hoshidama さん プロフィール

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hoshidamaさん: DayDreamNote by星玉
ハンドル名hoshidama さん
ブログタイトルDayDreamNote by星玉
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/daydreamnote
サイト紹介文創作ノート。幻想的なお話、詩、気まぐれに日記など載せています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供26回 / 25日(平均7.3回/週) - 参加 2018/05/22 16:36

hoshidama さんのブログ記事

  • 雨、よく降りますね。降っても降らなくても傘は毎日のように、持って出かけます。頭上から降ってくる落ちてくる水やら熱やらから守ってくれるしほんのりとからだやかおを覆ってくれそうだし傘のちからは偉大。今日、傘売り場に立ち寄ったらステキな傘がいっぱい。新しい傘、ほしいなあ。今日は「傘の日」だそうです。何年か前に「パラソル」という短い小説を書きました。 [続きを読む]
  • お知らせ
  • 〜「星玉幻想story帳」としてこちらにアップしていた作品につきまして〜読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。まとめたものを、紙書籍として出版することになりました。それに伴いまして、記事(作品)を一部、非公開にします。出版の詳細はまたお知らせしたいと思います。興味を持っていただけたら、嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。 [続きを読む]
  • #100.彼方
  • 【彼方】船は星の海を往く。甲板に立ち手紙を風に乗せると紙片はしばらく海面を舞い、波にのまれた。見つめる星がひとつふたつ海に流れた。楽士の旅人が降る星に合わせ、弦を弾く。流星の彼方をのぞむのはそれぞれの歌があるからだと星夜の旅人は奏でる。歌言葉をたずさえ彼方に向かおう。星の瞬きが永遠になるよう。 [続きを読む]
  • #99.霧笛
  • 【霧笛】海の方角から霧笛が聞こえた。昨夜書いた手紙は手に握ったまま。霧の星で過ごした記憶を文字にしたのだ。が、送る当てはなかった。霧の星夜は一晩のうちに薄れ消える遠い日々だのに。遠ざかるほどそばに寄せるものがあることを知ったのはいつだったか。あの笛が道行の標だと覚えた時はいつだったか。 [続きを読む]
  • #98.欠片
  • 【欠片】海に向かい川辺を歩く。川面には星の欠片が浮いていた。土星の人との別れ際、欠片を半欠片ずつ分け合った。それはとても小さく軽く、ずっと握っていたと思っていたのだが、いつの間にか手の中にはなかった。瞬きの間に流れ消えるものたちは時を経て仄かな星灯りとなるという。この星のお伽話だ。 [続きを読む]
  • #97.晩鐘
  • 【晩鐘】鐘が鳴る。あれは星の終わりに鳴る鐘なのですよ、とこの地の詩人が教えてくれた。この星は無くなるのですか、と訊くと詩人は頷き港へ行き船に乗りなさい出航は間もなくですよ、と助言をくれた。詩人はここに残ると言う。星が消えるまで終わりの鐘を聞き、詩を歌うのだと。 [続きを読む]
  • #96.薄荷
  • 【薄荷】星の最北端岬に薄荷猫の茶店があるという。吹雪の中氷の道を進むと岬の先端に小さな建物が見えてきた。強い風に乗って薄荷の香りが漂ってくる。薄荷猫が作る茶は泣き声を歌声に変えるのだと岬の鳥に教わった。凍ってしまった声が溶けて忘れた歌を思い出すこともまれにあると。 [続きを読む]
  • #95.氷歌
  • 【氷歌】凍った道を歩く。天からひっきりなしに氷粒が落ちてくる。震えながら歌唄いの羊に教わった歌を思う。羊が暮らす星の季節は殆どが冬だった。寒風の草原で羊は歌を作り歌う。生まれたとたん消える歌なのですよ、と穏やかに笑い。柔らかな歌は旅人に残り過ぎた冬が氷粒となって体を打つ。 [続きを読む]
  • #94.遙
  • 【遥】真夜中スープを温めていると鳥が飛んできた。どこから部屋に入ったのか。夢を糧に飛ぶ鳥らしく今夜の夢を譲ってくださいと言う。今宵は夢だしこのスープも夢ですよと教えると鳥はスープをついばみ飛んでいった。遠くかすれた声に呼ばれた気がして目を覚ます。あれは夢を食べた鳥の遥かな叫びなのだろうか。 [続きを読む]
