autrose930 さん プロフィール

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autrose930さん: 秋のばら 上弦の月
ハンドル名autrose930 さん
ブログタイトル秋のばら 上弦の月
ブログURLhttps://ameblo.jp/autrose930/
サイト紹介文「月の恋人 歩歩驚心 麗」の二次小説「チルソゲ・ソンムル(七夕の贈り物)」です。イ・ジュンギファン。
自由文大好きなドラマ「月の恋人」の悲しい結末を受け入れるため書いた小説です。ワンソとスが慰めを得て、新しい恋愛が生まれるように願いをこめて。お花のことも時おり書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供19回 / 27日(平均4.9回/週) - 参加 2018/03/24 03:05

autrose930 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • チルソゲ・ソンムル 第8章 上司と部下 ②
  • 「他のデータの集計のときも、このシートを使って集計すればいいから。」ソヌは、顧客分析のデータを落としこめる、フォーマットを手早く作成すると、デスクの横に立っているハジンを見上げた。 プロジェクトの打ち合わせは終了していたのだが、ハジンが、表やグラフの作成について、ソヌに、遠慮がちに聞いてきたため、ソヌの実験作業の時間まで、教えてやっていたのである。 「パソコン音痴の私からすれば、理事は救いの天使みた [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第8章 上司と部下 ①
  •  研究所に初めて出向いた日の翌日、ハジンは、昼過ぎになってやっと、会社のカフェスペースで、ノ主任と話をすることが出来た。 「昨日は、あの後どうだった?理事に、無事、挨拶できたかな?」コーヒーメーカーのボタンを押しながら、ノ主任は、何気なく、型どおりの質問を、後輩に投げかけた。「それが、私、とんでもない失態をしてしまったんです。」ハジンの答えは、彼の想像を越えた内容だった。 ハジンは、意識がなかったと [続きを読む]
  • なび⑤ 新しい登場人物について
  • お読みいただいている皆さま、こんばんは autroseです。第7章から現代パートになり、ソヌさんとソヒョンちゃん、この親子が、ハジンちゃんとお話を紡いでいきます。そして、ソヌさんがハジンちゃんのお相手でありますね ソヌさんをどのような人にするか、最初ちょっと考えました 一番考えやすいのは、ハジンちゃんの周囲にいる人、会社の人です。you tubeで、ワンソ(イ・ジュンギさん)がハジンちゃんの会社の若きCEOで、素敵な [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第7章 新たな出会い ②
  •  その後、ハン秘書が水を持ってきてくれた。起き上がってみても、めまいはしなかった。事務所で暫く休ませてもらって、ハジンはやっと人心地ついた。 遅ればせながら、ユ理事から、香料・香水開発チームのコンセプトや到達目標について、まず、簡単に説明を受けた。そして、彼の領域である、化学技術面のプランニングやメソッドについて、彼は、素人にも分かるように、噛み砕いた説明をしてくれた。余分な言葉は差し込まず、明解 [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第7章 新たな出会い ①
  • ユ・ソヌは、ソウルの大学で講義を二つこなした後、イチョン市にある研究所に向かって、高速を急いでいた。最初、講義は一講だけと勘違いしていたので、大学を出発するのは、予定より一時間以上遅れてしまった。本社のプロジェクトに参加する社員を二名、研究所に待たせることになってしまったが、今回は、学生が優先されるため仕方がない。 伯父の会社付属の、香料研究所理事、兼技術チーフ、大学客員講師、これが彼の現在の肩書 [続きを読む]
  • なび④ タイムスリップと香りの痕跡
  • お読みいただいている皆さま、こんばんは。autroseです。アメーバさんでブログを始め、途中からにほんブログ村に参加して、私にとって、3月は、仕事を終えると、ブログ三昧の日々 このチルソゲ・ソンムルは、昨年の5月から3ヶ月間で、第1版めいたものを書き上げました。書くことが楽しいというはじめての経験。でも、内容的には、今よりもっともっと自己満足的なものでした その後、現代パートも高麗パートも、セリフを意識して増 [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第6章 夢のあと ②
  • 明くる朝、寝台で粥などの食事を取り、薬を口に含んだクァンジョンは、これからは死ぬまで、これの世話になるのだなと、淡々とした諦めの思いだった。 午前中は、いつもより、ゆっくりと時間が流れていき、昼近くになり、女官長が、そろそろお着替えを、と申し出た。昨日倒れた後、紫紺の皇帝衣は脱がされていたが、白の袷をまとったままだった。しかし、ちょうどそのとき、扉の外で、来客を読みあげる声がした。 「第十四皇子、ワ [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第6章 夢のあと ①
  •  月がのぼるころ、クァンジョンは目を覚ました。 いや、意識を取り戻したと言うべきだろう。心臓の発作で気を失っていたのだから。彼は、薄暗い部屋の中をうつろに見回した。いくつかの人影が見える。頭が重い。私はどうしたのだ?そして、ハッと気がついた。  スは? スは、行ってしまったか? 思わず起き上がろうとするクァンジョンに、御典医がすぐさま駆け寄り、彼の上体を押しとどめた。クァンジョンを、また横たわらせな [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第5章 ときの狭間 ②
