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薬剤師が伝える!『薬との上手な付き合い方』 https://ryouhei200611111.hatenablog.com/

本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えし、安心安全に服薬できる情報を提供するブログ

薬局で働く薬剤師が、地域住民に対して「お薬との上手な付き合い方」という講演会を実施していく中で、お薬を飲まれる方々が『本当に知りたい事』を講演会での質疑を通して知ることができました。その経験から、本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えしていき、安心・安全に服薬できるような情報を提供していくブログです。

リョウヘイ
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美作市
出身
横須賀市
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2018/02/03

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  • 肝臓が悪くなると体が黄色くなる?

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回も、肝機能の血液検査項目である、『ビリルビン』についてお伝えします! 結構、肝機能の血液検査項目は多いんですね! <本日の内容> ・肝臓が悪くなると体が黄色くなる? ・黄疸とは ・ビリルビンから分かる事 肝臓が悪くなると体が黄色くなる? タイトルにもありますが、「肝臓が悪くなると皮膚が黄色くなる」って聞いたことありませんか? ビリルビンとは、ヘモグロビンから作られる色素で、胆汁の成分になっています。 黄疸になると体が黄色くなるのはビリルビン色素が増加するためです。 黄疸になると、何となく身体が黄色っぽく見える、尿の色がひどく濃い、白目の部分が黄色…

  • お酒飲みすぎの方、肝機能大丈夫!?

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 前回に引き続き、肝機能についてです。 今回は、特に気になる方が多いんじゃないかな?と思うγーGTPについて詳しく見ていきましょう! <今回の内容> ・γ-GTPについて ・上昇の原因 ・数値を下げるためには γ-GTPについて <基準値> 男性…50IU/l以下 女性…30IU/l以下 γ(ガンマ)-GTPは、肝臓の解毒作用に関係している酵素でアルコールに対して敏感に反応します。腎臓に最も多く含まれ、次いで膵臓、肝臓、脾臓、小腸にもみられます。 男性は女性よりやや高値です。検査当日の飲食は普通にとってかまいません。ただし、検査前日のアルコールは控えて…

  • 血液検査で肝機能をチェック!

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、肝機能検査について詳しく見ていきましょう! 肝臓は「沈黙の臓器」言われ発症しても自覚症状が出ないことがしばしばあります。 自覚症状が出たときにはすでに・・・なんてことも そのため、脂肪肝などは肝炎、肝硬変、肝がんと進行する危険があるので手遅れになる前に早期発見治療せねばなりません。 定期的に検査を受け普段から物言わぬ肝臓にも関心を持っておくことが大事になります。 また暴飲暴食を慎み、バランスの良い食事をとり、適度な運動を生活に取り入れることが必要です。 <本日の内容> ・AST(GOT) ・ALT(GPT) ・ASTとALTの関係性 AST(…

  • 腎機能の血液検査を見てみよう

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、腎機能を診るための血液検査結果を深堀していきましょう! <今回の内容> ・クレアチニン(Cr) ・eGFR(推算糸球体ろ過量) ・BUN(尿素窒素) クレアチニン(Cr) <基準範囲> (男性)基準範囲:1.00以下 要注意:1.01-1.29 異常:1.30以上 (女性)基準範囲:0.70以下 要注意:0.71-0.99 異常:1.00以上 クレアチンリン酸が代謝されたあとにできる老廃物がクレアチニンです。 クレアチニンは腎臓でろ過されて尿として排出されるため、血中のクレアチニンの濃度が上昇していることは腎臓の機能が低下しているという事が言…

  • 貧血などの数値を見てみよう!

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回も、血液検査項目の中身を深堀していきましょう! <今回の内容> ・赤血球数(RBC:Rは「赤」の「red」の頭文字) ・ヘモグロビン(Hb・血色素測定) ・ヘマトクリット(Ht) ・白血球数(WBC:Wは「白」の「White」の頭文字) ・その他(MCV・MCH・MCHC) 赤血球数(RBC) <基準範囲> 男性:430~570万/μl 女性:390~520万/μl 赤血球はご存知の方が大半だと思います。 赤血球が少なければ「貧血」ですし、逆に赤血球が多ければ「多血症」と言われます。 ちなみに「多血症」は、血液の流れが悪くなって赤血球がくっつき、…

  • 脂質検査項目を見てみましょう!

