chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
nasshykun
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/04/15

arrow_drop_down
  • 特別の教科道徳の「多面的・多角的に考える」とは

    「道徳」は「特別の教科道徳」となり、目標に「物事を多面的・多角的に考え」という文言が加わりました。 「多面的」と「多角的」はどう違うのか時々話題になることがあります。 学習指導要領には、違いは書かれていません。そのためか「違いを区別する必要はない」という人もいます。しかし敢えて「特別の教科道徳」における「多面的」と「多角的」に対する私なりの解釈とその必要性を「手品師」の教材をもとに考えてみたので紹介します。 教材「手品師」は言わずと知れた有名な教材ですが、念のためあらすじを書いておきます。 0 「手品師」あらすじ 1「多面的に考える」とは 2「多角的に考える」とは 3「多面的に考える」発問 4…

  • 卒業式練習の指導で、秀逸な言葉

    みなさん、卒業式練習もいよいよ佳境のことと思います。 卒業式練習は長くて結構きつい。 それも実は在校生の方がきつい。 なぜなら、卒業式ですから卒業生の方が立ったり座ったり出番が多い。 在校生は、じっと座ってる時間が長い。 そこで、卒業式の不思議な学校文化として、在校生の評価は「いかに動かないか」というものがありますよね。 「今日の練習は頭が動いてなかったから良かった」なんてことが、卒業式の練習後、教師間の話題になる。 だから、練習中は「頭をふらふらさせない!」「動くな!」といった指導になることがあります。 そんな指導をする教師は、レベル1です。 教師でなくても誰にでも言えることです。 それに、…

  • 運動会の表現で目指すものは

    運動会で各学年の「表現」があります。 運動会の練習のほとんどが「表現」に使われている学校は多いことと思います。 そこまでして時間をかける「表現」で、先生達が目指しているものはなんでしょうか。 運動会当日、可愛らしい姿、頑張る姿、一糸乱れぬ姿を見せて、観客からの大きな拍手をもらうこと。 多くの教師がそこを目指しているのではないでしょうか。しかし、本当にそれで良いのでしょうか。 「精神と時の学校」では、表現の練習をするとき、10人のグループを作っていました。そして、10人が最後までできるようになったら、テストを受けさせるのです。10人全員が最後までの動きを覚えて、「表現」することができたら、合格。…

  • タイヤ運び必勝法 2

    前回、タイヤ運び必勝法1として、「タイヤを落とさない様にするにはどうすればよいか」という課題を位置づけ、子どもたちが自分たちで考え、動くようにすることを書きました。 今回必勝法の2です。 それは「一つのことを追究させた。」ということです。 子どもたちは練習を重ね、ずいぶんとタイヤを落とさなくなり、運ぶのが上達してきました。 しかし、落とさないことばかりを意識していて、スピードがあがらない組もあります。 そんな姿を見ていた教育実習生が私に言ってきました。 「先生、少しスピードあげるように言ったらどうですか?」 私も正直、そうしようかと迷いました。 しかし、「落とさない様にするにはどうすればよいか…

  • タイヤ運び必勝法1

    以前書いたように、「精神と時の学校」の運動会の1年生の団体 競技は「タイヤ運び」と決まっていました。 運動会 学年団体は固定 - 「精神と時の学校」で学んだこと ペアで2本のポールを両腕にもって立ちます。 そのポールの上に大きなタイヤを置きます。 (正確には重さを考慮してタイヤチューブです) 二人とも前を向いて、ポールの上のタイヤを落とさないように走ります。 自分の学級では、小運動会、第運動会あわせて36組のペアが走りましたが、 落としたのは小運動会の1回目のみでした。 大運動会は1度も落とすことなく、圧倒的勝利でした。 決して、勝つために厳しい練習をしたわけではありません。 決して運動能力が…

  • 運動会一人一点

    運動会の得点はどうやって決めていますか? 自分の学校の運動会の、どの競技が何点で、なぜその配点なのか明確でしょうか。 「精神と時の学校」では、次のように競技の配点が決まっていました。 団体競技なら1位が50点。2位が40点。3位が30点。 綱引きなら、1位が45点、2位が40点、3位が35点。 短距離走なら、1位が1.7点、2位が1.4点 3位が1.1点 4位が0.9点 5位が0.5点 6位が0.3点 といった具合です。(ちょっと短距離走は記憶が曖昧ですが・・・) なぜこのような配点にするのか。それには理由がありました。 それは、どの競技も、参加する者が一人1点もっているということです。 つま…

