オカピート さん プロフィール

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オカピートさん: オカピートの現在地手帖
ハンドル名オカピート さん
ブログタイトルオカピートの現在地手帖
ブログURLhttp://hocapito.blog.fc2.com/
サイト紹介文俳句 映画 ジャズ 蕎麦 猫 ビートルズ ボブ・ディラン…昭和に置き忘れた青春を探す日本語教師の日記
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 182日(平均1.1回/週) - 参加 2018/04/25 18:56

オカピート さんのブログ記事

  • 「ホワイト・アルバム」は本当に真っ白だった。
  • 50年前の今頃、受験勉強に明け暮れる日々だった。丁度その頃、ビートルズが初の2枚組のアルバムを出すと知って、毎日気が気ではなかった。それまでは発売日に合わせて小遣いを貯め、発売当日にレコード屋に行って買い求めると、LPの1曲目から順に一日1曲ずつ何回も何回もくり返し聴いて、全14曲を2週間かけてマスターするというのが当時のビートルズとの極めてストイックな付き合い方だった。とはいえ、「今や受験勉強は [続きを読む]
  • この歳でわかる秋刀魚の味と小津
  • 七輪も網も買い換え初秋刀魚まあまあの人生かなと秋刀魚二尾散々な目に遭った日も秋刀魚二尾秋刀魚焼く江戸の女房の背中して秋刀魚焼く八百屋お七の手際良さ苦さ知る第二次秋刀魚反抗期はらわたのない秋刀魚なら尼寺へ行け秋刀魚くさい君は出て行く日曜日咳しても秋刀魚焦げても我ひとりこの歳でわかる秋刀魚の味と小津にほんブログ村にほんブログ村 [続きを読む]
  • 星月夜(覆された宝石の)
  • 太陽の真下の匂い野分去る 滑舌の悪い波来る秋渚 棒きれで他人の俳句秋渚 落とし穴自分で落ちる秋渚駅前のダンス教室星月夜 高慢と偏見出会う星月夜 偶然の一致団結星月夜バスタブの蒼いうずまき星月夜 しあわせをうらがえしたら星月夜 見る前にとんだ災難星月夜 星月夜アダムとイヴの共依存 何度目の恋であろうか星月夜 星月夜だからあなたがよくみえる 星月夜銃声もなく夢もなく来たるべき時代むにゃむにゃ星月夜星月夜セレンデ [続きを読む]
  • 右も左も秋
  • 惑星の深呼吸する秋に入る お気に入りまるごと削除秋に入る秋立ちぬ理解を超えた事ばかり秋蝉の仰向けになる症候群ブータンの蝉軒先の酒に浮く カナカナや南の島のオノマトペ 名を呼べどよそ見する猫秋暑し まだ辛い昨夜のカレー秋暑し 脳天に釘刺す部族秋暑しにほんブログ村にほんブログ村 [続きを読む]
  • 彼岸花から火花
  • 彼岸花踏み切り脇に咲く理由 彼岸花やがてこの世にうなだれる 四分の五拍子で咲く彼岸花 大菩薩峠ざわざわ彼岸花 張り込みの女の家の彼岸花どこを切っても彼岸花赤い空彼岸花から火花からやりなおしにほんブログ村にほんブログ村 [続きを読む]
  • 夏の日の思い出いつもYesterday
  • 夏の日の思い出いつもYesterday七月やボサノヴァの雨トンツトン逆光の少女のうぶ毛夏兆す初夏ルール黒い下着は燃えるゴミ蒼ざめた馬にのる人夏木立考える人より高く蘆茂る生ハムとメロン密かに保健室値札ある形見をかぶる夏帽子いっせいに散らばる選手南風アボカドのもれなく匂う渋谷・夏かき氷ざくざくと切る過去完了舟虫の一匹逃げ遅れて居留守箱庭の空少年の目の高さ風鈴を売り行く男無口なり風鈴の鳴らない夜の無言劇カルピス [続きを読む]
  • 熱帯夜VSデッドヒート
  • 熱帯夜耳から漏れる青江三奈熱帯夜街のパン屋のマーガリン熱帯夜ひとりひと部屋または外熱帯夜だから何よと平手打ち懐かしい女の叫ぶ熱帯夜熱帯夜三行で済む半生記熱帯夜10分おきのガリガリ君サイレント映画カタコト熱帯夜前世はラタトゥイユです熱帯夜熱帯夜カーエアコンの脈をとるそこにいるだけでいいから熱帯夜ヤオヨロズ低温やけど熱帯夜摂氏華氏どうでもいいや熱帯夜熱帯夜細部に宿る神もなし本能のおもむく矢先熱帯夜ジョ [続きを読む]
  • Pomeraとともに梅雨が明け
  • 最新のPOMERAが出たところで、ひとつ前の機種を買うと、一気に2万円くらい安く手に入れることができる。永年ポメラとつき合ってきたからこそ知る裏ワザだ。これで、しばしネットの呪縛から解放される。そのくせ、しっかりBluetooth機能も備わっているから、スマホやiPadとつないで、いつでもするりと社会復帰ができる。梅雨明けてぷらりPOMERAとひとり旅夏の日の思い出いつもイエスタデイにほんブログ村にほんブログ村 [続きを読む]
  • 桜桃忌
