Tomo さん プロフィール

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Tomoさん: TomoPoetry
ハンドル名Tomo さん
ブログタイトルTomoPoetry
ブログURLhttps://ameblo.jp/masapoetry/
サイト紹介文日々書きためた詩です。いろいろなテーマについて書きます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供34回 / 175日(平均1.4回/週) - 参加 2018/01/31 03:51

Tomo さんのブログ記事

  • ありがとう 炭となった罪から
  • 積みあげて積みあげ残るのは黒い灰と重い罪エアフォーフワンが飛ぶ わたしたちの生のように罪を忘れかきあつめるとみに喜び突然に扉の向こうへ行くように外はいつも曇り 晴天でも曇り人類は晴れた一日を生きることはできない鉄条網のベッドでビーナスの破片を抱く夜空の赤い星は誰の目二万年前の光誰も無垢ではなかったビール瓶はくだけわたしたちの軌跡になる 赤い夢白い望み 夜空がわたしたちを吹きぬけていく玩具箱のよう [続きを読む]
  • 言葉を煮込んだスープ
  • きみがこの地を去るとき抱きしめるもの形のない楽器と歌いつずける人形扉のない写真館の記憶人類の言葉を煮込んだスープそこから未来をすくいとるスプーン宙を泳ぐきみの肘きみが舐めた食器を溶鉱炉に祈りつつ投げるきみの肉体のかたちになる朝 テーブルには石膏像日々わたしの時間はきみの記憶で満たされいつしか 火災報知器や八万光年の距離で回転する星がきみの乳首と性器になるとおいところで徐々に冷えていく記憶できたら [続きを読む]
  • モノクロのペーパーナプキン
  • ブルーのカーテンと深紅のカーペット小さな足跡とよこたわる陶器の肉体シーチキン缶詰工場からころがる球体の思想いろいろな色の声をあげるとぎれる絹の悦びや針金が風に鳴るかなしみや朝の綾のあかるさ夜の横縞にしまわれる闇色はひとびとを染めながら時代がながれるように死がしみていくようにながれる泥に染まった神学書をめくる音屈原が見あげる水底キャンバスに走るゴッホの動脈いくつもの世界をティンパニのように震わせなが [続きを読む]
  • 箒星のレクイエム
  • 声はわたしのうえを回転する独楽のように過ぎていく幾世紀も震えつづける弦楽器のように白楽天の泣き声ランボーの唾をのむ咽喉墓をもたない骨つま先で鳴りひびくレクイエムきみは聴いただろうか明日か千年後 あるいは星が金平糖になり舐められる朝きみはこの地に立っているだろう陶器のかわいた肌でそのとききみの身体はひびく銀河が巡る波の音に死にゆくわたしこの水の星コンクリートの窓の笑顔カメラのように一瞬で爆発するの [続きを読む]
  • さようなら、そして、またね
  • さようなら わたしは聞いたきみの声や死にゆく娘の声 そして二百年前のバイオリンの軋みと二千年前の石の車輪の悲鳴これがきみのこの世だ肉を潰し皮を干し言葉を砕き時間を粉末にするきみはこの地にもどってくるだろうか自分の死を地表に塗ったこの水とコンクリートの星に生きる意味を言葉で掬おうとするカメラのシャッター音の連続どこにもきみはいないわたしはいるかとなりの死者に質問するといいわたしのスーツわたしのブラ [続きを読む]
  • 声で編まれた歴史
  • きみがこの地上に降りてくるとき握りしめていたもの青銅の船とガラスのナイフ行きつく所のない道の木洩れ陽象形文字で記された遺書を読み解くメガネきみの軌跡ときみの触れた肉体について調べるいないきみを光で表現しようとする毎晩のこころみ一日ごとにきみはなめらかな平面になり鼻も性器もなめされた皮の古文書になり擦りきれていくせめて涙の跡のように あるいは喘いだときの汗のあたたかさのように肉のはだざわりを残してお [続きを読む]
  • 朝の誰のものでもない時間
  • きみが倒れているところは青い金属の花がおおっているはしりつづけて銀河系のはずれの方で眠るもう背も痛くないだろうきみは花になりつつある今朝 わたしはおおきな冒険をした記憶のなかのきみをカミソリで死から切りはなそうと空から降ってきたのは青い雨この星は青い水に浮いているきみはバス亭で時間を待っている自転車も乳母車も街角で倒れるきみは待ち続ける恋人も過去の記憶もやってこないバス停でながい歴史書のインクの [続きを読む]
  • 朝の海月
