emilia さん プロフィール

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emiliaさん: ロマネスク美術とロマネスク建築
ハンドル名emilia さん
ブログタイトルロマネスク美術とロマネスク建築
ブログURLhttps://emiliaromanica.com/
サイト紹介文東京在住のemiliaがロマネスクを訪ねます。彫刻、フレスコ画、聖堂、ヨーロッパ旅行とグルメをご紹介
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供65回 / 175日(平均2.6回/週) - 参加 2018/04/04 14:45

emilia さんのブログ記事

  • ゾディアック(Zodiaque)『 la nuit des temps Bourgogne roman 』
  • 2018年9月の夏休みの行き先を Bourgogne に決めたからには、買っておきたい本がありました。Zodiaqueの 『 la nuit des temps Bourgogne roman 』私が初めて買った 『 la nuit des temps 』は Roussillon roman でした(こちらのページでお伝えしました)。これが良かったので、ぜひ欲しいと思ったのですが、日本国内ではオンライン、実店舗ともに在庫が見当たりませんでした。仕方ないので、初めて eBay 。「la nuit des temps [続きを読む]
  • 2018年9月の旅行準備:行き先の決定
  • 2018年9月、夏休みを使ってヨーロッパに行くことにしました。ロマネスクはどこで何をみようか、行きたい場所が多すぎて困ったのですが、ブルゴーニュ(Bourgogne)に決めました。ロマネスクの中心地で私には恐れ多い場所ですが、避けて通ることはできません。素朴で愛嬌いっぱいの彫刻やフレスコ画も沢山あるらしい(⌒〜⌒)ですし。Bourgogne は小さくて素朴な聖堂が数多く点在している地域ときいています。そして休みの間に行ける [続きを読む]
  • バルセロナ(Barcelona)<2>
  • 旅行十日目、最終日です。この日17:50発の飛行機で帰国予定。その前に、最後のロマネスク見学です。ホテルをチェックアウトして大きい荷物をフロントに預け、少し歩くと大きな道路の向こうに鐘楼(bell tower)が見えてきました。やって来ました、サン・パウ・デル・カンプ修道院(Monestir de Sant Pau del Camp)。façade、良いでしょ。中央には全能の神(手)、その周りに福音書記者のシンボル。柱頭には西ゴートの影響を受け [続きを読む]
  • バルセロナ(Barcelona)<1>
  • 2018年3月の旅行八日目。リポイ(Ripoll)の見学を終え、電車で Barcelona に戻りました。Ripoll から Barcelonaまでは片道約2時間です。20時頃に着く予定でした。電車に乗ると夕食を算段。ランブラス通り(La Rambla)の裏手にある店をオンライン予約しました。そして疲れていた私は、うとうと。ふと気づくと、電車が停まっていました。車窓の外は薄暗くて寂しい田舎の風景。駅じゃない場所です。何もアナウンスは無く、まわり [続きを読む]
  • リポイ(Ripoll)<2>
  • Ripoll のサンタマリア修道院(Monestir de Santa Maria de Ripoll)、続きです。Portal 中央のアーチ部分を見ていきます。Portal 中央の一番上には1 全能の神、両脇に2 天使がいます。その下にアーチがあり、円が並んでいます。ここが37 植物と動物の中央にイエスのシンボル(神の子羊)です。37の内側に38〜49 聖ペトロと聖パウロの物語があり、装飾アーチを挟んで内側に50〜59 ヨナとダニエルの物語があります。そして、上の写 [続きを読む]
  • リポイ(Ripoll)<1>
  • 2018年3月の旅行八日目。二番目に行ったのは Ripoll 。Vicからは電車で片道約40分です。 Ripollはカスティーリャ語(スペイン語)だとリポル、カタルーニャ語だとリポイと発音するそう。目当てはサンタマリア修道院(Monestir de Santa Maria de Ripoll)です。Ripoll駅からは北西に約1km、徒歩15分。途中、テル川(Riu Ter)を渡るんですが、この日は川沿いに沢山のテントが張られていて、お店が並んでいました。けっこうな賑 [続きを読む]
  • ビク(Vic)<2>
  • Vic、続きです。大聖堂には地下聖堂(crypt)の他にもう一つ、オリバ(Abat Oliba)によって11世紀にロマネスク様式で造られて、今も残っているものがあります。鐘楼(bell tower)です。blind arch や付け柱(pilaster)が、かっこいい。この bell tower の北側に司教区美術館(Museu Episcopal de Vic)があります。ロマネスクの展示もあるので、行くしかない。受付でお金を払い、案内(英語版)を貰いました。それによるとロマ [続きを読む]
  • ビク(Vic)<1>
  • 2018年3月の旅行八日目。まず Vic に行きました。滞在しているホテルがある Barcelona から電車で行けます。電車の時刻と乗車時間を調べるのは Renfe のサイトが便利です。Barcelona-Sants 駅から Vic 駅までは片道約1時間半。この日の早朝、夫は好きなスポーツ観戦のためにイギリスに行ってしまいました。ここから帰国までは息子との二人旅です。三人で日本を出発し、パリで夫と別れた後、イタリアまで息子は私と一緒でした。その [続きを読む]
