ももまんじう さん プロフィール

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ももまんじうさん: 房総(モーソー)だより
ハンドル名ももまんじう さん
ブログタイトル房総(モーソー)だより
ブログURLhttp://momoman22.blog.fc2.com/
サイト紹介文房総だよりとは、房総名物「桃福」の主人がお贈りするその日の手紙です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供166回 / 161日(平均7.2回/週) - 参加 2018/04/16 09:32

ももまんじう さんのブログ記事

  • 「家パン」
  •  家パンの種を植えると、パンが育ち、広さ一坪ほどのパン小屋ができます。大体一週間くらい住めるので、キャンプや小旅行にはもってこいです。家パンは、湿気を嫌うため、水辺は厳禁です。種はさまざまな形をしていますが、育つ家はほぼ同じです。出来たての家パンは、床壁すべてふかふかで、窓には穴が開いているのみです。玄関というものがないので、窓から出入りする形となります。一週間を過ぎるとだんだん萎んでくるので、家 [続きを読む]
  • 「カニカマ畑」
  •  カニカマは、南房総の特産品のひとつです。房総産のカニカマは、繊維がキメ細かくふっくらとしているため、高級品とされてきましたが、大量生産が可能となり、お求め安くなりました。カニカマ畑では、大きな親株の根元から生えてくるカニカマを採取します。親株が黄色く小さくなったら、新しい親株に植え替えます。するとまた、次々とカニカマが生えてきます。カニカマは、一年中収穫できるので、農家の安定的な収入につながりま [続きを読む]
  • 「海ききょう」
  •  海ききょうは、秋の海に咲く小さな花です。夜になると水面に咲くので、波の穏やかな日などは、海が一面、海ききょうの花で覆われます。海ききょうは、とても良い香りがするので、古くから香料として使われてきました。今でも多くの食品や化粧品の成分として欠かせません。最近の研究では、気持ちを落ち着かせる効果があるということから、花を乾燥させ、お茶として飲むことが推奨されています。 九月二十一日 各 位店主敬白人気 [続きを読む]
  • 「房総スカイバス」
  •  名物の「房総スカイバス」には、もうご乗車になりましたでしょうか。見た目も愛らしいクラゲ型の車体で、ひんやり、ぷるんぷるんの乗車感を体験できます。スカイバスの運行は、空を飛ぶため極めて自由です。ふわっと上昇し、かなりの速度で走ります。バスに乗るためには、バス停で待つ必要があります。しかし、バス停は、タコの見習いが担当しているので、毎日場所が動きますし、時刻表もありません。毎回、探すのにちょっとだけ [続きを読む]
  • 「海サボテン」
  •  海サボテンは、宝石珊瑚の仲間です。刺毛が太いので、別名“剛毛サボテン”と呼ばれています。刺毛には毒があるため、大きな魚は近寄りません。そのため、たくさんの小魚が、刺毛に守られるようにして棲んでいます。海サボテンは、産卵を終えると赤い花を咲かせます。咲いた当初は柔らかいのですが、一月もすると固くなり、真珠のような光沢を放ち始めます。その間、ずっと淡い光を点滅させています。花が咲いてから宝石へと変化 [続きを読む]
  • 「かいわれ藻」
  •  かいわれ藻の祖先は海藻でしたが、長い年月をかけて地上へ進み、今では水辺の岩に生える苔となりました。 進化の過程は科学的に証明されています。かいわれ藻は、ワカメや昆布と同じDNAを持っていたのです。そのため、味はほとんどワカメで、多くのダシが出る点では昆布に似ています。かいわれ藻を引き抜くと、粘り気のある汁が出ます。独自の進化を遂げた海藻は、ミネラルたっぷりで栄養満点です。 九月十八日各 位店主敬 [続きを読む]
  • 「寒天岩」
  •  寒天岩は、ふるふるとした食感が楽しいので、子供たちに人気の甘味です。もともと寒天岩には栄養が含まれていませんが、ミルクの地層にある“牛乳寒天岩”には栄養成分が多く含まれています。その中でも、みかんの入ったものは貴重で高価ですが、小さなかけらなどは手頃な価格で求めることができます。寒天岩はとても柔らかいので、掘削職人は日々息の詰まるような繊細な作業をしています。特に牛乳寒天岩は、掘り出す時に乳成分 [続きを読む]
  • 「星の花」
