hanae* さん プロフィール

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hanae*さん: *本と暮らす*
ハンドル名hanae* さん
ブログタイトル*本と暮らす*
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/hanae2239/
サイト紹介文読書好きです 今までに読んだ本の 感想を綴っています 恋愛小説多めです*°
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供70回 / 146日(平均3.4回/週) - 参加 2018/06/29 13:43

hanae* さんのブログ記事

  • *海薔薇*
  • 小手鞠るいさん「海薔薇」読了老舗デパートのニューヨーク支店で副店長として忙しく働く波奈子 44歳クリスマス商戦に向けて何か目新しいものをと訪れた岡山倉敷で一目惚れした備前焼「薔薇の緋襷」それを作陶したのは高校時代の同級生徹司だった─そんな偶然の再会から始まる長い長い物語互いに家庭を持ちそれでも互いを欲しいとその気持ちを焦がれる気持ちを抑えるため「一年後の今日、また」と。それから二人は毎年10月5日に逢 [続きを読む]
  • *罪のあとさき*
  • 畑野智美さん「罪のあとさき」読了元婚約者にされたストーカー行為のトラウマに苦しみながら横浜で暮らす楓偶然その街で故郷長野での中学時代の同級生卯月と再会する彼は─同じ同級生の男子を教室で殺した少年だった畑野智美さんの作品は以前読んだ「消えない月」もそうだったけれど両方の目線、考え方想いが描かれるのでこちらはすべてを理解できてなぜ中学生の彼が同級生を殺すに至ったかそして中学生の彼にとって楓がどんな存在 [続きを読む]
  • *ツタよ、ツタ*
  • 大島真寿美さん「ツタよ、ツタ」読了明治の終わり沖縄首里で産まれた士族の娘ツタ没落していく家貧しくなっていく暮らしの中で彼女は書くことを支えに生きて別の名前を用いて書くことこれはわたし。これもわたし。ツタではないわたし。ツタから自由になったわたし。やがて結婚、離婚、年下の男との暮らし書きたくて書きたくて書くことで己の心を知りそんな作品が公になった時思いがけず受けることになる激しい誹謗中傷の嵐同じ出身 [続きを読む]
  • *君が笑えば*
  • 小手鞠るいさん「君が笑えば」読了マンハッタンでジャズピアニストとして生活する鏡子鏡子の姉のような幼馴染で岡山で亡き夫が遺した喫茶店を切り盛りする、さやか鏡子とさやかを絶縁させるきっかけになってしまった鏡子のかつての恋人、耕太20年近い時を経て3人の人生を再び結び合わせるきっかけを作るさやかの娘、由美それぞれの人生、恋愛子育て、記憶、過去が交錯してやがて一つの大きな繋がりへあとがきで作者さんが 読み終 [続きを読む]
  • *つぼみ*
  • 宮下奈都さん「つぼみ」読了六編の物語が収められていて共感できる主人公が多くつい友人と自分を比べてしまったり型通りにしか生きられない自分に落ち込んだり「いい子」でいなければとがんばってしまったりそれでもそんな自分を肯定しながら自分は自分だと私は私でしあわせになれるよねと宮下奈都さんの柔らかい文体でそっと背中を押されるような「迷ったら心地いいほうへ」と「今度迷うことがあったら私は。最初はたぶん慎重に、 [続きを読む]
  • *あなたは、誰かの大切な人*
  • 原田マハさん「あなたは、誰かの大切な人」読了タイトルに惹かれ手に取った一冊六つの短編からなるそれぞれはままならない人生や突然大切な人を喪うことそういう中でも誰かがいてくれる誰かが見ていてくれるそっと背中に手を添えてくれるそんな温かい気持ちになってお互い「なにものでもない」まま付き合っていけるのか不安になっても静物画のような穏やかな年月を共に生きることお互いの距離感を保ちながら大切な時には「大丈夫。 [続きを読む]
  • *週末は彼女たちのもの*
  • 島本理生さん「週末は彼女たちのもの」読了とっても薄くてでも23編もの短編が詰まっていてあとがきで「子供の頃、クッキー缶のようにショートストーリーがたくさん詰まった文庫本が大好きでした」と書いてらしてまるでそんな雰囲気のショートストーリーたち始まりの幸福そうな1組のカップルが徐々に別々の道を歩んでいく様子その彼女の親友のストーリー離れてゆくカップルのそれぞれの新しい出会い出会う側にもストーリーがあり中 [続きを読む]
  • *彼女がその名を知らない鳥たち*