  • #93.蜜
  • 【蜜】飴色の壺を抱えたキツネとすれ違う。「何が入っているのですか」と問うと星樹の花からとった蜜だと言う。「傷みの治療に使います。いかがですか」と一匙分けてくれた。蜜から香る花香はどこか懐かしく傷にひどく染みた。礼を言う間もなく「奥で待っている者がいるので」とキツネは森の奥へ奥へと軽やかに駆けていった。 [続きを読む]
  • #92.気泡
  • 【気泡】港の待合で魚は船を待っていた。魚は泳げない。なので船に乗り、海を渡る。魚が好む気泡水を買い求め待合の椅子に座って一緒に飲んだ。待合の窓から見える流星を数え気泡水を口に含む。出航の時間、「泡ひとつ消える間に、おおかたの星は流れて見失われます」誰にともなく魚はそう言い、船の中に姿を消した。 [続きを読む]
  • #91.湖底
  • 【湖底】記憶が沈むという星の湖を訪ねた。記憶は糸になるのか。湖底には様々な色様々な長さ様々な太さの糸が絡み合っていた。見覚えのある糸がある。手を伸ばす。が、深い底の微かな糸に辿り着くことはできず。濡れた指が凍え、氷の季節を知った。この季節もやがて糸となり氷下に沈むことを湖底の魚たちは各々に説くのだった。 [続きを読む]
  • #90.砂丘
  • 【砂丘】砂と海の星で砂地を歩く。足を止めるとすぐに埋もれてしまう。小高い場所に立ち霞んだ海を眺める。風が強い。揺らぐ体にしぶきがかかる。大粒の雫が砂に落ちた。鳥の涙かあるいは星の空が見せる虚ろの一滴だろうか。砂の霧が星を覆う。風にさらされる祈りの言葉が遠い星に旅立てるよう過ぎたものたち埋めよう。 [続きを読む]
  • #89.炎
  • 【炎】星樹の小枝を手に丘を登る。夜、頂上では星間船を見送る火が焚かれる。今夜の便は大型船だ。星の港から大勢が乗り込んだ。船影が水平線にさしかかると各々が持ち寄った枝に火を付ける。連れや友や恋人や思いを寄せる者たちを送り出す炎は航跡を追うように高く高く赤く赤く一晩中。 [続きを読む]
  • #88.灰
  • 【灰】手紙を燃すため落葉を集めて火を付けた。銀の星に住む人にあてて何通か書いたのだが暫く窓のない宿に籠もっていたので銀の星が流星となり流れたことを知らなかった。「あてのない手紙は落葉と燃せば宙を舞う銀色の灰になって星に近づきます」昨夜遠い星に向かった手紙配達屋のヤギにそう教えてもらったのだ。 [続きを読む]
  • からっぽのわたしたちは
  • そこに何もないことに肩を落とし身を寄せて寄せるだけではまた何もないことに気づきわたしたちはからだを離したひとりになったこころはひとりぶんとひとりぶんとひとりぶんとひとりぶんの空洞をかかえ街をさがし山をさがし川をさがし学校をさがし図書館をさがし博物館をさがし大通りをさがし裏通りをさがし路地をさがし酒場をさがし寺院をさがし墓場をさがし森をさがし空をさがし砂浜をさがしきのうをさがし夜をさがし夢をさがしそ [続きを読む]
  • じゅもん
  • じゅもん があればいいのに行き着いた場所でたおやかにおだやかに息をするじゅもんがあればいいのに [続きを読む]
  • 情動と灯り
  • そのこともあのこともあなたのこともあなたとわたしのこともうれしかったとてもうれしかったそしてこわかったとてもこわかった生きて、出会って、別れて関わりの中で意気地と覚悟の足りなさを思い知ったかなしみ、おそれていることを見せてはいけない、とは誰から教わったことなのだろうたかがこんなことこんなことこんなこと、といいきかせては小さくほのかな灯りを立てた消えていく灯りを立てながら言葉をさがし情を求め 行き場 [続きを読む]
  • 夕焼け
  • 夕焼けを見るとどこかへ帰りたくなるのはなぜ。どこで見ていても(家にいても)帰りたくなる。さあ帰ろうかあ。どこへ帰る?ここから夜に向かうスピードがすごい。 [続きを読む]
  • カラカラ
  • こういうカラッとした日には湿った思い出など乾かすとよいです。ドライメモリー。ああ⁉?あーーしまった。ドライレーズンドライプルーンドライトマトさかなの干物などなど……乾かすとますます味や栄養が濃厚になるのだった。濃厚メモリー。カラカラに乾いていくことで何か大事な成分が加わるのか失われるのか。何か特別なスパイスが加わるのか失われるのか。乾燥は敵ではないと思いたい。 [続きを読む]