日高梅子 さん プロフィール

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日高梅子さん: 緑高の楽屋
ハンドル名日高梅子 さん
ブログタイトル緑高の楽屋
ブログURLhttps://ameblo.jp/6tyajotei/
サイト紹介文オリジナルBL小説ブログ「まっちゃまろまん文庫」にあげた記事をまとめ・整理しています。
自由文作品ごとに続けてあげているので読みやすくなっているかと思います。
本ブログで書きかけだったものの続きも少々。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 98日(平均2.1回/週) - 参加 2018/04/16 21:55

日高梅子 さんのブログ記事

  • 80,バラした。
  • 「ぜんじぇ〜〜〜、行かないでぐだざ〜〜〜〜……」「うるさい。」転勤することが判明して以来、妙な保健室利用生徒が増えた。「保護者来たってよ。さっさと帰れ。」「いや〜〜〜〜。帰りたくない〜〜〜〜。」「熱あんだろ。」「下がりました〜〜〜〜。」「じゃあ、教室に戻れ。」「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」……迷惑。「先生〜。行かないでくださ〜い〜〜。」天川……。「オマエはいいだろ。ダーリンが来るんだから。」「職場 [続きを読む]
  • 79,引き継ぎ事項
  • さすが要領のいい男、相模千代麻呂。いい加減な人間を雇うわけにはいかないし、他にも何人か候補者もあがったのでちゃんとした試験が課されたにも関わらず、ちゃっかりそれを突破した。「誰だよ、面接担当したの……。」「免許に必要な単位も全部取りました。あとは卒業を待つだけで〜す。」ホント腹立つな。「一応聞くけど、ちゃんと卒業できるんだろうな?」「あとは卒論だけです。もちろん順調★」ムカつく。まあ、おかげで余 [続きを読む]
  • 78,寂しさを
  • 何?何なの?死ぬの?オレ。何年も何年も。しぶとく桂秋さんを追っかけてきた。ただ近くにいるためだけに。ただ一緒に晩メシ食うためだけに。でもついにそれもできなくなった。と、思ったら桂秋さんの方がオレを追いかけてきてくれるとか……「い……いいんですか?けっこうキツイですよ。誰も知ってる人のいないところで暮らすのって。」「オマエいるし。」「エ?」ええええーーーーーー????オレなんかが?オレなんかしかい [続きを読む]
  • 77,ビックリするくらい
  • 「まずいんだよな。一人そうめん。」一人でそうめん食べたことくらい何度もある。葉月がいないからって味が変わるわけじゃない。けど一度や二度ならともかくこれから先も、ずっと一人で食うのかと思ったら……「いないんですか。オレ以外に一緒にそうめん食ってくれる人。」「まあ、いるっちゃいるけど……」教え子とか同僚とかバレー仲間とか。複数で飯を食おうと思えばできないことはない。けど何か違う。結論。「オマエがいな [続きを読む]
  • 76,多分幻
  • 怒濤の転勤。新しい土地で右も左もわからない。仕事も何が何だかわからない。同僚の顔と名前も一致しないし……「帰りたい……」いや、帰るとことかないし。ないっていうか……帰りたくても帰るトコじゃなくなった。ただ「行く」のは別にいいんだろうけど。桂秋さんに会いたいだけだし。けどお別れご飯食べさせてもらって、告白もちゃんと聞いてもらえて、なのにこの短期間で早速「また会いたくなって来ちゃいました〜☆」なんて [続きを読む]
  • 75,あれほど言ったのに
  • 「ええええええーーーーーー!!!!!!」アレ?「何も聞いてないのか?相模から。」「聞いてません!」だから……天川にはちゃんと伝えろと……。イチイチ言わないといけないのか?「このことを天川に言いなさい。」って。「大事なことはちゃんと言え。」っていうアバウトな感じじゃダメなのか?……やっぱ心配だ、コイツら。四月から相模に養護教諭としてきてもらう。ウチに。つきあってる二人をそうとわかってて同じ職場に置 [続きを読む]
  • 74,問題ないはず……だから
  • なるほど。いける。……ってホント何だそりゃ。「教頭先生。」本当に本当にこれでいいのか?問題ないのか?まあ、さんざん考えたけど……特にないな。怖いくらいに。「前に言ってた養護教諭、一人心当たりいるんですが……」「お、いるの?いい人材。」……いいかどうかはともかく「ウチの卒業生で、今大学四年生なんですけど。」相模……そういやアイツ大学卒業できんのか?免許も大丈夫なんだろうな?教育実習ウチには来なかっ [続きを読む]
  • 73,寂しい事実
