通備拳斬卸会 さん プロフィール

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通備拳斬卸会さん: 通備拳斬卸会ブログ
ハンドル名通備拳斬卸会 さん
ブログタイトル通備拳斬卸会ブログ
ブログURLhttp://gongze.blog.fc2.com/
サイト紹介文中国伝統武術である通備拳の紹介をするとともに既存の中国武術愛好者たちへのツッコミに満ちたブログです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供27回 / 151日(平均1.3回/週) - 参加 2018/05/26 21:41

通備拳斬卸会 さんのブログ記事

  • 武術のエリート 田春陽老師
  • 今回は私の武術の師の一人でいらっしゃる田春陽老師について紹介したいと思います。田春陽老師は西安体育学院出身で在学中は馬賢達老師の右腕と呼ばれた白鴻順老師より厳しい指導を受けてこられました。在学中は武術隊の隊長を務め武術映画の出演経験もあるそうです。武術は通備拳をはじめとして太極拳、形意拳、八卦掌、鷹爪拳、白猿通背拳など多様な種目をこなされます。また、北京体育大学の門恵豊教授の研究室に研究生として在 [続きを読む]
  • 世界初!八極拳の自由組手ルールの開発に成功
  • 八極拳はどのように散手(自由組手)をやるべきか?いままで様々なルールが考案されてきたのですが、ハッキリ言ってうまくいったものは無かったと言えるでしょう。なぜなら、套路で養った基礎の動きと実際の自由攻防の動きがあまりにもかけ離れていたからです。套路では里門頂肘だの鉄山靠だのやっていても実際に自由攻防をさせると途端に稚拙なキックもどきになってしまうということがほとんどでした。しかし今回、八極拳の套路で養 [続きを読む]
  • 武術と劣化キックの境目は突きにあり!
  • もはや何度も述べてきていることですが、中国武術の動作というのは全て剣棍刀槍といった武器術が基になっています。こういった武器術にとって最も重要な動作が何かと言えば自分の正中線上から相手の中心へ向けて直線的に繰り出される突きと言うことになります。つまり相手と自分の間の最短距離を通る突きと言うことですね。ですから拳術においても、この最短距離を通る突きこそが最重要の基本になるわけです。最重要の基本こそが実 [続きを読む]
  • 某会のM氏からの挑戦
  • 今回、某会のM氏が私に立ち合いを申し込んできた話を書こうと思います。事の発端はyoutubeのコメント欄でM氏が私に対して「他流派を汚している」と言ってきたのが始まりでした。私はM氏に「どの言葉がどこに対して汚しているのか?」と尋ねたのですが、M氏の返答は漠然としていて具体的にどこがどうという返答はありませんでした。それどころかM氏は私に悪口雑言を吐くようになり、私は面倒くさくなったのでM氏をブロックし [続きを読む]
  • 分母競技という考え方
  • 今回もこちらの本の感想を書いてみようと思います。この本の中で堀辺氏は「分母競技」という考え方について述べています。まず初めに断っておかねばならないのは、堀辺氏の追求する「ノールール」の闘いとはUFC大会のようないわゆる総合格闘技(MMA)のような試合らしいということです。まあそれについては、ここでは特に言うことはありません。重要なのは堀辺氏が最終的な目的地であるMMAに向けてどのような経路を設定し [続きを読む]
  • 驚異の骨法98手
  • 今回はこちらの本を読んだ感想を述べてみたいと思います。骨法については以前にも取り上げたことがありまして、中国武術的に見てとてもよく体系化されていることに驚かされました。今回、その骨法が完成したというこの本が気になったので購入して読んでみたのですが、とても感心させられる内容だったと思います。まず、この本について私が思う結論を述べてしまうと「骨法とは壮大な実験プロジェクトであり我々中国武術を修行するも [続きを読む]
  • 通備拳斬卸会の基本方針
  • 現在、通備拳斬卸会の会員数は2名に達することが出来ました。これも皆様からの日頃のご愛顧のおかげでございます。さてここで、通備拳斬卸会の基本方針を今一度はっきりさせておこうと思います。まず第一に、代表者は決して神棚には載らないということ。常に代表者自身が会員と技術を競い合う立場に身を置くことを宣言いたします。そして次に、会員にも套路を学んだらそれで自己満足ということは認めません。 ある程度套路を身に [続きを読む]
  • 真・八極拳戦闘理論
