蒼子 さん プロフィール

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蒼子さん: 花嫁の掌(トッケビ 二次小説)
ハンドル名蒼子 さん
ブログタイトル花嫁の掌(トッケビ 二次小説)
ブログURLhttps://ameblo.jp/fun-story/
サイト紹介文『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』の私的二次小説です。 全編ご覧になってからをお勧めします。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供24回 / 18日(平均9.3回/週) - 参加 2018/06/08 16:58

蒼子 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 会いたい ④宝物
  • ソジュンにいい加減に新しい物を買ったらどうかと言われても、絶対に古いスマホを手放さない理由。それは写真だ。電話のシステムが変わってしまい、桁数も増えてしまったのは引っ掛かるが、調べればわかるであろう。ということで契約はそのまま継続している。いつの日か懐かしい人々から着信があって欲しいという気持ちも少々ある。 使い方を覚えたての頃に、こっそり隠し撮りをした写真や、動画のウンタクは変わらずにそこにいる [続きを読む]
  • キム・シンが歩く道(ケベック)
  • 想像の世界のこととは言え、キム・シンとチ・ウンタクが一緒に、または独りで時を過ごすケベックの街のことを少しは見てみたい。と思ったので、グーグルマップで旅をしてみました(笑) (グーグルマップからお借りしました) キム・シンのケベックへの扉は、赤いマークのプティ・シャンブラン通りに開くのですが、彼のホテル(ウンタクもステイしたところ)は、シャトー・フロンテック、そう、坂の上です。最初からホテルの部屋に [続きを読む]
  • 会いたい ③夢
  • 「おじさん、ちょっと、どうしたの。おじさん!?」と、後ろからのソジュンの声を無視して自室の扉を閉めると同時に、部屋の中央にあるモニターマイクに向かって「ユ社長」と話しかける。 すると、自室にセットしたモニターフォンからダイヤル音が響き始めた。 キム社長は、既に社長を退き、後をドヒョンが引き継いだので、今ではドヒョンが「ユ社長」だ。 60歳を過ぎたある日、ドヒョンを呼び出したキム・ビソ氏は社長を退く旨と [続きを読む]
  • 会いたい ②ソジュン
  • 「ねえねえ、おじさん知ってた?」ノックもせず部屋に入って来たソジュンがいきなり切り出した。 「なんだ?ノック位しろ」と私が凄んで見せても気にもしない。さすがはドクファの息子だ。 ドクファが初めて我が家にやってきた時、こやつが私の甥となり、友となり・・・という未来をどうにも想像し辛かったんだが、良い意味で期待を裏切ってくれて今に至っている。 ウンタクが亡くなった時(という言い方には抵抗があるが・・・)、彼女 [続きを読む]
  • 会いたい ①ケベック
  • いつもの坂道を、私は足早に歩いていた。移動手段の発達で、以前は人間なら17時間の間缶詰にされなければ来れなかったケベックへ、半分以下の6時間もあればエアシャトルで飛べるようになった。飛行機もそうだが、陸路の交通の発達は驚くものがある。そして、その乗り心地も確かに進歩している。扉から来れば早いのはわかっているのだが、ウンタクが旅立って10年が過ぎた頃から、私は極力人間と同じ方法を用いて移動をするようにし [続きを読む]
  • あなたへの道 ②雨
  • きっと素敵な日になる。 と、期待した日に限って、色んなことが上手く行かないのは常。 ・・・そんな訳で、期待に胸を膨らませたケベック初日は、私の想像していた「ステキな日」にはならなかった。 私は坂道を独りで上り、独りで下った。中身が空っぽの。心だけが埋葬されていたおじさんのお墓は、予想以上にあっさり見つけることができた。 ウンタクとして19歳で初めて来たときも、29歳になっていたウンタクが訪れた時も、埋め込ま [続きを読む]
  • 再会編並行して書くことにしました
  • 皆様こんにちは。 関西の皆様、大丈夫でしょうか。落ち着いていらっしゃると良いのですが・・・。 さて、今日から新しいテーマのほうを併行で書き始めました。未来への伏線も少ししか書けていないので、中途半端になることで、迷っていたのですが、この処ずっとテレビでトッケビを観る日々だった私なので、微妙なトッケビロスになっていたりします(笑) そして、最終回を観てしまうと、やっぱり気になるのは① 再会と、その後のハッ [続きを読む]