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 前回は、「血液検査結果は薬剤師に教えてね!」とお伝えしました。 血液検査データは安心・安全にお薬を服用していただくためには重要な要素ですので、ぜひ教えてくださいね! せっかくですので、皆さんも自分自身の血液検査データをしっかり「見る」ことができれば、気を付けないといけないことなどにも気づくことができますので、それぞれ少し詳しく見て行きましょう!! 最近お腹が出てきた方は要注意!! <本日の内容> ・LDL-C・・・悪玉コレステロール ・HDL-C・・・善玉コレステロール ・TG ・・・中性脂肪(トリグリセライド) LDL-C(悪玉コレステロール) <…

  • 血液検査データを薬剤師にも見せて!

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! お薬を飲まれている方、特に、内科の病気、生活習慣病や肝臓・腎臓の病気、肺や心臓などなどで治療されている方は、定期的に血液検査をしていると思います。 最近ですと、お医者さんが血液検査のデータをコピーして渡してくれたりしますよね!? でも、皆さん、その血液検査の結果データ見てわかりますか? 丁寧に解説がついている結果データもあれば、アルファベットが書いてあってその横に数字が書いてあるだけ、なんてこともありますよね、、、。 なんのこっちゃ? こんなのもらっても分からないし意味なくない? 詳しく知りたいけど、先生に質問しづらいし、、、 こんなことありませんか…

  • ノロウイルスを拡大させないために

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、不幸にしてノロウイルスにかかってしまった場合、感染を拡大させないための方法をご紹介しようと思います。 <今回の内容> ・ノロウイルスの感染力 ・汚物の処理方法 ノロウイルスの感染力 感染者の嘔吐物や便の処理は、ノロウイルスによる食中毒や集団感染を防ぐためにはとても重要です。 ノロウイルスは生命力?が強くなかなか死なないんですね、、、 また、感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症するという厄介なヤツなんです。 <1gあたりに含まれる、ウイルスの数> 便には、 約1億個/g (特に乳幼児では100億個以上)症状がない不…

  • ノロウイルスの発症・症状・対処法

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 前回は、ノロウイルスとは?という事で、どうしたら感染してしまうのか?というところを中心にお伝えしました。 今回は、ノロウイルスに感染してしまった場合の発症から症状までを見て行こうと思います。(かからないに越したことはないんですが、、、) <今回の内容> ・ノロウイルス感染から発症まで ・ノロウイルスの症状 ・対処法 ノロウイルス感染から発症まで ノロウイルスは体内に入った後、小腸の上皮細胞で増殖し、胃の運動神経の低下・麻痺が伴うために主に「腹痛・下痢・吐き気・嘔吐」の症状を引き起こします。 潜伏期間は一般的に12〜48時間と言われています。 私の感想…

  • ノロウイルス感染症とは?

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 季節柄(といっても少し遅いのですが)、インフルエンザについて色々とお伝えしました。 同じ感染症ということで、ノロウイルスも冬場に多いため、どういった感染症なのか?という事もお伝えしようと思います。 <今回の内容> ・ノロウイルス感染症とは? ・ノロウイルスの特徴 ノロウイルス感染症とは? ノロウイルスは、2002年の夏、国際ウイルス命名委員会によってノロウイルスという正式名称が決定され、世界で統一されて用いられるようになったんです! 乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症で、長期免疫が成立しないため何度もかかり…

  • インフルエンザ脳症を防ぐためには

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 前回に引き続き「インフルエンザ脳症」についてですが、今回は、インフルエンザ脳症を予防するためのポイントをお伝えしたいなと思います。 <今回の内容> ・インフルエンザワクチンの有効性 ・解熱鎮痛剤に注意 インフルエンザワクチンの有効性 インフルエンザで最も重い合併症がインフルエンザ脳症です。 インフルエンザ脳症になった場合、死亡率は約30%で、後遺症も約25%の子どもに見られる重篤な合併症です。 発症を予防するにはインフルエンザワクチンの接種が有効です。 ワクチンにはインフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防することが期待されています。 65歳以上の…

  • インフルエンザ脳症とは?

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回はインフルエンザで一番怖い合併症「インフルエンザ脳症」についてお伝えしようと思います。 インフルエンザ脳症という言葉は聞いたことがある方は多いと思います。 しかし、対応の仕方だったり、注意点だったりはあまり知られていないのではないでしょうか? 特に、小さなお子さんをお持ちの方でしたら、特に不安は大きいんじゃないかと思います。 今回は、その辺りについてご紹介していきたいと思います! <今回の内容> ・初期対応について ・神経症状について 初期対応について † 単純型とは ①持続時間が 15 分以内 ②繰り返しのないもの ③左右対称のけいれん ただし…

  • インフルエンザに感染しないために!

