かすみ じゅん さん プロフィール

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かすみ じゅんさん: 追想の彼方
ハンドル名かすみ じゅん さん
ブログタイトル追想の彼方
ブログURLhttps://kasumijun2017.muragon.com/
サイト紹介文自然の中で、日々の暮らしの中で・・・見つけたこと、思ったこと、感じたことなどを綴っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供49回 / 169日(平均2.0回/週) - 参加 2018/04/07 06:15

かすみ じゅん さんのブログ記事

  • 雨の匂い
  • 首筋に落ちる 水玉 ひやり 決して撃ち抜かれることのない 可愛らしい 弾丸 どんより雨雲に  優しい攻撃を食らう それだけなら良いのに それだけなら 誰も 無益な争いで 血を流し合うこと 無い筈なのに 漂う 雨の匂い 泥道を小走りで行く 水溜りを避けて びしょ濡れにならないように 早く 辿り着きたい [続きを読む]
  • 爽やかに雲 流れ行く日に
  • 冷たい空気が 淀みなく さらり 流れ続けて 続けて 林道の木陰 残暑の蝉 鳴き声は絶え間なく 降り注ぎ 思い思いに 幹伸ばす 木々 枝伸ばす 木々 無数の葉は 空を覆いながら 透き間に 白い雲を すす と 流して 流して 風吹く度に 騒いだり 遊んだり 微かに 揺れ動いてみたり あぁ このまま 気持ちよく 眠ってしまいそう [続きを読む]
  • 透明な羽根
  • 果てなく広がる 空想の 色鮮やかに艶めく深く青い海 荒く冷たい潮風に乗り 遠い異国の地から 踊るように 流れ 流されて 流れ 流されて 身体に染み込んだ 茹だるような夏の暑さと気だるさを 追い払うように  開け放った窓から 滑り込み 僕の住む この味気ない部屋に辿り着いた 君は 何処にも居るはずの無い  美しい 硝子細工のような水鳥の 薄く 透明な か弱い羽根 宙を ぐるりぐるりと ひらりひらりと [続きを読む]
  • 夏下がり
  • 涼しい風が 事も無げに 一日中ずっと 吹き通うようになって ベタつかず 身体は さらり 快適で 真夏に惑わされていたのか 目映い あの空も 雲も 賑やかな 街の風景も 騒がしい 蝉時雨も 何時の間にか 少しだけ昨日に ずれてしまった 残像のよう 木陰のベンチに 腰を下ろし ほっ として ふぅ と胸を撫で下ろし あっ と気付いて はぁ とどこか 寂しくて [続きを読む]
  • 赤い風船
  • あっ 手に持つ か細い糸が 指から するりと 抜けてった ふっ 風船は 吸い上げられるように ふわっ 宙に舞い上がる 風に吹かれ どんどん 昇っていく 走って追いかける 風船は  どんどん どんどん 高く 高く 風に流されていく  小さくなっていく もう 届かない 空高く 風に吹かれていく 風船は もっと もっと 小さくなって  見えなくなった それで よかった [続きを読む]
  • 今年も夏が過ぎてゆく
  • 夏 休み 夏 祭り 夏 燥ぎ 夏 騒ぎ 今年も夏が過ぎてゆく 降り注ぐ 眩しい日射し 噎せ返るような暑さ 揺らめく陽炎 熱い風 浮き出ては 肌を 伝い 流れ落ちる汗の玉 それでも この目に映るものは 輝きを増して 景色を彩る 鮮やかに 夏を彩る 今年も夏が過ぎてゆく 少しずつ 止める事も出来ないまま 留まることも 出来ないままに [続きを読む]
  • この場所に佇んで
  • 元気のない空  弱い光 素肌にもわりと触れる 生温かい空気 涼しい風が 逃がしていく 上り坂 黒いアスファルトの道と 白線の間 ガードレールの向こう側は 緑の下り 高く聳え立つ 山の峰から湧き出した 動かない 白雲は固まって じわり近づく  あの 暗い灰色に呑まれるのを  待っているよう  明るく澄んだ 小鳥の囀り ぱっ と 宙を抜け 晴れ間を促しながら もう一つの 変わらない空を 見せてくれる [続きを読む]
