sansiro さん プロフィール

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sansiroさん: 巷の靴音
ハンドル名sansiro さん
ブログタイトル巷の靴音
ブログURLhttp://sorecara.blogspot.com/
サイト紹介文金沢の街角の音と風景をひろいます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供42回 / 130日(平均2.3回/週) - 参加 2018/05/25 12:19

sansiro さんのブログ記事

  • 漱石の俳句
  • 私が持っている漱石全集の第17巻は「俳句・詩歌」です。そのうちの俳句をたまに読んでいます。俳句を以前やっていましたので、漱石の俳句に言及したことがあります。今日は漱石の俳句とのかかわりから2つをとりあげてみます。〇 木瓜(ぼけ)咲くや漱石拙を守るべくまず、この句は「利を求めることなく愚直な生き方を良し」といたいというようなことでしょう。共感できます。この「木瓜」について、漱石はその著『草枕』(十 [続きを読む]
  • 金沢の幽霊出没マップ
  • 『三州奇談』というのは、加賀・能登・越中の奇談集です。これはただの奇談、不思議な話ではなく、歴史史料にその裏付けとなるものがある、そんなことを考えたり調べたりしたことがあります。翻刻した話を現代語に訳す作業もしましたので、『三州奇談』をもう少し別の面から楽しむ方法がないかと模索していました。現代語訳だけでは何か寂しいのです。ところでロンドンには幽霊が出るところがたくさんあるのだそうです。例えばロ [続きを読む]
  • トイレの神様
  • トイレの神様というものがあることは知っていました。子供のころに思っていたことなのですが、ひな人形のような形をした素焼きで、白っぽく色を塗ったものなのです。不浄な便所を浄めてもらうため、家を建てるときトイレの下に埋めるもの、おぼろげにそう思っており、今も同様にそう思っています。町歩きをしていると町の神棚などを売っている店があって、写真のような旗がたっていました。「トイレの神様」とありました。トイレ [続きを読む]
  • コラム子の孫引き
  • 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、キリスト教が禁じられている中で、長崎と天草地方において日本の伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続けた潜伏キリシタンの信仰継続にかかわる伝統のあかしとなる遺産群です。2018年6月30日(土)にバーレーンで開催された世界遺産委員会において世界文化遺産登録が決定しました。割と地味な報道でしたが、長崎周辺の地元の人の声を聞くと、しみじみとした重みを感じたもの [続きを読む]
  • 夏越しの祓い
  • 6月30日は夏越しの祓いです。各神社では、その日までに茅の輪が置かれています。氏神・安江八幡宮では26日から準備されています。茅の輪は境内の真ん中あたりに設けられるところが多いようですが、ここは茅の輪が鳥居の真下につるされたようになっている、少し珍しい形です。夏越しの祓いは陰暦六月の晦日に行う祓いの行事で、陽暦となってからは6月30日(あるいは7月31日)に行います。神事は形代に半年間の汚れを託し [続きを読む]
  • 金沢駅の睡蓮
  • 散歩に出かけた妻が、睡蓮がきれいに咲いていたといいました。どこかと聞くと金沢駅の西口を出たところだという。観光客はほとんどが東口を利用するので、西口は人通りが少ないところです。後方は金沢駅睡蓮は金沢駅西口を出たすぐのところにある池に咲いていました。「広場の水景」と名付けられた2つの池で、一方は蓮池にしてありました。睡蓮は、スイレン科スイレン属の水生植物の総称で、池・沼に生え、円形または卵形の基部に [続きを読む]
  • 新聞のどこを読みますか。政治面、それとも社会面、スポーツ面?このごろは殺伐としたニュースや手に負えない大ニュースが多くて、安心して新聞を開けない日が多くなっています。そんな時、結構穏やかに読めるのが、投書欄と不動産案内のページです。投書欄は地元紙・北國新聞は「地鳴り」というタイトルで、たっぷりとスペースを取っています。高齢者の投稿が多いのはどの新聞で同様の傾向でしょう。よく名前を見る投稿者もいます [続きを読む]
  • 味噌が腐る