  • 被害妄想なんだろうけど「報われた気がしないよな……何やっても。」その割にはアレコレ押しつけられてる気もする。面倒くさいから引き受けるけど。嫌だと言ったら薄情者呼ばわりされるのはわかってるし。ただ、悪い状況にならないための努力。+にはならない。0を−にしないための。倉木のことで懲りた……ってわけでもないけど。面倒くさい準備だけをして、そこで他人が楽しむのを見て……そこには入れない。入ったところで自分 [続きを読む]
  • 72,検証
  • 「なるほど、いける。」ってなんだそりゃ。ズルルルル……「一人で食うメシと二人で食うメシは全然違うんだよ。」なるほど「先生……失礼ですけど聞いていいですか?」「……何。」「先生恋人いるんですか?」この仕事していると散々聞かれるけど「いません。」まあ、こう答えるよね。実際そうだし。「さっき『東京』って言いましたよね。もしかして東京の恋人と遠恋してるのかな……なんて。」「……さすが元脚本家。膨らませす [続きを読む]
  • 71,続く
  • ホント……ホントホントホント……神田さん、いや神田のヤロォーーーーーー!!!!!!一体どれだけ邪魔してくれるんだよ。オマエさえいなけりゃもっとハッキリガッツリ桂秋さん追っかけることができたんだよ。そしたらもしかしたら捕まえられてたかもしれない。少なくとも、社会人になってからはもっと……。や、関係ないか。「……。」ふつうにあっさり「じゃあ」ってなるんだと思ってた。だから「オレのためのゴハン」作って [続きを読む]
  • 70,お誘い
  • 「……暑。」何でこんないつまでたっても暑いんだ。そろそろ秋だろ。こんな時はさっぱりしたもん食いたい……「……そうめん。」単語出てきたらやたら食いたくなってきた。じゃ、今日はそうめんで。土曜だし葉月も呼んで……いや、アイツとの「最後の晩餐」はこないだ済んだし、それでまた、ってのはちょっとな。不摂生コンビでも呼んでやるか。「スミマセン、今日はあの……千代のトコに……」はい、こちらこそスミマセンでした [続きを読む]
  • 69,箱の防衛
  • 「だいたいオマエら。同居なんてしなくても、近くに住んでるだろ。」「や、別にそんな近所でも……」「近所だよ。東京に比べたら。」「そりゃそうですけど……」「車ちょっと走らせりゃすぐだろ。」「オレ車持ってないです。」「買え。」こんな田舎で社会人やってくなら必須だろ。出張やら練習試合やら行くときどうしてたんだ?バスも電車も便少ないし。てかそれだ。それで時間も体力も消耗してるんだ。何より「ストーカーに憑か [続きを読む]
  • 68,寄せちゃう人間
  • ホント、くそ真面目。「そうですか……そう、です……よね?」「そういうことにしときなさい。そうなんだよ。」「でもそもそも千代が……言ってくれたんで。」そうか。「千代は一人がいいとは思ってないかなって」そうかもな。よく考えるとコイツら育った環境真逆だな。アッチは放任気味。まあ、だから一人のままの方が楽ってパターンもあるだろうけど。でもアイツ明らか天川「追っかけてる」もんな。教育現場なんて似合わないに [続きを読む]
  • 67,得すること
  • 「大学選ぶとき、実家から通えるところにしろって言われて……。」「よくあることなんじゃないの?」外で一人暮らしさせるとなったらかなり金がかかる。大学に行かせてもらえるだけでも感謝しろ……ってのが基本ではあるけど……。この辺で文系で、ってなったら選択肢はそう多くない。しかもどこもけっこう……いや、かなり難関。女子校含めたらもう少し広がるけども。「門限10時だし……」「10時ィ?!」大学生でそれはキツいな [続きを読む]
  • 66,そんな時間
  • 「宮川先生。」ぼ〜〜〜〜〜っ……「宮川先生?」「……あ。」「お疲れですか?」「イカン、ぼんやりしてた。」よりによって天川に「お疲れですか?」なんて言われるとは……。「オマエこそ。」より一層やつれてないか?「いえ、そん……そうですね。」認めた。正直なのはいいけど、こりゃよっぽどだな。「リフレッシュしたんじゃないのか?」「まあ、久々にちゃんと話しました。」「で?」「一緒に暮らそうって言われました。」 [続きを読む]
  • 65,人間感情
  • そうだな。最後だし。「好きでした。」これはちゃんと言っとかないと。「やっぱり?」「はぁ……………………ハ?!」知っ……「知ってたんですか?」「や、なんとなくそうかも?ってくらい。」「ああ……」ま、そりゃそうか。これだけつきまとってたらな。一緒にいるために、ひたすらここに神経を使ってきた。これがもし「ふつうの」先輩後輩なら全く気にする必要はないんだろうけど。どこまでならふつうなのか。どこからがあや [続きを読む]
  • 64,後悔から
