吉外武男 さん プロフィール

  •  
吉外武男さん: 時代劇党宣言 〜日陰そだちのひねくれ者日記〜
ハンドル名吉外武男 さん
ブログタイトル時代劇党宣言 〜日陰そだちのひねくれ者日記〜
ブログURLhttp://chanbara310.hatenadiary.jp/
サイト紹介文自称時代劇研究者ブログ。 テレビ・映画、読書などに関する雑文がメイン。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供30回 / 113日(平均1.9回/週) - 参加 2018/03/01 21:27

吉外武男 さんのブログ記事

  • テレビで右太衛門御大の旗本退屈男!
  •  今月から、東映チャンネルにてテレビ版『旗本退屈男』(1973-74)が放送されている。北大路欣也のじゃなくって、市川右太衛門ヴァージョンである。高橋英樹・主演『編笠十兵衛』が終わって次は『十手無用 九丁堀事件帳』でもやってくれんかなァと思っていたら、まさかの早乙女主水之介。いずれにせよ観たかった作品なので、東映チャンネル様様には感謝しきりである。 御年66歳の右太衛門御大がテレビで退屈男を……って、当時の [続きを読む]
  • 無宿人御子神の丈吉 川風に過去は流れた
  •  あれーッ、岐阜・柳ケ瀬のロイヤル劇場(http://www.tochiko.co.jp/royal.html)で原田芳雄・主演『無宿人御子神の丈吉 川風に過去は流れた』(1972)なんてェのやってるじゃない! ってんでイソイソと鑑賞に駆けつけたアチシでありました。 さすがにお蔵入り映画である中村敦夫・主演『夕映えに明日は消えた』(1973)みたいなレアものは難しいであろうが、充分お宝といえる作品(海外版しかDVDが出ていない……)を大画面で観られる [続きを読む]
  • 三船プロがテレビ時代劇に与えた影響
  •  ホームページ更新、どどんと単発ドラマを増量中。いずれも三船プロ作品。球形の荒野(1981)描かれた女(1985)鼠小僧次郎吉 必殺の白刃(1983)密偵(1983) ちょっと三船プロ関連のデータを強化していかねばナ。ずっと思っていることなのだが、思っているだけじゃ仕様がない。 日本において映画産業が翳りを見せてきた60年代、東宝スターである三船敏郎自らが、思い通りの映画作りをするべく立ち上げたのが三船プロダクションだ。 [続きを読む]
  • おくやみ──木下忠司・井上堯之
  •  新聞の訃報記事から。 作曲家の木下忠司氏、死去。 なんと! いわずと知れた木下恵介監督の実弟、数々の映画やテレビの音楽を作った巨匠だ。 4月30日、老衰で。102歳とのことである。 失礼ながら、もう既に鬼籍に入られていたかと思っていた人物だったため、二段階の驚きだった。即ち「エッ、まだ存命だったの」「ああっ、亡くなったのか」というステップを踏んだびっくり。 案の定、見出しは〈「水戸黄門」主題歌〉で、記 [続きを読む]
  • 5月・6月 時専の予定から
  •  時代劇専門チャンネルの今月、来月予定から目玉をピックアップ……。何も宣伝役を買って出なくてもいいのだが。ゼニ貰える訳でもないのに。ゼニ貰える訳でもないのに!(←ここ過剰に強調しまっせ)  何年も契約続けていると、延々同じのばっかりリピートしているなァという印象を強く抱いてしまうものだが、ごくわずかに目新しいものが紛れ込んでいるので中々切れないのである。 まずは今月の作品。  既に放送された『名奉 [続きを読む]
  • そのお蔵入り、シミケンにつき
  •  やれやれ、謎が解けてすっきりしたわい。 というのは松方弘樹・主演『名奉行遠山の金さん』第2シリーズ#10「誤審?殺人犯の妹」に関して。 この回、地上波再放送の際ではいつも飛ばされ、これまで視聴が叶わなかった。このたび時代劇専門チャンネルにてようやく初見。→チャンバラ狂時代・テレビ時代劇資料庫『名奉行遠山の金さん(2) 』サブタイトルリストの穴が埋まったぞう。 何のことはない清水健太郎が出演していた [続きを読む]
  • 時代劇ライフ2018年2月
