Kouki.H さん プロフィール

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Kouki.Hさん: lapis lazuli
ハンドル名Kouki.H さん
ブログタイトルlapis lazuli
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/kouki_higa/
サイト紹介文オリジナルBL小説(かなり18禁)です。今はファンタジー小説『四神伝』ばかり、更新しています。
自由文今はそれほど18禁でもないです。『囚われの龍王』は、かなりヤバイですよ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供67回 / 26日(平均18.0回/週) - 参加 2018/03/31 18:40

Kouki.H さんのブログ記事

  • イラスト 輿水の村にて①
  • <輿水の村にて①> 「…怖いんだッ…私は…尋常ではいられなくなるかも知れない…乾隆のッ…」そう叫んで、康煕は声を詰まらせた。 「…仇を討つ事さえできず…死んでしまうかも…しれない…民も護れない…臣下も…琉惺も、早雲も、お前も巻き添えにして… 私は…きっと崩れてしまう…」 「…大丈夫だ…」羅刹はそう言って、康煕の頬を伝う涙を吸い、愛おし気に頬を寄せる。 「…あんたは…崩れたりはしない…」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝(13)輿水の村にて①
  •  羅刹が屋敷に戻ってきたのは夕刻ごろだった。康煕の姿を探して、彼の部屋をノックすると、康煕はバルコニーの窓を開け離したまま、ベッドにもたれかかるようにして眠っていた。 「おい、身体壊すぞ。この辺りは、夜になると気温が下がるんだからな。寝るなら、ちゃんとベッドに入って寝ろ」 「…ん…」康煕は目を覚ますと、ブルッと身を震わせた。 「…寒いな…」 「ほら、これ、かぶってろ」そんな康煕の頭に毛布をかぶせ [続きを読む]
  • 四神伝(12) 北斗星君の復讐2②
  •  康煕が目を覚ましたのは、離れにある自分の寝室だった。ぼんやりと目を開けると、そこには心配そうな顔をした琉惺がいた。 「…大丈夫ですか?」心配そうに琉惺は尋ねる。しかし、康煕はまだ放心した目のまま、琉惺を見ている。 「…水をお飲みになりますか?」 「…乾隆は…?」康煕は掠れた声で尋ねた。 「…竜宮にお戻ししております…」 「…そうか…そうなんだな…」そう言った後、康煕は身を起こそうとするが、それ [続きを読む]
  • イラスト 北斗星君の復讐②
  • <北斗星君の復讐②> 「…助けてほしい…」康煕の言葉に羅刹は目を見開いた。まさか、康煕が己に助けを求めるなど思ってもみなかったからだ。 「…どうしても…自分ひとりでは元に戻れない・・・側にいて欲しい…」こんな言葉を自分に対して口にするということは、康煕がかなり限界近く追い詰められている証拠だと羅刹は思った。小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝(12) 北斗星君の復讐①
  •  その頃、飛雲城下では、来週行われる予定の竜騎士団結成記念式典の話題でもちきりだった。竜騎士団といえば、以前は軍の中でも花形といわれ、憧れの的だったのである。そんな飛雲城下の市にふらりと立ち寄った男が尋ねた。 「来週、何かが行われるのかい? 城下町全体が盛り上がっているようだけど」 「ああ、そりゃね。何たって、あの竜騎士団が結成する式典が行われるんだよ。当日は、城や町を上げてのお祭りになるだろうね [続きを読む]
  • イラスト 北斗星君の復讐①
  • <北斗星君の復讐①> 「…康煕…もう無理だ…乾隆君は…絶命している…」 「…そんなことは…ない…私が…もう少しパワーを高めれば…」一層蒼さを増す康煕のパワーに、早雲は険しく眉を寄せる。 「やめろッ、自滅するぞッ!!」早雲は康煕から剣を奪おうと手を伸ばすが、その驚異的なパワーで身体が弾かれてしまう。 「康煕ッ!! やめるんだ!!」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝(11) 麒麟国復活②
  • 竜宮の執務室に戻った康煕を、偶然そこにいた琉惺が見て、驚きに目を見張る。 「…静養はもう終わりですか? 休息でもせっかちなんですね」飄々とした感じで言う琉惺を康煕は横目で睨みつける。 「…あいつに会ってしまったからだ」 「…あいつって? まさか玄武王ですか?」 「…そうだ」 「どこで」 「大陸の市だ。昼の気の暴発が気になったから」琉惺はやれやれといった感じでため息をついた。 「…くれぐれも行動には [続きを読む]