  • ジローナ(Girona)<5>
  • Girona、旧サント・ペレ・デ・ガリガンツ(Sant Pere de Galligants)修道院の続きです。私が興奮したのは、まず後陣でした。好みだったので。フリーズの飾りや、bell tower の blind arch、どれをとっても好みです。反対側のfaçadeもね、良いんです。拡大します。向かって右の彫刻模様も美しい右端のこの人、静かなのに存在感があります。向かって左愛嬌があります。模様も美しいこのfaçade に興奮した後は、隣の礼拝堂を見ま [続きを読む]
  • ジローナ(Girona)<4>
  • ジローナ大聖堂、続きです。11世紀〜13世紀のロマネスクの cloister をみます。その前に一つだけ。好きなのがあったので cloister に行く前に立ち止まって見つめました。ジローナのベアトゥス黙示録は10世紀に書かれた写本です。フレスコ画や彫刻などに代表されるロマネスク美術は、しばしば写本の図像を参考にしています。こーんな図を見ると、私は何だか楽しくなります。もっと色んなページを見たいもんですが、ここでは、ガラス [続きを読む]
  • ジローナ(Girona)<3>
  • Girona、続きです。刺繍布中央の円形部分を見ます。引き続き、私が実物を見て感じたことを書きます。私が聖書を参照するとき、ラテン語はVaticanの Nova Vulgata、日本語は一般財団法人日本聖書協会の新共同訳を使います。さて、円周にはラテン語が刺繍してあって、創世記1章1節、詩編146編6節の後半部分、創世記1章31節の前半部分の順に並んでいます。その部分を引用します。1:1In principio creavit Deus caelum et terram [続きを読む]
  • ジローナ(Girona)<2>
  • Girona、続きです。見れば見るほど楽しい天地創造の刺繍布。実物は想像していた以上に色彩が豊かで、11世紀〜12世紀の布とは思えない美しさ。ガラス板のつなぎ目のせいで見づらいです。私は展示場所の掲示にも、ミュージアムショップで購入したガイドブックにも、十分な解説は無いと思いました。そして、この本を読んでおいて良かった!と感じました。金沢百枝 『ロマネスクの宇宙―ジローナの『天地創造の刺繍布』を読む』こちら [続きを読む]
  • ジローナ(Girona)<1>
  • 2018年3月の旅行七日目。バルセロナ(Barcelona)に移動します。途中、Girona で見学と昼食。カスティーリャ語(いわゆるスペイン語)では Gerona(ヘローナ)ですが、自治体公式名称はカタルーニャ語名の Girona ですし、カタルーニャ語で行きます。この日はまず、三泊した Perpignan の Airbnb を引き払い、駅前の営業所でレンタカーを返却しました。ここからは電車移動です。Perpignan 駅、キレイです。実は計画の段階で、レン [続きを読む]
  • エルヌ(Elne)<3>
  • Elneのエルヌ大聖堂、回廊(cloister)の続きです。West Gallery(13世紀初頃)をご紹介します。案内シートのフロアプランで⑫の場所にある柱頭は創世記を描いています。案内シートのフロアプランを再掲します。West Gallery(13世紀初頃)に並んでいる柱頭彫刻は、South Gallery(12世紀末頃)と共通の題材が多いのですが、私はSouth Gallery の彫刻の方が好きです。最後に、好きな South Gallery(12世紀末頃)をご紹介します。 [続きを読む]
  • エルヌ(Elne)<2>
  • Elneのエルヌ大聖堂、続きです。回廊(cloister)を見ます。実は、彫刻を見ながらぐるぐる歩き回っていると、どの彫刻がどこにあるんだか混乱しました。どこだ、ここ?ってな感じで。私しばらく悩んだんです。壁の表示、建物の配置と案内シートをじっくりと見比べて、ようやく理解できました。まず、cloister の雰囲気をご紹介します。北西の角から West Gallery を見ると、左に中庭と柱頭彫刻、正面に14世紀ゴシックの扉口(porta [続きを読む]
  • エルヌ(Elne)<1>
  • 2018年3月の旅行六日目。最後に向かったのはエルヌで、目的地はエルヌ大聖堂です。フランス語で Cathédrale Sainte-Eulalie-et-Sainte-Julie d’Elne、カタルーニャ語だと Catedral de Santa Eulàlia d’Elna と言うそうです。サン・タンドレ(Saint André)から Elne へは北へ12km、車で13分の道のりです。大聖堂(cathedral)の東に駐車できました。車を停めるとまず、これが目に入ります。さすが cathedral、立派です。上の [続きを読む]
  • サン・タンドレ(Saint André)
  • 2018年3月の旅行六日目。六番目に向かったのはサン・タンドレ。フランス語で Saint André、カタルーニャ語だと Sant Andreu de Sureda と言うそうです。目的地はサン・タンドレ教会です。サン・ジェニ・デ・フォンテーヌ(Saint-Génis-des-Fontaines)から Saint André へは東へ5km、車で8分の道のりです。教会(church)の南に観光案内所があって、その東に駐車できました。車を停めた南東から church を見ると、まずこれが目 [続きを読む]