  • 子供の姿が全て

    「子供の姿がすべて。」 「精神と時の学校」で、印象に残った言葉の1つです。問題解決的な学習が増えたことにより、授業や単元の中に、子供が解決すべき課題が位置づけられた授業が大変増えています。そのことは資質・能力を育成していくために大切にされてきていますから、そんな授業が増えることはとても素晴らしいことだと思います。それにともなって、「課題は果たしてこれでよかったのか。」「評価規準はこれでよかったのか」「こんな言葉の方がもっと良かったのではないのか。」「単元の構想はよかったのか。」「主体的・対話的で深い学びは実現されたのか」ということが、事後研で議論することも増えています。その際、議論の判定基準は…

  • 運動会の応援係は、5、6年生だけでなくてもよいのでは。

    運動会には応援団ありますよね。 小学校では、あくまで他の係と並列ですから「応援係」と呼ぶべきでしょう。 とはいえ、 係とは呼べず、「団」と呼んでもいいくらい応援係 はダントツに大変です。 その応援係、みなさんの小学校では何年生がしていますか。大規模校では、5・6年生がすることが多いのではないでしょうか 。 その場合、5年生は当然初めて応援係に入ることになります。時には6年生も全員入れ替わっていて、全員か「応援係が初めて」な んてときもあります。 そうなると、応援の様子がわかっている子がいなくて、1から応援 をつくる必要があります。 そこで「5年生の時に応援係だったら、できるだけ6年生の時に入 …

  • 1年生の学校探検が学校巡りになっていないか

    1年生で「学校探検」をすると思います。 みなさんの学校ではどのようにしているでしょうか。 「精神と時の学校」では 児童が入ってはいけないところにだけ予め貼り紙をし、 事前に1年生担任が「今日は探検なので、ご迷惑をおかけします 。」と職朝などでみんなにお知らせ。 そして、 1年生を、校舎に放っていました。 スタートカリキュラム、アプローチカリキュラムの編成で大切なこと - 「精神と時の学校」で学んだこと 子供たちは、それぞれ思い思いにいきたいところに行きます。 初めて踏み入れる場所。 初めて見る光景。 どきどきしながら、学校を「探検」します。 私たち大人が、普段は見逃していることにも気づいて、 …

  • 委員会活動を楽しもう

    「精神と時の学校」の放送センター(放送委員会)の活動で、いいなあと思ったものがあるので紹介します。 以前、「センター」の紹介のところで簡単に書いたのですが、今回は詳しく紹介します。 (委員会+クラブ)÷2=センター - 「精神と時の学校」で学んだこと 担当を決めておいて、休み時間に、頑張っている人や目的をもって活動をしている人を見つけ、インタビューをするのです。 そして、その内容を、休み時間の最後に放送をします。 「竹馬をしていた◯年◯組の◯◯さんは、『来週ある竹馬の検定試験で1級がとれるよう、けんけんができるようになりたい。だから練習を頑張っている。』と話してくれました。みなさんも◯◯さんの…

  • 指名も手立て

    指名によって、授業を作っていくこと。「指名も手立て」であることを学びました。 公開研のときは、主に課題についての考えを出し合うところから始め、課題を解決する場面を授業することが多くありました。 問い2がかかってない - 「精神と時の学校」で学んだこと そのため、前時は課題(問い2)が位置付いて、課題に対する考えを子ども達にノートなり、ワークシートなりに書かせて集めるまでをしておきます。 そして、座席表に子ども達の課題に対する考えを記入し、どの子がどんな考えを持っているのかを把握して、授業を組み立てていきます。 まず最初はAさんに当てよう。 そしたら、同じような考えをもつBさんや、Cさんも発言し…

  • 指導案を書く時、パソコンに向かう前に。

    全体研を終えると、公開研に向かいます。 細か過ぎる全体研 - 「精神と時の学校」で学んだこと 全体研で明らかになったことをもとに、授業をつくり始めるのです 。 研究日や冬休みの時間を使って指導案審議が始まります。指導案審議といっても、「精神と時の学校」で特別だったのは、い わゆる3枚の指導案(鑑、指導計画、本時案)だけではありません でした。 むしろその3枚の審議に入る前の資料、子どもの実態や、指導要領解説から、「つけたい力」についての資料の審議に多くの時間を割いていました。 「つけたい力は本当にこれでよいのか」「指導要領の解釈はよいの か」 それがOKとなると、次は教材を審議にかけます。教材…

