Kouki.H さん プロフィール

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Kouki.Hさん: lapis lazuli
ハンドル名Kouki.H さん
ブログタイトルlapis lazuli
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/kouki_higa/
サイト紹介文新連載『運命の人』スタート。長編・短編あり。R18多数。基本毎日更新。
自由文『運命の人』・・・オトナ恋愛小説です。ホテルを舞台に、新人コンシェルジュ康煕を取り巻く恋愛模様を描いています。(R18あり)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供422回 / 176日(平均16.8回/週) - 参加 2018/03/31 18:40

Kouki.H さんのブログ記事

  • 運命の人14
  •  翌日の昼過ぎ、琉惺は羅刹に連れられて、ホテル『竜宮』にチェック・インした。仕事を休む訳にはいかない康煕が、羅刹に付き添ってもらうよう琉惺と約束したのだ。琉惺はともかく、羅刹の私服姿というのは、新鮮だった。てっきりシャツにGパンというラフな姿で現われると思っていたが、ちゃんとジャケット・スーツに身を包んでいる。背も高く、精悍で整った顔つきをしているので、けっこう人目を引く。すると、羅刹が琉惺を伴っ [続きを読む]
  • 魔性の絶対王者4
  •  康煕はこれまで何度も男に抱かれてきたが、自分から抱かれたいと思ったことは一度も無い。烈将のレッスンでセックスを愉しめる身体にはなったが、その行為は必ず屈辱感や恥辱を伴うものだった。しかし、何故か、今回は違う。本心から、琉惺を求めている。しかも、身体が求めているのではなく、康煕の心が。天才的な策士である琉惺をつなぎ止めたいという意識はある。でも、それだけではない。琉惺という存在が欲しい。一方の琉惺 [続きを読む]
  • イラスト 魔性の絶対王者4
  • <魔性の絶対王者4> 「・・・これが・・・本当のあなたなんですね・・・」 「そう・・・なのかも知れない・・・いつもと・・・全然違う・・・」 「・・・私が側に居る限り・・・あなたの身体を戦の道具として使うようなことは・・・絶対にしたくない・・・」 「・・・ずっと・・・私の側にいて・・・」 「・・・いますよ・・・もう私は・・・あなたを置いて・・・何処にも行けない・・・」その琉惺の言葉に康煕は嬉しそうな微笑を浮かべる。それは琉惺がよく目にしていた、あの妖しい [続きを読む]
  • 運命の人13
  •  康煕の乗ったタクシーが着いたのは、以前何度か訪れた、琉惺が手術をした総合病院だった。羅刹からの電話によると、琉惺は羅刹の店で突然、倒れたのだという。康煕の心臓がドクン、ドクンと大きく鳴り響く。ちょうど、あの時と同じだった。2年前、琉惺の手術が行われている時に、駆け込んだのと。受付で病室を聞き、エレベーターを待つ時間さえもどかしく、ようやく康煕は、受付で告げられた病室のドアを開けた。 「琉惺!」そ [続きを読む]
  • 運命の人12
  •  「どうして、僕の料理がお子様ランチなんだよ!」仕事が終わって、康煕は琉惺と一緒に、ホテル『竜宮』の近くにあるステーキ・ハウスに来ていた。これも、コンシェルジュとしての資料集めの一環である。琉惺はクスッと笑う。 「きっとお子様ランチを食べたそうな顔をしていたんじゃない?」 「ハンバーグもチキンライスもナポリタンも、皇子に出した残り物だよ。一つだけ違うのがあったけど」 「何?」 「タコの形に切った赤 [続きを読む]
  • イラスト 魔性の絶対王者3
  • <魔性の絶対王者3> 「・・・烈将は・・・私の教育係だ・・・・・・王となるべく・・・色々なことを教わった・・・学問も、兵法も、帝王学も・・・そして、セックスも」 「え・・・」琉惺の目が見開く。 「・・・私は・・・あの男に嫌というほど性戯を教え込まれたよ・・・それに耐えたのは・・・マスター・ドラゴンになるために必要だと思ったから・・・」 「そ、そんなことまで・・・」驚く琉惺の目を康煕の強い視線が射竦める。身動きもできないほど強烈な光を放つ、 [続きを読む]
  • 魔性の絶対王者3
  •  翌朝、朝食の後、康煕が琉惺の部屋を訪れた。 「おはよう。食事は口に合っているか?」優しげな表情で康煕は尋ねる。琉惺も笑顔で返す。 「おはようございます。こちらは海の幸が豊富なんですね。赤龍国では魚介類などは滅多に食べられませんので、堪能しています」 「それは良かった」康煕は嬉しそうにそう言う。民からの人気といい、目前にいる康煕の様子といい、康煕は民や相手のことを思いやる、とても優れた君主のように [続きを読む]
