たぬ吉 さん プロフィール

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たぬ吉さん: 聞き屋のたぬ吉
ハンドル名たぬ吉 さん
ブログタイトル聞き屋のたぬ吉
ブログURLhttp://tanukichi.hatenadiary.com/
サイト紹介文小説、希死念慮、ADHD、愛着障害、存在理由、生きる意味、amazarashi
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供44回 / 87日(平均3.5回/週) - 参加 2018/05/17 09:36

たぬ吉 さんのブログ記事

  • 【酷評】映画『未来のミライ』に抱く一抹の違和感
  • 夏の暑さも手伝って、只今絶賛引きこもり中である。暑さ云々以前に、今の生活環境では時間が腐るほどあるので、先週あたりまで家と図書館を往復するだけの日々が続いていた。本が大量に置いてある上に涼しくて、しかもすごく静かで快適とあって、僕にとっては楽園のような場所だった。ただ、日がな一日無心で読書をしていても、インプット出来る総量には限界があることを知った。こうも連日貪るように活字に触れていると、まるで使 [続きを読む]
  • 「後のものが先になり、先のものが後になるであろう」
  • 僕が昔預けられていた児童擁護施設には、敷地内にキリスト教の小中学校が併設されていて、山の上にはプロテスタントの教会が建っていた。施設の職員のおよそ半数はクリスチャンで、毎週木曜の夜と日曜の午前中には施設内の子供と職員が全員集まり、教会で礼拝がおこなわれていた。礼拝では聖書を読み上げる時間があった。聖書のどの箇所を読み上げるのかは事前に決められていて、各部屋の子供たちが順番で担当するのだけど、中学 [続きを読む]
  • 自分の言葉を探す旅
  • 今朝、AIR-J'氏と神原さんの以下の記事を立て続けに読ませていただいた。airj15.hatenablog.commituteru66.hatenablog.com自分もちょうど昨日こんなツイートをしたばかりで、二人と似たようなことを思っていたのだった。マウンティングのつもりか何か知らないけれど、ある人物がこれまでと異なる手段で文章の世界を見下し始めた。僕が拠り所としているのも、きっと分かっていながら。— 聞き屋たぬ吉 (@kikiya_tanu) [続きを読む]
  • 映画『万引き家族』に息を飲む
  • 水曜日の夕方、立川駅で万引き家族を観た。予告編を見た人であれば、この映画がハッピーエンドになるはずがないということは、もれなく予想していたに違いない。僕もはじめから「この家族がどのように崩壊するのか」という点に注目しながらスクリーンを見つめていた一人である。 物語は父親と息子らしき二人がスーパーで万引きをするシーンから始まる。戦利品を片手に帰路につく途中、あるアパートの前に座り込む少女に偶然出会う [続きを読む]
  • 低脳先生の犯行声明と、殺される僕の心
  • おいネット弁慶卒業してきたぞ改めて言おうこれが、どれだけ叩かれてもネットリンチをやめることがなく、俺と議論しておのれらの正当性を示すこともなく(まあネットリンチの正当化なんて無理だけどな)俺を「低能先生です」の一言でゲラゲラ笑いながら通報&封殺してきたお前らへの返答だ「予想通りの展開だ」そう言うのが、俺を知る全ネットユーザーの責任だからな?「こんなことになるとは思わなかった」なんてほざくなよ?ただ [続きを読む]
  • amazarashi Live Tour 2018「地方都市のメメント・モリ」
  • おととい中野サンプラザにておこなわれたツアーファイナルに、お世話になっている友人と二人で行ってきました。実は僕らにとって今回のamazarashiが初参戦のライブだった訳なんですが、噂に聞いていた通り、秋田氏の美しい歌声とタイポグラフィに終始圧倒されっぱなしの2時間でした。せっかくなので、興奮冷めやらぬうちにライブレポートを書いてみたいと思います。ーーーーーーーーーーーーーーーー【セットリスト】1.ワード [続きを読む]
  • 震災で浮かび上がる仮想現実
  • 東日本大震災で都心の交通網が完全に遮断されたとき、「予想外に繁盛したのが自転車屋さんだった」という話を知人から聞いたことがある。彼曰く、地震発生から二時間後に新宿区内で自転車を買おうとしたところ、すでに店先には大行列ができており、安価なママチャリなどは売り切れ状態だったそうだ。五時間ほど歩いて帰ったというから、まさに風が吹けば桶屋が何とやらである。戦争で武器屋が儲かるのと同様に、“未曾有”の震災 [続きを読む]