  • サン・ジェニ・デ・フォンテーヌ(Saint-Génis-des-Fontaines)<3>
  • サン・ジェニ・デ・フォンテーヌ修道院、続きです。church は今もカロリング朝時代の遺構をとどめていて、ラテン十字の単廊式で transept と三つの apse があります。案内シートに載っていたフロアプランです。北が上。church には16世紀以降のお宝が沢山ありました。最後にファサード(façade)を見ます。まず、中央部を上まで撮った写真です。Portal 部分を拡大します。向かって左の上に、字が書かれたプレートが二枚あります。 [続きを読む]
  • サン・ジェニ・デ・フォンテーヌ(Saint-Génis-des-Fontaines)<2>
  • サン・ジェニ・デ・フォンテーヌ修道院、続きです。13世紀に造られた後期ロマネスク様式の回廊(cloister)を見ます。cloister という言葉は「閉鎖された場所」を意味するラテン語の claustrum に由来していて、世俗との関わりを絶つ修道士の生活を反映しています。地域内の、三つの場所から来た三色の大理石が使われています。セレ(Céret)の白大理石ヴィルフランシュ・ド・コンフラン(Villefranche-de-Conflent)のピンク大理 [続きを読む]
  • サン・ジェニ・デ・フォンテーヌ(Saint-Génis-des-Fontaines)<1>
  • 旅行六日目。五番目に向かったのはサン・ジェニ・デ・フォンテーヌ。フランス語で Saint-Génis-des-Fontaines、カタルーニャ語だとSant Genís les Fonts と言うそうです。目的地はサン・ジェニ・デ・フォンテーヌ修道院。フノヤール(Fenollar)から Saint-Génis-des-Fontaines へは東へ10km、車で10分の道のりです。修道院(abbey)の隣に駐車できました。正面から撮った写真が、こちら。見学者用の入口は写真左下に写ってい [続きを読む]
  • フノヤール(Fenollar)
  • 旅行六日目。四番目に向かったのはサン・マルタン・ドゥ・フノヤール礼拝堂。フランス語で Chapelle Saint-Martin-de-Fenollar、カタルーニャ語だと Capella de Sant Martí de Fonollar と言うそうです。ル・ブル(Le Boulou)からフノヤール(Fenollar)へは南西へ3km、車で7分の道のりです。実は、この移動でカーナビのガーミン(Garmin)が役目を終えつつあることを実感しました。数年前に3万円くらいで買って、昔はとても役に [続きを読む]
  • ル・ブル(Le Boulou)
  • 旅行六日目。三番目に向かったのはル・ブルという町です。フランス語で Le Boulou、カタルーニャ語だと El Volóと言うそうです。レ・クリューズ(Les Cluses)で昼食を終えると午後1時でした。昼食後は午後2時に開くフノヤール(Fenollar)に行って見学するつもりでしたが、まだ1時ってことは、なんとか Le Boulou に行く時間がありそう!ということで、急いで会計を済ませて店を出たんです。ああ、いつも急いでばかり。。。Les [続きを読む]
  • レ・クリューズ(Les Cluses)<2>
  • レ・クリューズ(Les Cluses)の聖マリア教会、続きです。教会の内部を見ます。構造はフロアプランを見た方が分かりやすいかもしれません。以前、旅行前に読んだ本のページでご紹介した、Zodiaque の『 la nuit des temps 7 Roussillon roman 』にフロアプランが載っていました。高い身廊(central nave)の両側に低い側廊(lateral nave)がある三廊式です。central nave に内陣(presbytery)があり、三つの nave の東端は全て半 [続きを読む]
  • レ・クリューズ(Les Cluses)<1>
  • 旅行六日目。二番目に行ったのはレ・クリューズ(Les Cluses)という村でした。目当ては10世紀〜11世紀頃に建てられた聖マリア教会です。フランス語でÉglise Sainte-Marie de La Cluse-Haute、カタルーニャ語でEsglésia de Santa Mariade la Clusa と言うそうです。この教会は役場(mairie)で鍵を借りると無料で中を見られるんですが、それが大変でした。この日最初に行ったアルル・シュル・テク(Arles-sur-Tech)からレ・ [続きを読む]
  • アルル・シュル・テク(Arles-sur-Tech)<2>
  • アルル・シュル・テクの聖マリア修道院、続きです。回廊を見た後、教会に行きました。教会の向きが変わっていて、西向きです。だから通常は建物の西側にあるファサード(façade)が、この教会では建物の東側にあります。そのfaçade を背にして西側をみると正面に祭壇(alter)があり、身廊(nave)は天井が高くて大変、立派です。どーん。さて、façade を見ます。上の写真を撮った位置で振り返ると扉があって、ここから外に出 [続きを読む]