  • 運命の人11
  •  「はい。竜宮が伺います。どういったご用件でしょうか?」康煕がコンシェルジュデスクで研修を始めてから、そろそろ1週間になる。ルノワール・ホテルで虎井のコンシェルジュぶりを見たことで、康煕の対抗意識に火が付き、めきめきと腕を上げ始めた。同僚の冥加や天河はその成長ぶりに目を見張り、指導役の光川は康煕の様子に目を細める。 「そのお店でした、こちらなどはいかがでしょうか? 新鮮なネタを使っているのは勿論で [続きを読む]
  • 運命の人10
  •  ベランダには穏やかな朝の日差しが降り注いでいた。遙か下方では人々がそれぞれの行き先に向かって忙しなく歩いている。平日の朝、こんな風にゆっくりしていると何だか優越感さえ感じる。勤め始める前までは感じなかった優越感だ。テラスに設えられたテーブルには真っ白なテーブルクロスが掛けられ、その上には、トースト、サラダ、フライドエッグ、ソーセージ、ジャムとチーズ、牛乳、オレンジジュース、ポットに入ったコーヒー [続きを読む]
  • 魔性の絶対王者2
  •  貴賓室に通された琉惺は戸惑っていた。康煕は青龍王なのである。普通なら、謁見の間で膝を着いて拝謁するのが当然だ。これは、康煕が自分を臣下としてではなく、対等の策士として迎えているということを表しているのかとも思う。赤龍王・羅刹から、康煕に元に行くよう命じられ、一応その準備を済ませて、紅蓮宮を出ようとしたところで、琉惺は青龍の姿を見た。それを見た時点で、康煕が実は既に青龍王を継承していたことを確信し [続きを読む]
  • イラスト 魔性の絶対王者2
  • <魔性の絶対王者2>己の身の安泰を図るのなら、青龍国の策士となるのが賢明な選択だろう。しかし    琉惺は世に知れ渡った策士として、敢えて康熙と策の腕試しをしてみたい誘惑に駆られるのだ。あの屈強な精神をもつ羅刹をさえ手玉に取った康煕と勝負がしたい。例えそれで命を落とすことになっても。しかし、その反面、康煕がマスター・ドラゴンとしてこの龍神界を統治する様を見たいとも思う。小説はこちら・・・・・・・・ [続きを読む]
  • 運命の人09
  •  「康煕くん、大丈夫?」 「ん〜〜、大丈夫だってば。琉惺は心配性〜」コンサートが終わって、クラブから出た琉惺は康煕の肩を抱きながら、タクシーを拾うべく大通りに向かう。 「タクシー、乗れそう?」 「タクシーより観覧車に乗りたいなぁ・・・」康煕は完全に酔っ払っているのだが、気分は悪くなさそうで、やたらと機嫌がいい。ルノワール・ホテルに部屋を取っていなければ、このまま近くのホテルに入ってしまうところだった [続きを読む]
  • 運命の人08
  •  「君らしくないですよ。そんなに落ち込まないで」虎井の完璧なコンシェルジュぶりを目の当たりにして、すっかりしょげてしまった康煕に琉惺は励ましの言葉をかける。康煕は黙って、虎井に教えられた店で、パンケーキを食べている。悔しいが、とても美味しい。 「・・・僕らしくないって・・・琉惺は僕を買いかぶりすぎてるんだよ。僕はいつだって、こんな風に劣等感に苛まれるんだ・・・」 「・・・コンシェルジュなんて辞めたくなっちゃっ [続きを読む]
  • 魔性の絶対王者1
  •  「んっ・・・はあっ・・・烈将・・・」 「・・・相変らず・・・感じやすいお身体でございますな・・・」  「だ・・・れが・・・このように・・・したのだ・・・」青龍国王の寝室では、天蓋付きのベッドの上で、2人の人物が妖しく裸体を絡ませている。1人は、昨日赤龍国から生還した青龍国の新国王・康煕、そしてその康煕の身体の上で慣れた仕草で愛撫を加えているのが、康煕の教育係の烈将である。烈将は、自分が開発した康煕の身体を知り尽くしていて、康 [続きを読む]
  • イラスト 魔性の絶対王者1
  • <魔性の絶対王者1>また、康煕は幼少の頃より、ひときわ目立つ美貌を有していた。万一の時、その美貌を武器にするために、烈将は康煕にセックスの手ほどきをしたのだ。相手の隙を突いて、相手を殺すために。こうして、康煕は、絶対王者として玉座に座ることになったのだった。小説はこちら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▼よろしければポチッとよろしくお願いします♪にほんブログ村BLイラストランキング [続きを読む]
  • 運命の人07
  •  ルノワール・ホテルは国内のみならず、海外にも支店をおく巨大なホテル・グループである。各ホテルとも収容人数はトップクラスで、価格帯も幅広い。それこそ出張のサラリーマンでも利用できるスタンダード・シングル・ルームから、1泊数十万円のエグゼクティブ・スゥイートまで様々である。ただ、巨大ホテルにありがちな、サービスが行き届かない面も否めないようだ。そんな中で、新宿本店だけは、他の支店と一線を画した高価格 [続きを読む]