  • 蒸し暑い部屋と俄か雨の晩に
  • 色んなものが 現われては 消え  現われては 消えてゆく 色んなことが 始まっては 終わり  始まっては 終わってゆく 今日もまた   明日もまた   時を繋いでゆく この先も ずっと  未来へと 続いてゆく 僕もただ 現われては 消えてゆく  ものの一つで 始まりと 終わりの 間にいる [続きを読む]
  • 暑かった日の黄昏
  • 何となく 辿り着いた 河口を虹のように跨ぐ 橋の上 小さな港 スクラップ屋に 油臭い海 向こう岸には 明かりが点々と灯る 海面に長く伸びる 光の筋 薄闇のなか 黒く染まる 山並みと 色濃くなってゆく 空の透き間を 残照が 美しく走る 静かに揺らめく 暗い海を 照らしながら [続きを読む]
  • 夏の日暮れ
  • 夏の日暮れは 遅く まだ 見渡す空は明るく でも 遠く 聳える山並みの向こうに 隠れ 沈んでゆく 夕陽は 周りの雲を 青くも 淡く 赤くも 空の白を 黄赤にも 染めてゆく 森のなかへ 帰ってく 鳥達が景色を横切った 夜を待たずに  夏虫は涼しそうに鳴いている 数少ない 小鳥の囀り  代わる 代わる よく響く 静けさのなかで 温かくも 冷たくもない そんな風が 時折 やさしく吹いて 草や枝葉を 揺ら [続きを読む]
  • 雨は 激しく
  • 立ち上る 煙のように  見上げる空に湧きだしながら   速く 速く  強い風に流される 鈍色の雲から 吐き出された 礫のような 重い雨 びしょ濡れの 身体が数える 広げた 手の平が数える 景色を隠して  景色を隠して・・・ 僕も隠して  僕も隠して・・・ 地面に打ちつける 激しい雨は 心のなかにまで入り込み 流れ続けて  流れ続けて・・・ 響き続けて  響き続けて・・・ [続きを読む]
  • 微睡みの訳
  • 少しだけ 開いた窓 風が 息をしているように カーテンは膨らんで 吸い寄せられて 朝の まだ冷たい空気が 静かな 影のなかに しん と 沈む 狭い隙間を抜け 滑り込む光だけが ぼんやりと この小さな部屋を 浮かび上がらせる 僕は横たわり 休日の安穏に また  微睡み もう一度 夢を見ようと  試みる 昼が目覚め 騒ぎ出す その前に [続きを読む]
  • 白い空は冴えない表情で広がり 寂しげに淡い光を漏らす
  • 青くは見えない 遠くから近づく 雨の足音が  聴こえてきそうなほど 静かな 休日の白い空 古びた落ち葉に 下草 くねる道に 暗い 影を被せる 長く 枝を伸びださせた 木々 また 木々 半袖では寒いくらいの  冷気をくぐる 水辺に集う 小さな 紫陽花の花達 清らかな山水の流れが 転がる  鈴の音のように響く 届かない陽射し 頼りない風景 森のなかに広げられた 隠しの底 鳥達は気にも留めず 相変わらず [続きを読む]
  • 赤とんぼ
  • 少しだけ見上げた 視線の先で 向かい風に乗って 赤とんぼが 飛んでいる 気持ちよさそう じゃれ合いながら あっ  もう一匹 加わった 三匹になった 空を泳ぐ 魚みたいに 飛んでいるのが  楽しそう 向かい風に乗って  飛んでゆく [続きを読む]
  • PM:1226  風の景色
  • 柔らかく そよぎゆく風に 陽の光を受ける 明るい緑が 輝き 穏やかに揺れ動く 青い 空を背に 風に導かれ 西へ・・・ 流れゆく 薄雲を背に 呟くように ただ 鳴いているのか 知らせているのか それとも 話しているのか 鳥達の甲高い声は  あちら こちらから  僕の耳に飛び込んでくる 安らぎの粒 鳶が昇る 昇る 大きな翼を 広げたまま 遠くの空で 厚い 雲の中へ  消えていった [続きを読む]
  • 忘れないでいたい
