Aya さん プロフィール

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Ayaさん: plus !!
ハンドル名Aya さん
ブログタイトルplus !!
ブログURLhttp://fion.seesaa.net/
サイト紹介文外資系ブランドに勤める独身OL34歳の恋、仕事、友情。シナリオ風で読みやすく。毎週火木日21時更新。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供56回 / 128日(平均3.1回/週) - 参加 2018/06/11 16:12

Aya さんのブログ記事

  • 第3章 男らしいと言われて 2.フランス語④
  • その後のエレベーターの中。もとこと神崎がいる。「 …くやしいっ 」2人になって思わずもとこが本音を吐いた。「 すみませんでした 」「 なんで神崎が謝るのよ 」「 だって…僕はフランス語ができるってこともあって、今回先輩と出張させてもらえたのに… それなのに、レポート、先輩に殆ど任せちゃって、あの時、僕がフランス語に書き換えていれば 」「 神崎は悪くないわよ 」「 …でも… 」「 たとえそうでも、私 [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 2.フランス語③
  • Fion本社・会議室。部長の野村、専務の陣野がいる。もとこと神崎が呼ばれたのだ。もとこ、検品担当からの報告書に目を通し信じられないといった顔つきで野村と陣野を見た。「 …どういうことですか 」野村がイライラしながら言い返す。「 そんなのこっちが聞きたいよっ 」「 …部長に提出したレポートの通り、向うのスタッフとは打ち合わせ済です。 日本へ出荷する商品用のチェックリストも各アイテム毎作成し、スタッフに渡 [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 2.フランス語②
  • 翌日。表参道。外回りで会社に戻る途中のもとこ、歩きながらスマホで電話中。「 祥子もえらく気に入られたわね 」祥子の店。事務所で仕事中だった祥子。もとこからの電話を受けている。「 だから違うんだって。 昨日店の前で偶然会って、いきなりごはんでも食べに行きませんかって言うもんだから もとこたちと約束してるって言ったら、じゃあ僕もぜひ…って 」 「 樹くんの祥子を見る目が違ったもん。 あーゆーのを目がハ [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 2.フランス語①
  • 夜。用賀。祥子の店。祥子出てきて、お店のカギを閉める。今日の営業は終わった。スマホが鳴った。祥子、でる。「 もしもし? 」祥子、相手の声を聞いた途端、少し甘えたような口調になった。不倫中の彼、だった。「 ああ。うん。今仕事終わったとこ。 うん…明日、楽しみにしてる。 …明日はゆっくりできるんでしょう? 」電話の向こうで彼が何か言ったようだ。祥子の顔が少し曇る。「 そう…それじゃあ仕方ないわね。 じゃ [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 1.尾逗ビル④
  • 新宿。夏目の会社。スーツの上に作業服を着た夏目が現場からオフィスに戻ってくる。「 ただ今戻りましたぁ〜 」「 おう、おつかれ 」夏目、自分のデスクに座り書類の整理をしようとする。そこへ、女性従業員がお茶をもってきた。「 ありがと。 」…ん?夏目、ふと、顔をあげる。すると、その女性は、なんと、梨香だった。「 うわっっっっ 」夏目、驚いて、お茶をこぼしてしまう。「 大丈夫ですかぁ、夏目さんっ 」梨香、 [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 1.尾逗ビル③
  • もとこと真樹、言いあいをしながら、営業企画部に入ってくる。「 だから、そんなの営業サイドが了承しないわよ 」「 そうは言っても、うちのブランドイメージがあるだろ。  新しく開店するFion表参道は世界のどこのショップより、うちのイメージを前面にだしたんだよ 」2人の言い合いにフロアにいた従業員の視線が集まる。その中には部長の野村、神崎、薫子もいる。が、そんなことはお構いなしのもとこと真樹。「 イメージ [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 1.尾逗ビル②
  • 表参道。もとこ、その小道を入っていく。なにかを探しているようだ。そしてあるビルの前に立った。そのビルは「尾逗ビル」とある「 ここだ… 」祥子が言ってた。このビルの設計で櫂はその才能を世に知らしめたのだ、と。もとこ、吸い寄せられるようにそのビルに入っていく。尾逗ビル内。もとこが入っていくと、エントランスがあった。そう大きなスペースではないが、空間を贅沢に使った独創的なエントランス。奇をてらっている感 [続きを読む]
  • 第3章 男らしいと言われて 1.尾逗ビル①
  • 駒沢。夜。真樹の家でのリターンバンケットの帰り道。もとこ、祥子、夏目、神崎が歩いている。「 真樹も気ィ強い嫁さんもらったなぁ 」「 今日出たお料理、あれほとんど買ってきたやつでしょ 」「 私もそう思った 」「 え、マジかよ? 」「 えっ、そうなんですか? 僕、てっきり、桐谷さんって料理上手なんだなぁって… 」「 男ってホントバカなんだから。 手作りの味じゃないでしょうが。 」「 私なんて一口食べてす [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 5.女が元気な国は③