  •  今月はちっともホームページ(チャンバラ狂時代)が更新でけんかったのう……。 更新したかと思ったら唐突に2時間ドラマのデータだったりして、また新ページ乱立して放置のパターンが続くんではないかなどと我ながら不安になってくる。 →京都殺人案内 -チャンバラ狂時代 しかしながら、狭い世界である映画・テレビ制作業界、スタッフ陣の仕事を辿っていると、時代劇関係の人たちも当然、現代劇の現場でも活躍しているのである [続きを読む]
  • 時代劇ライフ2018年1月
  •  寒い。とにかく寒い。灯油を買う銭も尽きた。ガタガタ震え、かじかんだ手でペンを取って資料整理に明け暮れる生活もとっくにマイナス会計に突入している。 働かなくっちゃ喰えないのだが、なにしろ働くのが嫌で仕方ない素浪人である。時代劇の世界なら辻斬りか強請りたかりに身を染めているクチかもしれない。 ここで宣言しておいたテレビ版『柳生武芸帳』ページ作り、なんとか1月中に実行。現存の初回映像は確認できていない [続きを読む]
  • 雪の日のホームページ更新
  •  ベランダの手すりに23ミリも雪が積もった。寒くって仕様がない。 今日も今日とて心を虚しうする賃労働を終え、帰り図書館に寄って時代劇絡みの調べ物をしてきたのだが、一歩踏み出ると雪景色になっていて大いにぶったまげてしまった。 アスファルト上、人に踏まれる頻度の高いあたりは半溶けのシャーベット状になり、とても自転車で帰れたもんじゃねえってんで泣く泣く停め置きして地下鉄帰宅。わずかな電車賃の出費にも歯噛み [続きを読む]
  • とても精力的な新年の辞
  •  ああ気がついたら2018年になっている。遅いって? その通りです。 新年の抱負だの目標だの、意気込む気配がさらさらないボウフラ人間のこととて、今年もまァそこそこにやっていくことでありましょう。 ボウフラも喰い繋ぐのに必死で、あまりご大層な目標なんぞ掲げたら潰れてしまう……現に昨(2017)年の頭、気張ってここに書き散らしたこと、全く果たせていない体たらくである。chanbara310.hatenadiary.jp せめて結束信二あ [続きを読む]
  • 任侠映画総覧計画『昭和残俠伝 吼えろ唐獅子』
  •  東映が誇る看板シリーズ『昭和残俠伝』全9作のうち、8作目にあたる。 最高傑作と称される第7作『死んで貰います』を頂点にやはり翳りは隠せないラスト二作(『吼えろ唐獅子』『破れ傘』)は、任侠映画ファンにとって些か複雑な思いを抱かせる作品に仕上がっている。何となれば、テコ入れのつもりなのかスペシャルゲスト的に鶴田浩二が投入されているのだ。 高倉健・池部良の二枚看板をもって様式美が形作られてきたシリーズ [続きを読む]
  • 沈黙の映画評『アウト・フォー・ジャスティス』暴力刑事の極致
  •  久々になってしまったがセガール映画評シリーズ、今回は初期作品のコレだッ!アウト・フォー・ジャスティス [ ウィリアム・フォーサイス ]価格:1000円(税込、送料無料) (2017/12/8時点) この映画ではセガールが『刑事ニコ/法の死角』同様イタリア系の刑事ジーノを演じる。幼馴染で相棒刑事のボビー(ジョー・スパターロ)がヤク中のやくざ者リッチー(ウイリアム・フォーサイス)に白昼射殺され、復讐に燃えるというそれだけの [続きを読む]
  • 任侠映画総覧計画・幕間
  •  任侠映画という呼称、思えばひどく漠然としている。大きなくくりで捉えてしまうと、「任侠精神を持った主人公の登場する映画」ということになるだろうか。 間違っちゃいけないのは任侠=やくざではない点。実際、東映任侠路線華やかなりし頃の代表的シリーズ『日本侠客伝』の主人公たちは、やくざではない場合もあった。鳶職なり人足なり、男を売りとする稼業の“侠客”たちであった。日本侠客伝 [ 高倉健 ]価格:2487円(税込 [続きを読む]
  • 時代劇ライフ2017年10月
  •  BS-TBSで武田鉄矢の『水戸黄門』が始まった。もはや里見黄門期からこの番組には何も感じなくなっている。いや遡って観てみると、西村期の途中から既にすっかりこの番組は(というか当時のナショナル劇場は)すっかり空ッポの形骸と化していた気がする。 ただ思うことは、武田鉄矢はどちらかと言えば黄門より大久保彦左衛門でも演ったほうが合ってんじゃないかナってくらいだ。 10月、CS方面での収穫は『獣の剣』(1965年/松竹・ [続きを読む]
  • 任侠映画総覧計画『監獄人別帳』リブートした網走番外地!
