matsuhisakayu さん プロフィール

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matsuhisakayuさん: 松久佳遊 祈りの世界−仏画と仏像
ハンドル名matsuhisakayu さん
ブログタイトル松久佳遊 祈りの世界−仏画と仏像
ブログURLhttp://matsuhisakayu.jp/
サイト紹介文仏画や仏像彫刻への想いや、日々の諸活動など、私・松久佳遊が幅広く綴ってまいります。[京都、教室]
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供111回 / 272日(平均2.9回/週) - 参加 2018/03/11 18:47

matsuhisakayu さんのブログ記事

  • 図面の制作
  • 制作の前の図面です。台座 、光背、本体と別々に作っておいて合体します。細部は半分書き込んでおきます。半転部分は必要な部分のみとシルエットをかいておきます。本体はきっちりと描いておくのですよ。衣文の一本いっぽんもきっちりと、目鼻の位置や手の角度大きさなど... [続きを読む]
  • 兵庫陶芸美術館
  • 丹波篠山の丹波立杭焼の里が位置する川の向かい側にあります。なだらかな紅葉麗しい山々を後ろに白い漆喰壁の美しい建物群です。丹波立杭といえば、日本六古窯の一つに数えられるとのこと。こちらで河井寛次郎の展覧会が開催されているとのことで参りました。言わずと知れ... [続きを読む]
  • 新しい技術
  • 3Dプリントの技術を使って何が出来るでしょうか。 このシステムの最大のメリットは、デリケートな対象物を触らないですむことにあります。 仏師の仕事に使うとするならば、大切な壊れやすいもの、歴史ある触れないものを復元するのに有効な手段として使う事が出来ます。 3Dプリントで出来たものは当然ながら樹脂の類いなので、そのままを使うわけではありません。 それを元に、木彫で写し取っていくわけです。 遠方であっても、壊 [続きを読む]
  • 開山忌
  • 開山忌(開山忌)というのがあります。お寺の創立者たるお坊さまのご命日の法要をする日の事ですね。忌というと亡くなった方の命日なので、法事で黒白なイメージが強いですが開山忌となると行事を毎年迎える事自体が有り難い事となるので、お祝いの気持ちが強くなります。まして、お寺の創立となると長年歴史がある事なのでけじめのン百年ご遠忌となるともうお祝いの催しとなります。たくさんの来賓やお檀家さんやご近所さんと共に [続きを読む]
  • 紅葉と日向(ひむかい)さん
  • せっかくの紅葉のシーズンなので、人の来ない穴場はなかろうかと考えたあげく、思い出したのがコチラです。ン十年前に、何度か足を運んだ神社です。今ではパワースポットのひとつらしいですよ。紅葉も綺麗ですが、春の青紅葉が美しかったのを覚えています。でも私の記憶の曖昧なことに自分で驚いてしまうくらいに違っていて下宮から内宮へ行くのに渡る池が、あれこんな小さかったっけ?上の方に天の岩戸があったよね。前は怖くて入 [続きを読む]
  • 馬がいます
  • 馬がいます。ちょっとビックリしません?彩色の仕事部屋にいるのがまたヘンな感じです。大阪 四天王の聖霊院奥殿の側にある厩にいるお太子さまの馬で、40年前の姿を取り戻すべくちょっと里帰りなんです。外気の入るつくりの厩なので、ひび割れや絵の具の剥落などよく見ると、かわいそうな感じです。聖霊院一帯を綺麗に整備されると共に、綺麗になられるのは嬉しい事ですね。ほぼ等身大の馬なので、連れて帰ってくるとボリュームあ [続きを読む]
  • お茶の花
  • 葉室山浄住寺に、やっとご本尊の釈迦牟尼やお地蔵さま、出山のお釈迦さまがお戻りになりました。立派なお厨子も綺麗に直され、作られた当時の姿を取り戻しています。お話しを伺うと(江戸木瓜厨子 えどもっこうずし)との事で、とても手の込んだつくりです。仏さまも当時の姿を取り戻すべく、仏所にて精いっぱいお直しと、漆や金箔押し、そして当時のお姿を再現するべく、截金で仕上げました。要はまっさらな状態になられたのです [続きを読む]
  • 図面を描く
  • 展覧会のバタバタと後片付けやなんやかんやがひと段落したところで、手付かずのお仕事などを含め引き続きのお仕事と向き合っております。巷では紅葉の見ごろのハナシも聞かれますね。そういえば春の花見は出かけるもののモミジ狩りはあまり行かへんなーと思いつつ図面など描いたりしております。当たり前ですが、図面はカタチが生まれるまでの最初の出発点にあたります。2次元であれ3次元であれ、紙と鉛筆から始まる完成までの一連 [続きを読む]