  • そして麻由美も。「 私も…ごめんなさい。せっかく皆さん来てくれたのに…」「 もういいよ、麻由美ちゃん」祥子、立ったままのもとこのそばに来て「もとこも、ほらっ」祥子、もとこを席に連れ戻す。「 …あ、真樹、ボルド―の××は? 」「 あ、あ、そうだな、今日はそれがメインみたいなもんだもんな 」「 えっ、ボルドーの××があるんですか? 凄いじゃないですか。 ね、櫂さん 」「 あ、ああ。」「 櫂さんはワインに [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 5.女が元気な国は②
  • 今度はもとこが櫂のその言葉に答えた。「 …勝手に決めつけないで 」櫂、そして皆が、もとこを見る。「 その人が人生の負け犬かどうかなんて、他人が決めることじゃあない 」もとこ、かみしめるように言った。「 その人が負け犬かどうかの判断は、今自分が幸せって思えるかどうか。それだけよ 」もとこも、櫂をまっすぐ見て。そして、言った。「 あなたは、今、幸せ? 」 櫂、黙ってしまう。自分が今幸せかどうか、なんて [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 5.女が元気な国は①
  • 真樹、助かったとばかりに、神崎に話を振る。「 な、なんだ? 神崎 」神崎はのんびり続けた。「 全然関係ない話、してもいいですか? 」「 なんだよ 」「 いゃぁ…。 ちょっと思ったんですけど、こうやって、男女が1、2、3、4…9人集まって、言い合いみたいになって、 気まずい雰囲気になっちゃって。 でも…それをとりなすのは、今は男なんですねぇ 」「 はぁ? 」夏目がすっとんきょうな声を出す。「 さっきか [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 4.昔のこと④
  • 梨香、堪えきれなくなって。「 ひどい、櫂さん。 なんでわざわざそんな話… 真樹さんがいるのに… したりするんですか。 こんなの麻由美がカワイそうじゃないですかっ!!」夏目が大人として梨香に言う。「 先に言ったの、麻由美ちゃんだよ。 もとこを傷つけるようなことを先に言ったのは… 」夏目、そう言い、麻由美を見た。何も言えない麻由美。黙って聞いているもとこ。そして、櫂。しかし、若い梨香には、納得することが [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 4.昔のこと③
  • もとこ、櫂を見た。麻由美も驚いた顔で、櫂を見る。樹には、櫂が何を言い出すか、なんとなく想像がついた。でも、この場ではヤバイ。「 …か、櫂さん…あの… 」櫂がもとこに向かって言う。「 あんた、帰る必要なんかないよ 」もとこには櫂の言っている意味が分からない。「 …そんなこと言ったら、俺だって帰らなくちゃならなくなる。そうだろ、麻由美ちゃん 」麻由美、、ビクっとする。樹、1人で慌てている。「 …か、櫂 [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 4.昔のこと②
  • 「 知ってました。私。 2人とも一生懸命隠していたつもりだったみたいだけど、 信吾さん、1度寝言でもとこさんの名前呼んだことがあって 」「 あちゃ 」祥子、呆れる。「 アホ… 」夏目も。あわてて言い訳しようとする真樹。「 そ、それは… 」「 (遮って) いいんです。なぐさめとかそういうのいらないし…。 っていうかそれはこの場合、間違っています。 だって結局、信吾さんと結婚できたのは、もとこさんじゃな [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 4.昔のこと①
  • リターンバンケットの続き。場所をリビングに移し、皆、くつろいでいる。お酒もだいぶ入り場もなごんできていて、特に樹はキャラ的にすっかり夏目や神崎たちに溶け込んでいた。麻由美は飲みすぎたのか、ソファで体を休めていた。櫂だけは相変わらずだ。「 あ、そろそろケーキ切ろうか、祥子たちが持ってきてくれたやつ 」「 お、いいねぇ 」ホストである真樹、麻由美に近づき、促す。「 麻由美、ほら」「 うーん… 」麻由美 [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 3.リターンバンケット④
  • 「 すごぉ〜い。女の人で社長さんなんですかぁ 」梨香が尊敬のまなざしで祥子を見る。「 …そんなカッコいいもんじゃないわ。 社長兼経理兼営業みたいな、吹けば飛ぶようなそんな会社よ 」夏目、話を櫂に振ろうと、「 …あれ、ほら、祥子んとこ、改装するんだよな、店 」「 あ… 」祥子、夏目の気遣いに気付く。真樹もそれにあわせて「 あ、そうそう、な、祥子、そんなこと言ってたよな、この間 」祥子、意を決して「  [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 3.リターンバンケット③