  • 運動会。短距離走でつけたい力は

    精神と時の学校では、小運動会が見直しの問いであることは以前書きました。 小運動会で「見直しの問い」 - 「精神と時の学校」で学んだこと それに関わって。 短距離走の組み合わせは、小運動会と大運動会では変えますか? 自分の今まで経験では、「精神と時の学校」に行くまでは変えることが多かったと思います。 走るのが不得意な子への配慮から「くじ引き」が多い。 「精神と時の学校」では学校全体だったか自分の学年だけだったのかは忘れましたが、、、 小運動会と大運動会は、組み合わせは変えませんでした。 走順の基準は、身長順だったか、タイム順だったか、くじ引きだったか、それもはっきりと覚えません。 大切なのは、走…

  • 問い2がかかってない

    初めての公開研の前時のとき。 私は道徳で公開授業でした。 「精神と時の学校」では、特に公開研の道徳は2時間で行なっていました。 指名も手立て - 「精神と時の学校」で学んだこと 課題が位置づく、いわゆる「問い2」が位置づくまでを1時間目。その課題から解決までを、2時間目。という流れでした。 不易流行〜「問いの深化」と不易と流行〜 - 「精神と時の学校」で学んだこと 公開研の前時が確か、公開研の3、4日前だったと思います。前時を当時の道徳主任が授業を見に来ていました。 前時を終え、指導案に「問い2」として書いてあった文言を板書に位置付けて終わりました。 しかし、道徳主任の先生からは、「まだ、問い…

  • 入学式は最初の授業

    卒業式が最後の授業とは良く言われます。 それに比べると、私のこれまでの経験では「入学式が最初の授業」という意識は卒業式よりは少し薄いような気がします。 「精神と時の学校」では、入学式、特に入学式後の教室の時間が最初の授業でした。 本時案も書いて配布してのぞんでいました。 その本時案にある到達像、目指す子供の姿は、、、。 「明日も学校にきたい!!」という気持ちをもたせること。 そのために、入学式後に「授業」を行うのです。 私も一年生を担任し、そのときは、その学年の活動を「竹馬」にすることに決まっていたので、入学式前、教卓の下に、児童全員分の竹馬(正確には鉄馬)を隠していました。 そして、簡単に自…

  • 細か過ぎる全体研

    6月。多くの学校で校内研シーズンではないでしょうか。 校内研究授業は、学校によっていろいろなやり方があるでしょう。 学年で互見授業をしたり。 学期に一回全体研をしたり。 「精神と時の学校」の全体研は独特でした。 授業者は、在籍が長い、いわゆる年次が高い先生です。 その他の先生は、三人の児童、教師、全体、それぞれがグループをつくって記録します。 その記録も一言一句、発言だけでなく、その動き、目線まで、逃さず記録していきます。 1分ごとに仕切られた全員が同じ記録用紙に記録していきます。 教室では、1分ごとにカスタネットがなり、タイマーも掲示され、全員の記録がずれないようにしていきます。 授業が終わ…

  • 卒業式の呼びかけ

    前回は卒業式の朝のことに書いて書きました。 今日は卒業式の中のことで一つ。 卒業式の中で、卒業式と在校生で互いにお別れの言葉を呼びかけ合う場面があります。 どの学校でも必ずあると思います。 「精神と時の学校」では、その呼びかけにおいておそらく、決定的に違うところがありました。ひょっとすると、同じように取り組んでいる学校もあるかもしれませんが、、、。 しかし、私が今まで勤務していた学校の中ではありませんでした。 それは、卒業生と在校生のお別れの言葉は、卒業式のとき、互いに初めて聞く。ということです。 練習では聞かせない。呼びかけは飛ばす。 互いに呼びかけをするのは最初で、最後。卒業式本番、ただ一…

  • 卒業式の朝のお別れ式は5年生の検定試験

    卒業式の日の朝に、縦割り班との6年生とのお別れ式を行っていました。 卒業生が体育館に入る前、1〜5年生が、廊下の両側に列をつくって待ち構えます。 そこに、6年生が並んでやってきて、ちょうど縦割り班の前に立つのです。 そして、順番に6年生にお別れの言葉を述べていきます。 最後に、縦割り班の1〜5年生までのメッセージと、メンバー全員が写った写真が載った色紙を渡し、6年生がお別れの言葉を述べます。 色紙を受け取って、感極まり、言葉にならない6年生も。 そして、名残が尽きない中、6年生の列は再び進み出します。一年間過ごして来た縦割り班のメンバーとお別れした気持ちを胸に、卒業式へと向かうのです。 同じく…

