story-of-k さん プロフィール

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story-of-kさん: Kの物語
ハンドル名story-of-k さん
ブログタイトルKの物語
ブログURLhttps://storyofk.exblog.jp/
サイト紹介文どっちでもない性のKが書く物語
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供24回 / 8日(平均21.0回/週) - 参加 2018/05/16 11:24

story-of-k さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 物語6ー②蛍
  • 日中は、たい焼き屋は仕事だから、Kは今までと同じように過ごしていた。が、昼を少し過ぎた頃、寝ているKのところにきて、無言で怒張したものを突き出した。 我慢できねぇんだよ。 わかるだろう? あんたの逝く顔が目の前にちらついちまって、仕事にならないんだ。 だから、休み時間にぬかねぇと続かないぜ、全く。そう言って、Kの髪を掴んで、無理やりKの口のなかに押し込んできた。そうし... [続きを読む]
  • 物語6ー①獣
  • Kはこの温泉にきて、もう何日経つのかわからないほどだった。日数なんかは数えていられなかった。Kは、お兄ちゃんと慕ってくれたあの女性のことを時々思い出していた。あの女性は、あっちの世界でお兄ちゃんと出会えたかもしれないな、と思った。これからの人だったのに、あんな男にやられての最後、無念だったかもしれない、とか。もう考えても仕方がないことでもあった。そうして、温泉に浸かり、粗... [続きを読む]
  • 物語5ー⑥エピローグ
  • 燃えた車の中から真っ黒こげになった男女が発見された。男は、その車と真珠の残骸から、ある組に所属する真珠というあだ名と男とすぐにわかった。女の方は、肺にススが入っていなかったことと、体に精液の反応があったことから、真珠に陵辱されて殺されたものと思われた。下から上ってきたトラックの運転手の証言で、山を降りてきた車は一台で、カーブの先端付近で、真珠が乗った車が谷底に飛び出してほどなく爆発... [続きを読む]
  • 物語5ー⑤真珠
  • 真珠は仲間と一緒に帰ることは考えていなかった。しかも、面が割れているのは自分だけだと、平気で言われた。もう半分の足を棺桶に突っ込んでしまっている自分だと思った。それなら、と、山に戻って、二人をやりながら過ごして死ぬことも悪くないなと、自暴自棄になっていた。さて、山の上でKは女性に介抱されて、意識が戻ってはいたが、体中に痛みがあって、簡単には動けそうもなかった。Kも女性もヘトヘト... [続きを読む]
  • 物語5ー④解放
  •  兄貴ぃー、いましたぜ。 やっぱり男でした、こいつ。仲間たちが、レンタカーの側に集まって来た。 なんだ女じゃないか。 しかも、お前、手が早いなぁ。 もうやったのか。 へへへ。 まぁ、俺は真珠だから。 兄貴、こいつ女装してましたぜ。 しかし、女装してなくても、この体だったら女に間違えるよなー。探偵は、嫌な予感が的中した。幾度となく、過去に、この探偵... [続きを読む]
  • 物語5ー③見つかる
  •  兄貴ぃ、いつまでここにいるんだよー。 あー、そうだったな。 つけているやつも釣られて上がって来るんじゃないかと思って待っていたんだが。 この時期だからさぁ、レンタカーだらけで、探すの大変だったよ。 でも、言われた車の色は1台だったんだ。でもよー、男じゃなかったんだよ、女みてえだったからさ。 おい、もう一回言ってみろ。 その車はどこにいた? ここに上がって来る途... [続きを読む]
  • 物語5ー②追跡
  • Kはタクシーで先回りをして駅に到着した。そして全ての意識を集中して殺気を探った。まるでレーダーのように。ほどなくして電車が入ってきたが、殺気はなかった。女性が乗った車両を見たが、誰も乗っていなかった。しまった。途中か。その駅にはレンタカー屋があったので、車を借りて、途中駅まで戻った。途中、白いワゴンとすれ違った。一瞬だけ殺気のようなものを感じたが、今は確実に探... [続きを読む]