  • イラスト 麒麟国復活②
  • <麒麟国復活②> 「・・・お前のところから戻ってきた康煕が・・・どんな状態だったのか解るか? 無理に感情を押し殺して、必死に自分を保って・・・その結果、夜中に過呼吸を起こして・・・それでも一人で耐えようとしていた! お前は、どこまであいつを貶めたんだッ!」   「・・・そこで、あいつを抱けないところにお前の弱さがあるんだよ」小説はこちら  [続きを読む]
  • イラスト 麒麟国復活①
  • <麒麟国復活①> 「…あんたは俺が護ってやる…護りきれなかったときは道連れにしてやる。あんたに虜囚の辱めなど受けさせない。どうだ、それができるのは俺だと思わないか?」 「…虜囚の辱めだと? よくもお前がそれを言えたものだ」 「…俺は辱めるのを目的であんたを抱いたんじゃないぜ…解ってるんだろう? あんたの中の魔物を消すためだ…結果的に、あんたは楽になったはずだ…」そう言うと、羅刹は燃え盛る炎のような [続きを読む]
  • 四神伝(11) 麒麟国復活①
  •  その頃、玄武城では、羅刹もまた、敢えて康熙を追うことなく、自らの神力の回復をするために静養していた。しかし、考えることといえば、康煕のことばかりだった。あそこまでの屈辱を康煕に与えたのだ。あの場で殺されなかったこと自体、奇跡的だった。最後に、確かに康煕はあの時「もう怖いものはなくなった」と言っていた。それだけでも、もう羅刹の目的は達成したはずだった。しかし     今度会えば殺されるかも知れな [続きを読む]
  • 四神伝(10) 小黄の秘密②
  •  翌朝、康煕が目覚めると、すぐ側で早雲が眠っていた。見ると、自分の肩を抱いてくれたままである。昨夜、康煕は過呼吸を起こしたのだということを思い出す。早雲の両親の盛った毒を飲み続けて以来、心臓を悪くすることはなかったが、康煕は何かの拍子に呼吸が苦しくなることがよくあった。最近、それは起こっていなかったのだが、昨夜は安心した拍子に出たのであろう。誰かに側に居てほしかった。不安で不安で、たまらなかったの [続きを読む]
  • イラスト 小黄の秘密②
  • <小黄の秘密②> 「・・・早く兄上を護れるように、毎日訓練していますから・・・」 「それは頼もしいな」康煕はとても嬉しそうに微笑う。そんな康煕の笑顔を見て、早雲はほっとした。昨日の康煕の様子が、これまでとは違い、かなり切羽詰まったものに感じたからだ。小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝(10) 小黄の秘密①
  •  見慣れた草原が夕日に赤く輝いている。幼い頃からよく知っている城門のそばに立つ大木に康煕は寄り掛かるようにして座った。傷口はふさがったとはいえ、多量の出血をしたため、足元がおぼつかない。     …早雲…私だ…答えてくれ…その頃、ちょうど琉惺の訪問を受けていた早雲は、康煕のテレキネスを察知して、思わず立ち上がった。同席していた琉惺が眉を寄せる。 「…どうされましたか?」 「…康煕がいる…」 「え! [続きを読む]
  • イラスト 小黄の秘密①
  • <小黄の秘密①> 「…知っているんだろう? 私が玄武王にどんな扱いを受けていたのか…」康煕の声に自虐的な響きが加わる。「…窓のない、時間さえわからない薄暗い部屋で…何度も何度も私は凌辱されたんだぞ…それこそ…気が狂いそうなほどの屈辱にまみれたよ……あいつの付けた跡が…今でも残っている…どうしても消えないんだ…見るか?」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝(9) 龍王の反撃②
  • 激しい情事のあと、飲まされた媚薬のせいで、再び羅刹に抱かれる康煕だったが、どうしても嫌でたまらないように、切なそうに眉をひそめ、羅刹に向って言った。 「…た・・・のむからッ・・・手を…解いて…くれ…」 「…そんなに…嫌なのか…」 「…思い出すんだ…少年のとき…乱暴…されそうになって…人を…初めて…殺したこと…」言っているそばから、その時のことを思い出しているように、康煕は顔を背けて、ぎゅっと目を閉じる。 [続きを読む]
  • イラスト 龍王の反撃②
