Satoru さん プロフィール

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Satoruさん: ウィーンと私と、旅する子どもたち
ハンドル名Satoru さん
ブログタイトルウィーンと私と、旅する子どもたち
ブログURLhttps://wienandme.blogspot.com/
サイト紹介文男児2名を子育て中のウィーン在住者による、ちょっと変わった見どころ紹介、近隣諸国の旅行記など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供18回 / 73日(平均1.7回/週) - 参加 2018/02/08 02:27

Satoru さんのブログ記事

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  • ウィーンの路上の表現者たち
  • ウィーン国立歌劇場(オペラ座)からシュテファン大聖堂に抜ける道路を、ケルントナー通り(Kärntner Straße)といって、ここはウィーンで最も有名な通りのひとつである。 古代ローマの時代にはすでに存在していたとされるこの大通りは、自宅から最寄りの地下鉄Stephansplatz駅に向かう私の通勤路でもある。だからこの道を歩かない日はないのだが、いつも何かしらパフォーマンスや催しが行われている。 年末にはクリスマス・マ [続きを読む]
  • 運河と自転車とミッフィーの街(ユトレヒト)
  • ウィーンから片道11時間の鉄道旅行を終えて、ユトレヒトに到着してみると、ここは思っていた以上にずっと素敵な街であった。 あまりに気に入ったので、当初予定していたアムステルダム行きを取りやめて、5日間――最初と最後の日はひたすら電車に乗っていたので、実質的には3日間――の旅行の間、ずっとユトレヒトの街に滞在していたくらいだ。 ユトレヒトで何をしていたかといえば、いくつかの博物館に行ったほかは、大体ずっと [続きを読む]
  • 片道11時間の鉄道旅行(ウィーン 〜 ユトレヒト)
  •  イースター(復活祭)の休暇で、オランダはユトレヒトまで行ってきた。 フランクフルトを経由して、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の高速列車ICEで片道11時間の移動である。これは、私の人生で2番目に長い鉄道旅行となった(ちなみに最長はバークレー 〜 シカゴの51時間)。 以下、その道中に起きたことなどを綴ろうと思うが、最初に結論を書くと、・ ドイツ鉄道はすばらしい・ 食堂車はすばらしい・ コンパートメント(個室) [続きを読む]
  • ウィーンで英語を学ぶ息子たち
  • 英語の幼児教育は難しい。 その難しさは、「どのように教えたらよいか」という方法論の難しさだけではない。「幼児に英語を教えるのは本当に良いことなのか」という根源的な問いに、自信を持ってそうだと答えられない種類の難しさがある。少なくとも私にとってはそうである。私の英語息子の英語教育には、いまでもずっと戸惑っている。それはたぶん、自分の経験に依って立つものが無いからだ。 私は就職するまで、一度も外国に行 [続きを読む]
  • 離婚した国の穏やかな首都(ブラチスラバ)
  •  ウィーンに来て最初に訪れた「外国」が、スロバキアであった。 スロバキアの首都・ブラチスラバは、ウィーンから電車でわずか1時間。ハンガリーのショプロンを訪問したときにも思ったが、これだけ近いと、外国旅行という気構えがほとんどいらない。この気楽さは、ヨーロッパに住んではじめて知る感覚だ。離婚した国勤務先の同僚に、Jさんというスロバキア人がいる。 Jさんはかなり偉い人で(ある省庁の事務次官的な役職を経験 [続きを読む]
  • ウィーンの良い花屋と悪い花屋
  •  3月8日の朝9時。いつものように勤務先のセキュリティゲートの列に並んでいると、人の流れに逆らって外に出てくる輩がいた。リトアニア人の同僚である。「ずいぶん早い退社だね」と冗談を言うと、「いや、重要ミッションなんだ。これから花を買うんだよ」。なんだそりゃ、と首を傾げた私はまったく野暮天で、実はこの日は International Women's Day(国際女性デー)なのであった。国連が定めたというこの記念日には、男性が日頃 [続きを読む]
  • 子連れ旅行のライフハック
  •  子連れ旅行には苦労が多い、ということを以前の記事に書いた。 今回は、そうした苦労を少しでも減らすためのライフハック(生産性を高めるための工夫、コツ、テクニックのようなもの)について記してみたい。 これらはすべて私の個人的経験に基づく主観であり、その効果を完全に保証するものではありません・・・という免責事項を前提として。1. 準備段階仲介サイトを使わない選択肢も考慮する ホテルやフライトを予約すると [続きを読む]
  • 地獄のような天国(フエルテベントゥラ島)
  •  かつて、日照時間と自殺率の関係について調べたことがある。  調べた結果は、「日照時間の少ない国は、自殺率が高い。これは統計的に有意である」というものだ(⇒ バークレーと私「天気と自殺の関係について考えたこと」)。もう5年前のことだが、いまウィーンに滞在する身となって、ひさしぶりにそのことを思い出している。 そう、冬のウィーンは、ほとんどいつも曇天なのだ。今年はどうやら暖冬らしいが(去年はドナウ川が [続きを読む]