  • 仏教美術展 終了いたしました
  • 搬入と搬出の日を入れての全4日間、無事に終了する事が出来ました。終わってみればあっという間でしたが 毎日お越しいただいた方々とお話しできて、充実した時間を過ごせたことが何よりの収穫でした。会期中は、持ち寄った方々の作品をゆっくり拝見したり制作の苦労話などなど、作者ならではのハナシに花が咲いたのでは。大黒氏ならではのダイナミックでありながら繊細な生け花の数々と仏さまとが見事に調和して本当にお願いして [続きを読む]
  • 第55回仏教美術展
  • いよいよ始まりました。昨日の搬入も無事終わりました。あちこち遠方から集まってこられ予定通り会場が整った事は、皆さんのご尽力の賜物と感謝、感謝です。お花の大黒氏も野山の秋の彩りを会場のあちこちに生けていただきました。今日から3日間たくさんの方々にご来場いただいて出品者共々楽しんでいただければ幸いです。京都文化博物館の5階を仏像彫刻。6階を仏画と分けて展示しています。本格的な仏師とアマチュアの方々による [続きを読む]
  • あろりからのお知らせ
  • 六鳥シリーズから御朱印帳!できました。截金彩師真や オリジナルの(六鳥香りまもり)が活版印刷とのコラボで、御朱印帳となりました。まだ出来たてのほやほやですが、ご紹介しちゃいます。流れの美しい宝相華唐草(ほうそうげからくさ)のあいだに六鳥が散りばめられています。さわやかな2色刷りで落ち着いた印象截金彩師真や による手彩色で金彩を挿しており 上品な仕上がりになりました。旅のお供にいかがでしょうか。11月2 [続きを読む]
  • 楽しい時間 おしまい
  • どうやら、出来たみたいです。人ごとのようですね。白毫に、水晶の小さなのを入れようとしましたが、小さすぎてガラスのものしかなかったので、小さなダイヤモンドにしました。額のいいところに慎重に穴をあけます。木目を傷めないように、最初にキリを立てます。おでこにキリとか、結構痛々しくて抵抗がありますがしかたありません。小さい丸刀などで徐々にあなを大きくして、ピッタリのサイズにします。何度も入れたり出したりし [続きを読む]
  • 中之島香雪美術館
  • まだこの春に開館したばかりの美術館です。新しく出来た中之島ツインタワー内にそれはあります。ウエストの方の4階ね。お向かいのフェスティバルタワーの方では、朝日のカルチャーセンターがあるので、仏画の教室のために通っています。ちょうど仏教美術のコレクションが始まったので教室の皆さんと行ってまいりました。仏像も仏画も程よい距離と照明も良かったですよ。内容もバラエティーに富んでいて私の好きな金銅仏から始まり [続きを読む]
  • 楽しい時間 その4
  • 仕上げています。どんどん細部も詰めてきました。ここから大きく変わる事は無いですが鉛筆の線や汚れたところを丁寧に削っていくので、手袋をはめています。手袋も鉛筆の汚れやなんやかんやで汚くなってしまうので、手袋も変えなくてはいけませんね。細かい手指の仕上げや飾りは、もう少し後でやります。蓮の蕾も折れてしまいそうなので、このくらいで置いといて、最後に茎を細めようかな。ぼちぼち顔を仕上げる段階でしょうか。蓮 [続きを読む]
  • 御室 仁和寺
  • 秋の特別拝観と霊宝館での密教美術の展示を拝見にいきました。孔雀明王の仏画や愛染明王、五大明王など、密教好きにはたまらない仏さまに会う事が出来ます。特別拝観の金堂は、佇まいも御所の紫宸殿を移築しただけあってお寺でありながら雅な王朝文化を感じさせてくれます。暗く厳に荘厳された内陣の仏さまにご挨拶して裏堂にまわると初公開といわれる五大明王が色鮮やかに描かれており、なかなかの迫力でした。沢山の倒木が積まれ [続きを読む]
  • 楽しい時間 その3
  • 仏教美術展、近づいてきました。仏所では、当日の設営の段取りやなんやかんやとあわただしくなってきました。出品される方も制作の追い込みであわただしいかたもおられると思います。もちろん準備バッチリのかたも!発表会に出品するとなると、やはり頑張ってしまいませんか?わたしは、こういうハレの場がなかったら完成しないかもしれない、と思い事が多いです。来たる日のために一生懸命に気持ちを注いでやる事は思いもよらない [続きを読む]
  • 楽しい時間 その2
