ポセイドン さん プロフィール

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ポセイドンさん: 夢の楽園ハワイに魅せられて
ハンドル名ポセイドン さん
ブログタイトル夢の楽園ハワイに魅せられて
ブログURLhttps://hawaiigrj.blogspot.jp/
サイト紹介文ハワイに関する事柄:民話、全般的なこと等を、長期的に価値ある情報にまとめて、ご紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 23日(平均9.7回/週) - 参加 2018/04/26 10:23

ポセイドン さんのブログ記事

  • 054 神話 マウイが火を発見(2. アラエの火を狙え!)
  • (前回からの続き)火の無い生活長い間、彼らは「火」の無い生活をしてきました。彼らの頭上にそびえる、偉大なるハレアカラ山は、もう噴火することはありません。- 彼らが必死に守ってきた火種も絶えてしまったのです。彼らが食べていたのは、果物や生の木の根、それから、岩場で採った貝などでした。そして時には、沖合いで獲れた大型の魚を生で食べました。しかし、沖に出てはるか彼方に火を見た時から、彼らの気持ちは大きく変わり [続きを読む]
  • 053 神話 マウイが火を発見(1. 嵐が静まり漁に出る)
  • (新しいお話しの始め)嵐の後の海に漕ぎ出すここはマウイ(Maui)島の南東部、ハレアカラ(Haleakala)火山の麓で海岸沿いにある、カウポ(Kaupo)という所です(*1)。ある時、嵐で海が荒れ続けたため、マウイ(Maui)たちは長い間、漁に出れませんでした。そして、マウイの母ヒナ(Hina)は、魚が手に入る日を待ち焦(こ)がれていました。ある朝早く目を覚ましたマウイは、嵐の大波が静まっていることに気づきました。「よし、これなら漁に出れ [続きを読む]
  • 052 神話 釣り人マウイ(16. 他バージョン(2/2))
  • (前回からの続き)魔法の釣り針と神聖な餌沖合に出たカヌーの中で、マウイは大切にしてきた釣り針を取り出しました(*1)。そうです。父のもとから持ち帰った魔法の釣り針、マナイアカラニ(Manaia-ka-lani)です。それから、その釣り針の先に餌を付けました。こちらは、母ヒナが飼っていた神聖な鳥、アラエ(Alae)です。こうして準備が整(ととの)うと、マウイはおもむろに魔法の釣り針を大海原に投げ込みました。釣り針はアラエを付けて [続きを読む]
  • 051 神話 釣り人マウイ(15. 他バージョン(1/2))
  • (前回からの続き)前回までで、「神話 釣り人マウイ」のお話しは、一通リ終わりました。しかし、他の口承神話と同じように、このお話にも若干異なるバージョンがあります。以下では、この神話のクライマックスの部分 「13.魔法の釣り針と聖鳥、14.ハワイ諸島を釣る」 を対象に、異なるバージョンを一つご紹介しましょう。家に戻りたかった兄弟たちマウイは兄弟たちと一緒に、カウイキ(Kauiki)の家から、漁(りょう)に出かけました(*1)。 [続きを読む]
  • 050 神話 釣り人マウイ(14. ハワイ諸島を釣る)
  • (前回からの続き)ハワイ諸島を釣るしかし、さすがにその魚にも疲れが出て、釣り糸に緩みが見えてきます(*1)。すると、マウイはすかさず、「もっと強く引いて!」 と大声で兄弟たちに叫びます。やがて、釣り上げられた海底が、大地となって海面に姿を現わしました。マウイは兄弟たち向かって、再び叫びます。「絶対に後ろを見るな! さもないと、魚が逃げてしまうぞ!」しかし兄弟たちは、とてつもなく大きいに違いない魚を、一目見たく [続きを読む]
  • 049 神話 釣り人マウイ(13.魔法の釣り針と聖鳥)
  • (前回からの続き)前回のお話し: 大口をたたくだけで全く釣れないマウイを見て、兄弟たちは「ウルア、いや、海の王者ピモエはどこにいるんだ?」と、マウイをからかいました。魔法の釣り針と聖鳥これを聞いたマウイは、遂に魔法の釣り針を取り出し、海に投げ込みました(*1)。餌は、マウイの母ヒナの神聖な鳥アラエ(Alae)です[解説]。マウイはその釣り針に向かって、呪文(じゅもん)を唱え始めました。「この釣り針に神の力を授けた [続きを読む]
  • 048 神話 釣り人マウイ(12.ウルアはどこだ?)
