総一郎 さん プロフィール

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総一郎さん: ゲリラ部隊
ハンドル名総一郎 さん
ブログタイトルゲリラ部隊
ブログURLhttp://bluerose987.blog.fc2.com/
サイト紹介文BL要素のあるオリジナル小説ブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 17日(平均11.9回/週) - 参加 2018/06/08 22:51

総一郎 さんのブログ記事

  • 学園七不思議を調査せよ!(6)
  •  ――火の用心同好会、教室前。「じゃあ、開けるぞ?」 大埜が皆に向かって言う。 皆が頷く。 ガラ、 という音をたてて戸を開く。 中には暗闇に浮かぶ、炎が一つ。「「「見つけちゃった!!」」」 皆の声にびくっと驚く人物が一人。「見つかっちゃった!?」 そう言ったのは、火の用心同好会。「やっぱりいたー!! 火の用心同好会!!」 能沢が指をさす。 天闇夜使はぎろと火の用心同好会を睨みつける。「夜中にまで学 [続きを読む]
  • 学園七不思議を調査せよ!(5)
  •  3年教室前廊下。 美咲は無事3年教室前まで来ていたが、一人だった。「あー……一人になっちゃった……」(しーんとしてて……う……怖いかも……) バサ「?!」 美咲は何かの気配に、ばっと振り返る。 ……何もない。「見つけた」「きゃー!?」 背後からの突然の声に、美咲は悲鳴を上げた。 だが、そこにいたのは、「小杉。俺だ」「あ、天闇夜使先輩! どうして……」「お前が走ったから、追いかけてきた」「あ……あ [続きを読む]
  • 学園七不思議を調査せよ!(4)
  •  翌日。 夜。校門前。「よし! 皆そろったねー! それじゃあ、入るよー!」「わ〜……夜の学校って不気味〜……」「あ……天闇夜使は……怖くないか?」 恐る恐るといった感じで、能沢が問いかける。「ん? 夜って……血が騒ぐよな」「てめえに訊いた俺が馬鹿でした。すみません」「どういう意味だ」「さてと、大埜くん、キミの集めた怪談って?」「それがさー……なーんか他の学校とは違う感じなんだよなー」 美咲が首を傾 [続きを読む]
  • 学園七不思議を調査せよ!(3)
  • 「ぐはぁッ!!」「離れろ。失せろ。殴られたいか」「痛〜〜〜〜〜〜ッ!!! もう殴ってるじゃないか〜〜〜〜!!」「あの……すみませんが、貴方は誰ですか? 2年の腕章つけていますが、僕の記憶では、見たことがありません。1年でも3年でもないですよね?」「あらら。うーん、さすが優等生。記憶力抜群だね。確かに2年じゃないことは認めよう。でもこの学園の者だよ」「とっとと正体ばらせばいいだろう。優也」「あ、名前 [続きを読む]
  • 学園七不思議を調査せよ!(2)
  • 「美咲ちゃん、ジュース飲むかー? 今ならオレンジジュース、タダであげるぜー!」「え? あ、ありがとうございます」「ちょっと!! その言い方、美咲ちゃんにはタダであげて、あたし達からは金とろうとしてたの!? 藤居!!」「い、いや、そんなことないぜ!?」「はあ……なんでジューサーなんかを部費で買って来たんですか、啓……」「い、いやあ、いつでもフレッシュなジュースを皆に提供しようと思って……!」「僕らの [続きを読む]
  • 学園七不思議を調査せよ!(1)
  •  デスパレション学園、放課後。 万屋倶楽部前。「こんにちはー」 万屋倶楽部部室の扉を開けて入ってきたのは、1−Cに転校してきたばかりの、小杉美咲だ。 これで部室には、部員全員がそろった。 因みに美咲以外は、全員2年である。「小杉くん、いらっしゃい」 にっこりと笑って、秋昌が美咲を出迎える。「圭〜。いらっしゃいって、店じゃねぇんだからよー」「あはは。ここの人たちと違って結構普通な方だから、思わず歓迎 [続きを読む]
  • 天闇夜使諒の謎を追え!(4)完
  •  ――新聞部。「ああ! そのことならビデオにとってた奴がいて買い取ったよ!」「さすが好奇心旺盛ですね。買い取ったって事は記事にする気満々だったんでしょう? なのに記事にしてないですよね? どうしてですか?」「えー……と……いや、見てもらえば判るよ」「「「「?」」」」 4人が揃って首をかしげた。「って、何で天闇夜使まで不思議そうな顔する!! お前の話だろうが!!」 能沢がつっこむが天闇夜使はしれっと [続きを読む]
  • 天闇夜使諒の謎を追え!(3)
  • 「本当かよ」「ん? 多分………………………………………………向けても、刺してもいない、と思う」「今かなり考え込まなかったか、お前……」「傷害などで訴えられたことはないから、多分、ない」「多分かよ!!」「それとも……あれか?」「あれ?」「喧嘩はいつも一対一だったんだが……大勢でこられたことがあってな……」 ふんふん、と3人が聞き耳を立てる。「呼ばれた場所行く前に罠だとは勘付いたんで……」「ははーん、 [続きを読む]