  • 細案10枚家に置いて来い。

    「細案10枚、家に置いて来い。」 「精神と時の学校」で印象に残った言葉の一つです。 研究授業をするときは、細案を書くことがあると思います。 先生の言葉、発問。それに対してどんな子供の反応があるか。その言葉を、どう板書していくか、、など、授業の流れを書いていきます。 以前、紹介した「流れ図」とは少し違います。 流れ図で授業が流れることが確認できた後で、それを具体的に授業を描いていくために書くものです。 私も研究授業の前、細案を書いていたとき、この言葉に出会いました。 「細案10枚、家に置いて来い。」 「細案10枚書いて来い。」ではないのです。 この一言の言葉の中に込められているメッセージをみなさ…

  • 学校における働き方改革〜敢えて人の仕事を先にする〜

    「人の仕事を先にする。」 明確に先輩の先生から言われたわけではないのですが、確かに学んだことです。 この言葉には二つの意味があると思っています。 一つ目の意味は、まさにその言葉の通り。 「自分の仕事と、人から頼まれた仕事があったときに、人の仕事の 方を先にする」ということ。 「精神と時の学校」では長く勤めていると、いろんな分掌の主任に なります。 そうすると、周りの人から文書が提出されるので、返さなければなりません。 教育実習時期は教育実習生から指導案やレポートが提出されるので、何らかのリアクションをして戻さなければなりません。 一から書き直しなのか、一部訂正なのか、時間をとってア ドバイスす…

  • 合唱を「歌声」と呼ぶ理由

    合唱のことを「歌声」と呼んでいました。 そう呼んでいる方もいらっしゃるかも知れません。なぜ「歌声」か。 自分たちの思いを声にし、歌にして届ける。 だから敢えて「歌声」と呼んでいました。 その為、みんなで歌っていくために選ぶ歌は、その学年のテーマや、行事のテーマに出来るだけあったものを選ぶようにしていました。 そして、歌い方の指導と共に、歌詞の意味について考えたり、話しあったりする時間をとっていました。 歌詞には、どんな意味があるのか。 歌詞の中の言葉に、どんな思いが込めらるか。 その思いを伝えるにはどういうふうに歌ったら良いか。 そんなことを出し合わせ、話し合わせていくのです。 6年生の為に歌…

  • 全校集会も主体的・対話的に。

    今、資質・能力を育成する大切さが言われています。 資質・能力を育成するためには、主体的・対話的で深い学びの実現が必要です。 インプットするだけでなく、アウトプットする作業が必要。 アウトプットする場面がある授業をみなさんされていると思います。 資質・能力。 主体的・対話的で深い学び。 アウトプット。 これらの言葉はまだ教育界でほとんど使われてなかった時代に、「精神と時の学校」では、全校集会でそれを心がけていたように思います。 例えば、全校集会で学年の発表や、きっかけ集会があったとき、 きっかけ集会でやる気と見通しを - 「精神と時の学校」で学んだこと 必ず、意見や感想をその場で求めるのです。そ…

  • 学年会が子どもを育てることにつながる②たかが学年会 されど学年会

    学年会では年次に応じて役割がありました。 年次とは勤務年数のことで「精神と時の学校」1年目だと「いちねんじ」。2年目だと「にねんじ」。10年目だと「じゅうねんじ」。(10年目から、時々「じゅうねんせんし」と呼ばれてましたが、、、) 学年では、三人担任がいるうちの、一番年次が上の者が学年長(通称「いちくみ」)。次に上の者が、学年を動かす役割(通称「にくみ」)。一番年次が下のものが、学年集会のための準備などをする役割。(通称「さんくみ」) 「にくみ」は来たる学年の行事などにむけ、逆算して必要な学年集会「きっかけ集会」などをいれて、予定表を出します。 また、確か2週間に1回していたので、2週間分の日…

  • (委員会+クラブ)÷2=センター

    「センター」なるものがありました。 新聞センター、放送センター、パソコンセンター、栽培センター、飼育センター、体育センター等々。 センター は委員会とクラブの平均のようなものです。 (委員会+クラブ)÷2=センター。 といった感じでしょうか。 センターの目的は「全校への役立ち」。 「全校に役立つこと」はどの学校、どの委員会でも同じだと思います。そのために出来ることをクラブ活動的にやっていたという感じです。 例えばパソコンセンター。 パソコンクラブがある学校は、パソコンを使って、クラブの時間にいろいろと子ども達が楽しめることをしていると思います。 そこを「精神と時の学校」では、「学校の役立ち」の…

