狼信心 さん プロフィール

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狼信心さん: 詩のブログ
ハンドル名狼信心 さん
ブログタイトル詩のブログ
ブログURLhttps://ameblo.jp/wolf-sinjin/
サイト紹介文自作の詩を載せています。よろしくお願いします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供82回 / 33日(平均17.4回/週) - 参加 2018/05/24 14:07

狼信心 さんのブログ記事

  • インターネット
  • 一羽の鳥繰る クル 来る巻き上がる羽溢れ相好するワイングラス=ピラミッドコミュニケーションポップアップミスタップタッチライトディスガイズ山麓に屋台骨となりえず木の枝を恥部とし覆う 霧の羽生まれたばかりの滅びを見る 翼空の背離に錐 突きたてる赤い一滴(しずく)神の存在 触れまわるぬくもり奥につらなりどこにあるかも判らぬ在りし日の一点に集め声は空を切り落とす羽だ羽に書き込む紙の色 遙か空に投げては  [続きを読む]
  • 亡骸
  • ランニングの途中拾った蝉残された時間搾り出すように指へからみ家の廊下を往き小型の厚紙のふたを裏返し 間を置かず天空へと 張りつく黒色の胴体褐色の翅摘まんで持つと時を止めた身の軽さ樹が動くこと能わず外界へ返す眼差しを空へ揚げるため丹精込めて創られた工芸品のよう また母の肌の内なる心 照らす褐色の双眸空 攀じ登る沈黙の布に絆された陽光の姿を初めて見る心根は 静寂という影模様を知っており空に吹きかける [続きを読む]
  • 蝋燭
  • 蝋燭一本の蝋燭闇夜に吠える夢幻の筆先触れることはできず伝わるのは温もりと触感愛や嫉妬の境に揺らめく炎こそが肉体何度生まれ帰っても一本の生活という芯に永遠に流浪する生命の声で塗り固めた蝋揺らめく炎は日々の首肯を腑に溶かし肉体は解き放たれ刻々と空を奔騰する時の凋落に唯々諾々と潰えては滴る天上の涙永遠なる美への羨望を心中に抱き艶やかにしな垂れて行く身体その下辺へと累々と組み敷かれ無限へと収束する白亜の [続きを読む]
  • 土踏まず
  • 白日の下 男は歩む何も踏まない何も踏みつけない黄金のバッタ風に揺れる草々小さな蟻や土にころがる小石など 横たわる道でさえ痛みを感じているはずだ重みに耐えているはずだだから 踏まないすると足の甲がなくなったつづいて踵も無くなった足先で 土踏まずどこまでも どこまでも地球を 何周も・・・・・・・・・・・・・・その足跡はすべてのものに踏みつけられる足だ・・として生まれ・・のようなこともあり友だちが・・ [続きを読む]
  • コップ
  • 心の底から卓上の コップ閉ざした窓に月が充ち あふれ上から 覗く今日という一日はどんな表情を見せるだろうか神は地球を傾けることはできない人間は片手で 海原を傾ける倦怠をおさめた荷は沈み櫂は 当て所なき航路を漕ぎ始める [続きを読む]
  • キンモクセイ
  • 道路を往くと何処からともなく微香 流れるキンモクセイひと巡り四季の水平線前進する微かな視座その方向へ常に未来とつきまとう死の 一幕一冬を越せず幾多のオレンジの汗が光る黎明の星屑へ祈りを こめ時を悩ます甘やかな芳香その幻影の 濃霧へ鼻孔から 紛れ込む [続きを読む]
  • 光の河
  • 窓に光が揺らいでいる始まりも終わりもなく流れはそこに留まりまなざしを越えて幼年の心のまま風の心地よさ陽の温かみ午後の静けさ渡り廊下玄関の扉を 開ける決して出会うことのない親ゴールテープを切る [続きを読む]
  • 田園
  • どうして海のように思えるのであろう風に揺れていなくとも野の草ではない空を掴む感覚並び立つ空漠へ向け肌を添わせ 年毎の 命の育みを歴史という手が 神性を幽かに靡かせつつ貫入させてはその豊饒の息吹を空へと突入させ ささやかなる勝鬨を揚げるその勝利宣言が穂を黄金へと染めあげて常に畏怖の心を抱きつつ海を睥睨し海は偽りの この島国を越えていく事のできる鏡その姿見に 我々は仄かな甘みを噛み砕いては明日へと歩 [続きを読む]