  • 電線が銀色の風に鳴るように星がガラス瓶のなかをめぐるようにきみの声が遠いさようならそう言っているのか半身を地にもぐらせた遺跡の化石のようなわたしには音も映像も届かないこごえる海藻がゆれる目できみはなにとさようならするのだ?過去の地図の複雑な道と昨夜の都市を駆けめぐった足跡とピンクの唇がひらいたような明日とそして 黒い影絵のわたしとこの地上で生きることのできない魂としかし 行かないでくれ海月がいない [続きを読む]
  • 鏡のなかの青空
  • 昨夜 かれはおおきな賭けをした空から垂れるかなしみを記憶の世界の剃刀で剃り落とそうとオレンジのような夕焼けが残っていたのに朝 すべてが通りぬける道からはずれかれはちいさな駅に立っている機関車も郵便配達人もこない駅を歴史の恐怖とかろやかなピアノの波がすぎていくどの時代にも存在しない狭い箱のなかかれはそこに人生のすべてを残すいくまいもいくまいも積みかさね沈黙する都会を光がはしる恋角を曲がる前に肉体を [続きを読む]
  • 青空の電気髭剃り
  • 星から星へと飛びつづける過去は毎朝 ひとつの場所でたちどまるのだ両手を濡らして白くなった地表を撫ぜまわしながらブラウンの青い髭剃り宇宙飛行船よりきらびやかな髭剃り青い記憶のなかのガラスの青をさがす歯磨き粉を鼻につけすでにできあがったパンケーキが飛びまわるわたしの一日を始めるには銀や陶器の食器でなく 青い髭剃りが必要だ死までの空を毎日清掃する青死の世界を刈りとり寝ころぶスペースをつくるのは芝刈り機 [続きを読む]
  • 乳母車にのった地球
  • か天と地がさかさまに 生きているものは青い球の内側をはしるわたしの考えが世界にさか立ちしてるとは今日はまだ藍色のまま足跡は小鳥のものだけだ七色の風船かハイヒールで空を破る死者のよろこびとこれからベッドにはいるよろこびはベッドと青空にポツポツと音符をしるす愛もかなしみもない空間モノクロの自然旅行のようにこういう一日があるとは想わなかった腰の痛み朝の憂鬱水着での倒立人生をささえてきた棒を折るおせち料理 [続きを読む]
  • 鳥がとびたつ人類の朝
  • 死者をおくった昼 世界は静寂にみちている二千年のあいだ 昼の一瞬星は震えそのあと静まりかえるまんなかにまるい空洞ひとびとのさまざまな言葉がのぼっていくさけび声と悲鳴そして観覧車のカラカラと戦車がふきだす黒い噴煙子どもたちの足がおこす花吹雪人類ののぞみは人類の朝にとおくで聞こえてくるオーボエの森のささやきのように鳥の羽音夜を胸に抱いたまま飛ぶアンドロメダが回転する自転車で走りさる 漆黒の鳥わたした [続きを読む]
  • 飛びたつ氷の船
  • 死をえらぶか迷った真夜中 世界の静寂のなかかれは飛びたつ氷のシーツから寝そべったままかれは飛びたつ銃で穴だらけにするなら今だトランペットと太鼓が突然なりひびくひとのいのちがこんなに短いなんて青い きみの瞳を舐めることはできない赤い きみの魂を手のひらにのせることはできない氷の船が銀の帆をゆらしかれの絶望をばらまくかれは飛ぶ かれの絶望を拾いながらかれは飛ぶ 誰かの双眼鏡で確認しながら顔はキリマン [続きを読む]
  • 氷像が触れるとき
  • 目がさめるとかれは氷像で 鳥がつついている宣伝カーはメリーゴーランドをのせ 雲のすきまを走りぬけるマネキンの下半身が回り宙にういた唇がかたりかけるきみは苦しまなければならない 罪のゆえにかなしまなければならない与えたかなしみの量だけ責任ある痛みのために死ななければならないかれは爬虫類と交尾するようにころげまわる時間の穴で魂は丸い果実ジューサーでくだかれる渦で一瞬意識を失う五分のタイマーのあと [続きを読む]
  • 宇宙を攪拌する朝
  • 宇宙が三度目に生まれかわった時 かれはトイレに立っていた偶然に 陶器のトイレが固体から気体へとかわり糞尿と肉体が気化するのは 死のように宇宙の誕生のように一瞬だ青の泡 ブルートレイン 青の宇宙そして 崩壊するなんて誰が想像しただろう宇宙の歴史は百五十億年だがその度にスラックスを着替えるために かれは宇宙をひとめぐりしなければならないとはかれは 世界中のパンケーキのうごきを見るヌードルのながれを [続きを読む]
  • 燃える星の祝祭
  • 暦が一回転し 死者の名がうつろになった朝生きつづける日が まだ一日のこっているお祭りのおわりのような 宝箱を開けたような人生はじめての発見永遠がつまった青い瓶を割るあまく成熟した現在と 腐敗しつつある映像を焼く絶頂からとびでた悲鳴のような星雲ソプラノの音がかすかに回転するハレルヤとレクイエムを交互に一日だけの青いガラスの肉体 そして時間がとろけしたたる雨はしる一輪車と列車の警笛この一日でどこまで [続きを読む]
  • サンドウィッチを作る男
