nomad さん プロフィール

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nomadさん: 流しの医者ですが、何か?
ハンドル名nomad さん
ブログタイトル流しの医者ですが、何か?
ブログURLhttps://phazor.info/nomad/
サイト紹介文総合診療医を目指しています。今は息抜き中。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供33回 / 130日(平均1.8回/週) - 参加 2018/04/02 11:57

nomad さんのブログ記事

  • 間質、の対になる言葉は?
  • 薬子 「むくみ」が好評だったようなので、付け足します。そこで出てきた「間質」という言葉の連想からだと思いますが、「間質性肺炎って何ですか?」という質問をいただきました。 nomad んー 、そういうのは質問というのか??? (´Д`)じゃ、今日は私が説明。 ゲフィニチブ(イレッサ)の副作用ー間質性肺炎ー空咳と [続きを読む]
  • 医療系まとめサイトは成立しないと思う
  • 現在(2018/07/28)、「モジュレーター」でぐぐると、私の記事が4位にくる。最近までトップ記事だったので少し残念。 2, 3 位の weblio は仕方ないとして、問題はトップの「沖縄バイオポータルプラス」の記事内容。こんな感じ。 ふむふむ…代謝活動に関する酵素には、本来の基質と全く異なった化合物が酵素の活性部位以外に結合することにより、酵素活性が変化するものがある。このような酵素をアロステリック酵素といい、これに結 [続きを読む]
  • 東京医大の例のアレなど
  • 東京医大の件東京医大の裏口入学の一件が世間を騒がせているようだが、関係者の間ではこの事態はある程度は予想されていたように思う。というのは、東京医大はどういうわけかその経営基盤が弱いようで、講師あたりをしている知り合いなども「お金なくて研究ができないんです」とよくこぼしていた。その拝金主義はどこかで破綻するだろうという予感はあったと思う。私学医学部の経営事情一般に関してコメントするほど私はこの分野に [続きを読む]
  • ネット版 症例発表における倫理指針
  • 『薬剤師、現場に出る』シリーズや『アルコール依存症患者では視床枕の体積減少がみられる』の影響か、医療・介護関係者の方々から、「患者さん・利用者さんとのエピソードをブログやホームページに読み物として載せたいが、倫理的にどのような点に配慮したらいいか?」という質問や「開業しているが、臨床研究を始めたい。従うべき倫理基準は何か?」というような質問を受けた。いや、私は、バリバリの研究者でもなければ、その道 [続きを読む]
  • 薬剤師、現場に出る -白昼の死角-
  • 薬子 前回の患者さんの話の続きです。つまり『50 歳代の女性。病名はついているが、いわゆる膠原病。肩と大腿の痛みが強いため通院困難となり、治療薬であるステロイドを届けるため当薬局の出番となった』(薬剤師、現場に出る -〇〇を主訴とする膠原病)という患者さんがいて、訪問前に予習が必要!みたいな話を前回までしました。 では、それで準備は万全だったかというと、 [続きを読む]
  • 薬剤師、現場に出る -〇〇を主訴とする膠原病-
  • 薬子 さて、お待ちかね、在宅が気になる薬剤師さんから人気の「現場に出る」シリーズ。……なんですが、今回、訪問に伺う患者様は、リウマチ関連性疾患。私、この疾患が昔から苦手で。 nomad それは無理もない。医師でも実際に患者さんを担当するまでは、苦手な人が多いように思う。その原因の一つは、一見、曖昧に見える診断基 [続きを読む]
  • 手が震える さて、何て言う?
  • 大海薬子 再度、登場しました。大人の事情です。察してください。では、改めて自己紹介。大海薬子(おおうみくすりこ)と申します。大海薬局という調剤薬局を経営しています。大海薬局では、在宅訪問に力を入れています。今日は、私がまだ在宅訪問に慣れていなかった頃のお話をします。 大海薬局では、『地域密着』という目標の具現化として「在宅訪問」に取り組んでいる。「 [続きを読む]
  • アルコール依存症患者では視床枕の体積減少がみられる
  • 前回、アルコール依存症の症例提示のところで、MRI の画像が出てきたので、さらにこれを使って研究っぽいことをしてみましょう。前回の画像は、これです。一見してわかるように、蝶々の羽根のような黒い部分(脳室という)の下部が萎縮していることが推測されます。もうちょっと医学の知識のある方なら、海馬や皮質の異常にも気がつくかもしれません。研究をするとなると、「なんとなく」縮んでいるという表現ではダメで、定量的に [続きを読む]
  • 失神と TIA とパニック障害
  • 失神、つまり、一過性の意識障害は、臨床的によく見られる症候だ。以前は、「心疾患が原因となるものは要注意。TIA(Transient Ischemic Attack …一過性脳虚血発作)であれば、特にすることはない」(by 私の初期研修の内科指導医)などと教えられていたのだが、今は状況が変わっている(TIA で意識消失になるということはそれほど多くないという事情もあるが)。というのも、・TIA発症後90日以内に脳梗塞を起こす可能性が15〜20 [続きを読む]
  • スージャヌと併用療法
  • 以前、『組み合わせと最適化と IT』というエントリーで経口の糖尿病治療薬は併用療法にトレンドが変わってきている、というようなことを書いた。そのトレンドにそった新薬が登場した。先日(2018/03/23)、シダクリプチン(ジャヌビア?)とイプラグリフロジン(スーグラ?)の配合錠であるスージャヌ?の製造販売が承認され、年内には市場に出回る予定だという。スーグラとジャヌビアの合剤だからスージャヌ。安直なネーミングと [続きを読む]
  • MRT の米山先生も大変だよね。 その3