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、インフルエンザに感染しないためのポイントをお伝えしたいと思います! <今回の内容> ・ワクチン接種について ・咳エチケット ・手洗い ・湿度の保持 ・栄養摂取 ・外出を控える 流行前のワクチン接種 残念ながら、インフルエンザワクチンを接種したからと言って、「インフルエンザにならない」という事はありません。 しかしインフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています! 特に ・高齢者(65歳以上) ・心臓に病気がある方 ・糖尿病の方 ・腎臓が悪い方 ・気管支喘息などの呼吸器の病気が…

  • インフルエンザってどういう病気?

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今までインフルエンザ治療薬についてお伝えしてきましたが、そもそもインフルエンザってどんな病気なんでしょうか? ・すごい高熱が出る ・感染しやすい ・インフルエンザ脳症 こんなところが思いつくんじゃないでしょうか? では、それらを踏まえたうえでもう少し詳しく見ていきましょう!! <今回の内容> ・インフルエンザって? ・インフルエンザウイルスの特徴 ・インフルエンザの流行時期 ・インフルエンザの感染経路 ・インフルエンザの症状 インフルエンザって? インフルエンザは、簡単に言うと、 「インフルエンザウイルスがのどや気管支、肺で感染・増殖することによって…

  • インフルエンザ治療薬の特徴

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 前回に引き続き、インフルエンザのお薬についてです! 前回は、全体的な内容でお伝えしましたが、今回は、よく使用されるインフルエンザのお薬、「タミフル・リレンザ・イナビル」についてご紹介します! <本日の内容> 1、インフルエンザ治療薬の特徴 2、注意すべき副作用 3、服用方法 1、インフルエンザ治療薬の特徴 タミフル・リレンザ・イナビルは、インフルエンザウイルスの増殖に必要な「ノイラミニダーゼ」放出を阻害する作用を持った「ノイラミニダーゼ阻害薬」です。 感染初期(48時間以内)に服用することで、症状や治癒日数を軽減する効果が期待できます。また、インフル…

  • インフルエンザのお薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、インフルエンザのお薬について見て行きたいと思います! まず始めに、インフルエンザ治療薬の概要です。 現在、世の中に存在しているインフルエンザ治療薬は、 ・タミフル ・リレンザ ・イナビル ・ラピアクタ ・シンメトレル ・アビガン 以上がインフルエンザ治療薬の一覧です。 この中で、下の二つ(シンメトレル・アビガン)については、あまり処方はないのでサラッと。 まず「シンメトレル」ですが、これはインフルエンザの治療薬というよりも、パーキンソンや脳梗塞後後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善で使用される方が多いですね。 むしろインフルエンザで使用されるこ…

  • 新年のご挨拶

    お薬とお付き合いのある皆さん、明けましておめでとうございます! 昨年の夏頃にブログを始めて4~5か月が経過しました。 昨年は、こまめに更新ができず、、、。 今年こそは!という強い思いを持ちつつ、 『一年の計は元旦にあり』 という言葉を胸に、元旦にブログをアップした次第です。 今年もより一層、お薬とお付き合いのある皆さんに、薬の事・健康の事などの情報提供できればと思っています!! ちなみに、今日は救急当番で元旦から出勤です!(お昼休みにブログ書いてます) インフルエンザの患者さんが多いですね~(T T) 皆さん、年始だからと言ってあまり無理せずにお過ごしくださいね!! 本年もよろしくお願いいたし…

  • 糖尿病予防で薬局ができること

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 前回は、「糖尿病患者さんに対して薬局ができる事」と言う事で、薬局の活用の仕方をお伝えしました。 今回は、「糖尿病予防の観点で薬局ができる事」についてお伝えしたいなと思います。 現在、糖尿病とその予備軍は日本に2000万人いると言われています、、、 日本人の6〜7人に一人の計算ですね!成人でいうと4人に1人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍という計算になるそうです。 糖尿病の治療をしっかりして、合併症を防いでいくということも大切なのですが、そもそも糖尿病にならないようにしていく事がとても重要になりますからね! ・検体測定室 皆さん、「検体測定室」って聞いたこ…