  • 八極拳を実際にどう使うか?以前にも書きましたが、この分野の先駆者として存在していたのが七堂利幸氏です。氏の八極拳戦術については概ね私も同意しておりますが、氏が散打大会などを通して示した戦闘スタイルが八極拳とはかけ離れたものであったために氏が批判にさらされたことは周知のとおりです。思うに七堂氏には武器術、つまり剣棍刀槍の概念が欠けていたのではないのでしょうか? だから八極拳戦術を試す場として大道塾チ [続きを読む]
  • 技と動きの違いを理解せよ
  • 中国武術をやったことのある人には常識ですが、中国武術の一つの動作には一つの用法だけということは無く、一つの動作が相手との距離や角度によって様々な技へと派生していきます。例えば、突きは相手が近いときは肘打ちになり、もっと近いときは頭突きや体当たりになります。また状況によっては突きの動作で投げや関節技に移行することもあります。確かに一つの動作が様々な技に派生するのですが、実はここに落とし穴があります。 [続きを読む]
  • 既存の中国武術教室でまず練習しないもの 虚実
  • 中国武術の技を実際に使うためには、虚実の訓練をすることは不可欠です。しかし、今まで出版された中国武術関係の書籍では、この虚実について語られたことはほとんどなかったと思います。大抵の場合、中国武術の書籍で紹介される用法説明では相手が単発の突きで攻撃してきたところを、こちらは二動作も三動作も費やして技を返すと言ったものばかりで到底実用できるものではありませんでした。けれども既存の中国武術関係書籍のそう [続きを読む]
  • 踢腿の重要性を説く八極拳士たち
  • あらゆる中国武術の門派にとって基本的かつ最重要な練習は踢腿である、と私はさんざん言ってきましたが、蹴りがほとんどない門派、例えば八極拳や形意拳をやっている人たちの中には踢腿を軽視する人が多いように感じます。出来なくてもよいと思ってる感じですね。もしかしたらそういった人たちの頭には、このシーンが強く印象に残っているのかも知れません。つまり、飛んだり跳ねたりするよりも、ずーっと馬歩の姿勢のまま耐えるほ [続きを読む]
  • 七堂利幸氏の八極拳戦術を再考する。
  • 本棚を整理していたら面白いものが出てきました。かつて存在した中国武術の専門雑誌「武芸」です。私がまだ中国武術というものの存在を知ったぐらいの時に買ったものですね。さて、今回この雑誌を読み返していたところ面白い記事を見つけました。それは七堂利幸氏の記事です。七堂氏と言えば八極拳を実際に散打の試合で使うことを研究しておられた方でご自分でも散打の大会を開催されておられました。しかし、八極拳の関係者の間で [続きを読む]
  • 武術家ならば中心軸と丹田を鍛えよ
  • 現在の武術の世界はよくわからないヘンテコなコツやらなんやらの言説が飛び交っています。以前の床を蹴らない歩き方というのもそうですし、他にも「体を捻じらない」とか「〜動理論」とか…とにかく訳が分かりません。おそらくなんか変わったこと言って耳目を集めたいと言ったところでしょう。商売のためですな。まあ別に商売目的でいろいろ言うこと自体はいいと思うんですが、明らかにそれは嘘だろうということを垂れ流すのは問題 [続きを読む]
  • 武術界に蔓延する迷信 床を蹴らない歩法の真実 その2
  • と、言うわけで前回の続きです。前に倒れ込む際に起こる重心の落下、その落下運動を水平方向への運動へ変換するためには水平方向へ押し出すための装置が絶対に必要になります。人間の場合、その役目を果たすのは足です。要するに前方へ進めるということは結局のところ地面を蹴っ飛ばしてるわけです。さらに重要なことですが、この重心落下を利用した歩法、ハッキリ言って遅いです。試しにyoutubeで「地面を蹴らない動き」とか、る [続きを読む]
  • 武術界に蔓延する迷信 床を蹴らない歩法の真実 その1
  • いつの頃からか、武術関係者の間で言われていることに「床を蹴らないで歩く」というものがあります。ツダヌマ格闘街にも同じことが描いてありましたね〜。どういうものかと言いますと、倒れるときの重心の落下を前方への推進力へと転換するというものだそうです。だからまあ地面を蹴るわけではなく身体が倒れそうになるところに足がついていくといった感じになるということらしいですね。まあ要するに「地面を蹴らない系」の人たち [続きを読む]
  • 武器術を学ぶということは武器から身を守ることにもなる