  • ウィーンで施しを受ける息子たち
  •  国際機関に勤務していると、それぞれの国の「国民性」がよく話題になる。「今日の天気」よりは少しだけ踏み込んだ、いささかの毒を含んだ雑談トピックとして。たとえば、「日本人はすぐにお辞儀をする」とか、「時間厳守の文化なのになぜか残業ばかりしている」とか。 そうした文脈で、オーストリア人の国民性について云々されることもある。どういうわけかひどいものが多い。「路上で喫煙する」「犬のウンコを放置する」「人前 [続きを読む]
  • どこにも似ていない街(ヴェネツィア)
  •  私がはじめてヴェネツィアを知ったのは、漫画「こち亀」で、主人公の両さんが部長とイタリア旅行をする回であった。 たしかそこには、「ヴェネツィア、ベニス、イタリア。3カ国に行くんですよね」「お前はアホか。それは全部同じ場所だ」とかいうギャグがあって、当時小学生の私には素直に勉強になった。そうか、ヴェネツィアとベニスって同じ場所なんだ、と。 それから数年後、中学生となった私は、「こち亀」と同じ週刊少年 [続きを読む]
  • 殺人はよくない (ウィーン犯罪博物館)
  • (今回の記事は、やや刺激的な写真・文章を含みます。ご留意ください。) 先日、ひさしぶりに一人になる時間を得たので、ウィーン犯罪博物館を訪れた。 ウィーン2区の閑静な住宅地にひっそりと佇むその博物館には、幼児連れの来館を躊躇させる類のコンテンツが揃っているという。一人のときには、一人のときにしかできないことをしようというわけだ。 入り口のドアを開けると、若いお姉さんが笑顔でチケットを売ってくれた(1枚 [続きを読む]
  • 片道千円の外国旅行 (ショプロン)
  •  ウィーンに来て驚いたことはいくつかある。外国という概念の卑近さもそのひとつだ。 思えば、東京でもバークレーでも、「外国は遠い」というのは当然の前提であった。心理的にも実務的にも、それは疑問をさしはさむ余地のないことであった。 ところがEU域内では、査証どころかパスポートの提示も必要ない。シェンゲン協定という言葉だけは知っていたが、その「不必要感」をビビッドに体験してみると、やはりこれは大したものだ [続きを読む]
  • 行き先を決めずに電車に乗る
  •  ①部屋遊びに飽きた子どもたちが大騒ぎする。②奥さんの疲労が臨界点に達する。③私の逃避的外出願望が高まりを見せる。この3つの条件が揃ったとき(わりとすぐ揃う)、私は子どもたちを連れて電車に乗り込む。 まず向かうのはウィーン中央駅だ。日本でいう東京駅のような位置づけの駅で、ここからならオーストリア国内、いや近隣国も含め、大体どこにでも行けてしまう。 中央駅に着いた子どもたちと私は、そこで見た電光掲示 [続きを読む]
  • マルタ騎士団という準国家
  •  前回、息子が「オバケのQ太郎」の背景に描かれた電信柱を、教会の十字架と誤認したことについて書いた。 おそらくご存知のように、ウィーンには、キリスト教の教会がたくさんある。石を投げれば教会にあたると言ってよいほどだ(実際には投げないけれど)。 我が家の徒歩圏内にも、ペーター教会やアンナ教会など、「地球の歩き方」にも載るような有名な教会がいくつもある。そうした中で、私と妻子がもっとも親しく感じている [続きを読む]
  • Qちゃんの効用
  •  バークレーで生まれウィーンに暮らす4歳の息子は、このままだと日本語の読み書きを覚えない。そこで役に立っているのが「オバケのQ太郎」である。本当は自分が読むために持ってきたのだけれど、息子はすっかりQちゃんの虜になった。 でも読ませているうち、いくつか、息子が誤解している箇所に気がついた。たとえば、電信柱。「Qちゃんの街には教会がいっぱいあるんだねぇ」と言うので、何だと思ったら、電信柱を教会の十字架と [続きを読む]
  • 子連れの旅には苦労が多い
  •  子どもを伴う旅は、大人だけの旅(一人旅を含む)とは、かなり色彩の異なるものである。はっきり言えば、苦労が多いのだ。 苦労が多いのは、仕事での出張もそうだろう。日中はオフィスや会議室に篭りきりで、ほとんど外出できない出張だって珍しくない。 でも、同行した上司が、出先でいきなり大便を漏らすということはない。大事な会食中に「早く帰ろうよ!」と絶叫したり、電車の発着アナウンスの声帯模写をはじめたりするこ [続きを読む]
  • ウィーンで家を探す
  •  海外赴任の準備として、まず大事なことは「家探し」だろう。雨露をしのぐ屋根と、温かい布団。この2つがあれば、明日への活路も拓けてくる。台所と手洗所があれば、さらによい。 ところが、私は、この段階でいきなり躓いた。というのも、正式な赴任日が決まったのが、わずか2週間前だったからだ。 「うーん、さすがに時間が足りません。赴任日を少し遅らせてもらえますか」と、お願いする選択肢だって、もちろんあった。 しか [続きを読む]
  • はじめに
  •  このブログは、オーストリア・ウィーンの国際機関に勤務する35歳(2018年1月現在)の平凡な日本人男性が、国際交渉の舞台裏を赤裸々に吐露する・・・ことはせずに、35歳の奥さんと、4歳と1歳の息子との暮らしを綴るものです。「ウィーン滞在記」と「子連れ旅行記」の、いわばハイブリッドのような内容になる予定です。 このブログは、私が国際機関を辞して日本に帰国したときに終わります。 このブログを、若くして向こう側に [続きを読む]
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