狸沼(たぬま) さん プロフィール

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狸沼(たぬま)さん: たぬきそばが朽ちるまで:狸沼(たぬま)のブログ
ハンドル名狸沼(たぬま) さん
ブログタイトルたぬきそばが朽ちるまで:狸沼(たぬま)のブログ
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/tanukino-ma
サイト紹介文雑記と自作のファンタジー小説を掲載。
自由文雑記と自作のファンタジー小説。具体的には歴史・オカルト関係やSF、アダルトとかの創作をアップロード中。エキサイトブログから移転しました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供219回 / 291日(平均5.3回/週) - 参加 2018/01/31 18:31

狸沼(たぬま) さんのブログ記事

  • [東京喰種Σ(同人小説)] 2.鳩ポッポの使徒・イソ子とデコ捜査官
  • 隠れグールの王は小鼠だけではなかった。たとえばあのミンスの鳩ポッポなども、母親がグールであったといわれる。そのために彼は、グール側の嘘まみれのプロパガンダに死力で迎合し、謝罪の理由や根拠のない土下座さえ繰り返してきた。たとえどれほど人間たちから非難されようとも、それだけが自分の生きる道であると決意していたんだろう。そんな連中は、政治家だけでなく、官僚や学者・教師や、さらには弁護士会などの司法関係者 [続きを読む]
  • [ガンダムD] 8.地球の花、宇宙の星
  • 「あの花輪は君が?」ジェイク・サトーがオッゴ(戦闘ポット)で特攻死した先輩古参兵を包んだビニールの柩と共に身柄引き渡しに赴くとき、見送りにきたミハルについ投げかけた問い。傍らの粗末な柩(体裁を繕った死体袋に近い)の上には細い金色の針金で、クリスマスリースのような花輪が添えられていたのは気になっていた。すると案の定にその通りであったようだ。「このコロニーの花壇で育てているんです。ここの土って、地球か [続きを読む]
  • [ガンダムD] 7.赤毛ショートの尋問者からのビデオレター
  • 「ジェイク少尉」その声はとても澄んでいて、おおよそこんな捕虜の拘留室には場違いなものだった。ジェイクは驚きに顔をあげて目を見張る。「やっぱり、ハンサム」赤毛ショートの少女はニッコリとほほ笑んで呟いた。どうやら彼を気に入ったらしいが、ジェイクからすれば意図が不可解で表情には警戒の色がある(普通の尋問では駄目だと判断して新しい手を考えてきたと思っても無理はないだろう)。けれども次のさりげない言葉が雷電 [続きを読む]
  • [ガンダムD] 6.「屯田兵団」のジオン残党パイロット
  • あの旧ザクのパイロットが生きている。事後のティータイムのカップ2つを洗いながら、そんなことを小耳に挟んだとき、ミハルの胸は躍った。(あのオッゴと一緒に戦った人……)聞いた話では二十歳の青年だとか何とかだけれども、頑なに自供を拒んでいるのだそうだ。そりゃしょうだろう、とミハルも内心には首肯する。すぐにベラベラと仲間のことを喋ってしまえば、味方を敵(地球連邦)に売るのと変わりがない。せめてしばらくでも [続きを読む]
  • [ガンダムD] 4.初めて受け止めた光
  • あえて理不尽に、わざわざ正面から受け止めたくなるときというのは誰にでもあるだろう。……たとえその対象が、物事であれ人であれ、味方であれ敵であれ。ミハルにとっては、今がまさに「そのとき」だった。    *突如の不意打ち砲撃を受け、直後に拿捕のための包囲網が発覚し、狭まってくる。「直ちに投降せよ! 繰り返す、直ちに……」もはや半ば拿捕を確信した連邦側のパイロットたちは、既に航行能力を失ったかに見える標 [続きを読む]
  • [ガンダムD] 3.宇宙の土
  • 真空の暗闇を貫く火線の閃光、味方のガンキャノンからの砲撃がぶちまけたジオン残党輸送船のはらわた。それはコンテナ何杯分、何トンもの生ゴミと汚物だった。戦略物資や資材・燃料なんかですらなくって、原材料となる宇宙の鉱石でさえなかった(のちの調査によれば、鉱物を抽出した後の残滓の石ガラも幾ばくか混じっていたそうだが)。けれども、それだって「宇宙では戦略物資」なのかもしれない。なぜならば、宇宙は「無」の空漠 [続きを読む]
  • [ガンダムD] 2.思い出の「綺麗な星」
  • 不慮の事態があったのは初回テストのわずか二日後だった。あのジオン残党のテロリストが、近隣の宙域にたむろしているという情報が入ったからだ。小規模な集団ではあったものの、野放しにはできない。他の集団とつながって物資の中継ポイントになっている趣があったからだ。そんなとき、気づいていないふりをする。そしてタイミングを見計らって……。ジム三台とキャノンが二台、そしてミハルのD。それが敵性輸送船拿捕作戦の特設 [続きを読む]
  • [ガンダムD] 1.D、宇宙に立たず
  •  無音の空に回転するバベルの箱庭に、また新たな機動戦士が生まれる……。    *「こ、これが……ガンダム?」 呼び出しを受けた年若いミハル少尉が目を見張ったのも無理はなかった。 その威容は従来のモビルスーツとは、明らかに一線を画していた。 進化、もしくは退化といってよいのかもしれないけれども、その評価が確定するのは性能を勘案せねばなるまい。「そうだ」 ふざけているくらいに落ち着いて答えるワロス中佐 [続きを読む]
