tachibanahako さん プロフィール

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tachibanahakoさん: 箱草子仮名手本。
ハンドル名tachibanahako さん
ブログタイトル箱草子仮名手本。
ブログURLhttps://showrunner-hako.themedia.jp/
サイト紹介文飛沫のように浮かんではパチン、と消えていく。 その「束の間」にピンを指して標本にしてしまおう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 23日(平均8.2回/週) - 参加 2018/05/24 00:56

tachibanahako さんのブログ記事

  • 青春は、ないものねだり。
  • ときに、芥川龍之介の代名詞として『敗北の文学』と言われることがある。そして痛さ全快だった十代の終わりに、私は「芥川龍之介を好きになろう」と決めた。自殺した二枚目の文豪を好きな自分、というブランディングがしたかったんだろうと今になって分析してみるとわかるのだ。実際、芥川の文章は美しく、丹念に言葉を吟味されて選ばれたいわく「玉(ぎょく)のような」きらめく文章だった。すぐに魅了され、食費を削って当 [続きを読む]
  • 「ムダメシ」をたらふく食ったかどうか
  • 学歴に人生は左右されるだろうか?ずっとたぶん、この問いに対して明確な答えを持たなかった。しかし個人的な体験と他者の事例を観察して行きついた答えは、「最初の就職」は、学歴に左右される。しかし、その後は個人に左右される。ということ。学校を卒業して最初の就職などは、学校名だけでアタックする権利すら与えられないことなんてよくあるお話。ましてそこに女性であったらなおさら。悲観論ではなく、実際そうだった [続きを読む]
  • 汚れっちまった悲しみに
  • 郵便ポストにふくらみのある白い封筒を見つけ、宛先に見覚えのある名を認めて、心臓がぎゅっとつかまれるような思い。あれほど待ち焦がれ、いつか待つのを諦めたそれは、手紙を出してから早くも半年がたち、私のなかでの記憶も薄れてきた頃に、突如現れたのだった。 photo by daoroポストから部屋に持ち帰っても、おそろしくて封を開けるのにたまった仕事を次々と片付け、結果3時間も費や [続きを読む]
  • 八百万(やおよろず)の「おじさん化」
  • 「それは、適応術のひとつですよ」と言ったのは同年代のアートディレクターだ。何の話かって言えば、わたしだ!!笑 photo by Nina Matthews Photography20代の後半まで勤務していた結構大きな広告代理店で、24歳くらいの頃、会社は数年後に大きな変革を迎える前夜のような時期でいろいろと牧歌的な面が多々見られた。たとえば、定年を控えた世代…、つまり高度成長期を、働き盛りとして支 [続きを読む]
  • あたし、生まれ直したお誕生日におめでとう。
  • ふふふのふ、と。今日は個人的な記念日です。それは、私がもう一度生まれた日。もう一度、生まれることを許された日です。5時間だったか8時間だったかの手術を終えて家族を想像できる最大の悲しみと不安の底に突き落として私は生還しました。全身麻酔が切れゆく、夢うつつの世界で観た、たくさんの幻影のうち忘れられない光景があります。 その日一滴も水を飲ませてもらえなくて、手術が終 [続きを読む]
  • その洋服が自分を苦しくさせる
  • 「着たいお洋服と似合うお洋服は違う」。これは私が気に入ってよく使う表現のひとつだ。使うシーンは、ファッションの場ではないのだけれど。仕事の適正のことなのだ。 photo by Fede Racchiそれこそ20代の終わりから、30代の半ばあたりの自分も「苦もなく簡単にできると思っている仕事」には価値がないと思っており、反対に、「血のにじむような努力をしてこそ仕事」と思い込んでいた。け [続きを読む]
  • 誰かの期待になんて、応えなくていい
  • 「みんな、どうしてそんなに不安なんだろう?」と、若手の子たちの話を聞くたびに感じる。「ちょっといいですか?」「少しお時間ください!」ってたくさんの子が私に何かをもらいたがっている。 photo by MariusBoatcaもちろん、進行中の仕事のことで相談を受けるわけだけどよくよく聞いていると根底にあるのは「期待に応えたい」「がっかりされたくない」「恥をかきたくない」という強烈 [続きを読む]
  • あたたかな雨、ピアノの調べ
  • 新聞と珈琲。あたたかい雨とピアノ。ドーナツとミルク。ふっと思いつくままに並べた、とっても相性のよい組み合わせのもの。新聞もデジタルが派閥を拡大中だけれど、私はあの大判の紙をゆっくり丹念に読み込むのを愛している。拡げるだけ広げて、まずは「さあ、どうしてやろうか」と言わんばかりに真上から見下ろし飛び込んでくる見出しを吟味する瞬間。ゆっくりと繰る紙ならではのひと時に、ブラックの珈琲がとてもよく合う [続きを読む]
  • 正しく枯れてゆきたい(笑)
  • (閑話休題)「得意技、意思決定」な自分は、いつの間にか、友人知人のほとんどが社長さんや事業主ばかりとなっている。というか、自分自身も一度起業を経験して現在はフリーランサーなのだけれど関心事の真ん中が、マネジメントになってから必然的にそういうネットワークになっていったのかもしれない。けれど無自覚ではあった。 photo by Eva Rinaldi Celebrity and Live Music Photogra [続きを読む]
  • アースカラーとアイボリーの部屋で