  • 午前三時の水銀灯
  •  地元の駅に着いたのは、すでに日付けが変わった頃だった。 お腹が空いていた。何か買って帰ろうと駅前のコンビニに寄ってはみたものの、食べたいと思うものが皆目見当たらない。棚に並べられた弁当類はどれもいまいちだし、パンも惣菜もおにぎりも、何もかもそそられない。仕事で精神的に疲れているせいだろうか。 そんなときは何も考えないほうがいい。 僕は無心になって、適当なカップラーメンとサラダと缶ビールをカゴに投 [続きを読む]
  • ギャップのある人
  • 先週火曜日の夜、ブログ仲間のけーみさんと国分寺でリアルをした。改札前で先方を発見して駆け寄ると、開口一番こう言われてしまった。「あっ、よかった!想像してた人と全然違いました!」僕のブログの雰囲気から、かなり暗い人物を想像していたらしく、ヤバイのが来たらどうしようと本気で心配していたのだという。たしかに最近の文章は明るくないから、そう思われるのも無理はない。本当はメンヘラなんだけど、リアルのときはで [続きを読む]
  • ある朝に、思うこと
  • 五歳児が虐待死した事件。殺した両親の子供時代まで想像できる人間は少ない。彼らがまた五歳の頃、その両親にどんな扱いを受けていたか、我々はもう知るすべもない。泣き叫んでいたのはきっと彼らの心も同じで、ギリギリのところで生かされ、殺されなかった彼らもまた、誰かの被害者なのかもしれない。— 聞き屋たぬ吉@6/22地方都市のメメント・モリ (@kikiya_tanu) 2018年6月9日どうして子供にネグレクトや虐待をしてしま [続きを読む]
  • 登山家の冒険は続く
  • 前回更新した記事が、はてな公式ツイッターでおすすめ記事として取り上げられたこともあり(神原さんが教えてくれるまで知らなかった)、土日の二日間だけでPV数が過去最高の3400を記録した。tanukichi.hatenadiary.comやはり世間的にセンセーショナルな内容だったのか、生活保護については予想以上に関心が高いようだ。恥も外聞もかなぐり捨てた甲斐があったと思う。実は一件だけ、成瀬優さんという名前の方から「人の金で生 [続きを読む]
  • 生活保護を申請した話
  • ひい、ふう、みい。財布の中身をベッドの上に並べてみると、そこには折目のついた三枚の千円札と、鈍く光る小銭が数枚あった。家に貯金箱なんてものは存在しないので、紛れもなくこれが全財産である。とち狂ったように届く請求書の山とそれらを交互に睨んでみるが、蓋しどう足掻いても詰んでいる。八方塞がりとはまさにこのことだった。背水の陣で臨んだ生活保護費の申請は、結論から言うと僅か九日ほどであっさり通った。昨今の [続きを読む]
  • 存在を証明する方法
  • 「断捨離の極意は何を捨てるかではなく、何を残すか」と話すのは、片付けコンサルタントで有名な近藤麻理恵さんだ。近藤さんは自著で「ときめきを感じるものだけ手元に残し、感じないものは処分する」という、至極シンプルな断捨離術を、世の中の片付け下手なマキシマリストたちに提唱。2015年には世界で最も影響力のある100人にも選ばれたとあって、リバウンド率0%はなるほど頷けるものがある。特に書籍に関しては全捨てを推奨し [続きを読む]
  • 虹色の優しさに包まれた、東京レインボープライド2018
  • ゴールデンウィーク最終日の6日、ヤシュウさんとりきまるさんとAIR-J'さんと共に東京レインボープライドに行ってきた。結論から言ってしまうと、とても賑やかで楽しかったはずなのに、返って僕は自分自身を見失ってしまったような気がした。このイベントを心の底から楽しめるようになるには、もう少し時間がかかるみたいだ。誰かがブログに書いていた。TRP2018に参加したことで、こんなにたくさんの当事者がいることを知り、 [続きを読む]
  • 白黒思考で、もがき続けるのだ
  • 近頃けっこうな頻度で死にたくなるんだけど、世の中にはそれと同じくらい、ふいに人を殺してみたくなる人がいるらしい。彼曰く、罪に問われてしまうから鳴りを潜めているだけで、その欲望は常に抱えているのだと言う。そんな話を目の前にして「その手があったか」と思わず膝を打った。禁忌に触れて、試しに好きなように自分を殺してもらえないだろうかと、危うく頼んでしまいそうになった。そのくらい本気で病んでいるのだ。人の [続きを読む]