  • 物語5ー①連れ去り
  • 女性は夢をみていた。お兄ちゃんとの昨夜までの交わりは、到底忘れられるものでもなく、とても刺激的だったから。スカートから出た足に手が置かれていた。全てを出し切っていたから肌の状態がよかった。その肌をざらついた手が触っていた。太ももの内側に沿って、徐々に上に上がってくる。女性は、お兄ちゃん、もっと、と言って、足を広げて触りやすいようにした。迂闊だった。スカート... [続きを読む]
  • 物語4ー⑧殺気
  • 駅まではタクシーを使った。お互いにすっきりしていた。駅に着いた。 ありがとう、お兄ちゃん。 本当に、ありがとうございました。 また、また、会えますか?Kはにこやかに、言った。 お兄ちゃんは死んだんだよ。 はい。わかってます。 でも、新しいお兄ちゃんができました。そう言って、ニコってした。 いろんな人の痛みがわかる、優し... [続きを読む]
  • 物語4ー⑦愛撫
  • 心に思っただけだと思った言葉が声にも出てしまっていた。 おにいちゃん。次の朝。お互いに全裸で抱き合って目が覚めた。外は雨だった。これからまた駅まで歩いていくのが嫌になったKは、もう1日、このモーテルで過ごすことにした。もちろん女性は嬉しかった。 おにいちゃん、って、もしかして、とK。女性は、今までの生い立ちを話始めた。Kと出会うところまで。 そう... [続きを読む]
  • 物語4ー⑥原点回帰
  • その後、女性は高校に進学、その村を離れた。お兄ちゃんを救いたい、そういう決心の元、看護系に進路を定めて苦労して看護婦になった。今回、その村を訪れるのは、看護師になって落ち着いたから、当時を思い起こすように原点回帰したいと思ったからだった。でも、実家に帰ると、父が一人残っていて、歓迎してくれると思ったが、ギラギラした目で娘を見ているだけだった。母はずいぶん前に他界し、今は父だけが近... [続きを読む]
  • 物語4ー⑤幼い記憶
  • Kは女性が口にした「おにいちゃん」という言葉を聞き逃さなかった。Kのなかで何かが蘇った。遠い遠い忘れていた記憶。幼い頃の。それは女性にしても同じだった。この女性は、あの温泉がある山の温泉とは反対側にある村で育った。中学まではそこで過ごしたが、高校からは遠い街に移り住んでいた。その村には高校がなかったから。女性は自分が一人っ子だとずっと思っていたが、ある日、両親... [続きを読む]
  • 物語4ー④宿
  • きっかり2時間で女性を起こした。そろそろ起きる時間だし降りる時間だ。次の駅は鄙びた街の中にあった。果たして約束通り、宿はあるだろうか。駅を出てすぐのお店で宿について聞いた。少し歩くけれど、モーテルがあると教えてもらった。女性に、モーテルが今夜の宿だ、とだけ言った。女性は少し複雑な表情をしたが、特に何も言わなかった。少しと言われたが、かなりあった。こういう街の... [続きを読む]
  • 物語4ー③次の地へ
  • それからしばらく、二人並んでお湯に浸かっていた。女性はもう泣き止んでいた。さらに30分浸かっていたが、やがて女性から上がった。Kもそれに続いた。タオルを女性に渡して、服を着て外に出た。外は日が高かった。Kが持っていた水筒でお互いに水分を補給して、着た道を戻った。もう何もしゃべらなかったけれど、女性はとてもいい表情をしていた。バスを待って駅... [続きを読む]
  • 物語4ー②秘境
  • しばらく歩くと分かれ道になった。山頂に向かう道と、沢に降る道のようだった。登り道は、石ころが増えてきていた。 どっちに行ったらいいのかしら。 下かしら。比較的足元が楽そうな沢方面に降りて行った。しばらく歩くと平坦な場所に出て、さらに行くと森の影に小屋が見えた。人の気配はないが、なんとか休めそうな気がした。戸をガタガタさせながら開けると、暗がりの中に「温泉... [続きを読む]
  • 物語4ー①出会い
  • Kは、本当に当て所のない旅に出かけていた。まずは、今まで出かけたことがない場所に行こうと、山がある方向の電車に2時間乗った。きっかり2時間の次の駅で下車し、その駅前からバスに乗るつもりでいた。バスの行き先は、駅の案内板で、温泉がある場所を見つけていた。Kは最初から大きな荷物は持たなかった。2、3日の着替えだけを詰め込んだ小さいバッグを担いでいるだけだった。見た目は、長... [続きを読む]