  • ほんの少しだけ、ごくごくわずかに、お部屋のマイナーチェンジをしました。私は昔からホテルが大好きで都内の比較的利便性の高いエリアに住んでいるのですが時折、都心のホテルにこもって解決しなくてはならない仕事上の課題に、じっくり向き合いにいきます。 photo by Fede Racchiご褒美のようにして、ゴージャスなホテルに泊まる…なんてことは皆無で私が都内でホテルを取る必要に駆られ [続きを読む]
  • 刹那よ止まれお前はいかにも美しいから
  • 窓を開けましょう。 photo by JohnONolan窓を開けて、風を入れかえて頭のなかの風通しをよくしよう。1年のうちで、こんなにも風が心地よい季節があるだろうかってほど、5月の風は特別です。5月の風だけは現在を感じさせるのです。春先の風は「もうちょっと。もうちょっとしたら暖かくなるぞ」とか少し先の未来を想像させるから胸がときめきを覚えます。そよりとも風の吹かない季節はとばし [続きを読む]
  • 夜の風、金曜日、笑い声、ミニシアター。
  • 金曜日。時計を見る。まだ15時半。状況、寝不足。でも、朝から結構仕事をこなした。現時点で眠気も襲い、さっきブラックコーヒーをがぶ飲みしたところだ。だけど金曜日。今夜は恵比寿ガーデンシネマにいこうかな、と思う。「映画にいこうかな」ではないのだ。だから、公開している映画のなかから観てもいいかな、と思うものを選ぶというもはや映画を観るスタンスとはほど遠い。けれどそれでいいのだ。最終回を予約して、夕方 [続きを読む]
  • 「ルンルンを買っておうちに帰ろう」は名コピーだった。
  • 林真理子さんって、すごいよなぁ……とこの年になって思う。それでも私は、彼女が好きではない。 photo by Hernan Irastorza私が子どもの頃、彼女はすい星のごとく世に出てきたところで80年代の新人類としてまさにブイブイ言わせているところだった。が、子どもだったのでそんなことを知る由もなくて青山に住んでいた叔母の住まいの隣室を林さんが事務所にしており、叔母がよく「よく知ら [続きを読む]
  • あなただけは絶対に裏切らない。信頼の「ガリガリさん」
  • ガリガリ君なんて気安く呼べないよ。ガリガリさんだよ!と常日頃、思っています。だってあの企業努力…。高くって美味しいなんて当たり前。あの安さで美味しい、かつ独創的なフレーバーへのチャレンジ。ガリガリさんには飽くなき開拓者精神があふれています。それなので私は、帰り道のコンビニでアイスケースをちらっとのぞくのを常にしています。そうして、ガリガリさんが新たなフレーバーを出そうものなら、手紙を受け取る [続きを読む]
  • 以心伝心の白河夜船へ。“小さなくまちゃん”のお話
  • “小さなくまちゃん” に心で語りかける。それは明確な単語や言葉で構成されるわけでなく、ただひたすらにあの、輝くような笑い顔を思うだけでよい。弾けるような高音の、きゃっきゃうふふという声すら聞こえてくるようではないか。 “小さなくまちゃん” は、この春小学校1年生になった。かつては実に「生きるテディベア」のようだった、ころんとしていてお腹がぽこんと飛び出たフォルム [続きを読む]
  • 「思えば、遠くへ来たもんだ」。遠くなった自己を投影する若芽
  • ときどき、「思えば遠くへ来たもんだ」とふわりと感じることがありそんなとき、ふふっと知らず笑みがもれてしまう。 たとえば、20歳近く年下の社会に出たての方々がそれこそニザンの若芽のごとく、ただ日光を求めるようにして知らない知識を学ぶことを、呼吸をするように求める姿を目にすると、まぶしいほどの驚きにかられるのだ。いくつになったって、どんな経験を積んできたって、新しい [続きを読む]
  • かわいそうなポール・ニザン。
  • 最近の天気予報は、よく当たる。つい昨日まで毎日のようにポール・ニザンのことを考えていたというのに。ポール・ニザンの著作を一冊も読んだことがないのに、毎年毎年、5月になると私は彼を思い出す。正しくは、「彼が遺した言葉」を思い出すのだ。 それはあまりにも有名となった一節、“僕は20歳だった。それが人の一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい。”という『ア [続きを読む]
  • 風薫る5月、名も知らぬ花が今を盛りと咲き誇る
  • 「社会復帰できそうにない…」なんて声と無縁な、1人合宿完遂者が通りますよ〜!笑 どうも体調がよくなりません。先月末に半年ごとの経過観察をしている病院での血液検査で白血球の数値が高く、異常値だったのですが仕事の通り道でたまたま行った病院で抗生剤を出してくれたのでなんとかいけんだろ!と安直に思っていたわけですがもう10日たつのによくならないのでこれはもう、検査のでき [続きを読む]
  • 曰く、「先づ隗より始めよ」の極意
  • GWの後半、「1人合宿」と銘打って、集中的に3日間に渡りコツコツというか、ガリガリと仕事に励んでいます。年々歳々、自分の怠惰心に非常に甘くなってしまっていて、週末とか休日に仕事をするとしても、夕方以降からいやいや体を移動させて「おまえ、これから逃げらんないからな!」とわからせて半泣き(心で)しながら深夜まで仕事する…というばかげたルーティンに我がことながらほとほと呆れていたわけです。 [続きを読む]
  • これはそう、小さな「決意」のしるし
  • 今年のGWは、ひと味ちがうのだ。毎年のように待ちわびた長々とした休暇!として過ごすのではなく、計画的に過ごすのだから。そう、そりゃもう計画的に! なんて息巻いているのには理由がある。去年あたりから、日常的な業務を事故なく無事にこなしていくことで精いっぱいになっており、しっかりと戦略を見つめ直したり、少しだけ先の自分の来し方に思いを巡らせる余裕が、とんとなかったの [続きを読む]