mai さん プロフィール

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maiさん: 懐古的日本文学
ハンドル名mai さん
ブログタイトル懐古的日本文学
ブログURLhttp://kaikotekinihonbungak.jp/
サイト紹介文主に近代以降(明治・大正・昭和)の日本文学、大衆小説の紹介や勝手な分析と感想とイラストを掲載。
自由文女性。近代(明治〜昭和)の歴史や風俗・生活に興味があり、関連の日本文学や大衆小説などの紹介や感想、勝手な分析を書いています。
文豪作品や、女流作家、プロレタリア文学、戦争文学を取り上げていきたいです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 237日(平均0.6回/週) - 参加 2018/02/11 19:37

mai さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • ⑮「党生活者」 /小林多喜二 1932年
  • 「党生活者」 小林多喜二 1932年(昭7)蟹工船・党生活者 (新潮文庫)posted with ヨメレバ小林 多喜二 新潮社 1954-06-30 AmazonKindle楽天ブックス 〜あらすじ〜 満州事変以降、軍需品を大量生産するようになった倉田工業では、工場内の労働環境の問題を取り上げたビラが定期的に撒かれている。 「私」は工場に「もぐり」として勤め、数人の同志とともにこの運動を行っているが [続きを読む]
  • ⑭「蟹工船」/小林多喜二 1929年(昭和4)
  • 「蟹工船」小林多喜二 1929年〜近代日本の暗部・使役労働者たちの実態〜蟹工船・党生活者 (新潮文庫)posted with ヨメレバ小林 多喜二 新潮社 1954-06-30 AmazonKindle楽天ブックス ・あらすじ 明治時代。オホーツク海を運行する蟹工船では、企業の収益のみを重視し、労働者たちは、非衛生的かつ非人道的な扱いを受けていた。 労働者の生命をも軽視した扱われ方に、彼らはだんだん [続きを読む]
  • 「まだ東京で消耗してるの?」/イケダハヤト
  • 「まだ東京で消耗してるの?」イケダハヤトまだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)posted with ヨメレバイケダ ハヤト 幻冬舎 2016-01-29 AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo  とても挑発的なタイトルである。 東京から家族で高知県の限界集落に移住したという著者のエッセイ。見出しだけ見ても、 「第一部・東京はもう終わっている」「なぜ東京は終わ [続きを読む]
  • 「2分間ミステリ」/ドナルド・J・ソボル
  • 「2分間ミステリ」 ドナルド・J・ソボル このたびは西日本豪雨で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 募金など、自身にできることで支援をしたいと思います。 本作は、思わず本屋で手に取ってしまった文庫本。「少年探偵ブラウン」シリーズなどで有名な著者の小話集。1Pから2Pのさまざまな事件にまつわるストーリーが71話収録されている。 物語の最後に、 Q:どうしてハレジアン博士は犯人が分かったのでし [続きを読む]
  • ⑬-2「雪国」川端康成/1937年
  • 「雪国」川端康成②自然風景の描写による表象  最初読んだときはあまり気づかなかったのだが、物語中、何度も自然描写と島村・駒子の心情が呼応させられている。 二人が最初に出会ったときに見られる「もつれ合いながら飛んでいく蝶」p.28 追い詰められ、その姿を消されまいとあせっている「蜻蛉の群」=駒子 松風にゆれる鈴の音=駒子  最後、限られた時間しか会えない二人のこれまでの月日と、別れを予期させる「天の川」… [続きを読む]
  • ⑬-2「雪国」川端康成/1937年
  • 「雪国」川端康成②自然風景の描写による表象  最初読んだときはあまり気づかなかったのだが、物語中、何度も自然描写と島村・駒子の心情が呼応させられている。 二人が最初に出会ったときに見られる「もつれ合いながら飛んでいく蝶」p.28 追い詰められ、その姿を消されまいとあせっている「蜻蛉の群」=駒子 松風にゆれる鈴の音=駒子  最後、限られた時間しか会えない二人のこれまでの月日と、別れを予期させる「天の川」… [続きを読む]
  • ⑬-1「雪国」川端康成/1937年
  • 「雪国」川端康成 1937年(昭和12)〜すれ違う男女の逢瀬のはて〜 「この指が覚えていたんだ」とか「滑らかな唇は、彼女の体の魅力そっくり」等々官能的な表現にばかり目が行きがちになるが、人物の心情と風景描写などの細かく緻密な文章が素晴らしく、読みごたえがある。 一度では深いところまで理解できず何度も読んでしまう。〜あらすじ〜 東京に暮らす無為徒食の島村は、とある温泉町の「雪国」でのちに芸者となる駒子と出 [続きを読む]
  • ⑬-1「雪国」川端康成/1937年