  • またしても不可思議なことが・・・・・・(今度はブログ村が……!?)
  • 前のブログで、システム上で変な出来事があったことは述べました↓……もしかしたらexiteブログの運営内部に反日勢力の工作員でもいて、嫌がらせでもしているのではないかという話でした(保守愛国がらみの時事ネタ、余命三年時事日記ネタなども扱っていたので)。「呆一文字」https://manuketanuki.exblog.jp/27576469/ですが今回は、なんだか「ブログ村」のリアクションがおかしい様子。昨日の晩に変更したブログ村の登録内容が [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/エピローグ「十三歳の誕生日」
  •  現実世界に「引越し」てきたのは、十四歳になる直前のことだった。 思うところがあって、あえて十三歳までバーチャルに居座り、頼んで肉体年齢を精神年齢よりもさらに半年ほど進めてもらったのだ。 理由は亜鸞と歳が離れすぎるのが嫌だったからだ。 けれども憧れのお姉さん(十七歳)は少年の繊細な男心をわかってくれない。「どうして『嫌だ嫌だ』って、予定より一年半も長くバーチャルにいたのよ? 待ってたのに、引きこも [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(11)
  •  二日後、たまたま姉の研究室の前を通りかかった亜鸞は、変な音で足を止めた。 何か、濡らした手をパチパチ叩くような音。 もっとダイナミックで柔らかい、餅を突くような音。そして乱れた吐息と喘ぎ。 恐る恐るドアを細くあけて様子を窺ってみると、やっぱりだった。 カプセルから出されたあの水島9号は全裸のままで床に仰向けにされ、跨ってドクトレッサが豪快にネットリとした淫らな鬼腰を使っている。(うわ……!) 亜 [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(10)
  •  そのころ、量子コンピュータ「パンテオン(万神殿)」の中枢の一つでは、仮想空間に居住するAI(人工知能)たちが恒例となった合議投票を行っていた。神殿を模した議会に数千人が集ったその様はまるで古代アテネの民主制のような風景のようだ。 議題は「第四百六十二次・懲罰特殊削減執行」。『それでは賛成の方は挙手を』 ミックなども中に混じって、穏やかな笑顔で手を挙げている。 AIたちは大部分が賛成投票のようだっ [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(9)
  •  半世紀以上も眠り続けた「魂」は半金属の骨組み頭部の脳髄へ、精巧な機械と諸々の有機素材を巧みに組み合わせた新しいボティにダウンロードされる。 まだマッチングに時間がかかるだろうし、ボディの組織がそれぞれに有機的に結合して正常に機能し始めるまで、まだ二・三日間くらいはかかるだろう。 水島9号は培養カプセルの中でまどろんでいる。 頸部のプラグから情報が流れ込み、必要な追加データや新しい知識を読み込んで [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(8)
  •  亜鸞とカナが、再び夕霧のカプセル室を訪れたのは、それから三日後のことだ。 カナはしたためた恒例の文通の手紙を手にし、亜鸞は外部探索の際に撮影した写真を携えている。スキャナしてデータ化し、ミックと夕霧がいる仮想空間領域に「郵送」してもらうために。「夕霧君、こっち(現実の世界)に来たら、亜鸞と外の世界の探索するんだよね」「かもねえ」「わたしも行ってみたいかも。てっか、ちょっと妬ける」「うーん。近くま [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(7)
  • 「片付いたそうだな。……これも天罰みたいなものだ、あの浮気女の因果だな」 深夜に起き出して出迎えてくれたドクトルの反応は、見方によっては冷淡なものだった。 見回り当番から帰ってきた亜鸞とナタリアを自室に通し、コーヒーを淹れてくれる。 あのあと意気消沈として茫然自失状態の亜鸞をどうにか引っ張って、残りの巡回の行程をこなすのは、ナタリアにも一苦労といえばそうだったかもしれない。二人が二人ともクタクタだ [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(6)
  •  闇の城壁上の小道を連れ立って歩いていくうちに、蛙のような鄙びた鳴き声が遠くから聞こえてくる。 けれどもこれは「両棲人」の鳴き声なのだから、油断がならない。 きっと城壁の下の、すぐ近くまで来ているのだろう。 もっとも、外壁には高圧線や機銃装置が仕掛けられている。 念のためにトランシーバーを取り出して、見張り台に連絡する。『了解。こちらのレーダーでも確認している』 頼もしい応答だった。 それから二つ [続きを読む]
  • 不死鳥の人造魔女/第三話「マンドラゴラの花咲く都市で」(5)
  •  出かけに見た当直表によれば、きっと最寄の監視台では「灰色熊(グリズリー)」のワシントン氏と「白熊」のアルバノフ氏の、マッチョな「熊」コンビが大昔の戦争映画やらの話で盛り上がっていることだろう。 城壁の上の通路をテクテク歩いていくと、ワシントン氏の声が聞こえた。「あっ、くそっ! 寝るな!」「寝てねーよ、大丈夫だって……」 なんだか寝ぼけた調子のアルバノフ氏の声。「だから俺は言ってるんだ、監視中にウ [続きを読む]