  • 泥の小瓶
  • 小さな鳥背中は溶け夕日は裏切るブランコと滑り台鉄の肌を洗い流す涙の砂少女の小さき指泥で小瓶をつくる何度も 何度も腰ほどの石垣入口近く 木影に立つ女私は手に取るガラスの小瓶少量の砂が入ったぐるりと風に満ちた大空透明な手と足マネキンのようにここが私たちの場所コルクを空け砂を 放つ雲が足をつけ水色から剥落しそうな空砂を泳がせる一つずつ女はいつのまにかいなくなっていた足をつけ 力込め泥のかたまり小さく  [続きを読む]
  • ブルー
  • 黒い瞳が時間をなぞる裏窓から多くの手が空を波立たせ海原に暖かい光の拳が一面に群れるあなたは 私とともに皮膚の大陸へフォークを突き立て刃毀れのするナイフで切り込みをいれる緑の息吹がたちそれでも骨の無垢にこびりつくが意志のタオルで涙を拭い去る青い心臓のまぶたをとざしロケットのように進む指ただ出会いという奇跡の宝石 [続きを読む]
  • 赤とんぼ
  • 盛んな音が過ぎ去った空漠の夏の水の場所に節々を測るように一瞬 かこわれた季節の残量すっと一線 また一線踏み惑う 前後のその合間から導かれる旅路は欲望の火を消し去る夢の都 [続きを読む]
  • 太陽のつぶら
  • 小刻みにそこへ留まる足音のさらに東光の漁場で魚の産卵ロケットそぞろなビルの狭間東海に牙剥く半島のうらぶれた海岸朝日へ昇らんとする魚腹にはない太陽の子らを宿し抱え上げる両手でひとりの漁師が東の空噛み鳴らされる太陽のつぶら鉄の欠けた血の味 (ひと言)北朝鮮、ミサイル発射をうけて書いたもの。 [続きを読む]
  • 蝉が鳴いている朝をかきまぜ泡立つ 蒼い空風が頬をとおり蝉やすむ 木々喉を鳴らし飲み干す追憶のサイダーあまりの喧騒に泡のごとく抜けていく昼繰り返される夏の想い出を切り裂き破る空ひしめく蝉の永遠なる 一ページ [続きを読む]
  • 城郭
  • 座席一つ分のカラーフィルムの街並雨粒が電線にたち切れ言い淀みが フロントガラスへ砕けちる幕引きのシアター信号でバラバラのムカデあるいは人間という機械を運ぶヒトデ車線一つ分さらに歩道をまたぎ鈍色の鉄柵を背にした一角の草花街の視界の海を汲みだす 井戸ワインレッドの花その上に白2 黒1頭の掌忘れられたことを これ以上空へと 伸ばさないように水色の空ある強度で倒れ 十字路へ透きとおる人工弁が張りめぐらさ [続きを読む]
  • 日中涼やかな秋の 深まり蝶が羽ばたいている宙に浮いた雨のように目を近づけると胴体の部分がなかった降りそそぐ太陽主をうしなったクレヨン寂しげに口を結んでいる殴り書きされた地面すべて消し去るように蝶たちは空を羽ばたいている胴体は こう呟いた「私は、一度限りの重さを持つ。」 [続きを読む]
  • 団扇
  • 日の光の話法の不具者たる羽搏き折れたことを嘲笑って いるのかい羽化する虫たち初陣たる飛翔へ恵み与えず 奪い去るだけ蒸し蒸した 牙城を望み飛び立てば それだけで冷涼な風と己がじし成るが陽との対話 折れ 曲がり矢印のとおりへと熱伝道する堕天使禁治産の雨季 この無能力としての署名を果てしなく繰り返す一匹の虫たかが40cm四方 スクリーンでこの夏公開予定のそれは 人生初フライトの感動秘話だ (説明)「牙 [続きを読む]
  • ソフトクリーム
  • 青空の下 自転車を路端に停め木の葉の影を指にはさみ樹の舌が 太陽の光り含んだ雲を丸めて包んでいるソフトクリームを手に 店を出る白線の内側で冬と夏を 混ぜ合わせる予感口腔が 春秋を言葉にできず指に力が入りウエハースが少し くずれたアスファルトに落ちる欠片雲は平らげられていた車の走り過ぎる音私はサドルを 手にとる一回転 ニ回転ホイールから降りそそぐオレンジの光ハンドルを一定に保ち車内に漂う樹脂の 匂 [続きを読む]
  • 天道虫