  • 本日発売の週刊文春読んでみました。おおむね、前回記事の通りの内容。明確になったのは、同時期に複数の女性と交際していたこと、それが知事になってからも続いていたこと、などでしょうか(「ハッピーメール」というのは文春情報でした)。この事実から、これは売春防止法に抵触するのではないか?という問いかけ・叫弾になっているわけです。これが文春砲というやつですか。恐ろしや…。先の記者会見であったような「原子力ムラ [続きを読む]
  • MRT の米山先生も大変だよね。 その2
  • 所用があって全部は見れなかったのですが、記者会見の後半の方を見てました。今回の会見では、いわゆる女性問題の進捗状況などがより詳細に語られましたが、米山センセもいってましたがなんとも「わかりにくい」状況なようです。ネットで拾った情報なども交えてまとめるとある女性とネットの出会い系サイト(ハッピーメールという説もある)で知り合い、ホテルなどにも行った。自由恋愛だとは思っているが、「歓心をかおうと思って [続きを読む]
  • MRT の米山先生も大変だよね。
  • ニュースになっているので、知っている方も多いと思うが、新潟県の米山隆一知事が女性問題で辞任の意向を示した。この米山知事、医師の間では、政治家のというよりMRTの米山センセとして有名である。MRT というのは、メディカルリサーチアンドテクノロジー社のことで英語表記したときの頭文字をつなげたものだろう。この MRT 、医師向けのアルバイト紹介会社として有名であった。ちょっと手がすいたときの空き時間に MRT を利 [続きを読む]
  • 医療等ID
  • 医療等 ID という言葉をそろそろ耳にするようになってきた。一言でいえば、医療保険分野でのマイナンバーである。今年(2018)から試験的に導入され、2020 年から本格運用が始まる。ただし、マイナンバーとは違って、場合によっては、一人に二つ(以上)の番号が付与されることがある。これは、医療分野では、ある障害にかかったこと or かかっていることを自分でも忘れたい、他人にも知られたくもない、と思う状況がありうるこ [続きを読む]
  • マブ?
  • グーグルの中の人が最近いうには、「今後は医療関係者のサイトを重視するが、専門家はもっとわかりやすく書いてほしい」だそうだ。当ブログは、nomad があちこちで書いてきたものをリライトしたものがコンテンツのメインであったりするが、今後はこの点に注意してなるべく一般の人にもわかるような記載をこころがけていきたい。ところで、セミプロ(医療事務さんや医療系学生など)の人からよく訊かれる質問に「抗がん剤の一般名は [続きを読む]
  • 眼のまわりがピクピク
  • 総合病院で外来を持っていると、どの科にもあてはまらないような患者さんが振り分けられることがままある。例えば、眼の周りがぴくぴくと不随意に動く患者さん。眼瞼痙攣とか開眼困難とかとにかく顔面筋の異常収縮が出ている人はそれなりいる。身体的な問題はなさそうだし、となると、どういったアプローチを考えるべきだろうか? こういうとき精神科の経験は役に立つ。それなりに論理的に考えられるようになったと思う。この現象 [続きを読む]
  • フーコー『精神医学の権力』書評
  • 精神科シリーズ第三弾。高校の頃、哲学にも興味があり、フランス語も読めないくせにミシェル・フーコーの著作に惹かれた。全然理解できませんでしたけどね。医師になり精神科を通過しているときにフーコーの『精神医学の権力』という本を読んだことがある。そのときに某所で書評を書いた。精神科の専門の先生方にも評判がよかったようなので再掲する。その昔(バブルの頃?)、ニューアカというのが流行った。爆笑問題の太田氏が稀 [続きを読む]
  • 妄想は消えても猜疑心は残る −妄想性障害−
  • 精神科ついでにもう一記事。精神科には興味があって研修の一環として単科の精神科病院で勉強させてもらったことがある。良い研修病院の条件の一つに「症例が豊富なこと」というのがあると思う。この点に関しては私が研修を受けた病院は間違いなくあたりであった。研修前は「単科だからS(シゾ、統合失調症のこと)ばっかりだろう」ぐらいに考え、正直あまり期待していなかったのだが、統合失調症といっても様々であるし、統合失調 [続きを読む]
  • バーナム効果と心理テスト
  • 精神科をまわっていたときに感心したことの一つに「バーナム効果」というものがある。あやしい心理テストなどはこの効果を上手く使っているように思う。ロールシャッハテストなどの心理投影法は基本的に「(インクのシミなど)曖昧な対象を半ば強制的に分類するときその人の人格が反映される」という前提に基づいている。この前提自体かなりあやしいと思うのだが、それでも結果をみて「あー、ある、ある」、「当たってるよ、おい」 [続きを読む]
  • すごいね、大谷
  • ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手(まあ DH でもあるのだが‥)が、本日(平成 30 年 4 月 2 日)、6 回 3 安打 3 失点の内容でアスレチクスからメジャー初勝利をあげた。いやあ、オープン戦時の不調はどこへやらって感じですな。批評家は高速掌返し。ところで、(今回は敵役ですが)アスレチクスの野球帽は子供の頃から憧れでした。今見てもかっこいいね。( するとアマゾンのページに飛びます)追記(2018/4/7)‥ [続きを読む]
  • 組み合わせと最適化と IT
  • nomad 今日は、これまでに勉強した糖尿病に関して、やや advanced な話をします。 糖尿病に限らず、治療薬の幅が増えるのはよいことだと思う。なぜなら、異なる治療薬を組み合わせることで、さらに良い効果が期待できるからだ。いわゆる併用療法というやつだ。糖尿病治療薬においては、いくつかの疫学的研究から実際の処方トレンドも変わってきていることがわかっている。具体 [続きを読む]