  • あなたへの道 ①うつつ
  • いつの日か観た景色だ!!遠くに港、そしてお城のような素敵なホテル。 既視感(デジャブ)と・・・。もしかしたら思ってしまうけれど、既視感ではなく、記憶の景色。ああ、とうとう帰ってきた! あの日もこんな夕暮れだったし、あの日も空にタンポポの綿毛が舞ってた。 「懐かしい・・・」思わず呟いた。 「初めてでしょ!何言ってるの、時差ボケ?」隣を歩いている友達、サラは本当に心配そうにしている。あーしまったなあ。 「あ、そ・・ [続きを読む]
  • 別離の決意 ⑩茶房
  • 勢いで、というべきか、その時はそうする以外にない気がして戻ってしまった死神さんの仕事部屋。 雰囲気は茶房だ。忘却の茶が振舞われるのだから、まあまあ、当たっているだろう。 「処理洩れの次は送り洩れか・・・」小さな笑いを含んで死神さんが言った。 ここには既に私と死神さんしかいない。 彼は私の亡骸を迎えに行き、ハヌ?さんは、どこかへと消えて行った。 「ちょっと無責任だよね」と、つられた私が薄笑いを浮かべると、 [続きを読む]
  • 今日が適度な天気かもしれない ④2年
  • 1年、2年・・・。 今日が適度な天気かもしれない。と、自分に言い聞かせてみた。 ウンタクが走って行って、走って帰ってきたとしても、2年じゃ、せいぜい1歳だろう。 走れるようになってすぐに私の所に来たら・・・。 幼児誘拐だ!!(絵文字でごまかせるものではない) まあ・・・。小さなウンタクが成長するのを見守るのも悪くは無いな…。 とか思っているだけで既にちょっとおかしいのか。 だが・・・。そもそも、920歳年下だったのだから [続きを読む]
  • 今日が適度な天気かもしれない ③初雪
  • ウンタクとの別れの瞬間に考えたことは覚えていない。 とにかく、真っ白だった・・・。桜、タンポポの綿毛、ケベックの楓・・・初雪。散るものばかりが彼女の笑顔と同時に、断片的に脳裏に浮かんだ。 春、夏、秋、冬。初雪が降ると思いだす、とか色々物語には書かれているが、私の季節は全てに彼女がいた。 短い時間だったにも関わらず、私の心も記憶も何もかもが彼女と関連付けられていた。 思えば、彼女と出会ってからは、全てが変わ [続きを読む]
  • 別離の決意 ⑨幽霊と、神と、トッケビと
  • 『幽霊と、神と、トッケビとの違いはなんだと思う?』唐突に、ハヌ?さんが聞いた。 「神は・・・神、ですよね。ハヌ?さんも神」『そうだな』「死神さんは・・・。これも神」『そうだ。正確には神の修行をしている者だ』「修行ですか」『そうだ』 ・・・理由を聞こうとした時、すーーーーーっと何かが心に入り込んで来て、私は言葉が無くても通じるというのがこういうことだと理解した。 要するに・・・。死神とは、前世で神に与えられた命を [続きを読む]
  • 別離の決意 ⑧回廊の向こう
  • 私が扉の外に出ると、触れてもいないのに静かに扉が閉まった。 別離。 傷みもなく、死の実感も無かった。 飛び込んできたおじさんが流した涙が、頬に触れ、手に触れたし、抱きしめてくれた腕も何もかも暖かく。 自分が既に現世(うつしよ)の世界の者ではなくなったことが、全く実感できなかった。 目の前で閉まった扉に飛び付けば、今一度おじさんの胸に戻れるのではないかと思ったけれど、固くしまった扉、そして取っ手はまるで [続きを読む]
  • この先の流れのこと
  • さて・・・。 今は、ウンタクとシンが旅立つ時にそれぞれに考えていたことなどを書いています。これには二人の将来の鍵になる人たちも登場してくるのでもうしばらくお付き合い頂ければと思います。 その後に、ケベックでの、生まれ変わったウンタクとの出会い、そして、生まれ変わってからシンに再会するまでのウンタク、再会してからの二人を時々織り交ぜて書いていこうと思いますが、先が長くて(笑) なので本当に、気が向いたら [続きを読む]
  • はじめまして
  • 自己紹介もせずに書き始めてしまい、後になってトップの固定文章をつけました。 当ブログにいらして下さり、ありがとうございます。 小説(というほど形になっていないもの)を随分前に少し書いていましたが、それすら書かなくなって早○○年・・・。という世代です。 それでも、続きのストーリーが脳裏に浮かんで、二次創作でも書いてみようか、と思ったのは、実はこのトッケビではなく、信義(シンイ)でした。 でも、そもそも韓国 [続きを読む]
  • 別離の決意 ⑦花言葉
  • ポタリ・・・。雨音がした。 ここはとても靜かなのに、なぜか雨が降り始めたことがわかった。 おじさんが死ぬとき感じた痛みとか辛さとか、そういうのを私も経験するのかなあなんて、意味のないことを思ったりしたし、顔や体にひどい傷を負って、今まで出会ってきた幽霊みたいに、鏡に映る姿が痛々しかったりすると、きっとおじさんが泣くだろうと思った。 でも、違う。どうしたって、おじさんはきっと、あの日のように、独り扉を閉 [続きを読む]