  • 喰いやぶられた腸が天空から角膜へと移植されポトリと 落ちた風は 死んで光の微笑みが丸く墓標に縫い合わされる日輪の鋏黒いスカーフ私の掌に切手が乱れる血液の笛数々の言葉巡りあうため苦い色の汁 弾倉を背負ったテントウムシ一枚の手紙遠く彼方へ宛名は黒く塗りつぶされていた [続きを読む]
  • 玉砂利
  • 天地開闢の時放たれた日射の飛礫光の雄蜂頭蓋から砕け散る母体流星の航路が領界を凌ぎ合う雨空の憂愁を 一条ずつ撫でつける仙人樹林の溝を縫い 一羽の鳥が宝石の翅を振り撒いて地中深く坑道を彫り昇天する肉を滅した鬼の静謐な踊り場巡る天運を朗らかな虫へ逃し苛む音の人波に上下する末梢の楼閣その行く末を 一匹の蟻が伸び上がり防人のような面貌で 見つめていた固く瞳に伏せられた社会の実相が容易くちぎれる煌びやかなペ [続きを読む]
  • 沓音
  • コンクリートの空が一昔前の時代を喉に引っかけ魚の骨を取り囲んでいる地下鉄の構内の乗客あざな背負う活版としてホームの端々にインクが 滲みでている沓音の カスタネット憂愁のアナウンスうつむくギャラリー招待状を手に音のならないハーモニカの深呼吸私の内懐には切符がある憂愁の カスタネット私と同体温の蛍光灯の焼きつけるドーム状の頭蓋 青い地下茎白い鳩矩形の螺旋を駆けくだるZitherの音色舟に腰かける 異国の装 [続きを読む]
  • ワスレグサ
  • 夕焼けが 今日の残酷な出来事や苦しみより少しでも明るかった事を全ての人の胸を満たすようにこの地上 断ち切れる壁は無いと時の川くだり童心を奏でていた 君たちへこの一日 少しでも太陽へ面を上げ帰る住処のある安堵の声を とどけようヤマブキ色の 忘憂草(わすれぐさ)あなたたちが 覚えているかぎりは (ひと言)画像を見てやってみた。出だし三行は、思って出てきた表現のまま。こんな感じで、あまり詩的意匠など気 [続きを読む]
  • 骨の午睡
  • 熱の谺する 石鹸水渦巻き 泡立ち胸一面 孵化する 蕾かすかな鼻息肩揺れ骨のすきまでシャボンを作るシャボン玉銀の縁が 光に磨かれた黄金のスプリング月へ 跳ね上がるうすくて割れそな郵便配達血に呻き夜のふるえに抗し破顔してはて内海に置かれたネジガイムギガイカマクライグチ*アスファルトへ日差しが 人を刈り込む外気は変声期骨がきしむ心の通路から縁石 赤や黄の花覆う半透明の 骨の午睡日光と結ぶ希求の トルソ [続きを読む]
  • 珈琲
  • 月明かりがしみとおる朝焼けへ顔もたげ星が輪唱をはじめるダヴィデの像が 足を踏み鳴らす街の魂が 日輪へ擦過し夜が 松明を手にマラソンを開始するもう一人のあなたへ深更の地平線 鍵を射し込み夜をたいらげるこの肉体という 拘束具体の節々へ 珈琲夜の折り紙が太陽を 折り込んで (ひと言)ちょっと強引かもしれないが、夜の闇が肉体の隅々へと満たされる。普通は熱が体を巡る、と表現されそうだが、そこをあえてと、や [続きを読む]
  • 砂の城
  • 流れ着いた海草の潮光が水色に溶けちりちりと音を鳴らす蒼い空が見たい黄色い宝石をこの手にしたい雨後の薫りする薄桃色の雲遠く小さな鳥の影が飛び降りたゼラチンが涙で透きとおり揺れる水底の砂地が つくる壷は誰に踏まれるのを待つか焼けつく日差しが対座して黄土の色の影なき装飾蟻が階を行き交い夢を運ぶ 王の寝室へ脳天に色なき財宝伝来の塩砂に流され 城が徐々に明け 黄色い影に変えるその間青白き列柱が回廊に楽土の [続きを読む]
  • 再生
  • 絞られる前の雑巾の私は湯船につかり耳を浸す花の入水温流の腕で混ぜられ煙の目でcloudの壁を見る海の音が聞こえる上空飛び交う戦闘機遠鳴りのプロペラ血流のエンジン音両耳はあのときの空を凝結する揺れておぼろげな腕と体は青くやにわに透きとおり 質量をもち真ん中の小さなマリンブルーの心臓 蓄音機の喇叭を鳴らせ蓄音機の喇叭を鳴らせ氷は溶けるその呼ぶ声に耳をすませ天蓋から水が零れ落ちる頬 草々に夜露が棲み赤い珊瑚 [続きを読む]