  • (前回からの続き)マウイがいないと釣れない?マウイを置き去りにした兄弟たちが釣ったのは、たった一匹のサメだけでした。それを見たマウイは言いました(*1)。「もしも自分が一緒だったら、もっとましな魚が釣れていたのに!--ウルア(Ulua)、ひょっとすると魚の王者ピモエ(Pimoe)だって釣れたかも知れない[解説 1]。」マウイと兄弟たちが出港そして遂に兄弟たちは、マウイを連れて漁に出かけることにしました。マウイと兄弟たちは、 [続きを読む]
  • 047 神話 釣り人マウイ(11.仲間外れのマウイ)
  • (前回からの続き)創世神話にあるように、マウイは母に言われて父のもとに行きました(*1)。そこで魔法の釣り針マナイアカラニを手に入れると、マウイは兄弟たちと漁に出ようとしました。ある日、兄弟たちが沖合に向けて、カヌーを漕ぎ出そうとした時のことです。彼らのカヌーの端に、マウイがいきなりピョンと飛び乗って来たのです。ことわりもなく乗り込んだマウイに、彼らは怒りのあまり大声で叫びました。「この舟は小さ過ぎて自 [続きを読む]
  • 046 神話 釣り人マウイ(10.創世神話クムリポ)
  • (前回からの続き)ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニは、ハワイの創世神話クムリポを英訳しました(*1)。その中で、「マウイの母はマウイを父のもとに送り、釣り針を持ち帰らせた。」 として、次のチャントを掲載しています(*2)。『 だから、お前の父の所に行きなさい!-- そこに、釣り糸と釣り針があるから。その釣り針こそが、天の神のためにしっかりと頑丈に作られ、マナイアカラニ(Manaia-ka-lani)と呼ばれるものだ。この釣り針 [続きを読む]
  • 045 神話 釣り人マウイ(9.ポリネシア全域で知られるマウイ)
  • (前回からの続き)広くポリネシア全域で知られるところで、マウイのように半神と呼ばれる神は、世界中の色々な国々にいます。その中でもマウイは、最も広範な地域で知られる半神、と言えそうです。実際、マウイが神話に登場する国は、ハワイだけではありません。ニュージーランド(マオリ族)、タヒチ、サモアなど、ポリネシアの多くの国々に、マウイ神話が残されています。そして彼は、火を発見するなど文化英雄として、また、精神的 [続きを読む]
  • 044 神話 釣り人マウイ(8.マウイの家族)
  • (前回からの続き)父と母は神々に仕える彼らの両親は2人共、神々に仕えていました。父は、天界に住む神々の厚い信奉者でした。そして母は、目に見えない世界、すなわち霊界、に通じる道の監視役でした。両親は、子供たちを養育するための手当てをもらっていました。しかし、その額はほんの僅かで、無いに等しいほどでした。マウイだけが魔法を使えた両親が神々に仕えていても、マウイの兄弟たちは皆、普通のハワイ人でした。家庭生 [続きを読む]
  • 043 神話 釣り人マウイ(7.トリックで獲物を横取り)
  • (前回からの続き)それー、 釣り糸を引け!マウイは必死の思いで、釣り糸を引き寄せ続けました(*1)。そして一方では、全力でカヌーを漕(こ)いで前方に突進させます。漁師たちは大声で叫びながら、お互いに励まし合っています。トリックで獲物を横取りそうこうするうちに、マウイのトリックにより、2人の釣り糸が絡(から)まってしまいます。そして兄弟の釣り針にかかった大きな魚が、マウイのカヌーのすぐ脇まで近づいたのです。さ [続きを読む]
  • 042 神話 釣り人マウイ(6.漁師マウイは厄介者)
  • (前回からの続き)釣り下手(べた)マウイマウイの漁師としての腕は、もう一つだったようです(*1)。そして、マウイと一緒に漁に出かけた彼の兄弟たちは、こう言います。「マウイのカヌーの隅にある獲物入れの中身だって、彼が自分で釣った魚だけじゃない。もともとは、ぼくらの釣り針に食いついた魚が何匹も入っているんだ。それをマウイの奴がトリックを使って、自分のカヌーに取り込んでしまったのだ。」マウイは兄弟の厄介者兄弟たち [続きを読む]
  • 041 神話 釣り人マウイ(5.最強の繊維オロナ)