  • 不易流行〜「問いの深化」と不易と流行〜

    不易流行という言葉。 最近、教育界でもよく使われています。 指導要領の移行期で、伴って新しい言葉も出てきたことが背景にありそうです。 この「不易流行」について、「精神と時の学校」の「問いの深化」ということから思うことを今回書いてみます。 課題のことを「問い」と読んでいたことは、以前書きました。 子どもが「問いをもつ」ということ - 「精神と時の学校」で学んだこと その中でも中心の課題のことを正確には「問い2」(といに)と読んでいました。 なぜ問い「2」なのか。 問い1や問い3はあるのか。 ありました。問い4まで。 子ども達の「問い」は、一時間、もしくは一単元の問題解決の過程の中で深化していく。…

  • 「時間はつくるもの」であることをお茶汲みと台拭きから学ぶ

    これまた、封建的といわれる代表格です。 一年次の先生は、会議の前に、会議室の台を拭く。 さらに、全員分のコーヒーを入れて配布するというお茶汲みをする。 ということになっていました。 コーヒーは、ドリップ式のものだったので、会議がある日は何度かコーヒーをドリップして、ポットに溜めておかなければならない。 これを、私の時は同じ一年次の三人でやっていました。 「精神と時の学校」は、職場会議少ないけど研究会議が多い学校でしたから、いつもコーヒーをつぎ、台拭きをしていたように感じていました。 そのため休み時間にはコーヒーをドリップし、会議の前には上の年次の人よりも早めに会議の準備に取り掛からねばならない…

  • 学校の働き方改革〜遠まわりは実は近道〜

    学校でも「働き方改革」が行われています。 学校というところは、「人を育てる」ことが仕事ですから、どこまでやればゴールなのかがわかりにくい。 また、一人の教職員が、多くの児童生徒、保護者と関わることが必要で、目の前に問題があれば、時間で割り切って対応をするわけにもいきません。 目の前に泣いている子がいるのに、「今先生は昼休みだからまた後で来てね。」とは言えるはずもありません。 そのため、休み時間もなく仕事をし、持ち帰り仕事は当たり前。そうしているうちに日々先生方も疲弊し、ついつい子ども達にもきつく当たってしまう。そして、子ど達の問題行動が増え、、、というマイナスの循環に陥ってしまう。ということは…

  • 月の生活目標と児童会

    全校の生活目標を月替わりで子ども達に提示し、月の最初の児童集会などで、生活指導や生徒指導の先生が「今月の目標は○○ですよ!しっかり守るように!」みたいな話をすることが多いと思います。 最近では話だけではなく、ICT機器を用いて、子ども達の生活の様子を具体的に見せながら、指導すべきことだけでなく、良いところも紹介しながら、素晴らしい話をされる先生も多いようです。 「精神と時の学校」では、また少し違った視点で、生活指導を行っていました。 集会で先生から「月目標を守りましょう。」という話をすることはしていませんでした。 児童会の子ども達に、休み時間に「みんなに広めたいこと。」や「みんなに気をつけて欲…

  • 小運動会で「見直しの問い」

    運動会の前に小運動会があります。 本番に向けての流れをチェックするために行う学校が多く、そのため、入退場のみ行うところもあるようです。 しかし「精神と時の学校」では小運動会も本番さながらに真剣にやっていました。 それはなぜか。 大運動会を見に来られない保護者に見せるため。ではありません。 本番で見栄えの良い表現を見せようとか、勝ちにこだわっているから。でもありません。 (確かに子どもが本気で取り組めば取り組むほど、より素晴らしい表現に仕上げたい、団体で勝たせてあげたい、という親心みたいな思いが教師にできてくるのも事実でしたが、、、。) 小運動会にも真剣に本番さながらに取り組む。 その一番の理由…

  • 子どもが「問いをもつ」ということ

    資質能力を育成するために、問題解決的な単元や授業が、さらに重要視されるようなりました。 問題解決的な授業を行うために、「単元を通した課題」「一時間の課題」というように、「課題」という言葉をよく耳にします。 例えば算数での 「今日はこの問題を解きますよ。」と言った「問題」と区別するためにも、「課題」という言葉を敢えて使うようになっています。 問題解決学習のことを課題解決学習と呼ぶようにもなっています。 しかし、私が勤めていたころの「精神と時の学校」では、「課題」という言葉は使われていませんでした。 代わりに、違う言葉を使っていました。 それは、「問い」です。 不易流行〜「問いの深化」と不易と流行…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、nasshykunさんをフォローしませんか?

ハンドル名
nasshykunさん
ブログタイトル
「精神と時の学校」で学んだこと
フォロー
「精神と時の学校」で学んだこと

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用