塗装技術の門の中の人 さん プロフィール

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塗装技術の門の中の人さん: 塗装技術の門
ハンドル名塗装技術の門の中の人 さん
ブログタイトル塗装技術の門
ブログURLhttp://adhesion.3rin.net/
サイト紹介文塗装技術に関連した記事を投稿しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供222回 / 122日(平均12.7回/週) - 参加 2018/06/09 00:45

塗装技術の門の中の人 さんのブログ記事

  • 電波吸収塗料
  •  レーダ、通信、電子機器などの電波の利用が多用化するにつれて、電波障害が問題になっています。テレビの映りが悪いとか、電子機器が誤動作するなどがその例になります。 レーダの偽像現象について説明すると、海峡部をわたる橋梁がある場合、船舶から出されたレーダが橋梁に照射し、直接反射してくる電波はレーダ映像上に実像として現れます。ところが橋梁から二次反射体に当たって反射してくる電波はあたかも別箇所からの [続きを読む]
  • 電磁波シールド塗料
  •  電磁波シールドとは、金属のような高い導電性や透磁性を持つ面によって、その両側の空間やものを電磁気的に絶縁することです。 電子機器類は産業分野では不可欠なものであり、最近は家庭にも普及してきていますが、電子機器から外部に漏れるごくわずかの電流や電磁波が、他の電子機器の制御機構に対してノイズとして働いて誤動作を起こすことが問題となっています。この問題は、電子機器の高性能化と小型化が進むにつれてま [続きを読む]
  • 耐熱塗料
  •  一般に熱に対して劣化などによる異状がなく、塗膜としての機能を保持し続けるものを耐熱塗料といいます。 ところで耐熱性といっても使用される環境により対象の温度も異なることから、耐熱塗料も使用温度に応じた分類ができます。 耐熱塗料の耐熱性は展色剤である樹脂と顔料との働きによりその機能を発揮します。顔料として酸化チタン、酸化鉄、などの酸化物顔料、アルミニウム粉、亜鉛粉末、ステンレス粉末などの金属粉が [続きを読む]
  • 赤外線制御塗料
  •  赤外線は太陽光線中の長波長部分で物質の分子活動を活発にして、物体の温度を上昇させます。塗料のうちには赤外線を制御する働きを持つものがあります。 構造物は太陽光線に当たるとその中に含まれる赤外線により温度が上昇します。この際、白色の塗装をすると光全体を反射し温度上昇は少ないのですが、濃色の塗装をすると赤外線を吸収して温度が上昇します。構造物は美観や眩映性の点から濃色の塗装が施されることが多いの [続きを読む]
  • 自動車塗料・塗装技術の今後(グローバル展開塗装系)
  • ▽国内における塗装系展開動向 今後、国内においては、現在展開中の中上塗り塗料の現行保持機能のさらなる高機能化が求められ、中塗り塗料は耐チッピング性、、ベース塗料は意匠性、クリヤー塗料は耐擦り傷性及び外観などの主要品質機能の向上に対する取り組みが推進されていくと考えられます。また、環境配慮に向けた取り組みは継続されるため、現在導入展開されている工程短縮塗装系は、水性3WET(1PH:中塗りレス)系に移行 [続きを読む]
  • 自動車塗料における品質向上対応(高機能/高意匠性塗料の展開)
  •  現在、環境配慮型塗料、塗装システムとして水性3WET系工程短縮塗装システムが展開されています。また、高品質が要求される車種では従来からの3C2Bシステムが継続し利用されています。いずれの塗装系でも塗膜としてのさらなる高機能化が要求されています。中塗り塗料においてはその塗膜の主要機能である耐チッピング性の向上、ベース塗料では意匠性の向上、クリヤー塗膜においては擦り傷性、意匠性(艶消しタイプ)の高機能化に [続きを読む]
  • 環境保護および経済性に配慮した自動車塗料・塗装技術対応
  • ▽自動車塗料・塗装面からの対応(工程短縮塗装の展開) 自動車生産工程において排出されるVOC/二酸化炭素による大気汚染および地球温暖化への影響抑制に向けた塗料・塗装技術からの取り組みを説明します。 光化学スモッグなどの大気汚染要因となるVOCは、主にボディ塗装用塗料(中上塗り)に含まれており、大部分は塗装工程の塗装ブース・乾燥炉から排出されています。2006年の改正大気汚染防止法の施行に先駆けて2000年頃 [続きを読む]
  • 自動車塗料・塗装技術への要求と取り組み
  •  自動車塗料は、基本的に下塗り(電着)、中塗り、上塗りの3塗装工程から構成されています。それぞれの品質機能分担により、塗料の役割である「保護」と「美観」機能が発揮されるように設計されています。主に下塗りは防錆、中塗りは耐チッピング性、仕上がり外観、上塗りは、外観・意匠性および耐候性の確保が目的です。これらの塗料に対する市場からの要求品質は年々高度化し、現行系からの高機能・高品質化に向けた取り組 [続きを読む]