  • 別離の決意 ⑥私は生きたよ。
  • おじさん、やっぱり私が死ぬ。 おじさんはずっと生きるはずだから、私が生まれ変わって会いに来るね。 ずっとここに居て。訪ねてくるから。約束するから。 おじさんの剣を抜かなければ、死ぬのが花嫁の定めと聞いた後、 例え何が待ち構えていようと、君の手は離さない。 誓って言える。 そう言って抱き締めてくれたから、私は「生きる」と決めた。 いくら私が色々経験して来ていても、まだ人生を二十年しか生きていなくて。 いく [続きを読む]
  • 別離の決意 ⑤炎
  • 19歳でおじさんと出会って、20歳でおじさんと別れて、29歳でまた、おじさんに出会った。 29歳で出逢い直した時には、おじさんの知らない、オトナになった私がいて、 おじさんは、20歳の私にはオトナな人だったけど、29歳の私にはステキな人になっていた。 胸に刺さった刀を抜いたら、「ステキな人になるんだ」って、そう言ってたよね。 うん。記憶は失くしていたけれど、これだけは解る。 10年後のおじさんは、刀が抜けたおじさん [続きを読む]
  • 今日が適度な天気かもしれない ②約束
  • 100年も200年も待つなんて、言わなければ良かった。900年も独りでの寝食を繰り返してきたのだ。彼女の居ない、無の世界で、何の希望も、未来、過去もない「空間」で、ただただ彼女との思い出と約束を守ることだけを心の支えに、果てしない無の中を、ひたすらに歩き続けたあの9年間に比べれば、「約束」のある空間で彼女を待つぐらい何でもないと…あの瞬間は思ったのだ。そんなに待てないから急いで帰ってこいと、言えば良かった [続きを読む]
  • 別離の決意 ④幼子
  • 葬儀が始まると、ユ会長はドクファ兄さんの横に立って、次々と訪れる弔問客ひとりひとりに、誰よりも深く頭を下げていた。そして、最後にもう一度、私のところへ静かにやって来て、こう告げた。「そろそろ旅立たねばなりませんね」私の目を見ながらだったけれど、話し掛けた相手は私だけではなく、隣の死神さんにだった。「旦那様と花嫁様を、どうか宜しくお願い致します」それから死神さんへ改めて顔を向けたユ会長は、少しだけ [続きを読む]
  • (1)別離の決意 ③ユ会長
  • 葬儀会場へはおじさんが扉を開けてくれた。自分もしっかりと喪服を着ているのに、なぜか扉の外に一緒に出ようとはしなかった。 きっと知っていたのだろうと思う。そこで、出会ってしまうことを・・・。「食器を磨かねばと思っておりましたのに、間に合わず申し訳ありません」 死神さんの隣、自らの棺がよく見える位置に静かに佇んだユ会長は、とても穏やかに笑った。 会場ではドクファ兄さんが棺に縋って大泣きをしていた。そのお陰 [続きを読む]
  • (2)別離の決意 ②あの日の彼のこと
  • ユ会長が旅立った夜。いつまでも続くのではないかと思った、厚い扉の向こうの、彼の嗚咽は突然に止まった。 私は死神さんに言われて喪服に着替えたものの、扉を開けることが出来なかった。 目の淵を赤くして、私をぎゅっと抱きしめた愛しい人は、「私の代わりに”あの子”を見送ってやってくれないか」と、静かに私に告げた。 「私ももちろん行くけれど、おじさんに見送って欲しいのじゃないの?」と、私は彼の腕の中で答えた。 [続きを読む]
  • (1)今日が適度な天気かもしれない
  • 今日は適度な天気だし、君がまぶしいから・・・。君が初恋の人だから言いたい。 程よく晴れた日に、花嫁になってくれないか。 **** 私の最初で最後の花嫁。君に逢いたい。 **** 「まだそれを読んでいるの?」 いつ彼女に再会しても、彼女が気づいて笑ってくれるように。「私は100回は読み返す」 そしたら私はまたそう答えるんだ。 もう何度新しくしたかも覚えていないこの本。 ぼろぼろになっていたら、きっと彼女の綺麗な瞳 [続きを読む]
  • (1)別離の決意 ①彼の涙
  • 記憶を失ってしまっていたあの9年間。雨が降れば・・・雪が降れば、襲ってきて、私を苛んだあの暗闇に引きずり込まれる絶望感。出口のない悲しみに、名前を付けることも出来ないでいたあの時。 あの苦しみと同じ苦しみを彼にも背負わせてしまったことに、死神さんの仕事部屋へと駆け込んできた彼を見た瞬間に改めて気づかされた。 一緒に暮らした、長くは無かった二人、いや、三人での時間。 彼の泣き声を扉の向こうで息を潜めて聞く [続きを読む]
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