  • サンドウィッチを作る人類最高の歴史的なサンドウィッチスペインが殺した南米のマスタードスターリンがすり潰した挽肉毛が抱いて殺した女の香辛料アメリカが焼き尽くした村のカルシウム錠剤そしてわたしの中に流れるアジアのケチャップすべてはさんだサンドウィッチ日給は五千円世界地図より重い 硬貨でもらうとサンドウィッチを売ってもらった金でポテトと写真週刊誌を買う食べる寝る泣く抱く愛してるという世界はいつか無くな [続きを読む]
  • 青を生きる
  • 青布団をめくると麒麟が首を伸ばしている 空へ爆撃機が整列した朝の青炎が降る日空も海も青昨夜の夢の深みのような手のひらが揺れる呼ぶように泳ぐようにフィルムが焼けきれたように何も見えない輝きで始まる時は青い青宇宙を巡って蝶が帰ってくる わたしたちの胸へ棺を並べた十字路の昼立ち尽くすマネキン鏡の向こうに落ちるハンカチ人類の歴史の青さのような地図が風に揺れる別れのように独り言のように世界の始まりの光のよう [続きを読む]
  • 夢のなかのキス
  • 夜 鳥がわたしのなかを落下する どこまでも深く静寂へ夜 鳥が地中に消滅する 輪郭を残しあとかたもなく墓標は倒れるどこまでも見渡せる闇それがわたしだ墨の眼球と血液 それがわたしだ青龍刀が右から左へ走る歴史に血と言葉が吸い込まれる夜わたしのなかで響く声 ソプラノでわたしのなかを吹く風 時を震わせ宇宙の果ての未来からの接吻わたしはこたえる昼 空がわたしのなかを過ぎていくすみずみまで凍らせ昼 空が地下の水流 [続きを読む]
  • 屹立するふたり
  • 断裁された聖典が霧のように舞いあがる朝鶏は羽を抜かれて走る百歳の長老が首を捻る男は柱を植える根はない粘液に覆われた熱帯樹を凌辱する洗濯した魂を乾かす空が割れてレッドオレンジが落ちてくる前に油を壺に集める青い水三滴で式典を締める穴を掘る歴史を地層に隠すために誰も見ないように あるいは気づかれないように頭から緑のフードを被る夜 性器から糸が出る燭台に身体を溶かし自分のための穴に入る身を攀じりながら柱 [続きを読む]
  • きみが泳ぐ星
  • 朝カンカン鳴る歴史と教会の鐘地中海へ転がるトマト缶とニューヨークで燃える石油缶マネキンを抱きしめているのは誰?八角形の賭けが進む音にわたしの心臓は共鳴する内側には珊瑚礁とまだら模様の藍と青きみが泳いでいるのはわたしの血液の青い浅瀬わたしが銃で撃たれてもきみの海は静かに光を乱反射させているだろうそれが希望なのだから太陽が真上から世界を監視する降り注ぐリンゴジュースと銃弾そして影工場はフル回転で棺を製 [続きを読む]
  • 叫ぶわたしたち
  • 男はパッションフルーツをスプーンで掬い地球をふたつに分けるように人生を切りわけるオレンジ色の生命と地に撒かれる黒い死が鳩が描かれた陶器皿にこぼれるあたらしい泣き声を載せた乳母車は窓から窓へと走り始めるガラスの内側の生活にもうひとつのわたしが見つからないなんて存在の認識方法は哀しすぎるわたしはすべてを産み出す地に口を当てて叫ぶ女は落ちつつある瓜をスライスする地球を緯度に沿って薄く輪切りにするように歴 [続きを読む]
  • 死者が残した羽根
  • 季節が変わりゆく円弧に沿ってわたしたちの情熱は公転するとなりでは地震計の針が熱くヘアースタイルを整えるフィルムに火をつけわたしたちは兵士あるいは死者になる闇の中は葡萄の実ある時弾けてわたしたちはかなしみの叫びを爆発させるでも甘い涙が溢れでる濡れるのはわたしたちではない遠い子どもたちの青い頬夜空の星はすべて落下した機銃の弾の跡のように赤い丸めた口から飛ぶ種のように生きることは抽象的に見ると死にゆく星 [続きを読む]
  • 鳥になるための儀式
  • 人類が最初に歩いた野からわたしの明日へ繋がっている真っ黒い電話線数か所で直角に捻れているそこで音は変化する会話からコップがぶつかる音に聴き取りづらいきみの声は夕暮れに絶望させる二十一世紀の立方体の希望をテーブルマナーにしたがってナイフで切り取るポケットでサイコロが転がるきみの記憶に刻みこまれた鞄や口紅を失い泣き続ける夢人類は泣き続ける地球が眼孔で青く濡れているきみの眼を取り出しわたしは舐めて戻すき [続きを読む]
  • 明るさ
  • 「明るさは滅びの姿であろうか、人も家も、暗いうちはまだ滅亡せぬ。」 太宰治『 右大臣実朝』笑ってはいけない 夜明け前にまだ薄暗いこの世そこにいるのだから明るさはすでに過ぎ去った あるいはまもなく再び戸口から入ってくるおびただしい快楽とおびただしい河岸の死と地下鉄がくぐるような内視鏡がゆれる不安兵士は昼間に姿を整える土に沈められる滅びの姿勢に二十四色の季節を纏い新しい名で埋葬される [続きを読む]