  • 物語3ー⑥新しい生活
  • 女は、看護婦にそんな風に触れられて、疼きはじめていることに気がついた。愛撫に近かったから。そうして10分も触られた後、ふと、目と目があった時、どちらからともなくキスをすることになった。もう、後は、なるようにしかならない。30分枠のお風呂が1時間もかかってしまっていた。それから毎日のように日中にお風呂に一緒に入っては、まさぐり合った。看護婦は最初からレズっ気があったわけではなかっ... [続きを読む]
  • 物語3ー⑤日常へ
  • 秘境の温泉で2ヶ月間を過ごした。質素な食べ物と環境は、2人がじっくりと回復するには十分すぎた。元気になってくると、秘境の温泉だけでは満足できなくなってくる。Kは相変わらず、言葉少なく、女に素性を知られることはなかったし、Kも女の素性には興味がなかったから知らなかった。でも、このままでよい訳はなく、次のステップに移る時がきていると思っていた。Kはともかく女は、ひとりの女として... [続きを読む]
  • 物語3ー④逃亡
  • ほどなくして、2人の男が入ってきた。ひとりは、もう死んでしまって、映画館でKに声をかけたあの男と、一緒に映画館でKを弄んだ仲間の男の2人。仲間はどうやらこれだけと思われた。あの男が仲間に簡単に説明したが、仲間は、なんだ、今度は、仕掛けるやつが仕掛けられたってわけか、とんだ手間をとらせるやつだったな。今晩、捨てに行くから車を2台用意しとけ、そう仲間の耳元でささやいて部屋を後にし... [続きを読む]
  • 物語3ー③趣向
  • Kを抱いていた女が声をかけてきた。ねぇ起きている?あんたはだぁれ? どこから来たの? 何者なの?あたいはさぁ、薬漬けにんされて、さんざんやられて、今こうしているんだけど、あんたも今のままだとおんなじようになっちゃうよー。 いつから?あー、初めてしゃべったねぇ。ふふふ。あんたしゃべれるんだねぇ。いつから、って、もう忘れた。ちょっと家で喧嘩して、ぷいって飛び出し... [続きを読む]
  • 物語3ー②監禁
  • Kは職業柄、手錠だろうが足かせだろうが、意外に簡単に外せるけれど、さすがに檻だけは出られない。さらに、檻の外には、身体を機械のようにしてしまうような器具が置いてある。やるためだけの身体になってしまう。そこにくくりつけられたら、死ぬまで逃れることはできないだろう。そして、Kは日々とっている薬を何日も欠かすと、命に影響がでてしまう。普段から体力よりも知力が秀でているけれど、薬が... [続きを読む]
  • 物語3ー①時間をつぶしに映画館に
  • 自宅で時間を過ごすのも、メンタル的によくないので、映画でも見に行こうかと出かけた。相変わらず、何も持たず、チケット代と千円札一枚をポケットにねじ込んだKだった。服装も、男とも女ともつかない微妙な格好だった。スカートではないジーパンにした。下着だけは女性ものにした。もうその方が楽なので。映画はなんでも良かったけれど、アクション系にした。騒がしいのもたまにはいいかな、と思って。... [続きを読む]
  • 物語2ー⑬終章
  • K子はKと一緒に暮らせると思ったかもしれなかったが、実際にはそれは難しいとKは思っていた。そもそも部屋は別々だった。K子の部屋はアパートの一室を与えられたままだったし、両親の部屋はそのままだったし、KはKの家に住んでいたから。KはK子とはソウルメイトではあったから、心と心は通じていて、お互いに相手を感じることはできていたので、住む場所が同じである必要はなかった。ただ単に、両親... [続きを読む]
  • 物語2ー⑫父親
  • さて、Kだけど。K子の父親も母親も、もう救いがたい状況になっていたけれど、K子を救おうかどうしようか、Kは迷っていた。もう高校は卒業して次のステップに入っていくし、一人での生活も可能ならば、その体験を考えて、K一人では対応できないと考えれば、K子はそのままでもやっていけるかもしれない、という考え方と、やはり放ってはおけない、もう少し一人で歩けるようになるまでは、面倒を見る、か、と。... [続きを読む]
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