  • カタチになってきました。正中線と一寸ごとの平行線を常に意識しながら進めてきました。描いた図面をたよりに少しずつ詰めてくるのは、面白いところです。ぼんやりした外形から確実に余分なところを取り払っていく。時期をみて、天衣と身体の空間をあけるとますますハッキリしてきます。おおー姿がみえました!身体のまるみや腕のまるみもわかりやすくなりますね。となると、どんどん進めていく事ができます。こうなると、やらずに [続きを読む]
  • 吉野 金峯山寺
  • 蔵王堂です。東大寺の次に大きいお堂…日本で2番目に大きい木造のお堂だそうです。蔵王権現さまがおられます。こんな大きなお像をどうやって入れたのだろうか?と思うくらい大きな蔵王さまがおられます。それも3体も!山嶽仏教の修験道のご本尊としておまつりされています。今回は御開帳でなかったので蔵王さまとはお会い出来なかったのは残念でした。この吉野は桜で有名なのと、南北朝時代の南朝の地としてもご存知の方は多いと思 [続きを読む]
  • 楽しい時間
  • あら彫りです。鑿とゴム槌でおおまかに取っていきます。小さいので、粘度の原型も無しで図面でのみ彫り進めています。榧の木は初めてですが、キメの細かい良い木なので彫りごこち?もなかなかGOODです。彫刻しながら、少し黄色みのつよい美しい木肌に惹かれます。香りも独特ですよ。この木にちょっとハマってしまいそうです。小さくても固定した方がやりやすいので、小さめのクランプを使います。有ると便利な道具です。昔だと床に [続きを読む]
  • 蘇る
  • 古くなって表面が剥落したり虫食いだったり、鼠にかじられたりしながらも何も言わずにおられた仏さま何百年も静かにがんばっておられても、気がつけば随分と傷んでいるものです。見慣れた古い仏さまの姿もかつては新しい時があったわけです。お修理をするのも仏師の大切なお仕事です。表面の古い彩色や漆箔も洗い流し、劣化した膠も全て取り除くと、ばらばらのたくさんのパーツになります。乾かしてから元通りに組み立て、足りない [続きを読む]
  • 仏教美術展のおしらせ
  • 仏教美術展のご案内のハガキやポスターが出来ましたので、ご案内申し上げます!11月2日から4日までの開催となります。1日は搬入の日も兼ねていて出品者のみの開催ですので、お間違えのないように!今年は55回を迎える節目の年なので、花の大黒晃彦さんとのコラボレーションもあり、ぜひご高覧くださいませ。出品は松久宗琳仏所の仏師による仏像、仏画、截金の作品を始め松久のOBさん、OGさんの作品全国のあちらこちらの教室やカル [続きを読む]
  • 写仏の会
  • 品川駅から近くに高野山東京別院があります。そこでの研修会にて、写仏をお教えする機会をいただきました。午前から始まりお昼をはさんで、の3時間程の予定で行いました。写仏というと筆ペンでなぞるだけというのもあるそうですがせっかくなのでちゃんとした?写仏を体験していただく事と初めての方も楽しんでいただく事を念頭にプランを練ってまいりました。仏さまは、やはり高野山ということでお不動さまですよね。南院の有名な [続きを読む]
  • 儀式
  • 鑿入れ(のみいれ)式と仏師のあいだで言われていますが、お坊さまからは御衣木加持(みそぎかじ)と呼ばれる儀式の事をいいます。これからおつくりする仏さまの材と道具、場所そして携わる仏師をお清め頂くことがおもな目的です。仏さまの大小は関係なく、仏さまと施主と仏師とを繋ぐ大切な儀式なのです。もちろん儀式はなくとも仏師は仏さまと施主のために全力を尽くしますがこういう儀式をしていただくことは、仏さまの存在をよ [続きを読む]
  • 榧(かや)の木で
  • 小さめの仏さまをおつくりしようと思います。前からあたためていた原稿を基に制作に入ります。今回は榧を使いますが、実は初めてなんです、榧の木。木肌もすこし黄色みを帯びて、桧とはまた違った趣きがあります。榧は古い時代に、よく使われている例があります。檀像のような感じができるので好まれたのでしょうか。いつもながら、初めてなので少しキンチョーしてしまって、出来るんかなー?とワクワクしつつ眺めております。小さ [続きを読む]
  • 泉屋博古館
  • 京都の岡崎、東山のふもと鹿ケ谷通りに泉屋博古館はあります。住友コレクションで有名な中国古代青銅器や鏡鑑が常設されていますが、企画展で金銅仏をメインに仏像の展示があるとのことで、真やさんと訪ねてまいりました。なだらかな東山を借景に落ち着いた平屋の建物がすてきです。大きな美術館で大勢の人だかりはいささかウンザリしてしまいますが、こじんまりしたこういう専門性の高い美術館はゆっくり鑑賞出来て良いものですね [続きを読む]