  • 沼田まほかるさん「彼女がその名を知らない鳥たち」読了最初のうちは不快感すら感じながら8年前に別れた妻ある男性黒崎を忘れられないまま別れて半年後に出会った佐野陣治と暮らす十和子籍など入れるはずもなくだけれど生活のすべては陣治に頼りきりそれでいて陣治に対する生理的嫌悪感を文字の端々に滲ませ十和子をかいがいしく世話する陣治を疎み蔑み、罵倒し…確かに陣治の描かれ方不潔感や食べ方の汚さありとあらゆる雰囲気の [続きを読む]
  • *氷平線*
  • 桜木紫乃さん「氷平線」読了以前にも読んだ作品もう一度読みたくなり六編からなる短編集いずれも北海道の地方都市や農村部が舞台で閉塞感や狭い社会の中でのままならない想いや性や愛、憎しみ桜木さんの描く世界は時に苦しくて主人公はもがいて苦しんでそれでも生きていかなければと思わせる人間のしぶとさ逞しさのようなものタイトルの「氷平線」は最後の作品から流氷が海一面を覆い尽くし真白くなった時水平線は氷平線になる─す [続きを読む]
  • *いちばん近くて遠い*
  • 小手鞠るいさん「いちばん近くて遠い」読了12話からなる連作短編集各章に1月から12月まで星や星座のタイトルが付され登場人物同士の繋がりがあまりに濃く近く人物相関図を頭の中で描いただけでゾクゾクするような不倫、裏切り、過去、夫婦…様々なものが複雑に入り交じりミステリー的な要素もありお腹がいっぱいになるような一冊そして、はっきりとした結末はなく作者さん自らがあとがきで「エンドレス悪女小説」と名付けてらして [続きを読む]
  • *とりあえずウミガメのスープを仕込もう*
  • 宮下奈都さん「とりあえずウミガメのスープを仕込もう」読了寒い日に、図書館の書架でスープという文字に惹かれて「羊と鋼の森」の作者宮下奈都さんの日々の暮らし、お料理、家族のこと…丁寧に温かく描かれたエッセイ集おかしかったのは家族でピロシキを食べた時にご主人が「これはピロシキじゃない」と。理由は「しらたきが入ってないよ」!!!ロシアには、しらたき…無いんじゃ(笑)ご主人の記憶の中のピロシキには、しらたき [続きを読む]
  • *よるのふくらみ*
  • 窪美澄さん「よるのふくらみ」読了同じ小さな商店街で生まれ育った圭祐、裕太の兄弟とみひろ3人が交互に主人公になり語られる連作短編集圭祐と一緒に暮らすみひろ排卵期に抑えられない性欲と闘いみひろを大切に思いながら抱くことができない圭祐兄に一足先を越されたばかりにみひろを奪われた弟、裕太みひろの中で膨れ上がっていく想い本当に好きなひと子連れの女性と付き合ってみひろを忘れようとする裕太薬を使ってみひろを抱こ [続きを読む]
  • *Red*
  • 島本理生さん「Red」読了10年振りの再会再会してはいけなかった人今は夫がいて小さな娘がいて安定した穏やかな暮らしそう思い込んで赤の他人よりも遠く感じる夫や仲が良いように思えるけれどやはり気を遣う義両親や辞めたくなかったのに辞めなければならなかった仕事いろんな事を飲み込みながら堪えながらこれで良いのだと必死で言い聞かせ暮らしてきた日々その人との再会で変わっていく怖さそれでも惹かれてしまう快楽彼が開いて [続きを読む]
  • *ナラタージュ*
  • 島本理生さん「ナラタージュ」読了ガチガチに固められたまるで南極の氷のような巨大な氷の下に本音を眠らせているそんな高校時代の恩師葉山を想い続ける大学生だった 泉何度も離れようとして違う人と付き合ってみても結局引き戻される想いの強さ「僕は君が思ってくれているほど誠実でも、優しいわけでもないよ」と言いながら彼もまた彼女に頼り離れられずに彼が隠していた事実を知ってもう本当に離れようとしてそれなのに─引き戻 [続きを読む]
  • *BUTTER*
  • 柚木麻子さん「BUTTER」読了実際に起きた事件を彷彿とさせるブログで華やかな毎日を綴り何人もの男性を虜にし殺害したといわれる容疑者梶井真奈子週刊誌記者の里佳は逮捕時からなぜか気にかかり獄中の彼女に接触を初めて会った時彼女が指示したのは「バター醤油ご飯を作りなさい」だった─少しずつ少しずつ彼女の内面に深入りしていく里佳そしてそんな里佳を心配する親友の伶子それぞれが皆自己肯定感の低さや孤独感と闘いそれゆえ [続きを読む]
  • *太陽の棘*
  • 原田マハさん「太陽の棘」読了戦後1948年沖縄県那覇市首里に在ったニシムイと呼ばれた小さな美術村─20代半ばのの若き精神科医エド・ウィルソンは同じ年、在沖縄アメリカ陸軍従軍医として派遣されたその地がどれほど凄惨な闘いの場であったかもよく知らないままそして、そのままアメリカ領になってしまった沖縄の人々の想いもよく知らないままそれでも彼は出会った出会いようもない人々誇り高き画家たちと。何もかも奪い去られ破壊 [続きを読む]