  • 「雪国」川端康成 1937年(昭和12)〜すれ違う男女の逢瀬のはて〜 「この指が覚えていたんだ」とか「滑らかな唇は、彼女の体の魅力そっくり」等々官能的な表現にばかり目が行きがちになるが、人物の心情と風景描写などの細かく緻密な文章が素晴らしく、読みごたえがある。 一度では深いところまで理解できず何度も読んでしまう。〜あらすじ〜 東京に暮らす無為徒食の島村は、とある温泉町の「雪国」でのちに芸者となる駒子と出 [続きを読む]
  • ⑫「私の東京地図」佐多稲子/1949年
  • 「私の東京地図」佐多稲子 1949年(昭和24)〜東京の街と共に歩んできた「私」の人生地図〜 プロレタリア作家として、労働者の立場から社会を描いてきた彼女の自伝的小説。 終戦の翌年から連作として発表し始めた本作は、社会批判や主義主張があまり強くなく(ちょっとはあるが)、一人の市井の女性の物語として、気負わず読むことができる。〜あらすじ〜 終戦後、焼け野原の東京に立った「私」は、自分と東京の街の思い出を回想 [続きを読む]
  • ⑫「私の東京地図」佐多稲子/1949年
  • 「私の東京地図」佐多稲子 1949年(昭和24)〜東京の街と共に歩んできた「私」の人生地図〜 プロレタリア作家として、労働者の立場から社会を描いてきた彼女の自伝的小説。 終戦の翌年から連作として発表し始めた本作は、社会批判や主義主張があまり強くなく(ちょっとはあるが)、一人の市井の女性の物語として、気負わず読むことができる。〜あらすじ〜 終戦後、焼け野原の東京に立った「私」は、自分と東京の街の思い出を回想 [続きを読む]
  • ⑪「痴人の愛」 谷崎潤一郎/1924年
  • 「痴人の愛」 谷崎潤一郎 1924年(大正13) 〜自分が育てた女に振り回されていく男の苦悩と愉悦〜 自身の肉体を武器に、男性を意のままに操る女性像を描いた(当時の)衝撃作。 ヒロイン・ナオミはモガを象徴する女性として有名になり、ナオミのように自分の好きなように生きる女性を指す「ナオミズム」という造語まで生まれた。 しかし、この時代のモガ=貞操観念のない自由奔放な女だったのだろうか... 勝手なイメージだが、モ [続きを読む]
  • ⑩「藪の中」芥川龍之介/1922年
  • 「藪の中」芥川龍之介 1922年(大正11) 〜人間のエゴと矛盾をあぶり出す、永遠のミステリー〜  黒澤映画・羅生門の原作となった短編小説。  「真相は藪の中」という言葉まで生まれたほど、有名な名作。  全編、事件の関係者の供述による口述体で話を進める構成が、見事である。  湊かなえの「告白」など、今では珍しくなくなったが、日本文学の小説でこの形体を用いたのは、もしかしたら芥川が一番初めなのではないだろうか [続きを読む]
  • ⑨-4「三四郎」夏目漱石/1908年
  • 「三四郎」夏目漱石(つづき)⑤時代を見つめる漱石の視線 この小説では、度々、与次郎に代表される、新時代の学生たちの文芸活動と主張や、広田先生の目から見た社会に関する分析が描かれている。 これらは、三四郎と美禰子の恋と共に、物語の主要な柱となっており、本小説を教養小説たらしめている大きな要因となっていると思う。  明治知識人の代表である広田先生は、社会を俯瞰的に見つつ、うがったセリフを放つ。 <分析 [続きを読む]
  • ⑨-3「三四郎」夏目漱石/1908年
  • 「三四郎」夏目漱石 (つづき) ④三四郎と美禰子の切ないすれ違い   上京した青年が新しい仲間や女性と出会い、恋に落ちるという、ごくありふれた単純な筋なのに、こんなに面白く読ませるのは、ひとえに漱石の人間描写力の高さ故だろう。   美禰子の表情や台詞一つとっても、全てに意味が込められている。 そして、さまざまな解釈を加えられるところも、この作品の魅力だと思う。  無意識に心を通わせ合いながらも、結局すれ [続きを読む]
  • ⑨-2「三四郎」夏目漱石/1908年
  • 「三四郎」夏目漱石 1908年(明治8)①明治の青春(続き)・三四郎の性格 三四郎はベーコンの二十三頁を開いた。他の本でも読めそうにはない。ましてベーコンなどは無論読む気にならない。けれども三四郎は恭しく二十三頁を開いて、万遍なく頁全体を見廻していた。三四郎は二十三頁の前で、一応昨夜の御浚をする気である。P.13 三四郎は、口下手で、人と会う前に色々問答を想像したり、会った後でやり取りを後悔したりする、極 [続きを読む]
  • ⑨-1「三四郎」夏目漱石/1908年
  • 「三四郎」夏目漱石 1908年(明治41)〜新時代の学生・三四郎の青春と恋の苦悩〜 個人的に、明治の青春という感じがとても好きである。全体を通してどこか明るさが感じられ、現代と相通ずるものがある。同様の理由で「坂の上の雲」の前半部分も相当好きなのだが… 主人公が、夢と希望に満ちて上京、国と時代が活気に満ちていて東京はその中心地。見るものすべてが真新しく圧倒される感じ、新しい出会い、友情…この筋だけなら、 [続きを読む]
  • ⑧「途上」谷崎潤一郎/1920年
  • 「途上」谷崎潤一郎 1920年(大正9)〜徐々に暴かれていくある男の身の上〜 谷崎の探偵小説の傑作。彼自身が外国の探偵小説やミステリーに耽溺していただけあって、彼は実は探偵小説の名手でもあるのだ。しょっちゅうマゾっぽい小説ばかり書いているわけではない。 第三者が主人公を論理立てて追い詰めていく内容に、読んでいてぞくぞくする。〜あらすじ〜 ある日の夕方、会社を出た湯河は見知らぬ中年紳士に声を掛けられる。 [続きを読む]
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