  • (前回からの続き)釣り糸はオロナ製つる植物は、他の植物に巻き付きながら茎を伸ばしていきます。その茎は柔らかく引っ張りに強いので、紐(ひも)として使ったり、その繊維から撚(よ)り糸を作ったりしました。なかでも、オロナ(olona)の繊維を使えば、ハワイの島々の中でも、一番長くて強い糸を作れました。そして、このオロナの繊維を使った釣り糸は、ハワイの漁師たちの間に広く知られていました。この釣り糸を使えば、深海から超 [続きを読む]
  • 040 神話 釣り人マウイ(4. 神聖な釣り針)
  • (前回からの続き)兄弟たちは一流の漁師マウイの兄弟たちは、マウイよりも漁(りょう)が上手でした(*1)。彼らはサンゴ礁の外側の深い海に出て、より大きな獲物をねらいました。神聖な釣り針彼らは、骨や真珠母(しんじゅぼ)で釣り針を作りました。それは、細長くて真っすぐですが、先端部分ではU字型に曲がり、その先は鋭く尖っていました。そして骨や真珠母は、あらかじめ神に奉献されたものです。ですから、この釣り針には、特異な [続きを読む]
  • 039 神話 釣り人マウイ(3.サンゴ礁の魚たち)
  • (前回からの続き)サンゴ礁の斜面(礁縁部)サンゴ礁の深海側の斜面は、色彩豊かな紅藻類(こうそうるい)に覆われて、あたかも森のようです(*1)。この森に光が射しこむと、反射して色彩豊かな光の矢となり、押し寄せる波を貫いて突き進みます。サンゴ礁の魚たち美しい水たまりの深い所やサンゴ礁の下には、海藻の陰に隠れるように、ボラやレッドフィッシュが潜んでいます。突然、その隠れ家から飛び出したと思うと、獲物をねらう猟師の [続きを読む]
  • 038 神話 釣り人マウイ(2.サンゴ礁に集う)
  • (前回からの続き)潮が引くと人々が集う何百年も前から、地元の人々は、干潮になると海辺に集まって来ました(*1)。そして、潮が引いて浅くなった海を、歩いたり泳いだりします。その時は、注意深くサンゴの上を伝って歩き、サメが潛む深い場所を避けます。サメは人々にとって、恐ろしい敵であると共に、崇め奉る神でもありました。サンゴ礁のなか(内礁)に残る清らかな水たまりでは、取り残された大きな魚を槍で突いて捕ります。また [続きを読む]
  • 037 神話 釣り人マウイ(1.カウイキは神々の棲み家)
  • (新しいお話しの始め)カウイキの丘マウイ島ハナ湾の南側には、カウイキ(Kauiki)と呼ばれる丘があります(*1)。この丘は、ハワイでは戦略上重要な場所として知られ、長い間、砦(とりで)がありました。マウイ島の人々は、他の島からの侵略者を撃墜するため、幾度となくここで戦いました。さて、伝説によると、マウイの母ヒナ(Hina)の草葺きの家は、このあたりにありました。 彼女はここで樹皮を叩いてカパ布を作り、乾燥させていたの [続きを読む]
  • 036 神話 マウイが太陽を捕まえる(14.長い岩になったモエモエ)
  • (前回からの続き)マウイをあざ笑った男マウイが太陽を捕まえる前、「そんなこと出来るはずがない。」と、あざ笑った男がいました(*1)。これに激怒したマウイは、その男モエモエ(Moemoe)に次のように応じました。「俺が太陽と戦って奴を服従さたら、次はお前を殺してやる!」ラハイナでモエモエを見つる太陽との戦いを終えたマウイは、かつて彼をあざ笑った、モエモエを捜(さが)す旅に出ました(*2)。マウイは、島の東の端から西に向けて [続きを読む]
  • 035 神話 マウイが太陽を捕まえる(13.夏はゆっくり、冬は速く)
  • (前回からの続き)マウイと太陽が冷静に話し合うマウイと太陽が、冷静な話し合いを始めたのは、暫(しばら)く後のことでした。結局、2人の意見は、「太陽は規則正しく動くべきだ。」 と言うことで一致しました。そして、1年の中で、幾日かは昼を長くすることにしました。夏はゆっくり、冬は速くこの時以来、1年のうちの半分は夏の季節として、太陽はゆっくり動いています。一方、残りの半分は冬の季節とされ、この時期の太陽は速く [続きを読む]
  • 034 神話 マウイが太陽を捕まえる(12.命だけは助けてくれ!)