  •  手をつないでそぞろ歩き、懐かしい声に耳を傾け、ときに、お互いの顔をじっと見つめるのは、二人にとって、何事にも代えがたいものだった。何のしがらみも感じず、他の者たちのことも考えず、ただ二人のことだけを語ればよいのであった。  誰もいない皇宮の庭園を巡り、二人は、望楼の下に続く石段にやってきた。ここで語らい、愛をささやいた。ここで別れの言葉を告げたこともあった。いつの日であったか、二人して星を見た夜 [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第5章 ときの狭間 ①
  •  クァンジョンは、武官たちに運ばれてゆく自分を、一瞬、はるか下方に見た。  ならば、ここに立っている自分は何なのだ?私は死んだのか?思わず、紫紺の皇衣の胸を、ももの辺りをばたばたと触った。ここに、自分は変わらずに存在しているではないか。不思議なことに、今まで感じていた動悸は、いつのまにか治まっていた。不快な汗も引いていた。                                       [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第4章 庭園の異変 ②
  •  スヒャンが、クァンジョンの待つ東屋に現れた。 スに似て、色白で瞳の大きな、スよりも背丈の高い娘であった。ふとしたときに、声音が、驚くほどスと似ていることがあり、クァンジョンは思わずハッと顔を見てしまうことがあった。皇帝が、自分を通して母を見ているという、スヒャンの見立ては、ある意味、的を得ていた。 「陛下に、ご挨拶申し上げます。」 「よく来たな。座るがよい。」  スヒャンは頭を下げたまま、水色の上 [続きを読む]
  • なび③ スの娘について
  • こんにちは(^O^) お読みいただき、ありがとうございます。第4章「庭園の異変①」 を読み終えましたら、こちらをどうぞ読まないで、そのまま次に行っていただいても大丈夫です。 これから、お話も動いてくるので、一続きの流れでお読みいただきたくて、ここで小休止を入れました。 第4章では、クァンジョンとスの愛の結晶である、スヒャンが登場しますちなみにこちらは、スの挿している簪(かんざし)、娘も髪に挿していましたね [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第4章 庭園の異変 ①
  •  昼下がりの庭園は、小雨が上がって、深緑がつややかに更に濃く、花々の芳香でむせ返るようだった。  クァンジョンは、庭園を散策していた。彼の背後には、少し離れたところに、内官と女官の一団が、頭を垂れて控えていた。胸に金の刺繍を施した、いつもの紫紺の薄絹は、この季節になると少々暑苦しい。内官長に向かって、彼は言った。 「今日は、随分と暑いな。」「はい、陛下。そのようでございます。もう、七夕でございます。 [続きを読む]
  • なび② ワンソの年齢 クァンジョンの思い
  • こんばんは。お読みいただいてありがとうございます。第三章「心にある人」を読み終わりましたら、お読みください                                          クァンジョン皇帝を四十九歳にしてしまいました姿かたちは、その年齢のイ・ジュンギさんをイメージしながら書いたのです。「涼やかで鋭い目は、やや落ち窪み」「肩周りが華奢で、少し猫背に」     などと表現してしまいま [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第3章 心にある人 ③
  •  宮殿で一緒に暮らしたのは、わずか半年あまりだった。                                            即位した日に、王の衣をまとった自分を、頬を染めて、まぶしそうに見上げる彼女を見て、どんなに誇らしかったことか。  必ずやスと、この皇宮で添い遂げる覚悟であったし、そうできるものと疑っていなかった。今になってみると、所詮、それが勝ち目のない戦いであり、はかない抵 [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第3章 心にある人 ②
  •  来年、五十という年齢を迎えるが、その前に、この春、クァンジョンは、公式の遺言状をしたためた。  正胤(チョンユン)は、すでに政権が安定したころに生まれ、最初からその地位が約束されていた。自分らの時代のように、国境の戦闘や、朝廷内の暗闘に、巻き込まれることもなく成長した。必要に迫られていないため、武芸の腕はさほど秀でていない。一方、良く学問をし、知略に富み、慎重な性格であった。教育については、中庸 [続きを読む]
  • チルソゲ・ソンムル 第3章 心にある人 ①
  •  父である太祖は、後年、純白の皇帝衣を召されたが、息子である彼は、定められた儀式以外、白という色を身につけることはなかった。白の皇帝衣は、太祖にだけ許されたものという意識があった。また、薄紫や青や、その他の色の皇帝衣さえ、彼は身につけることがなかった。黒に近い紫紺の皇帝衣は、彼にとって、心の深奥を覆い隠す鎧でもあった。そのため、この色、紫紺の皇帝衣のみを常用した。  武芸に秀でた彼は、かつて数々の [続きを読む]
  • なび① お花、香り、ハジンの気持ち
  • やっと第2章まできました。ブログを始めて一週間、楽しくもあり、ときにブログに翻弄されたり最初はみなさんそうなのでしょうか? なび では、説明など、書きたいなと思います。うまく伝えられているか自信がないとき、こういう風に途中で説明できるのは、ブログのありがたいところですね。でも、今回は、多少ネタバレ的でもあるので、お嫌な方はスルーして後でお読みください。 ここまではハジンちゃんのお話でした。 ドラマでは [続きを読む]
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