  • 運命の人06
  •  康煕の研修初日は、ドタバタ続きだった。特にチェック・イン直後の14時〜16時にかけては、コンシェルジュデスクの電話は矢継ぎ早に鳴り続け、「部屋に○○を用意してくれ」や「ベビー・シッターを手配してくれ」など、様々の要望があった。また、直接デスクに出向いて、観光名所や飲食店、ドラッグストアの案内を求めてくる客も相次いだ。しかし、冥加と天河はテキパキと迅速かつ的確にそれらを処理していく。康煕は通訳をす [続きを読む]
  • 運命の人05
  •  「初めまして、竜宮康煕と申します。本日より、ここで研修をさせていただくことになりました。不慣れで、ご迷惑をおかけすることと思いますが、どうぞご指導のほど、よろしくお願い致します」生まれて初めて、実家のホテル『竜宮』の制服である紺のスーツに身を包み、康煕が頭を下げると、一斉に拍手が起こった。父・康一も当然その場にいたが、あえて康煕を紹介することはしなかった。従業員が遠慮して、康煕に言いたいことを言 [続きを読む]
  • 運命の人04
  •  これまで考えたこともなかったけれど、観覧車のゴンドラの中というのは密室空間で、頂上に差し掛かったときは、誰からも見られることはない。恋人たちはここで、こんな風にキスをするものなのかもしれない    ついばむような琉惺の優しいキスを受けながら康煕はそんなことを考えている。優しく、包み込まれているような抱擁やキスはとても幸せな気持ちがしたが、でもそれは、幼い頃、母に抱っこされてキスされているのと同じ [続きを読む]
  • 運命の人03
  •  羅刹の店を出た後、再び元の商店街を歩きながら琉惺が尋ねた。 「・・・もう帰りますか? 何処か寄りたいところがあればご一緒しますが」 「観覧車に乗りたいです」 「観覧車?」 「・・・子どもの頃から、観覧車が好きなんです。頂上に登ったときに見下ろせる景色が・・・。僕は速い乗り物がにがてなので」琉惺はそれを聞いて、にっこり笑う。 「じゃ、どうせなら、葛西臨海公園の観覧車にでも乗りますか? 日本で第2位の大きさ [続きを読む]
  • 運命の人02
  •  カウンターの上には、日本の一般家庭でおなじみの和食が並べられる。鶏の串焼き、肉じゃが、筑前煮、豚の生姜焼き、焼き魚、冷や奴、焼き海苔、味噌汁・・・・・・そして土鍋で炊いたらしい焦げ付きの白いご飯。康煕は目を見開いた。 「どれも美味しそうだなぁ。じゃ、いただきます!」琉惺が手を合わせ、箸を持つが、それを羅刹が止める。 「おい、琉惺、待て。主賓はこっちだろ?」 「あ、そうか。では、竜宮くん、どれでも好きな [続きを読む]
  • 運命の人01
  •  飛行機が着陸体勢に入る。思えば、この4年間、イギリスで留学している間に色々なことがあった。英語尽くしの毎日、向こうで出来た沢山の友人、レポートや論文を書くために、徹夜した日々。でも、その中でも一番、竜宮康煕にとって一番大きな出来事は、2年生のとき、日本で起こったあの出来事だった。代々続く実家のホテルの株の過半数が買い占められたこと、買い占めた相手が康煕の先輩であり、IT企業の社長だったこと、株を [続きを読む]
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  •                  ※この話はR18短編『最初から』の続編となっております。(0 設定)(01)(02)(03)(04)(05)(06)(07)(08)(09)(10)(11)(12)(13)(14)←NEW※タイトル画像第1弾。口説く琉惺と悩み中の康煕。(琉惺、報われんわ〜) [続きを読む]
  • 運命の人0 設定
  • ☆この話は、R18短編『最初から』の続編で、2年後の話です。『最初から』は、康煕と琉惺しか登場しませんでしたが、今回は例によって、主要人物が4人になります。『最初から』で、恋人として最初から始めようと決めた2人が、どうなっていくのかを描いていきます。タイトルの『運命の人』は、スピッツの『運命の人』そのまんまです。(歌詞を知りたい方はこちらからどうぞ)一応、CPは康煕と琉惺ですので、穏やかに愛を育ん [続きを読む]
  • 炎と水6
  •  あのプライドが高く、気性の激しい羅刹が人質の前で膝を着き、その手に口付けている。しかも、人が入ってきたというのに、身動き一つしない。目を見張る琉惺に、康煕は顔を向け、妖しく美しい微笑を浮かべた。 「こ、国王様!!」琉惺は慌てて羅刹に駆け寄り、その方を揺さぶった。 「しっかりしてください! こちらへ・・・」 「離せッ!」羅刹は強い力で琉惺の手を振り払った。そして、横目で琉惺を睨み付ける。 「・・・やっと [続きを読む]