  • 麻由美、紹介を続けようとする。「 あ、で、こちらが… 」次はもとこたちだ。真樹が言う。「 あ、俺がするよ。 えっと、夏目に神崎、それから園田祥子さんに飯島もとこさん 」「 おい、俺たちに名前はないのかよ 」「 いいじゃんか、野郎はさ 」樹、チャンスとばかりに、祥子に話しかける。「 あ、あの、披露宴でお会いしてますよね 」「 え、ええ 」 いきなり話しかけられて驚く祥子。「 みなさん大学の時の友達な [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 3.リターンバンケット②
  • 真樹の部屋のリビングダイニング。テーブルには料理がたくさんならび、シャンパンがあけられる。テーブルを挟んで奥からに麻由美、梨香、樹、櫂。反対側の奥から祥子、夏目、神崎、もとこ。櫂ともとこは向き合う形となった。そして、誕生日席に真樹。「 かんぱーい 」「 今日はお招きありがと 」「 こっちこそ、披露宴の時はいろいろありがとな 」「 うまそ〜、これ全部2人で作ったのかよ? 」「 そうなんです。でも…皆 [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 3.リターンバンケット①
  • 日曜日。リターンバンケットの日だ。駒沢の真樹のマンション外観。新築だ。チャイムが鳴り、玄関のドアが開くと、夏目と祥子と神崎がいた。「 よっ 」と、夏目。「 こんにちは 」、と、祥子。「 桐谷さんお久しぶり 」、と、神崎。真樹と新妻らしく可愛らしいエプロンをつけた麻由美が笑顔で出迎える。「 みなさんいらっしゃいませ。 お久しぶりです、神崎さん 」「 これ、みんなから 」 祥子が花束、夏目がケーキ、神 [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 2.ラーメンとアルマーニ④
  • ラーメン屋の中。順番がまわってきたもとこと神崎、カウンターに並んでラーメンをすすっている。「 え、神崎も行くの? 日曜日の真樹んちのパーティ? 」「 はい… あれ。聞いてませんでした? 」「 聞いてないよ 」「 真樹さん、たぶん僕みたいなワンクッションが欲しかったんじゃないでしょうか。 なんだかんだいっても、桐谷さんともとこ先輩をきちんとした形で会わせる機会なわけだし…。 僕だったら桐谷さんとも、そ [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 2.ラーメンとアルマーニ③
  • 会社の近くのラーメン屋。行列が出来ている。もとこと神崎がやってくる。「 ここですか? 」「 そっ 」 2人で並ぶ。「 なんだ。 どこかと思いましたよ。 ここだったら会社からも近いし、僕なんかしょっちゅう来てますよ 」「 …わかってないなぁ 」「 はい? 」「 この店、いつ来ても並んでるじゃん? 」「 はい 」「 でも見てよ。 誰か女一人で並んでる? 」「 …言われてみれば… 」「 ( ひそひそと) ぶっち [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 2.ラーメンとアルマーニ②
  • 表参道・Fion本社。営業企画部。もとこ仕事中。神崎や薫子もいる。お昼休みになり、社員たちが立ちあがり始める。薫子、神崎を意識しながら、もとこに近づく。「 もとこせんぱぁ〜い、お昼いかないんですかぁぁぁぁ? 」もとこ、顔をあげて「 …そ、そうね… 」薫子、カワイイ後輩ぶりながら「 あ、私、またベーグル買ってきましょうかぁぁぁぁ? 」もとこ、この間、トイレで聞いてしまった薫子たちの会話を思い出していた。『 [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 2.ラーメンとアルマーニ①
  • 翌日。表参道・伊勢谷櫂設計事務所前。櫂が事務所に入ろうと歩いてくると、ふと誰かがいることに気付く。麻由美だ。麻由美も櫂に気付き、笑顔をみせながら近づいてくる。麻由美と反対に無表情な櫂…。事務所近くのカフェ。櫂と麻由美が向きあっている。麻由美、バックから何かを取り出し、テーブルに置く。どうやらアルマーニのネクタイらしい。櫂、黙っている。「 これ…新婚旅行のお土産です。 櫂さん、アルマーニ好きでしょう [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 1.ハネムーン④
  • 数日後。広尾のレストラン「ungaro」。テーブルに真樹、もとこ、祥子、夏目。真樹より手渡されるイタリアのダッサイ民芸品。「 ゲッ 」「 これ、お土産? 」「 …( 夏目さえも言葉なく、その民芸品をみる )」「 い、いや。その、彼女がさ、お土産はそれでいいって… 」「 はぁ〜? 」「 あ、いちおう、俺も、それじゃあちょっと…って言ったんだけど、彼女、財布の紐握っちゃっててさ…。す、すまんっ 」「 もう尻にし [続きを読む]
  • 第2章 負け犬の定義 1.ハネムーン③
  • もとこ、祥子と夏目を見て「 あ〜私も恋したい 」「 なによ、突然 」「 だって夏目も祥子も楽しそうでさぁ〜 私だけじゃん。 なんもないの 」「 …ひがむな。ひがむな 」「 なんか、こう、ときめくようなことないかなぁ〜 」「 ときめきねぇ…あ、ときめきっていえばこの間楽しかったね 」「 この間? 」「 だから、真樹の披露宴の時 」「 あ〜 」「 久しぶりにバカ騒ぎしたよな。 なんか大学の時に戻ったみ [続きを読む]