていても積もっていても、勤勉にも人は生きるために、山道を行き来する。その細い [続きを読む]
  • 赤茄子の腐れてゐたるところより幾程もなき歩みなりけり 斎藤茂吉「赤光」
  • 赤茄子の腐れてゐたるところより幾程もなき歩みなりけり 【短歌の意味と現代語訳】トマトが腐って捨てられていたところを見てから、どれほど歩いたろうとふと思うと、いくらも歩いていないことよ【出典】「赤光」大正元年 2木の実 【歌の語句】赤茄子・・・トマトのこと幾程もなき・・・いくらもない、わずかな【表現技法】句切れなし【解釈と鑑賞】茂吉の難解であるゆえにまた興味をそそられる歌でもあり、さまざまな解釈を呼ん [続きを読む]