  • 糖尿病患者さんに対して薬局ができること

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今まで糖尿病のお薬について色々と見て行きましたが、お薬についての理解は深まりましたでしょうか!? 糖尿病の薬は非常に多くの種類があり、それぞれ特徴も違うため、飲み方・副作用など気を付けなければならない事が違うということも知っていただけたんじゃないかな?と思っています。 今回は、「糖尿病患者さんに対して薬局ができる事」をご紹介しようと思います! 意外と薬局ができる事ってあるんですよ! ・糖尿病関連の資材提供 薬局には様々な健康情報・生活改善・病気の事などの資材が置いてあります。 もちろん、その中には「糖尿病関連」の資材も置いてあります。 例えば、 「糖…

  • 【各論】糖尿病薬:インスリン製剤

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! いよいよオーラスです!!!!!!!!! インスリン製剤の種類 インスリン製剤の使い方 太ももやお腹(脂肪の多い場所)に皮下注射することで、すい臓から分泌されるインスリンと同じ作用を示し、血糖値をさげます。 インスリンの注射部位は、なるべく脂肪の多い場所(肩・お腹・太もも)がいいです。ただしへそ回り5cm以内は吸収が不規則になるため避けるほうがいいでしょう。 また、注射を打つ場所は毎回変えてください。 同じ場所に注射していると、皮膚が固く盛り上がったり、赤くなったり、むくんだようになったりします。そうなると、インスリンの効きが悪くなったり、場合によって…

  • 【各論】糖尿病薬:SGLT2阻害薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! インスリン製剤をのぞいたら、いよいよ最終です! 内服薬の中では一番新しい種類のお薬になります。 SGLT2阻害薬の種類 スーグラ ジャディアンス カナグル フォシーガ デベルザ、アプルウェイ ルセフィ SGLT2阻害薬の作用 SGLT2阻害薬は、りんごの樹皮に含まれる成分に数々の手を加えた物なんですね! 腎臓のおしっこを作るところで、糖(グルコース)の再吸収を抑制し、おしっこの中に余分な糖(グルコース)を排泄することで血糖を低下させるというものです。 SGLT2阻害薬はインスリン分泌に直接作用しないため、単独では重症の低血糖を起こすことはほとんどあり…

  • 【各論】糖尿病薬:GLP1作動薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! いよいよラストスパートです! GLP-1作動薬の種類 GLP-1の作用とは、 ・インスリンを作ると同時に分泌を促進する作用 ・膵臓β細胞(インスリンを作るところ)の増殖や新生の促進 ・グルカゴン分泌抑制 ・胃排泄遅延作用(腸への流入を緩やかにする) ・中枢を介して食欲を抑制 などにより血糖値を下げる作用があります。 リキスミア 1日1回、朝食前 ビクトーザ 1日1回朝or夕、 バイエッタ 毒トカゲの唾液から作られる。1日2回。 ビデュリオン バイエッタの分1週1製剤 トルリシティ ペンと針が1回分一体型になっている週一製剤。 これらのお薬は、どれも注…

  • 【各論】糖尿病薬:DPP4阻害薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 各論、あと少しです! DPP4阻害薬の種類 ジャヌビア・グラクティブ ネシーナ(配合剤:リオベル・イニシンク) エクア(配合剤:エクメット) テネリア(配合剤:カナリア) トラゼンタオングリザ スイニー ザファテック:週1回 服用マリゼブ:週1回服用 インクレチンとDPP-4 食べ物を食べると、消化管から分泌されるインクレチン(消化管ホルモン)は、分解酵素であるDPP-4により、2~3分という短い時間で分解されてしまいます。 この、DPP4を阻害するお薬が上記に挙げたものとなります。 インクレチンは膵臓からのインスリン分泌を増強する作用を持ちますが、…

  • 【各論】糖尿病薬:SU剤

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回も各論です、、、。もう少し続きますが、糖尿病薬は、それぞれのお薬の特徴が結構あります。そして、その特徴を知っておかないと「低血糖」などのリスクにつながりますので、まずは「知って理解する」という事が大切だと思います! SU(スルホニルウレア)剤の種類 オイグルコン,ダオニール・・・SU剤の中で最も強力です。作用持続時間12~18hと長いのも特徴です。 グリミクロン・・・降下作用は中等度。 作用持続時間6~12hと短めです。グリミクロンはSU剤の中で、最も重症低血糖が少ないとの報告があります。 アマリール・・・インスリンの分泌を促進させる作用は弱いの…