  • 低フッ化樹脂塗料
  •  フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂ともに融点200℃前後の樹脂で、フッ化ビニリデン樹脂の方が分解温度が高いため塗料用としては使いやすいです。いずれも白粉末の微粒子ポリマー(0.1〜1.0ミクロン)で、高沸点溶剤に分散させた分散型塗料で、焼付け乾燥時に高沸点溶剤の溶媒和効果によりポリマーの融点を低下させて、溶融させると同時に高沸点溶剤が蒸発して連続塗膜を作るものになります。塗料の組成としては微粉末 [続きを読む]
  • 高フッ素化樹脂塗料
  •  4フッ化エチレン樹脂塗料は、4フッ化エチレンの水性ディスパーションを基材とし、これに接着助剤、顔料を加えて焼付け用塗料とします。用途により耐摩耗性、耐クリープ性を強化するためガラスファイバー、二硫化モリブデンなどを配合することがあります。この塗料はスプレーして、370〜380℃の高温で焼付けして、均一な塗膜にします。したがって、塗装可能な素材は限定され、亜鉛、スズ、木材などは不可となります。また、素 [続きを読む]
  • フッ素樹脂塗料:概要、種類と特性
  • ▽概要 フッ素樹脂は4フッ化エチレン樹脂、4フッ化エチレン6フッ化プロピレン共重合体、3フッ化1塩化エチレン樹脂、2フッ化ビニリデン、6フッ化プロピレン共重合体、2フッ化ビニリデン樹脂、1フッ化ビニル樹脂などがこの範疇に入ります。しかし、このうちフッ素樹脂塗料としては、2フッ化ビニリデン樹脂を主体としたものと1フッ化ビニル樹脂を主体としたものとがあります。これらのフッ素樹脂はフッ化度が低いため、高フッ化 [続きを読む]
  • 熱硬化性粉体塗料②
  • (2)アクリル樹脂粉体塗料 熱硬化性アクリル樹脂は耐候性、保色性、耐汚染性などの塗膜性能に優れていることから、この特性を粉体塗料に生かして防食分野から美粧仕上げの分野へ需要拡大を狙ったもので、日本で開発された粉体塗料になります。 熱硬化性アクリル樹脂としては常温では安定な粉末で、加熱時溶融して平滑な塗膜を形成する必要からガラス転移温度(Tg)が50℃以上でなくてはなりません。しかし、ガラス転移点が高 [続きを読む]
  • 熱硬化性粉体塗料①
  •  熱硬化性粉体塗料は、低分子量のポリマーを加熱することにより溶融して流動性を持ち、同時にポリマー骨格上にある官能基の間で架橋反応が起き、溶融、硬化が同時に進行して平滑な表面を形成します。したがって、軟化温度と硬化温度の間に大きな温度差があって、さらに貯蔵安定性の面からすれば、融点が高く、かつ溶融温度範囲が狭いことが望ましいです。熱硬化温度以下では、溶融粘度が低いことが最も望ましいです。一般に熱 [続きを読む]
  • 熱可塑性粉体塗料②
  • (3)ポリエチレン粉体塗料 熱可塑性粉体塗料としては価格が安いこともあり、最も多用されているものになります。主基材はポリエチレンで、重合法による高密度、中密度、低密度ポリエチレンの3種とエチレン酢酸ビニルコポリマーとがありますが、塗装作業性、塗膜の安定性などの点から主として低密度ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル子コポリマーが用いられます。低密度ポリエチレンは引張強度や硬度は小さいですが、伸び率が [続きを読む]
  • 熱可塑性粉体塗料②
  • (3)ポリエチレン粉体塗料 熱可塑性粉体塗料としては価格が安いこともあり、最も多用されているものになります。主基材はポリエチレンで、重合法による高密度、中密度、低密度ポリエチレンの3種とエチレン酢酸ビニルコポリマーとがありますが、塗装作業性、塗膜の安定性などの点から主として低密度ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル子コポリマーが用いられます。低密度ポリエチレンは引張強度や硬度は小さいですが、伸び率が [続きを読む]
  • 熱可塑性粉体塗料①
  •  粉体塗料として最も古くから流動浸漬用として使われてきたものになります。樹脂としては塩化ビニル、ポリエチレン、ナイロンなど高分子量のものが用いられ、加熱によって溶融し、架橋反応することなく皮膜を形成します。したがって、焼付け反応時間の必要はなく、短時間の加熱で済みます。 反面、高温が必要であり、金属面との付着性については、接着プライマーを必要とします。(1)塩化ビニル樹脂粉体塗料 ポリ塩化ビニ [続きを読む]
  • 粉体塗料の種類と特徴