  • 「したんです。」「ん?」「なったんじゃないんです。オレがしたんです。暗黙の了解に。」必死だった。「だってまた会えるなんて思わないじゃないですか。」あの卒業式で全部終わったと思ってた。大学まで追いかけてくわけにもいかなかったし。けどまた一緒にいられるんだったら「今度は『ただのバレー仲間』じゃ嫌だったんです。」高校時代、同じ部にいても学年の壁が高かった。オレより長い時間、オレより近い場所にいた人が何 [続きを読む]
  • 63,晩餐
  • 「さんざんやったな。このやりとり。」「……デスね。」「これで最後になんのか。」「…………デスね。」最後になんのか。「で?」「ハ?」最後にすんのか?「他に言うことは?」「ハヘ???」……やっぱないか。「じゃ、さっさと食えよ。最後の晩餐。」「縁起でもないこと言わないでください。」「いや、でもホントそうだろ。」月一?二?くらいから始まって気づけばほぼ毎週。特に約束があったわけでもないけど「いつの間にか [続きを読む]
  • 62,一人分
  • 「桂秋さん、これ魚……」「ハンバーグって子どもかオマエは。」「最後のお願いなのにぃ……」「来週はハンバーグが食べたいです。」「ハア?!アレ一個一個作らないといけないやつだろが。なんでオマエなんぞのために……」「オレも転勤するんです。」「……どこに?」「東京です。」……「オレ、実はできる子なんです。」「あ、そう。」「『栄転』ってやつです。」「それはそれは……」「お祝いしてもらえませんか?『ついで』 [続きを読む]
  • 61,遠く
  • 「どっかにいい養護教諭いない?」「ハイ?」「神奈川の姉妹校で養護教諭が辞めちゃってさ〜。」「ウチに姉妹校なんてあったんですか。」「男子校だから兄弟校かな〜。」知らなかった。「できれば男性がいいかな〜。」「もしかしてウチと『似た校風』なんですか?」「でも少ないんだよね〜。男性の養護教諭って。」なるほど。たしかにまずいないんだよな。男の養護教諭なんて。家庭科教諭はじわじわ増えてるとか聞いたことあるけ [続きを読む]
  • 60,対策会議のついでに
  • 「またか……」「また?」「あの人前の学校でもやってるんだよ。」……言ってよかった。どうせ天川は自分では言わないだろうと思って教頭にチクってみたけど……案の定、以上に異常だったな。「何なんだろうな。一度ターゲット見つけたらとことんあら探ししてはネチネチネチネチ……。何度か呼び出して注意はしたんだけども。」すでに指導入ってんのか。いい大人がイジメで上司に注意されるって……「反省どころか逆ギレする有様 [続きを読む]
  • 59,大人の……
  • 「先生?」ぼ〜……「宮川先生。」んぁ?「ああ、天川。」「どうも……。」「ちゃんといちゃついてきたか?」「へ?!あ、いや……。」わかりやすいな、コイツ。つくづく心配だ。こんな永遠にウブでいそうな子がよりによってあんな詐欺師まがいの奴に……。まあ大丈夫か。あくまで詐欺師「まがい」で詐欺師じゃないもんな。実はそれなりにまともな人間だし、天川といたら、ちゃんと自分でまともな人間を目指そうとするみたいだし [続きを読む]
  • 58,最後のお願い
  • 卒業式の日。桂秋さん、一人帰ってった。式の後みんなで部室に集まって、先輩たちに「ありがとうございました。」的なことして……。その時はちゃんといたのに。いつの間にか帰ってた。こっそり……ではなかった。ごくごくふつうに。だから誰も気づかなかった。気づいたのはオレだけ。多分。追いかけて声かけようか。や、そういうことあんま好きじゃなさそうだな……なんて度胸がなかっただけ。それで、これで最後かあ……って当 [続きを読む]
  • 57,ずっと続いた関係
  • お怒りだ。当然だな。ポストにポイより、後輩にポイの方が罪が重い。てか今のご時世メールだろうが電話だろうが連絡手段はいろいろあるだろ。なんでこんな遅くなってんだ。せめて「ゴメンナサイ。」の一言は直で言えよ。……言えないのかな。怖くて。だってオレ今メチャクチャ怖い……だから何でオレが!いや、もうどうせオレを生け贄にするならさあ、「ゴメンナサイ」の伝言も託せよ。「で?転勤?帰ってくるって?」知らなかっ [続きを読む]
  • 56,だって怖いモン
  • 「桂秋さん、今日……」「焼き肉。」「行っていいんですか?」「呼ばなくても来るだろ。」「はーい!」って……「あの、コレ。」「あ?」「預かってきました。神田さんから。」同窓会の出欠お返事。「なんで葉月が?」まあ、そうなりますよね。「神田さん、転勤で帰ってきたんですよ。こっちに。」「ああ、同じ会社だっけ?」「知らなかったんですか?」「今思い出した。」まあ、「オレと」一緒ってのはピンときてなかったかもし [続きを読む]