  • 土曜の朝、阿川佐和子の「サワコの朝」をたまに見ています。結構いいゲストが出てくるからです。前回日のゲストは大泉洋でした。ドラマなどで見慣れた俳優ですが、そんなに詳しくはありません。北海道の出身で幼少期から才能があり、やがて見いだされ上京したようです。彼が中学校の頃の話として語っていた下りです。サザンオールスターズの「Oh!クラウディア」が大好きで、2階の自分の部屋で大声で気持ちよく歌っていると、下 [続きを読む]
  • 創業400年の味
  • 京都へ行けば土産は八つ橋、我が家も八つ橋、それも生八つ橋に決まっています。京都駅の一等地に店を連ねているのが、「聖護院八ッ橋総本店」と「井筒八ッ橋本舗」です。八つ橋にはほかの店もあるのは知っていますが、このどちらかのものを買っています。最近、この「八ツ橋」を巡る訴訟騒ぎの記事が目につきました。「井筒八ッ橋本舗」(京都市)が、「聖護院八ッ橋総本店」(京都市)を不正競争防止法に基づいて訴訟を京都地方裁 [続きを読む]
  • 名古屋城エレベーター見送り
  • 5月末、石川県の地方紙「北國新聞」に小さなベタ記事がありました。名古屋城エレベーター見送り名古屋市は30日、木造復元する名古屋城天守閣へのエレベーター設置を見送ると発表した。障害者団体は設置を要望していたが、史実に忠実な復元を強く主張する河村たかし市長意向を反映した形(略)名古屋の新聞の扱いは大きかったと思いますが、城の忠実な復元とは何かを考えさせられるニュースです。 金沢城石垣去年、滋賀県立大学 [続きを読む]
  • 小さい歴史が
  • 民家の裏側の小川に、橋、橋―一軒にひとつずつー50メートル足らずの間に、こんなにーいろんな形があるーそれぞれ個性的です。ここは金沢の北の一角。 これらの家の表側は北國街道に面しています。ここは北國街道の両側町。この辺り、街道は山のふもと沿いを曲がりながら、北に向かい走っているところです。この平地側の民家の裏側に、こんな景色があるのです。個人的な橋なのです。主な用途はわかりません。裏庭が外界とつなが [続きを読む]
  • 町なかに、珍しい!
  • 家の両側に道が分かれています。未知の左右は逆方向への一方通行です。静かな町を注意深く歩いていると、ちょっと変わった風景に出会うことがあります。ひっそりとしたこんな風景がある道を、歩いていました。藩政期には、荷を積んで港から川をさかのぼって、城下の町の入口で荷を下ろす荷あげ場のあった町です。かつては大いに栄えましたが、いまは少しさびれてみえる町並みです。そんな街を歩いていると、こんな家を見つけました [続きを読む]
  • 快晴の百万石行列
  • 行列の出発式は午後2時から金沢駅東広場であり、3時ころ駅をスタートし、メインストリートを通って金沢城に入るのは午後5時過ぎとなりました。3時半過ぎ金沢駅近くのリファーレ前で見物しました。お目当てはお松の方と初代藩主利家。初代藩主前田利家と、正妻松の役は毎年俳優がつとめます。今年は高橋克典と羽田美智子が演じました。行列の構成はこうなっています。先導隊、音楽パレード、ミス百万石、加賀とび行列、尾山神社御 [続きを読む]
  • 金沢城を歩く (3)
  • 金沢大学が開催した「城と歴史を生かしたまちづくり」は聞きごたえ、歩き応えがあった。滋賀県立大学の中井均氏の話も迫力があった。その3回目である。金沢は城下町であるがその歴史的な環境を認められ、国から3つの文化的認定を受けており、後世への継承が課題とされている。その3つとは、まず2009年歴史街づくり法の全国第1号の指定を受けたことだ。次に2010年には、城下町の伝統と文化が、文化財保護法に基づき、国の文化的景観 [続きを読む]
  • 金沢城を歩をく (2)
  • 城についての中井均氏の講座を聞いた話の続きである。日本列島全域に分布する城館跡は3万から4万といわれる。城は人々の身近にある、親しまれる歴史遺産である。今回は私が興味を持った話をいくつか紹介して行くことにする。維新後、明治6年「廃城令」が出され、存続39、廃城144が決定した。多くの城がこの時消えた。その城跡はどうなったか。①官庁(高知城、松江城、福井城)、②学校(彦根城、鳥取城)、③軍隊(金沢城、姫路城 [続きを読む]
  • 金沢城を歩く (1)
  • 城についての講座に行ってきた。午前は城跡の復元など城を考える2時間の講座、午後は3時間半にわたる金沢城址の巡検(エクスカーション)。巡検という言葉、普通に使うんですね。城づくめの1日だった。講師は滋賀県立大学の中井均氏だったが、講座としては面白く二重丸の内容、なかでも「城の復元は必要か」は考えさせられた。名古屋城の例である。現在名古屋城では本丸御殿復元が進行中で、現鉄筋コンクリートの天守閣を解体して [続きを読む]
  • 金沢鼓門の建築学