  •  “星の花”は、天の川できらきらと淡く光っています。流れ星が寒天の尾を引いているのは有名ですが、銀河の早い流れで薄くスライスされ、星の花となるのです。あんまり薄く、ぺらぺらしていて光は弱いのですが、新鮮なものは爽やかな酸味があって美味です。すべての柑橘類は、星の花が核となって生まれました。星の花は、星狩り人たちが毎日せっせと集めています。生星は貴重ですが、乾燥星は手軽に求めることができ、うどんやお [続きを読む]
  • 「シュガーフラミンゴ」
  •  鶴や亀に次いで長寿の鳥として知られる“シュガーフラミンゴ”は、夏の間、カキ氷山のイチゴシロップを食べて赤く染まります。氷が冷たいので、常に片方の足で立っています。シュガーフラミンゴは、北へと渡る渡り鳥です。体を赤く染めて、冬の寒さに耐えられるようにしているのです。抜け落ちた羽は、ほのかにイチゴの香りがする極上の砂糖菓子です。口どけが良く、上品な甘み、そして温熱効果で体が温まるので、古来より、還暦 [続きを読む]
  • 「ソフトクリーム島」
  •  ソフトクリーム島はとても小さな島ですが、水面に出ているのはごく一部で、海中には氷山のように大きな塊が隠れているのです。そのため、大型船の運航には細心の注意が必要とされています。ソフトクリーム島には、赤いちごのソースがかかっています。新鮮なものは甘くておいしいですが、夜になると枯れてチョコレートソースとなり、苦みが増します。年に一度、小型のパイに乗って出来るだけ多くのクリームを積んで帰り、そのタイ [続きを読む]
  • 「チーズとニシキアナゴ」
  •  ニシキアナゴはチンアナゴの親戚です。明るく社交的なチンアナゴと違って、内気で物静かです。ニシキアナゴの作りだす糖蜜はとても濃いので、熟成させるとチーズになります。 チーズを成型すると、固まるまで毎日見回りをします。そのため、チーズは穴だらけになりますが、乾燥が早く進むので殺菌効果も期待されます。穴の多く開いたものが良いチーズとされています。本格的な冬が来る前にチーズの成型を終わらせ、春が来るまで [続きを読む]
  • 「天の川とギンガハゼ」
  •  夏から秋にかけて、いっそう美しく光る天の川ですが、乳白色に輝いて見えるのは無数の白い石ころです。星は寿命を終えると白くもろくなり、ボロボロとくずれ、やがて小石となるのです。小石の下には、たくさんの小さなエビがすんでいます。そのエビを主食としているのが、”ギンガハゼ”です。ギンガハゼは秋の終わりに卵を産むので、夏の間はいそがしくエビを捕食しています。いよいよ水が冷えてくるころ、ギンガハゼの産卵がは [続きを読む]
  • 「マカロニテレフォン」
  •  数十年前に開発された“通訳機能付き超小型マカロニ通信装置”はご存知でしょうか。房総産のマカロニの中に“言語変換装置”が内蔵され、耳に詰めるだけで、聞こえる外国語が瞬時に日本語へと変換される大発明でもありました。更に、当時最先端を誇った“小型電話システム”で、受話器を持たずとも電話もかけられる音声操作機能付き。しかし、外国語が理解できても、マカロニから聞こえてくる外国語がうまく発音できないという難 [続きを読む]
  • 「たまご狩り」
  •  たまご茸は、国内最大級のきのこです。低木に見えることから、長い間きのことは考えられていませんでした。最近の遺伝子研究で分類がきのことなり、話題となりました。 たまご茸は、熟すと実が黄色くなり、湯気が立ちます。湯気の立ったたまご茸は、ぽくぽくとしてコクがあります。そのままでも十分おいしいのですが、マヨネーズを付けると、まろやかで上品な味を楽しむことができます。また、はちみつをかけると、実が固まりプ [続きを読む]
  • 「亀甲占い専用亀」
  •  毎年、その年に生まれたメロンパン亀の子を“占い専用亀”として選び出します。選出された亀たちは、国家資格の有する占術師に引き取られ、一年間修行します。 メロンパン亀の甲羅はメロンパンで出来ていますが、個体ごとに特徴があります。焼き目がくっきりしているものや、サクサク感のあるもの、中がしっとりしているもの、色の付き方や香りも違います。甲羅の中にクリームの入った亀もいます。選ばれる亀は、第一に穏やかな [続きを読む]
  • 「白露酒」
  •  大気が冷えるこの頃、白い露が出来始めます。蛍蕗(ほたるぶき)にできる白露は、極上の酒としても知られています。白露酒は、澄みきった酒質。すっきりとした辛さ、香りは穏やかで、奥にかすかな甘味も感じられます。どんどん飲めてしまう魅惑の酒とも言われています。今年初めて集められた酒は“生一番搾り”と呼ばれ、皇室にも献上される最高級品です。秋が深まるにつれ収穫量が増えるので、だんだんと庶民の手が届く価格帯と [続きを読む]
  • 「パスタクラゲ」
