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2018/04/17

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  • 【9】タバコの先端が指す方角へ

    翌日、起きると喉が痛かった。それはそうだろう。埃と小便と酒が混じった液体を舐めていたのだから。12月13日。この日、夜までのことはあまり覚えていないが、14日夜にRと会うことになっていたので、予行演習ということでgoogleでトップに出た繁華街のソープ(名前が知り合い

  • 【8】ファンファーレ

    ここら辺、前後関係の記憶が曖昧であるが、バンドメンバーだったAが現在一緒にやっていいるバンドのメンバーのR(旧知の仲だった女性)にこちらに来ないか?と連絡していた。Rとはうつ状態の時に会っており、その時間はうつ状態の中にあって唯一笑えた瞬間だったのである。元

  • 【7】ピエロの悪魔

    (今、過去のブログの修正などを行ったのだが、これは、シラフで書くのは気が引ける内容だと思う。現在の私は、就労移行支援所に毎日のように通い、帰宅後ストロングゼロを飲みながら書いている。今日は知人の店でサブレを買ったので、ストロングゼロの代わりにコーヒーを飲

  • 【6】躁の訪れは次第に

    再就職先では楽しくてしょうがなかった。当初は本をネットに出品しまくる仕事だったのだが、1週間ほどでひとまずリサイクルショップの実店舗での仕事を確か1ヶ月半という期間だったと思うが、やるように告げられた。面接の際にその可能性もあることは言われていた。異動先

  • 【5】再就職までの日々

    季節はすでに夏だった。動けるようになってから私は実家と自宅を行ったり来たりするようになっていた。自宅の壁が薄く、うるさくて(音には特に敏感になっていたと思う)耳栓をしても眠れないことが多かったからだ。自宅からすぐの川辺ではMの勧めもありジョギングをしていた

  • 【4】趣味がない

    それからの一ヶ月間はほとんどの時間をベッドの上で過ごした。1日20時間は寝ていたのではないだろうか。過眠である。建築図面の夢ばかり見ていた。ぐっしょりと汗をかいては目を覚ましていた。食欲と性欲もあった。食事は億劫ではあったがMが作ってくれた飯を胃に流し込ん

  • 【3】呆然としながら荷物で両手が塞がりながら歩く私の横をインテリアコーディネーターの女性が通りがかり、憐れむような顔を慌ててそらした。

    会社へ向かう車内、社長が私に聞いてきたのは、「それで、君が望むのは休職なのか退職なのか」という事だった。しばし、沈黙の後、私は「退職です」と答えた。とても一ヶ月の休職では治りそうに思えなかったし、会社側が、それ以上の期間いつ戻れるかもわからない私を待って

  • 【2】社長がガクーッとうなだれたのを覚えている。

    晴れて(?)一ヶ月休職の診断書をもらった私は、ベッドで布団に包まりながら、会社に願い出るべきは休職か退職かという事を思案していた。当時の婚約者であり同居人(以下、Mと呼ぶ事とする)との未来もあるし、Mからネットで調べたであろう、「うつ状態の時には重大な事(

  • 【1】うつの訪れ

    予兆はあった。仕事中、頭や手がピリピリと痺れたり、僕一人だけになった職場の窓から飛び降りようと考えたり(職場は3階だったので恐らく死ぬ事はなかっただろうが)、タバコの火の始末がちゃんとできているかを自分では確かめられず、すでにビニールに入れている吸い殻に水

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