  • 新幹線開業以来、金沢の顔といえば金沢駅前の鼓門ということに定着しました。金沢駅に降り立った観光客は、まず鼓門の前でパチリと写真に納まります。鼓門は、巨大な鼓の形をした、いかにも金沢らしい建築物です。よく見ると木造建築で、近くに寄ると重量感に圧倒されつつ、木の持つぬくもりを感じます。さらに全体、とても複雑なつくりであり、技術力の高い匠の技によるものだとわかります。そう、日本伝統の技法や工夫がいっぱい [続きを読む]
  • ひがし茶屋街入口 しら井の昆布巻き
  • 金沢のひがし茶屋街のーへ入る大通りの角に、和風の風情ある建物があります。昆布製品を扱う店、しら井です。昨日も行ってきました。10数年前に開店したころは客数もそんなに多くなく、行く末がどうなるのか他人事ながら気にかけていました。その後しだいに繁盛してきた様子でしたが、3年前の北陸新幹線開業と同時に、すぐ近くのひがし茶屋街の人気が爆発し、店の隣にバスの駐車場があることもプラスとなり、千客万来となりまし [続きを読む]
  • 風と緑の楽都音楽祭2018
  • ゴールデンウイークの期間中に金沢駅前の石川県立音楽堂はじめいくつかの会場で、「風と緑の楽都音楽祭2018」という長い名前の音楽祭があります。サブタイトルにはさらに「ふくい いしかわ・金沢 とやま」がついています。楽都とは聞きなれませんが、ここでは金沢のことみたいです。金沢には洋楽より邦楽が似合いそうですが。ラ・フォルジュルネのタイトルでGWに金沢でも行われていた音楽祭は、東京はじめいくつかの地方で開 [続きを読む]
  • セブンイレブンのかきあげ蕎麦
  • 去年のいつ頃だったか、ブログでセブンイレブンのかきあげ蕎麦の記事を目にしました。書いている人は蕎麦屋さん、それが十分においしいという推奨の品でした。以来1度食べてみたいと、金沢のセブンを探し回りましたがありません。写真がなかったので、多分どん兵衛タイプのものに違いないと思っていました。先ごろ横浜に行ったときに、そのことをふと思い出しました。それでセブンを3店ほどまわりましたが、どうもなさそうでした [続きを読む]
  • タカはイヌが苦手
  • 大雪も一段落、というよりこれでお終いとしたい。能登で鷹狩りのタカを放ってカラス退治をした。場所は能登の入口、羽咋市の羽咋神社。この神社では夕方になると毎日カラスの大群がねぐらを求めて集まってくるので困っていた。たまたま金沢駅のもてなしドームでタカを放って鳥退治を行って実績を上げているのを知り、鷹匠に依頼したものだ。その日は目論見通り放ったタカにカラスが逃げ回った(北國新聞2/14)。さらに同じ場所 [続きを読む]
  • 立冬 金沢の冬構え
  • 7日は立冬、いよいよ冬本番がやってくる。四立の中でも立春、立夏、立秋に比べて、立冬には思わず身構えてしまうような厳しい響きがある。積雪地帯である金沢に住む者にとっては、ひとしおである。 日の出が7時ころ、日の入りが4時半ころと、本当に日が短い。4時を過ぎると太陽がすとんと落ちてしまい、秋よりはるかに物悲しい感じがする。雨や雪の日は、なおさらである。 老杉を盾とし庵冬に入る  舘岡沙〇    (注 [続きを読む]
  • 冬用タイヤに交換
  • 週末に雪の予報が出ているので、車のタイヤを冬用スタッドレスに交換してきた。面倒だし走り心地のことがあるのでできるだけ長く普通タイヤで走りたい、毎年そう思いつつ時期を見計らっている。 交換が遅れて積雪があると、普通タイヤではにっちもさっちもいかなくなる。さらに急に降った時にはタイヤの交換の車がどっと増えて、すごい時間待ちになってしまい最悪となる。 雪国ではいつタイヤを交換するかが大問題なのだ。 そ [続きを読む]
  • 金沢 魔所の夕日
  • 金沢の魔所の一つを歩いてみた。卯辰山の宝泉寺である。 金沢のひがし茶屋街の奥に宇多須神社がある。金沢5社のひとつで格式ある神社である。その横の急傾斜の坂・子来坂(こぎざか)を5分ほど登ると右側に階段があり、さらに登ると宝泉寺本堂がある。本堂の前には何代目かの五本松が立っているので、この寺を五本松といい習わしている。 ここに天狗が棲んでいたのである。こんな話がある。 ある真夜中に、剣道の免許を許さ [続きを読む]
  • 漱石 「心」の散歩コース
  • しばらく前に漱石の「心」を読み終えた。先月書いたが「心」は人気小説ではあるが、昔から何となく敬遠してきた。だがここ数年の間には、去年の4月に読んだのをはじめ3回は読了している。 「心」で出てくる「私」は、章54までの手記の書き手で、それ以降の「先生」遺書を紹介するために、主として生前の先生や、「奥さん」との交渉、郷里の自己の父母らについて回想的に語る(漱石全集注解より)。 「先生」といわれる人 [続きを読む]