坂上モルト さん プロフィール

  •  
坂上モルトさん: バッカスと世界遺産
ハンドル名坂上モルト さん
ブログタイトルバッカスと世界遺産
ブログURLhttps://ameblo.jp/b-and-wh/
サイト紹介文世界遺産をノベル形式で紹介する小説ブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供7回 / 17日(平均2.9回/週) - 参加 2018/02/08 20:19

坂上モルト さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • ラサのポタラ宮歴史地区
  • site 5ラサのポタラ宮歴史地区 一直線に走る整備された道を、街灯の明かりが煌々と照らしている。 夜の始まりを感じさせる穏やかな静けさに包まれて、闇を好む一匹のイタチが道路脇の巣穴からそろりそろりと這い出てきた。 イタチはいつものように近くの木まで歩いていき、前脚を幹にあずけて背筋をぐっと伸ばす。 サササっと木にかけ上り、葉っぱの間から顔を出すと、薄い雲がほの暗い空を幻想的に覆っていた。 今宵はいい天気 [続きを読む]
  • パリのセーヌ河岸
  • site 4パリのセーヌ河岸 「きたーーーーーーーーーーー!」のっけからハイテンションでバンザイポーズをかますのは世界遺産に恋する女子高生、倉本美紀。 都内でバーを営むギリシャ神話の神様バッカスが、その元気さに負けじと一歩前に出て「ようこそ、パリのセーヌ――」「やめろよ」取り押さえたのは米田浩二。「はずかしいだろ!」 浩二は周りの観光客の視線を感じてゆでだこになっている。 親友のファインプレーにほっと [続きを読む]
  • フレーデフォート・ドーム
  • site 3フレーデフォート・ドーム 大自然に囲まれてモルトは反射的に深呼吸をした。 そして隣にいる仲間たちを見て、それが人間にとって ―神様も含めて― 普遍的な反応であることを確認する。 浩二、美紀、バッカスの3人も、まるでオリンピックの体操選手が鉄棒から着地した後にとる決めポーズのように両手を空に突き上げて背伸びをしている。 新鮮な空気を肺にいっぱい送り込むと、やはりここでもバッカスは叫んだ。 「よう [続きを読む]
  • ガラパゴス諸島
  • site 2ガラパゴス諸島 その日、まだ日も昇らぬうちにバッカスは出かけた。 バーの地下にある特殊な樽に脚を入れると、次の瞬間には森の中に立っていた。 木々がうっそうと生い茂り、自然の日傘がまだ明るいはずのその地を一足先に夜の世界へといざなっている。 この深い森の中に、バッカスの目的地があった。 あらゆる動物に踏み固められた土の上を、バッカスは足早に歩いた。 しばらくして彼が立ち止まったのは、それだけで森と [続きを読む]
  • アテネのアクロポリス
  • アテネのアクロポリスSite 1 日曜日の昼、都内の小さなバー「テュルソス」に3人の高校生が集まった。 もると、美紀、浩二の3人は店主に促されるまま店の奥へと進み、石造りの冷たい階段を降りる。 樫の木でできた古い扉の先は酒の貯蔵庫だった。 貯蔵庫は教室の半分ほどの広さで、照明をつけても薄暗く常に晩秋のように肌寒い。 左右の壁にはびっしりと棚が並び、化石のようにほこりをかぶった無数の酒瓶が等間隔に整頓されて [続きを読む]
  • プロローグ
  • プロローグ バッカスは都内で隠れ家的バーを営んでいる。 店の名前は「テュルソス」で、看板にはブドウのツタが巻き付いた杖が描かれている。 こじんまりとした店内をバッカスは常に清潔に保っている。 ここを訪れる客はいつでも世界でもっともうまい酒に酔うことができた。 それもそのはずで、店主の正体はギリシャ神話の酒の神だった。 ある日、バッカスのもとへ伝令の神がやってきた。 伝令の神は地球の破滅を告げ、バッカス [続きを読む]
  • 登場人物
  • 更新 2018.2.22 坂上モルト 都立竹葉高校1年1組在籍。 世界遺産クラブに所属。 出不精。 冷静で大人びた落ち着きを持つ。 成績はふつう。 読書が趣味。 歴史好き。  倉本美紀 都立竹葉高校2年1組在籍。 世界遺産クラブの創設者で部長。 明るく社交性豊かで冒険心に富む。 少しおせっかい。 成績優秀。 髪はキャラメル色のショートボブ。 休日も制服で外出。 ミニオン柄のハンドバックを愛用。 米田浩二  [続きを読む]
  • 過去の記事 …