  • 天闇夜使諒の謎を追え!(2)
  • 「あの、僕、前から聞きたかったことがあるんですよね」 秋昌の一言に、3人は顔を見合わせる。「「「誰に」」」 異口同音だった。「天闇夜使くんに」 すると、3人の視線が天闇夜使に集まる。「ん?」「何で天闇夜使くんに『デスパレションの殺人鬼』というあだ名がついたんですか?」「あー、それ俺も聞きてぇな。能沢と大埜は中学時代から喧嘩強いってんで恐れられてるけどな。何で腕が立つとか噂のなかった天闇夜使が先に『 [続きを読む]
  • 天闇夜使諒の謎を追え!(1)
  •  昼休み。 本日の天闇夜使と能沢の恒例喧嘩はお休みの日。 2−B。 ここは、万屋倶楽部メンバー、天闇夜使、能沢、藤居、秋昌のいるクラスである。 天闇夜使の席の隣は能沢。 能沢の前の席が藤居。 天闇夜使の前であり、藤居の隣の席は秋昌。 そんな席順のせいか、授業は無論、4人は固まって昼食や休み時間を過ごすことが殆どである。 だからといって、仲が良いグループなのか、というと、クラス中が首をひねる。 隣同 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(13)完
  •  教室を出た一行は、天闇夜使以外ぐったりしていた。「……なあ、おい」「なんだよ、研次」「俺たちは何も見なかった。そうだよな」「……そ、そうだな」 能沢と大埜がそういうことにしようとしている。「……気色悪……」「…………う」 藤居と秋昌が、気分の悪そうな顔をしている。「何を暗い顔をしている。次行くぞ」「行かんでいい!!」「ていうか行かないでー!!」「これ以上あたしたちを人外魔境に連れて行こうとしない [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(12)
  • 「じゃあ次は……遺伝子研究会だな」「なんか難しそうなところですね……」「とりあえず入るぞ」 ガラリ、と入れば、数人の生徒がいる。 ここは一人きりではないようだ。「やあ、天闇夜使! 今日は何の用?」「見学だ。1年の転校生連れてきた」「ここも天闇夜使の知り合いか……」「ろくでもなさそう……」 大埜が疲れたような声をあげる。 後に続いた蘭露はもう疲れていた。「そうだ! 天闇夜使が言っていたヤツ完成したん [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(11)
  •  火の用心同好会を出ると、次に向かったのは、隣の教室。「じゃあ、次は……ここだ」「ここは?」「水用心同好会だ」 ガラリ、と開けると、一人の男子生徒が両腕を広げて歓迎する。「やあ、天闇夜使くん!! 僕の同好会に入ってくれる気になったのかい!?」「ならん」「そんな!! 一刀両断!!」「てかこの人火の用心同会の人だろ!?」 先ほどと同じ会話が繰り返され、思わず能沢がつっこんだ。「違う。双子だ」「双子そろ [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(10)
  • 「うーん、弓道、テニス、バスケ、吹奏楽、料理、剣道、柔道、エトセトラと見てきたけど……」 虎青騎が指折り数える。 蘭露が美咲に話しかけた。「何かいいところはあった?」「うーん、そうですね……あの、まだあるんですか?」 虎青騎が、あ、と呟く。「同好会とかもあるよ。その辺は諒、詳しいよね」「じゃあ、同好会も行ってみるか?」「お願いします!」 一行は、食堂にある自動販売機で買ったジュースを飲んだあと、同 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(9)
  •  次にやってきたのは、弓道場。 弓道に覚えがあるらしい蘭露が、弓と矢を持って美咲にすすめてきた。「弓道なんて、どう?」「私、やったことないですけど……」「俺もない」「天闇夜使さんも? じゃあ教えてあげるからやってみない?」「はい!」「…………」 じーっと天闇夜使は弓と矢を見つめる。 それは放っておいて、蘭露は美咲に手ほどきをはじめた。「――と、そうそう、手をここに……そう、そして矢をつがえて……射 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(8)
  • 「ここがテニスコートだ。無論テニス部がある」 天闇夜使を先頭に着いた先は、言ったそのままのテニスコート。 藤居が、疑問の声を口にする。「うちの学校って強かったっけか?」「……弱くはないと聞いている」「んじゃ、いっちょ暴れてきますか♪ いくぜ、天闇夜使!」 完全復活をとげた能沢が元気に声をあげる。「何故に俺を呼ぶ」「いいから来いよ! テニスで勝負だ!」「テニス……。…………」 考えるように、間を取り [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(7)