  • (前回からの続き)太陽を叩(たた)きのめす足を全部縛られてしまった太陽は、今度は、山の斜面を下りて海の向こうに戻ろうとしました。しかし、マウイはそれさえも許しません。マウイは太陽を捕まえたロープの端々を、大きなウィリウィリの木に固く縛り付けました。そして、そのロープを力の限り引っ張り、太陽の胴体を引きずり寄せたのです。それだけではありません。勇敢なマウイは、太陽の前で仁王立ちになりました。そして、お婆 [続きを読む]
  • 033 神話 マウイが太陽を捕まえる(11.太陽の足を捕まえる)
  • (前回からの続き)太陽の光の矢が射すマウイは、お婆さんの教え通リウィリウィリの木の根の間に穴を掘り、その中に身を隠しました。それから暫(しばら)くすると、太陽が放つ最初の光の矢が、山の斜面に沿うように射してきました。そうです、太陽が最初の足を出したのです。マウイは、その光の矢をめがけて素早くロープを投げ、太陽の足を捕(つか)まえました。最後の足を捕まえるその後も、山(クレーター)の縁から光の矢が射す度に、 [続きを読む]
  • 032 神話 マウイが太陽を捕まえる(10.お婆さんの教え)
  • (前回からの続き)お婆さんがマウイを嗅ぎ分けるお婆さんの目は、ほとんど見えません(*1)。そのため、近くにいるマウイの姿も、見ることが出来ませんでした。しかしお婆さんには、不自由な目を補う鋭い鼻がありました。そして、周囲の匂いをクンクンと嗅ぎ、1人の男がいることを突き止めたのです。太陽と戦う決意を語るお婆さんは、その男に向かって尋ねました。「お前は誰だ? 一体、誰の所から来たのだ?」マウイはお婆さんの目を [続きを読む]
  • 031 神話 マウイが太陽を捕まえる(9.お婆さんのバナナを盗む)
  • (前回からの続き)ウィリウィリの木をめざす母ヒナ(Hina)の話が終わると、マウイは早速ハレアカラ山頂に向かいました(*1)。そして、クレーターを囲む外輪山の尾根沿いに、母が教えてくれたカウポ・ギャップまで行きました。するとそこには、大きなウィリウィリの木がありました。そして、カラウヘレ・モアという名の雄鶏もいました。彼は、その雄鶏が鳴くのをじっと待ち続けました。お婆さんのバナナを盗む朝早く雄鶏が3度鳴くと、お [続きを読む]
  • 030 神話 マウイが太陽を捕まえる(8.ウィリウィリの木とは?)
  • (前回からの続き)[解説] ウィリウィリの木とは?前回のお話の中で、母は息子のマウイに言いました。「それではハレアカラの、大きなウィリウィリの木がある所に行きなさい。」このウィリウィリは、古くからハワイの人々の日常生活を支えてきました。その木の幹は軽くて浮きやすいので、カヌーのアウトリガーやサーフボードに使われました(*1)。また、その花や種を使ってレイ(装飾品)が作られました。ここでは、ウィリウィリの木につ [続きを読む]