  • 抜けるような  青い空の 見渡せる日には 雨を しっとりと降り落ちる 優しい雨を 降り頻る雨が  目に映る景色を 覆い隠す日には 晴れ渡る空を 輝くほどに眩しい 眩しい 青空を この心に この心に 泥塗れになっても 油塗れになっても 溢れる緑 冷たく肌に触れる 澄んだ空気 囁くせせらぎ  柔らかくそよぐ風 足跡を残す 白い砂浜  潮の清々しい匂い さざめく波の音  遠い 水平線 忘れない 忘れない [続きを読む]
  • エレガントホワイト
  • エレガントホワイト エレガントホワイト あぁ、この白き輝き 素晴らしい! それにひきかえ この建設現場で泥染めされたような ほいとホワイト ほいとホワイト 否、既に白を超えている ほいと色 愛しい ほいと色 あぁん、何てみすぼらしい! そう、捨てられないのは この相反する 2枚の肌着があればこそ 奇跡の方程式が 成立するような気がしてぇーん! 成立するような気がしてぇーん!   [続きを読む]
  • 白い雨は消えずに
  • 激しく 斜に線を引くように 靄のかかる 緑を刻んで 見慣れた景色と 僕を分かつ 白い雨は 降り落ち 地に弾け 乱れ 滴り 穿ち 溜まり 溢れて 流れて 流されて 流れゆく 急ぎ 留めどなく [続きを読む]
  • 風と
  • 少しだけ 遊んでよ やさしい風に  触れる      られる 触れる      られる られる 指と指の隙間を  腕を  頬を  髪を  身体を  全身を 絡み合うように しっとりと 交わって  吹き抜けて 去っていく  高く 空へ       高く 高く             ずっと 高く   楽しそうに        笑う声が響いて               この胸のなかで       [続きを読む]
  • ピアノ
  • ふっ と ・・・ どこから湧き出して 耳の奥へ 流れ込む その 柔らかな音色に 誘われて 僕は 肉体を抜けて 優しくそよぐ 風のなかへ 入ってく そして 自然のなかへ 融けてゆく 夢心地 そんな 感じなんだ とても とても いい気分  あぁ もう 雑音は 聞こえない 聞こえてこない  目を閉じて 感じるままに ・・・ [続きを読む]
  • 窓の向こうに
  • この視線の 真っ直ぐ先 ずっと 向こうで 風が強く 幹を押す 梢が騒ぐ 青々と茂る 葉が踊る 陽の光を 煌びやかに 弾きながら 連なる山の上を 丸い白雲が 少しずつ 少しずつ 少しずつ・・・ 晴れ渡る空のなかを 四角い 風景のなかを  少しずつ 少しずつ 少しずつ・・・ とりわけ 急ぐ様子もなく ゆったりと 手招きに 導かれるかのように 窓の外へ向かう [続きを読む]
  • 暗闇に ケラケラと笑う 川の流れ 宙を さ迷うように 優しい光を ゆっくりと 点滅させながら 頭上を 飛んでゆく 川を 越えてゆく 見つけた 見つけたんだ 蛍 竹やぶの手前 ほら あの高架下にも 一匹いる 優しい光を ゆっくりと 点滅させながら・・・ [続きを読む]
  • 夏の記憶
  • 雲のない 乾いた青空に 目一杯 熱い光を 四方八方に広げる 眩しい 眩し過ぎる太陽 太陽が 露出した肌を  痛いくらい焦がして 火照らせる 涼風も負けじと ひやり 吹き付ける するり 吹き抜ける 吹き抜けてゆく 吹き抜けてゆく・・・ 風鈴が団扇と 冷たいかき氷で 頭を冷やす僕と 口笛の合図 打ち上げ花火が 夜空に咲いて 夜風と笑い 見惚れる人々を 照らし出す ほら ひとつ・・・ また ひとつ・・ [続きを読む]
  • 5月の夜空
  • 遠くから この部屋まで微かに届く 蛙達の涼しげな鳴き声 その上を 重々しく ゴトゴトと レールの上を 大袈裟に走り行く 列車の音が 横たわる身体の上を 賑やかに滑りながら 西へ 西へ 向かって 遠ざかって 遠ざかって・・・ 窓から忍び寄るように 手を伸ばす風が 冷たく そっと 腕に触れる また一歩近づいた夜空を 心に見詰め 僕も 5月の綺羅星に 手を伸ばす [続きを読む]