  •  数百年前”パスタクラゲ”が発見されてから、食卓が大きく変わりました。それまでのパスタは、畑で収穫される“乾燥パスタ”が主流だったのです。天候に左右され、また病気にかかりやすい乾燥パスタは、収穫量が少ないため、上流階級の食べ物とされていました。しかし、パスタクラゲが発見されてから、パスタは一気に庶民の味として広まったのです。パスタクラゲは生のままでも食べられますが、軽く茹でるともちもち感が増します [続きを読む]
  • 「チョコ黒豆」
  •  真っ黒な実を付ける“チョコ黒豆”は、見た目が猛毒の鹿のフンに似ているという理由から、長い間食用とされていませんでした。肥料にすると作物がよく育つので、畑に撒かれていたのです。誤って食べた子供が、おいしいと叫んだことから食用になりました。 チョコ黒豆は、刈り取って一晩置くと追熟し膨らみます。中にナッツやキャラメルが入っているものがあります。ごくたまに、黒豆の中から、米粒大の金や銀の童子が出てくるこ [続きを読む]
  • 「石炭づくり」
  •  房総は良質の“石炭草”の産地で、古来より石炭づくりが盛んです。刈りとった石炭草を地中深く掘った穴に入れ、三日三晩焼き上げます。以前は、職人が煙突から立ち昇る煙によって火の様子を見極めていましたが、今では機械化が進み、焼き具合は人工知能が監視しています。火を落とし、一週間ほど冷ました石炭草は、叩くと金属音が響きます。昔はこの音が珍しく、石炭作りは錬金術と呼ばれていました。房総の石炭は、火が付きやす [続きを読む]
  • 「串の日」
  •  9月4日は串の日です。この日に食べる串は、魔除けの意味を持ちます。たくさん食べるほど良いとされているので、各家庭では、楊枝に刺した一口大の小さな串をたくさん作ります。家外には屋根より高い串に干し肉や野菜を刺して掲げ、夕方、近くの神社のかがり火で串を焼きます。焼きあがると家へ持ち帰り、家族でいただきます。飲食店では、わんこそば風の「わんこ串」が人気で、串焼きを食べ終えるとすかさず新しい串を手に持た [続きを読む]
  • 「ホームランの家」
  •  房総沖では、時折蜃気楼が現れます。いくつかパターンがありますが、中でも人気の蜃気楼が“ホームランの家”です。水平線にゆらゆら浮かぶ巨大な平屋の家に「ホームラン」の文字が点滅しています。この家が現れる頃、海上付近では、渡りエビが空を飛ぶ練習をしています。魚のえさとなるプランクトンも集まり、魚に脂が乗る時期と重なるため、昔からこの蜃気楼が現れると大漁の予兆と言われ、縁起が良いものとされています。勝負 [続きを読む]
  • 「宝石きのこ」
  •  宝石きのこは、ゼリー山の山頂付近に生える小さなきのこです。とても小さいのですが、美しく輝いているので、麓からでもキラキラ光るのが確認できます。ゼリー山の山頂は、とても滑りやすいので危険です。宝石きのこが生える場所は、特に傾斜が急な縁の部分に当たります。また、宝石きのこは熱を帯びているので素手では触れません。体力自慢の猛者たちでも、なかなか採ることが難しいきのこなのです。ゼリー山内部には鮫が棲んで [続きを読む]
  • 「キウイケーキ」
  •  こども達が大好きな「キウイケーキ」の作り方はご存知でしょうか。”キウイのかけら”を集めて圧縮し、丸い棒に巻いて成型したものを蒸し焼きにします。この時、圧縮された”かけら”は焼くことにより膨張し、約10倍に膨らみます。棒を引き抜いた穴には、甘さ控えめの生クリームをたっぷり詰め込みます。ふかふかに焼きあがったキウイケーキの外側は、モカチョコレートで出来ています。細かい毛のようなものは“アク”ですが、 [続きを読む]
  • 「完璧野菜」
  •  戦後の食糧難の最中、極秘に開発された幻の野菜がありました。栄養分を余すところなく詰め込んだ野菜。それらは“完璧野菜”と呼ばれていました。その中のひとつをご紹介します。「人大尽12号」という奇妙な野菜です。実の上部は大根、下部が人参、根の部分は小芋。葉の下部は青菜で、上部に突き出ているのはニラという珍種です。見た目はかなり成功したようですが、中身は「ほぼ芋」。根っこから葉の先まで、全てにおいて芋の味 [続きを読む]
  • 「珈琲泥湖」
  •  かつては豊潤であった珈琲湖が、干上がり乾燥し、現在では“珈琲泥湖”と呼ばれています。近づくと珈琲の香ばしい良い香りが漂ってきます。湖底から突き出ているのは“カフェオレ岩”です。固い岩なので、カフェオレ採取は専用のコテで削り取ります。黄色い低木は、バター風味の“薄葉クッキー”です。カフェオレと一緒に食べると更に旨味が増します。所々に水分が残っていて、ふるふるの珈琲ゼリーが溜まっています。珈琲泥湖は [続きを読む]