  • 【各論】糖尿病薬:チアゾリジン薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! まだまだ続く糖尿病薬の各論、今回は「チアゾリジン薬」についてです。 チアゾリジン薬の種類 アクトス(ピオグリタゾン) このお薬は、このアクトスしかないんですね! ジェネリックは発売されています。 飲み方は、基本的に朝食前もしくは朝食後です。朝食時に飲み忘れた場合は昼食時に服用してください。それ以降の場合は基本的に服用しません。 作用について このお薬は、インスリン抵抗性改善薬という分類です。インスリン受容体のインスリン結合部以降に作用してインスリン抵抗性を減らします。 また、肝臓で糖が作り出されるのを抑えたり、体の組織での糖の利用を高めて血糖を低下さ…

  • 【各論】糖尿病薬:グリニド剤

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、グリニド剤についてご紹介していきます! 糖尿病のお薬はたくさん種類がありますので、まだまだこの各論、続きます、、、。 グリニド剤の種類 スターシス、ファスティック(ナテグリニド) グルファスト(ミチグリニド) シュアポスト(レパグリニド) グリニド剤の特徴 このお薬の最大の特徴は、とても効果が早く、かつ切れがいいという事です。イメージとしては『新幹線』といったところでしょうか!? 効果というのは、このお薬がすい臓に働きかけてインスリン分泌を促します。つまり、食後の血糖値上昇を抑える効果があるのです。 空腹時に服用すると服用後15分程度で効果が…

  • 【各論】糖尿病薬:ビグアナイド薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! しばらく、糖尿病のそれぞれのお薬の特徴についてご紹介していきます! 今回は『ビグアナイド薬』についてです。このお薬も特徴的な注意点がございますので、もし服用されている方がいらっしゃいましたらご注意ください! ビグアナイド剤の種類 メトグルコ(メトホルミン) ジベトンS(ブホルミン) 配合剤 メタクト・イニシンク:メトホルミン500mg エクメット:メトホルミン250mg このお薬は、腎臓が悪い方(中等度以上)は基本的には服用できません。腎機能の機能が少し悪くなってきたかな?というレベルでも、ほかのお薬との関係(腎臓の血流量を悪くする薬:例えばロキソニ…

  • 【各論】糖尿病薬:αグルコシダーゼ阻害薬

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回からしばらく、糖尿病のお薬についてそれぞれ詳しく見ていこうと思います。 第一弾は「αグルコシダーゼ阻害薬」についてです! 作用について 通常、食事をすると糖の大きな塊が「αグルコシダーゼ」という酵素によって、糖の塊が分解されてブドウ糖に分解されます。そして、ブドウ糖に分解されて初めて吸収されます このお薬は「αグルコシダーゼ阻害薬」なので、糖の大きな塊がブドウ糖に分解されるのを防ぐ、もしくは分解されるのを遅くすることによって、食後の血糖値上昇を緩やかにすることができるのです。 種類 アカルボース(グルコバイ®) ボグリボース(ベイスン®) ミグリ…

  • 糖尿病薬→低血糖にご注意!

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは! 今回は、糖尿病のお薬を飲まれている方にとって一番注意しなければならない『低血糖』についてお伝えします。糖尿病薬を服用されている方にとって『低血糖』への注意は付き物ですので、しっかりと知ってもらいたいと思います。 低血糖は適切に対処しなけば、意識障害や昏睡などに陥って命を落とす可能性もある、とても怖い副作用なのです。今回は、低血糖の症状をはじめ、原因についても見ていこうと思います。 どんなときに起こりやすい? 低血糖とは、いわゆる血糖値が下がりすぎた状態です。つまり、何らかの原因で、インスリンが出すぎて下がりすぎたのか?もしくは糖分が何らかの原因でほと…

  • 糖尿病の検査と診断

    お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちわ! 糖尿病シリーズ、今回は『検査値と診断』についてお伝えしようと思います。 糖尿病検査の項目って実は色々とあるんですが、一般的に実施する検査をご紹介したいと思います 糖尿病の検査項目 糖尿病の診断には、血液検査が必要です。主に4項目を測定します。 随時血糖値 食後から時間を決めないで採決をして、血糖値を測る検査です。 この随時血糖値が200mg/dL以上ある場合は、「糖尿病」と診断されます。 早朝空腹時血糖値 検査当日の朝食を抜いた空腹の状態で採血をし、血糖値を測る検査です。 健康な人では、朝食前の血糖値が1日の中で最も低いとされています。 この検査をす…

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