  • ユータロさんへ
  • 僕のコメントが消されてしまったようなので、念のためこちらにも記しておきます。yutaro.hatenadiary.com〉筋肉とセックスだけでない知的な面もなくてはいけない〉結局は異性愛者が羨ましくて云々〉今どき異性愛カップルだって簡単に離婚する世の中だからこんなにわかりやすく僕の過去記事から引用して、遠因かもしれないとはよく言ったものです。完全にこちらに対するアンチテーゼだと受け取りました。改めて申し上げます [続きを読む]
  • 生きているのが辛いのは、きっと僕も同じだ
  • 比較は不幸の始まりだと自分に言い聞かせて生きているけれど、それももうどうしようもないところまで来てしまった気がする。友達と遊んだとか、美味しいものを食べたとか、きれいな景色を見てきたとか、常にキラキラしたものを発信できる人たちが心底羨ましい。こちとら友達と遊ぶなんて月に一回あるかないかで、未だに基本的な人との距離の取り方がわかっていない。一度絡んだことがあるのに「はじめまして」とか言ってしまったり [続きを読む]
  • 自虐的だった片想いと過呼吸の話
  • すっかり治ったと思っていた過呼吸が、最近とみに頻発するようになってしまった。先週から既に三回も出ていて、自分の中ではいささか深刻な状況だったりする。最後に過呼吸になったのは、たしか三年以上前のことだったと記憶している。それ以来はすっかりご無沙汰だったものだから、過呼吸の存在自体忘れているほどだった。それがここへ来て再発したのは、精神的なダメージがいろいろと重なったからなのだと思う。特に二回目の過呼 [続きを読む]
  • 感情が爆発した一週間のこと
  • 「困ったことがあったら何でも言えよ」事あるごとに、奴はそう言った。奴とは職場の上席で、センター全体の責任者のようなポジションの人間だ。57歳、詳しい役職は知らない。任侠映画のヤ〇ザのような薄茶がかった眼鏡姿で、おまけにこちらの名前は呼び捨てなものだから、パワハラの予感がしてひどく警戒していた。しかし関わるうちにそこそこ冗談も飛ばす人だとわかり、“やや昔気質だが情に厚く、気立てのいいオッサン”という [続きを読む]
  • 月曜日に殺される
  • 会社をずる休みした理由はよくわからない、月曜の朝は、よくあることテレビの向こう側に映るのは山間に爆発したように咲き乱れる、桜の群仕事になんか行ってられないあの場所に行こうと思った山手線で乗り換えて、滑るように、千代田線半年前まで住んでいた足立区へ北千住の駅前に降り立てば足早に向かう、通い慣れた道パチンコ店の大仰なマイク音がドアが開くたび、耳を劈くように漏れ聞こえ [続きを読む]
  • 僕らと世界の不協和音
  • ノンケを好きになってしまう状況って、なかなか辛いものがありますよね。最近更新されていた件の記事をいくつか拝読しましたが、下手なBL小説なんかよりよっぽどリアルで、まっすぐで、純愛そのものです。特に告白後のくだりを読むときは、画面をスクロールするのも緊張してしまいます。自分は人一倍感受性が強いので、そうした文章に触れるたび、自然と目頭が熱くなってしまうのです。そんなわけで、今回はゲイとノンケの恋愛 [続きを読む]
  • with news
  • 今日からwith newsにて、LGBTに関するイメージについての連載が始まります。この記事は昨年末にツイッター上で実施されたアンケートが元になっていて、かく言う僕もこれに回答した中の一人です。 withnews.jp 何のご縁か、実はこのアンケートに回答したことがきっかけで、朝日新聞記者の原田っちさんから一月中旬頃に取材の申込みを受けました。本当に自分なんかでいいのだろうかと一瞬迷いましたが、もしかしたらこんな機会は一生 [続きを読む]
  • 発達障害ブームの功罪(3)
  • 眩暈がするほどの副作用にいよいよ耐えきれなくなった僕は、直ちに薬を止めたい旨を申し出ました。このまま治療を続けたところで、根源的な改善は見込めないのではないか。自分の中でそう確信してしまったのです。すると森井先生は短くこう言ってくれました。「尊重します。」僕が何か意思を示したときに否定せず見守ってくれる柔和な対応だったり、話している途中に泣いてしまったときの冷静さだったり。そういうものにいつも [続きを読む]