  • このブログでは武器術と体術の一致についてさんざん述べてきましたが、そもそも武器術と体術を一致させることにどのような意味があるのでしょうか?中国武術が剣棍刀槍の動きを多局面へと応用させるような構造になっているということはもはや周知のこととして、実は武器術と体術を一致させることは護身術の観点からも重要な意味を持ちます。そこを理解するために、武術の技とキックボクシングやMMAなどの格闘技の技をもう一度比 [続きを読む]
  • 中国武術の技は武器術と体術が一致しなければならない
  • 武術における武器術と体術の一致についてはこのブログで何度となく述べてきています。では具体的に武器術の技とはどういったものなのか?今一度具体的に述べてみましょう。武器と一口に言っても様々な形態のものがありますが、中国武術における武器は剣棍刀槍のように長さのあるものが基本になります。こうした長さのあるものを操る際の最も基本的な動き、今回の動画では剣を想定していますが、こうしたものを操るために重要になる [続きを読む]
  • 拳児2の考察
  • 今回は拳児2の考察をしてみたいと思います。そもそもいまさらなぜ拳児の続編が書かれたのか?その理由はまず間違いなくこれでしょう。この月刊秘伝で行われた武道武術漫画の人気投票で拳児は堂々の一位を獲得したのです。その影響もあって、拳児の作画担当だった藤原先生は各種のトークショーに招かれ拳児制作秘話などを語っておられるようです。うーむ、だったらこういった企画は松田先生の存命中にやってほしかったですね〜。今 [続きを読む]
  • 拳児2の感想
  • まさか今更拳児の続編が読めるとはびっくりしましたね〜、松田先生が亡くなったというのにどうやって話をつくるのかと思いましたが。今回、なぜこの時期になって拳児の続編が出来たのかについては思うところがいろいろありますが、まずは純粋に話の内容に焦点を絞って読んでみた感想を書いてみましょう。舞台は朝の公園、怪しげな舞を踊るのは謎の呪術師…ではなく大人になった我らが拳児です。うーむ、かつて拳児がサンデーに連載 [続きを読む]
  • 最強の(実戦的な)格闘技は存在しない その2
  • 前回の続きです。そもそも実戦的とは何でしょうか?格闘技の世界ではルールを過激にすればするほど実戦的であるという風潮があるようです。現在では素手の顔面パンチを認めたり、プロテクター付きですが目打ちや金的蹴りを認める大会もあるようです。しかしどんなにルールを過激にしても試合場の中で武器を持たない個人同士が競い合うということは変わらないようです。本当に実戦ならば武器の有無や相手の人数や地面の状態など非常 [続きを読む]
  • 最強の(実戦的な)格闘技は存在しない その1
  • 最強の格闘技は何か?よくプロレスや格闘技のファンの間で話題になるテーマですね。古くはアントニオ猪木対モハメドアリの異種格闘技戦に始まりその後のUWFやシューティング(現修斗)、喧嘩芸骨法などの流れを経て、現在のMMA(総合格闘技)に至る一連の流れというのは「どんな格闘技が最も実戦的か?」ということがテーマだったと思います。空手界でも、それまで主流だった寸止め空手をマスオーヤマこと大山倍達氏は「空手ダンス [続きを読む]
  • 太極拳はどう闘うのか?
  • 太極拳と言えば皆さんご存知の通り、ゆっくりゆらゆらという感じで動くなんだか踊りみたいな感じの武術です。この太極拳については昔から、「いったいどう闘うのか?」といったことが議論のネタになってきたりしてました。何せこんなゆっくりゆらゆら動くものが闘技であるなどとはとても思えないですからね。ちなみに私は太極拳をまともに習ったことはありません。ただ、昔通ったスポーツジムで二十四式太極拳を習ったことはありま [続きを読む]
  • 武術の技を格闘技的なルールで使うには?
  • さて、前回の続きです。ルールの違いによって重要度が変化した結果、有効な攻撃スタイルが変化するということでしたね。体の中心線上にある急所を狙い合う武術では、攻防を行うラインが相手と自分の中心を結んだラインになり、対して中心線上の急所への攻撃が禁止された格闘技ではこの攻防のラインが外から内へ振り回すようなラインになるということでした。ここで、もしも格闘技的な、例えばキックボクシング的なルールにおいて武 [続きを読む]
  • 武術の理解に欠かせない「重要度」という概念
  • 眼、喉、金的などの人間の中心線に沿って存在する急所は軽い攻撃が当たっただけでも戦闘力を大幅に削ぐことができます。ですからいわゆる実戦的な戦闘になった場合、自分のこれらの急所を守り、かつ相手のこれらの急所を攻めるというのが一番重要度の高い攻防になります。お互いが相手の中心を攻めようとし、かつお互いが自分の中心を守ろうとする、その意識が拮抗している状態を表しているのが搭手です。ちなみに武術における眼に [続きを読む]