きまぐれ店主 さん プロフィール

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きまぐれ店主さん: ことばこ 開けたり閉めたり
ハンドル名きまぐれ店主 さん
ブログタイトルことばこ 開けたり閉めたり
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/yon0221/
サイト紹介文気まぐれ店主の気まぐれ日記。 フォトと言葉のコラボレーションもついでに。ゆるりと。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 140日(平均1.6回/週) - 参加 2018/03/18 05:58

きまぐれ店主 さんのブログ記事

  • ことばこ NO18 〜 NO22
  • この果てしない 言葉の海の中にいくつかの文字を組み合わせたわたしの言葉が 放たれる誰に向かうでもなく何かに向けて告げるでもなく唯 漂い続けるいつかは、何処かの、知らない誰かの小さな胸の奥の小さな入江に漣のような ぎざぎざの波跡を残したりするのだろうか [続きを読む]
  • ことばこ NO7〜NO12
  • 古びてところどころ錆びが浮き出たブリキの小箱。そこから時々思い出したように取り出すからくりことば。キリキリとネジを廻せばコトコトと動き出す。ひとつ進めばひとつ振り返り、ふたつ進めば立ち止まる。日がな一日飽きもせず、開けたり閉めたり。たまにはそんな日があってもいい。 [続きを読む]
  • ことばこ NO1〜NO6
  • 古びてところどころ錆びが浮き出たブリキの小箱。そこから時々思い出したように取り出すからくりことば。キリキリとネジを廻せばコトコトと動き出す。ひとつ進めばひとつ振り返り、ふたつ進めば立ち止まる。日がな一日飽きもせず、開けたり閉めたり。たまにはそんな日があってもいい。 [続きを読む]
  • 夏物語 7〜11
  • 何処かの 誰かの ひと夏の物語。何かが始まっても何かが終わっても誰も気に留めたりなんかしないけどね。気付いたら 季節が変わっているだけだから夏が終わるまで ここで見ているよ。そっと、ね。 [続きを読む]
  • 夏物語1〜5
  • 何処かの 誰かの ひと夏の物語。何かが始まっても何かが終わっても誰も気に留めたりなんかしないけどね。気付いたら 季節が変わっているだけだから夏が終わるまで ここで見ているよ。そっと、ね。 [続きを読む]
  • 泪 気まぐれ店主の独り言
  • 大通りからずっと離れた横道にある店は野良達の通り道。ブチやら縞々やら茶トラやらが我が物顔で店を横切る。ときには物珍しそうに中を覗くが、大したものはなさそうだと、うぃんとひとつ大きな伸びをしてさっさと消える。店主は今朝も律儀に店を開ける。「開店休業 開店休業 開けたり閉めたり」片目の九官鳥のお喋りは相変わらず意味不明な単語の羅列だ。店主はいつもの場所に座っていつものお茶をゆっくりと飲む。この変わらぬ [続きを読む]
  • 小さな宇宙 気まぐれ店主の独り言
  • 若い女が車の窓から首を差し込みながら聞く。この九官鳥は誰に向かって喋っているの?さぁ、自分にじゃないかね。自分に何が言いたくて喋るのさ。自分が九官鳥以外の何者でもないと言うことを自分に伝えるためさ。そんなの九官鳥に決まってるじゃんか。馬鹿なの?こいつ。いやいや、自分が誰かなんてなかなか分からないものさ。烏なのに自分は九官鳥だと信じてるやつも沢山いるからな。不満そうに口を尖らして駆け出していく若い女 [続きを読む]
  • Pink hospital 気まぐれ店主の独り言
  • 小さな出窓から降り続く雨を見ている、店主と片目の九官鳥。店主は九官鳥を籠に閉じ込めることも、足鎖をすることもしない。九官鳥は何時でも自由だ。店主のもとからいつでも飛び立てる。けれど九官鳥は此処にいる。九官鳥は猫のように気まぐれでもなく、犬のように忠実でもない。唯そっと此処にいる。確かな彼の意思のもとに。店主と片目の九官鳥の確かで柔らかな距離は、縮まることも広がることもない。五月の絹雨は優しい。 [続きを読む]
  • ころころ絵本 気まぐれ店主の独り言
  • 店主と片目の九官鳥は見知らぬ街に辿りついた。山高帽の男がすり寄ってくる。旦那、これは値打ちもんですぜ。陰陽師が持っていた扇子だ。これで結界を引くと身を守れる。店主は聞く。あんたは何から身を守りたいのかね。山高帽の男は言う。そりゃ怨霊に決まっているじゃないか。店主がぼそっと呟いた。怨霊は自分の中にいるもんじゃないのかい。そりゃ時には暴れたりもするが、どうにか折り合いつけて上手くやればなかなか面白いが [続きを読む]
  •  yellow canary 気まぐれ店主の独り言
  • お喋りな片目の九官鳥と店主の旅。ポンコツ車でふらりぶらり。行く当ても、帰る当てもない無計画な旅。さっきから肩に止まった片目の九官鳥が喋り続けている。「出発進行! 戸締まり用心! 明日は晴れのち曇り。」 全く煩い。この片目の九官鳥が店主に貰われてどのくらいになるだろう。元の飼い主が亡くなった側で三日三晩「歌をわすれたカナリア」を唄い続けていたという。あれから片目の九官鳥は一度も歌を唄わない。唄わなくて [続きを読む]
  • 明日のかたち 気まぐれ店主の独り言
  • 本日店主は留守です。本日店主は留守です。店先に吊るした鳥籠の片目の九官鳥が、飽きることなく喋り続けている。口の悪い客が言う。相変わらずの開店休業じゃないか。あんたは何のためにここをやってるのかね。店主は笑いながら答える。わたしの為です。わたしはわたしの為に生きているんでね。天上天下唯我独尊。天上天下唯我独尊とは偉く傲慢じゃないか。客は冷えたお茶を飲みながら言う。‘’私が消えれば全てが消える。あなた [続きを読む]
  • 月の橋を渡る 気まぐれ店主の独り言
  • 古い友が呟く。まったく、ここにあるものたちはどれもこれも、後ろも前も見失ったものばかり。なのに妙に静かで穏やかで。わたしはね、あんたには勝っているはずなんだよ、絶対にね。なのにここに来るとどうしてか少し後ろめたい。あんたのそのイチ抜けたみたいな毎日が羨ましいわけじゃないんだ。なのに、どうしてかね。ここにはオシャレな飲み物とかないのかい?友はそう言いながら満足そうにいつものお茶を飲み干す。店主の背中 [続きを読む]
  • 野花と向き合う。 気まぐれ店主の独り言。
  • 俯き加減な客がくる。不要なものを売れますか。うちは大切なものしか置かない。誰かの大切なものは、何処かの誰かの大切なものになる。本当に不要なものは貴方の知らないうちに消えてしまうもの。まだ消えてはいないのなら、もう一度抱えてみることだ。肩を落とした客は抱えたものをじっと見る。店主の背中で壊れた古時計の鳩が壊れた声で正午を告げる。 [続きを読む]