  • <龍王の反撃②> 「康煕ッ…!」羅刹の声に、康煕はうっすらと目を開ける。その目を見た羅刹は驚愕に目を見開いた。開かれた康煕の瞳の奥に、見慣れた蒼い炎が燃え上がっている。 「…ご苦労様…玄武王…」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝(9) 龍王の反撃①
  •  龍王が玄武王と共に消息を絶ってから1週間になる。早雲と琉惺は協力して、必死に2人の気を探すが、いまだ見つかっていない。飛雲城には琉惺が毎日のように訪れ、策を練っていた。 「…では、やはり羅刹が康煕をどこかに閉じ込めているというのだな…」苦渋の表情で早雲は呟く。琉惺は冷静にそれに答える。 「…もはや、それ以外には考えられないでしょう。龍王様に神力が無かったとはいえ、玄武王様は十分、神力をお持ちだっ [続きを読む]
  • イラスト 龍王の反撃①
  • <龍王の反撃①>恐らく、康煕は何も知らされないまま、羅刹の狼藉に耐えているのであろうと考えると、胸が詰まるようだった。 「…白虎王様にお願いがあります」 「何だ」怒りに目をぎらつかせて、早雲は尋ねる。 「…玄武城を攻めてください」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝8 囚われの龍王③
  • まるで拷問のようなセックスがどのぐらい続いたのだろうか。いつの間にか、気を失っていた康煕はぼんやりと目を覚ました。しかし、そこは相変わらず、今が朝なのか夜なのかも解らない薄暗い部屋の中で、羅刹の存在はない。康煕の腕の呪縛は既に解けていたが、未だ力の入り切らぬ腕をベッドに立てて、ようやく康煕は身を起こした。ベッドサイドの椅子には夜着がかけてある。仕方なくそれを纏い、康煕は部屋の中を歩いた。ドアが二つ [続きを読む]
  • イラスト 囚われの龍王③
  • <囚われの龍王③> 「…そんなに竜宮に戻りたいか? だったら俺に従うんだな。いい子で調教を受けていたら、結果次第で返してやるよ」 「………」嫌悪感をその瞳に揺らして、康煕は憎々しげに羅刹を見据えた。 「…お前を・・・必ず殺してやる・・・」 「ああ、そうしろ。しかし、それまでに、俺はあんたを俺から離れられないような体に仕込んでやる」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝8 囚われの龍王②
  •  康煕が目を覚ましたのは、これまで見たことのない薄暗い部屋だった。身を起こすが、体が重くベッドから降りるのにも息が切れる。ああ、自分には現在、全く神力がないのだと、康煕は漠然と思った。部屋の中を見回すが、凡そ神龍国とは作りが違う。一番大きな違いは、窓が無いということだった。 「…お目覚めか?」ドアを開けて、入ってきたのは羅刹だった。唇に笑みさえ浮かべ、余裕のある面構えである。康煕はそのふてぶてし [続きを読む]
  • イラスト 囚われの龍王②
  • <囚われの龍王②>康煕は僅かに身を震わせ、本能的に逃げようと身をよじらせる。自分の中で何かが咆哮している。殺シテヤル、殺シテヤル、と何かが叫んでいる。 「…そんな…必死の顔…初めて見るな…俺が怖いか…?」康煕のそんな様子は、羅刹の中の加虐心を更に煽る。小説はこちら [続きを読む]
  • イラスト 囚われの龍王①
  • <囚われの龍王①> 「…自分の身を案じろッ!!」羅刹は叫ぶように言って、康煕の身体を掻き抱く。途端に羅刹の強い気が康煕の身体を押し包んだ。 「…あんたを…逃がさない…」己の僅かな神力を追い出さんばかりの、その強い気に康煕は眉をしかめ、はっとした。 「…まさか…」小説はこちら [続きを読む]
  • 四神伝8 囚われの龍王①
  •  「何だ、お前がこの城を訪れるなど」翌日、琉惺は羅刹の牙城である玄武城を訪れた。神龍国宰相として公式訪問である。羅刹が入ってくると、琉惺は深々と礼をした。 「昨日は龍王様の不調をお知らせくださって、ありがとうございました」そんな琉惺を一瞥し、羅刹は玉座に座る。 「わざわざ礼に来たのか? それだけではあるまい。龍王がどうかしたか?」琉惺は顔を上げて、羅刹を見据える。そこには敬意などはなく、むしろ睨み [続きを読む]
  • 四神伝(7) 烈将との対決③
  •  一方、ただならぬ康煕のテレキネスを感じた早雲は必死になって、康煕を探していた。手あたり次第、その辺にある店に叫んだ。 「白虎王の子息・早雲だ! 俺と同じ年の…大切な従兄弟を見ていないか!」そのうち、一つの店から、それらしい少年が男に連れられて、路地の奥へ入っていったという情報を得る。早雲の双眸がぎらつき、言われた路地の奥に駆けていく。同時に、そんな早雲の後を若い将校が追いかけていった。次第に康 [続きを読む]