  •  粉体塗料の種類には熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂を基材にしたものとに大別することができます。両者の特徴を比較したものを下の表に示します。熱可塑性樹脂熱硬化性樹脂分子量高分子量低分子量微粒子微粒子化が困難微粒子化が可能溶融温度高い低い薄膜塗装困難50ミクロン前後の塗装が可能塗膜性状柔軟性硬い耐化学薬品性優れている良いプライマーの必要性必要性あり必ずしも必要ではない塗装法の適性流動浸漬法 溶射法静電吹 [続きを読む]
  • 粉体塗料に要求される性状
  • (1)溶融温度と分解温度および架橋温度との差が大きいこと。粉体塗料は塗布後、加熱溶融させて塗膜を形成させるので、使用している樹脂の融点以上に加熱する必要があります。この場合樹脂の分解温度や架橋温度が溶融温度に接近していると平滑な塗面は得られません。(2)溶融温度は低い方が良いです。塗装された粉体塗料は、粒子間に空気が大量に存在するため、平滑な塗面を得るには溶融粘度が低くて、流動しやすくなければな [続きを読む]
  • 粉体塗料の概要と一般的特徴
  • ▽概要 粉体塗料とは有機溶剤や水のような揮発性分散媒(溶媒)を用いず高分子合成樹脂を主成分とした塗膜形成要素を粉末状にしたもので、空気を媒体として粉末のまま、被塗物の表面に塗装し、加熱して粉末を溶融させて、塗膜とするものです。粉体塗料に用いられる樹脂は熱可塑性樹脂としては塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン系などがあり、熱硬化性としてはエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂など [続きを読む]
  • NAD塗料の用途
  •  NAD塗料の主要な用途は自動車のメタリックカラーの上塗り塗装用です。自動車の塗装仕上げはメタリックカラーとソリッドカラーとがありますが、メタリックカラーはソリッドカラーに比べて塗装上の問題が多く、メタル色のムラ、たれ、わきなどが発生し、2コート1ベーク方式では光沢不良など、クレームが多くなります。これに対し、NAD塗料は、その特性からメタリック塗料として最も塗装効果を発揮する塗料になります。すなわち [続きを読む]
  • NAD塗料の特徴
  •  NAD塗料は、造膜時ポリマー粒子の融合に熱の作用が必要とする性質から、熱硬化性アクリル樹脂塗料の範疇に入るもので、その特徴は熱硬化性アクリル樹脂塗料と比較して評価されます。しかし、塗膜形成助要素は有機溶剤で、塗膜形成主要素である樹脂は分散粒子として有機溶剤中に分散しているため、一般溶剤型塗料にない特徴を有しています。 (1)粒子ポリマーの性質が系全体の粘度にあまり寄与しないので、高分子量の粒子ポ [続きを読む]
  • 非水系ディスパーションの安定化の原理と重合の方法
  • ▽非水系ディスパーションの安定化の原理 非水系ディスパーションの安定化の原理は、粒子表面に吸着した分散安定剤の溶媒和層の立体的反発層(吸着層または吸着保護層ともいいます)によって安定化されています。ICIの研究者らはこの立体的反発層の厚みについて、12-ヒドロキシステアリン酸オリゴマー誘導体のポリメタクリル酸メチルグラフト化合物の場合約130Åの値を確認しています。また、12-ヒドロキシステアリン酸の縮合 [続きを読む]
  • 非水系ディスパーションの構成
  •  非水系ディスパーションの構成は次のような成分から成り立っています。 (1)分散媒は脂肪族炭化水素を主体とする有機溶剤。 (2)分散ポリマーは0.1〜0.8ミクロンの粒径の分散状態にある。上記の分散媒には不溶の主体ポリマー。 (3)分散安定剤は主体ポリマー粒子の表面にあり、粒子の分散状態を安定化する安定剤ポリマー(立体的反発による安定化作用)。 (4) (1)〜(3)のほかに、分散媒中に一部溶けている低極 [続きを読む]
  • 非水系ディスパーション型(NAD)型塗料の概要
  •  非水系ディスパーション型塗料はNAD塗料とも称せられ、NADとはNon Aqueous Dispersionの略称で、水以外の有機溶剤(主として脂肪族炭化水素)の中に、約0.1〜0.8ミクロンのポリマー粒子を分散させた分散液のことになります。このポリマー分散液と他の塗料構成成分を混合してできる塗料を非水系ディスパーション型塗料と読んでいます。この塗料は、低公害性、省資源および塗装作業性などの点で、従来の溶剤型塗料に比べて優れ [続きを読む]
  • ハイソリッド塗料の特徴と用途
  •  ハイソリッド塗料は、従来の塗装機器、設備で塗装可能であり、特別の改造を必要としない点において、粉体塗料、水系塗料とは異なっており、その特性を次に列挙します。 (1)低分子量であり、微粒化に優れています。 (2)吹きつけ時の固形分が高いので同一塗膜厚にするためには30〜40%絞ることができ、塗装回数を少なくすることができます。 (3)吹きつけ時の使用溶剤量が少なく、塗装費のトータルコストは安くなりま [続きを読む]