  • 真上から聴く川の音桜桃忌桜桃の種ふたつあり他意はなし桜桃忌手打ちならでは麺ふとく桜桃忌ABBAはアバヨのアバなのヨにほんブログ村 [続きを読む]
  • 夕焼けのやがてあえかなめでたさよ
  • 夕焼けや関東平野西を向く夕焼けに振りかえる人叫ぶ人夕焼けや魔術師米と味噌を買う夕焼けを浴びるとなりのインド人夕焼けの海ランボーのトワに凪ぐ夕焼けの趣味はアニメと時刻表夕焼けは四音でなるウクレレも夕焼けに三歩進んで二度も泣く夕焼けと小焼けの距離が科学です夕焼けの長曽我部さん鈴木さん夕焼けやあの人は今ただの人やけに偉そうな夕焼けお前だよ夕焼けのやがてあえかなめでたさよにほんブログ村 [続きを読む]
  • セロニアス・モンクのピアノ上手いのか
  • 色褪せた刺青の蛇が湯に浮かぶ ここは幡ケ谷ユートピアの湯きみとなら穏やかな日々過ごせたか 答えはやがて風に吹かれて幸福と一字違いの永福町乗り換えの客我を争い百日草きらいなきみをぼくはすき 雲ひとつない満月の庭棒読みでメニュー伝える店員の視線の先は7時のニュースかき氷別れ話に溶けていく 無闇に甘くひどく冷たく人生は間違いだらけだがひとつ間違いなしにやって来る「。」どこにでもあるベンチにはどこにでもいるぼ [続きを読む]
  • 夏蜜柑 バナナ 麦秋 燕の子
  • 愛なんかなくても剥ける夏蜜柑夏蜜柑剥きたし小指ない男ひと房のバナナと急ぐ駅の道ぼくたちは青いバナナの一回戦どちらから剥こうかバナナふと困る麦秋の青磁しずめる黒珈琲麦秋の悩めるネアンデルタール麦秋の夜の背中を羽交い締め麦秋や蛇口になじむゴムホース麦秋や小津安二郎風をよむ麦秋やええよくってよ原節子麦秋やそりゃよかったの笠智衆麦秋や北鎌倉にシネマ逝く燕の子明日飛ぶ空の風強しにほんブログ村 [続きを読む]
  • くれなずむ牛乳飲んだ1分後
  • 俳句が「引き算」だとすると、短歌は「足し算」かというと、そうではなくて、どちらかというと「割り算」であって、割り切れない気持ちを三十一文字に託す。俳句が「写真」だとすると、短歌は「動画」かというと、それはそうかもしれなくて、ざわつく心の動きを三十一文字のショートムービーとして編集する。***************黄昏れて高田馬場をそぞろ行く友は故郷に世界の果てにふりかえるときだけ見える君がいる今 [続きを読む]
  • Like A Rolling Stone を短歌する
  • 【Bob Dylan「Like A Rolling Stone」を短歌にする試み】着飾って乞食に小銭恵んでた高慢ちきなかつてのお前気をつけろ!いつか転ぶぞ!友人の忠告鼻でせせら笑ってだが今は住む家もなく金もなく腹をすかして声をひそめるどんな気がどんな気がするミス・ロンリー まるで転がる石の心地は一流の大学出たと自慢だが路上生活教えちゃくれないこれからは虚ろな眼した浮浪者と取り引きしなよ じきに慣れるさどんな気がどんな気がする孤 [続きを読む]
  • 青葉闇症候群
  • 青葉闇ノルウェイの家具捨てに行く地図にない Drive my car 青葉闇青葉闇途中で閉じるつげ義春青葉闇我先に咲く紅い花青葉闇棒きれ探し魔方陣青葉闇時計回りに深おじぎゆく道の左半分青葉闇青い鳥見失うほど青葉闇ホームランボール追いかけ青葉闇青葉闇なのに発泡スチロール青葉闇少年探偵団解散青葉闇三人で行き四人来たにほんブログ村 [続きを読む]
  • 五月は夏の季語だから
  •  今日から五月。歳時記の上では夏に入った。個人的には春のど真ん中なのだが、ルールあっての俳句道、ここは素直に夏の俳句の幕開けと行こう。風走る五月の空よ純情よ受胎告知五月の朝のバルコニー上野森五月は穿つ象の耳永遠の宿る五月の海夕陽君去りし五月のエッグベネディクトご破算で願いましては五月病 [続きを読む]
  • 昭和の日
  • 昭和の日棚から落ちる文化鍋昭和の日フォークギターの埃かな昭和の日ライスカレーの再加熱昭和の日カッコイイのが上級生昭和の日長島王か王長島か名盤のジャリジャリを聴く昭和の日佐藤君のあだ名はチクロ昭和の日時間ですよ卓袱台ひろげ昭和の日昭和の日悪い奴ほどよくしゃべるウクレレもレレレも消えた昭和の日 [続きを読む]
  • 永遠に横書きのまま春朧 前編
  • 2015年1月にKindleの電子書籍で、句集「ヨコシマ」〜オカピートの横書き俳句集〜を出版した。横書きだからこそ成立する少々気負った俳句を並べてみたが、一番面白がって時間をかけたのは全句にわたってルビを振り播くことだった。漢字はもちろん、カタカナの上にはアルファベットを、アルファベットの上には漢字を載せてみたりもした。結果は、うまくいった句もあれば、そうでない句もあり、句あれば楽もあり苦もありであった [続きを読む]