  • 「あの……すみません、あとで私のアドレス帳に書いてもらえますか?」「ごめーん、一気に言い過ぎたよねー。これじゃあ覚えきれないか」 てへ、と舌を出す封昴威に、美咲は申し訳なさそうにする。「す、すみません……」「別に謝ることじゃないよ」 そう言ってくれたのは虎青騎だった。 そこで、自分のことを言っていないと美咲は、はっ、とした。「――あ、私も言いますね! 私は小杉 美咲(こすぎ みさき)、5月22日生 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(6)
  •  ――放課後になり、美咲のクラスの前に来たのは、総勢八人だった。「ホントにいっぱいついてきちゃったけどいい?」 緑の髪の女子生徒が、申し訳なさそうな声でいう。「はい! 大勢の方が楽しいですよね!」「いい子だね、小杉さんって」 よしよしと美咲は頭を撫でられながら、緑の髪の女子生徒に言われた。「じゃあ自己紹介しようよ! トップバッターは、はい! 天闇夜使から!」 元気よく声をあげたのは、ピンクの髪の女 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(5)
  • 「諒、お疲れー」「おう」 そして、天闇夜使と美咲の視線が合う。 美咲は内心黄色い悲鳴をあげていたが、天闇夜使に通じるわけはなく、「……誰だ?」 首を傾げられた。「ほら、諒が朝助けた子……」 空色の髪の男子生徒が助け舟を出す。「そうだったか?」「相変わらず、人の顔覚えんの苦手なんだから……」 二人はそんな会話をしているが、 今声をかけずしていつかけろと言うのだろうか。 美咲は勇んで声をかけた。「あ、 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(4)
  • 「デスパレション学園名物。こうやって、校内で賭博やってんのよね」「賭博なんていいんですか!?」「んーでも……」 女子生徒が自分の隣で熱狂している教師を指さす。「天闇夜使くん! 先生の今月の小遣いは君にかかっている! がんばってくれー!!」「……。ね?」「ああ……先生方まで……」 美咲は、がく、と肩を下げた。「ということだからいいんじゃない? バレなければ」「ええ!? そういう問題なんですか!?」  [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(3)
  •  向かった先は、二年生のクラスのある廊下。 いやに人がごった返している。 不思議そうな顔をしていると、女子生徒が、あのね、と言い出した。「この時間になると二年のクラスがある廊下でね……あ! やってる、やってる!」 こっちだよ、という手のサインに美咲も、人ごみをわけて入っていく。 その人ごみは、二人の生徒の周りにできていたものだった。 金髪の男子生徒の方が、こう叫ぶ。「ここで逢ったが百年目!! 今日 [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(2)
  •  ――デスパレション学園、1−C。「えー今日は転校生を紹介します。――小杉さん」 教室がざわめく。 入ってきた子は、この学園の白い制服がとても似合う。 暗めの長い赤い髪を背に流して、ちょっとだけ左頭部で髪を結んでいる。 とても可愛い女の子――じゃなくて、男の娘。 美咲はにっこりと笑顔を見せた。「はい! 小杉美咲といいます! どうぞよろしくお願いします!」 声も可愛い。 その美咲が男だと気付いた者は [続きを読む]
  • ようこそデスパレション学園へ!(1)
  •  ――19××年、6月――「そこの彼女ー。おい。聞こえてんだろ? こっち向けよ」 柄の悪い二人組の男が、一人の高校生の行く先を阻む。 高校生――小杉 美咲(こすぎ みさき)は、顔をあげた。「え? 私ですか?」「そうそう、ほら、こっち来いよ。キミ可愛いね、高1?」「俺たちと遊ばない? いいことしようぜ?」「すみませんけど『彼女』じゃないです。私、男です」 美咲は申し訳なさそうな顔をして言う。「「「… [続きを読む]
  • 妖力継承(11)完
  •  僧侶が向かうのは、初めて少年と出会った場所。 そして、声をあげた。「……。月花(ユエファ)。出てきていいぞ」「和尚様……」「もう村には戻れないぞ、いいか」「異形となりはて、儀式が終わった私に、居場所はありません」「そうか」「和尚様」「何だ?」「母様も私と同じように、妖魔になってしまったのでしょうか」 いや、と僧侶は呟く。「普通は人間の器では妖力が大きすぎて、異形の姿に成り果てる前に死に絶える」「 [続きを読む]