  • 『監獄人別帳』(1970年4月/東映京都)脚本:石井輝男、掛札昌裕監督:石井輝男出演:渡瀬恒彦、佐藤允、伊吹吾郎、大辻伺郎、尾藤イサオ、賀川雪絵、沢彰謙、上田吉二郎、沢淑子、荒木一郎、清川虹子、内田良平、嵐寛寿郎監獄人別帳 [ 渡瀬恒彦 ]価格:3949円(税込、送料無料) (2017/10/29時点)『網走番外地』シリーズの看守さんといえば関山耕司、山本麟一あたりのイメージが強い。権威をカサに威張り散らして健さんら囚人をい [続きを読む]
  • 任侠映画総覧計画『博奕打ち外伝』
  •  ──という訳で(何のこっちゃ)。『博奕打ち外伝』である。 前回、待田京介がフェイク忠義者を演じた『日蔭者』を取り上げたときに、思い出したのがこの作品であった。『博奕打ち外伝』(1972年7月/東映京都)脚本:野上龍雄監督:山下耕作出演:鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、菅原文太、松方弘樹、辰巳柳太郎、浜木綿子、伊吹吾郎、遠藤辰雄、金子信雄、東竜子、野口貴史、松平純子、石井富子博奕打ち外伝 [ 鶴田浩二 ]価格:2 [続きを読む]
  • 任侠映画総覧計画『日蔭者』
  •  鶴田浩二のヒット歌謡曲を材に得た任侠映画、といえばまず『傷だらけの人生』二作が浮かぶが、この『日蔭者』もご同様。まさに任侠映画の性格をずばり表したようなタイトルだ。 ピークを過ぎ斜陽期になってきている72年という製作年も、“日蔭”の感を一層高めているかのよう。鶴田浩二が代表格であるようなモラリスト的やくざ者像はどんどん色褪せて、もっと生々しく過激なものが主流となっていく時期である。現に70〜72年ごろ [続きを読む]
  • 沈黙の映画評『沈黙のステルス』淡々とした劣化版ライバックを見よ
  • 沈黙のステルス [ カレン・シュナズ・デヴィッド ]価格:1000円(税込、送料無料) (2017/10/5時点) それにしても、酷い邦題である。 リリース当時は「セガールに空戦なんざやらせてどうする!」と思ったものだ。それでもつい借りて観た。で、結果、全く印象に残らなかった。2001年の『TICKER』以降、すっかりアクションに力を入れなくなった(そのくせバンバンと新作を撮り続けていた)セガールおじさん、しかも邦題はどれがどれ [続きを読む]
  • 時代劇ライフ2017年9月
  •  無謀にも当ブログで任侠映画・セガール映画の特別コーナーを設けて不定期連載みたいな真似を始めてしまったが、あくまでアチシの行く本筋の道は時代劇である。他の脇道に力を入れすぎて本道がおろそかにならぬよう気をつけねば……。 ずいぶんと録画の溜まるテレビ時代劇、最近では、まえに録画ミスで穴を開けてしまった部分の穴埋めが増えてきている。CBCテレビ『水戸黄門』第37シリーズ→38シリーズ、BS-TBS『水戸黄門』第1 [続きを読む]
  • 任侠映画総覧計画・現代やくざ 与太者仁義
  •  東映任侠映画を全作品残らず手元に揃える、なんて可能なのだろうか。 あのお蔵入り作品『博徒七人』まで東映チャンネルで放映され、DVDに保存することができてしまった今、あながち不可能とは言いきれないんじゃないか、なんて気がしてきている。若山富三郎の『日本悪人伝』やら『悪親分対代貸』なんてレアものまで手に入れてしまったし、このまま東映チャンネルに入っていればそのうち実現してしまうんではないか。 東映も何 [続きを読む]
  • 沈黙の映画評・俺はそれでもセガール映画を観るぞ
  •  まずタイトルは四方田犬彦の本のタイトル(『俺は死ぬまで映画を観るぞ』)をもじっただけのものであることを初めに断っておく。別にそれほど強い信念がある訳じゃないので誤解をしないで戴きたい。 アチシが時代劇に親しみ始めたのは、小学校高学年くらいの頃からだろうか。徐々にマニア化の一途を辿り、後戻りのできない冥府魔道へと立ち入ってしまい現在に至る訳だが、それとほぼ時を同じくしてもう一つ恐るべき道に足を踏み入 [続きを読む]
  • 兄弟仁義
  •  CSに加入していると、つい「リピート放送があるから……」と油断して録画逃しをすることがある。東映チャンネルで任侠映画のシリーズものを随分と予約漏れで逃したものだ。以前は口惜しがったり落胆したりしたものだが、この頃では「またちょっと間を置いて放送してくれるから……」なんて大分厚かましくなってきている。 それでも録り溜めディスクの確認をしていて「あれっ、これの第一作ってなかったっけ!?」なんて後からシ [続きを読む]
  • 男涙の破門状/戦後最大の賭場
  •  一日一本任侠映画を観ようとか無謀な野望を抱いたって、なかなかできるもんじゃない。しかしコンスタントに観続と思ってりゃ、それなりにDVD消化作戦は進んでいく。 とにかく任侠映画は、石を投げれば村尾昭に当たるってくらいこの人の脚本が多い。今回観た二本は偶然ながら村尾昭&山下耕作のコンビ作品だが、毛色はまるで違っていて面白い。『男涙の破門状』(1967年/東映京都)脚本:村尾昭監督:山下耕作出演:鶴田浩二、 [続きを読む]