  • *あなたにつながる記憶のすべて*
  • 小手鞠るいさん「あなたにつながる記憶のすべて」読了「あなた」と自分に呼び掛けながら様々な出逢いともう会うことがかなわなくなってしまった人々の記憶思い出が綴られて死者を偲ぶ一冊読み進めることにも時間を必要としてある程度年齢を重ねてくるとこういった別れは避けようがなく自分の中の記憶も呼び覚まされて「祈っても祈っても届かない祈りがあるということをあなたは知ってしまった」私も知っている─だから今を大切に当 [続きを読む]
  • *#9*
  • 原田マハさん「#9 ナンバーナイン」読了夢中でページを捲りのめり込んでしまう冒頭登場するのは最大手の都市開発事業を手がけながら美術館開設に熱意を燃やす社長とその男性秘書 南社長の紹介で南が訪れたあるギャラリーで出会ったのは30代後半くらいの洗練され知性にあふれた女性オーナー 深澤真紅そして、彼女のギャラリーの壁に掛けられた1枚の画欠伸が出そうなほどのどかで平和な田園風景のそのタイトルは「#9」そしてそこから [続きを読む]
  • *永遠*
  • 小手鞠るいさん「永遠」読了「十九歳だった。東中野だった。」─そんな文字から始まる物語父親の面倒を看ながらやり甲斐のある仕事を持ち暮らす離婚歴のある由樹別れた期間もありながら20年ほど付き合い続けるのは妻子ある政治家多忙で彼の側からのみの連絡と慌ただしい逢瀬「会いたい」と求めたりしない約束もしない穏やかで密やかな日々そこに投げ込まれる石は彼の秘書として再会した十九歳だった春由樹の初めてを奪った男─政治 [続きを読む]
  • *ユリゴコロ*
  • 沼田まほかるさん「ユリゴコロ」読了「僕」こと亮介のそれは幸せな甘やかな記憶から始まる自分の恋人千絵を両親に紹介した日の幸せな時間その後次々と不幸が襲いかかり千絵の失踪母の事故死父は末期の癌にそれらが最初の3ページほどで語られるそんなある日父の留守中閉じた押し入れの中から出てきたノートそこには「ユリゴコロ」というものを満たすため次々と人を殺めた手記が淡々としたためられていて事実か虚構かやがて父の口か [続きを読む]
  • *美しい心臓*
  • 小手鞠るいさん「美しい心臓」読了タイトルは道を外れた恋愛に生きる二人が訪れた中南米の街で見かけたスローガン「美しい心臓を持て。純粋な生を生きよ。」から小手鞠さんが描く不倫の関係は男性の狡さが色濃くて妻も恋人も騙せるマメな男だけれど好きにならずにはいられない男ストーリーのメインになるのはふたりだけのふたりきりの旅。行きはよいよい。帰りはこわい。それでもいいと思った旅。必ず終わりが来る旅。「それほどま [続きを読む]
  • *九月が永遠に続けば*
  • 沼田まほかるさん「九月が永遠に続けば」読了初めての作家さんだけれどグイグイ引き込まれページを捲る手が止まらず41歳の佐知子高校生の息子文彦と二人暮し身体の関係を重ねる25歳の犀田という恋人がそんな甘やかな日々が息子文彦の失踪で狂い始めるゴミを捨てに行ったまま戻らない息子そして新聞に載ったニュースは犀田がホームから転落し電車にはねられ死亡─登場人物すべてが怪しく見えやけに馴れ馴れしく佐知子に寄り添ってく [続きを読む]
  • *誰もいない*
  • 小手鞠るいさん「誰もいない」読了二組の男女道に外れた恋をしているその二組のストーリーが交互に書かれた短編集…と最初は思う壮絶な過去を持ちながらやはり不倫の恋をしてしまう自らを「恋多き女ではないけれど、恋濃き女やと思います」と紹介する杏と本が好きで小さな図書館に勤めながら男が訪れるのを待つみずき「待たない人生よりも、待つ人生を」と。順々にそれぞれのストーリーが時間が進んでゆく気持ちも進んでゆく語り口 [続きを読む]
  • *一日の言葉、一生の言葉*
  • 白井明大さん「一日の言葉、一生の言葉」読了「言葉が豊かであればあるほど、人の時間も、また心も、豊かに深まると信じて。」と、はじめに寄せられているように心が深まりそうな美しい言葉の数々が一日一月一年一生それぞれの項目ごとに時間や季節や、月、生活に纏わる言葉こんなに様々あるのだと黄昏が「誰ぞ彼」から、というのは知っていたけれど夜明け時を「彼は誰(かわたれ)」というそう言葉と共に詩や短歌、歌の詞なども載せ [続きを読む]
  • *楽園のカンヴァス*
  • 原田マハさん「楽園のカンヴァス」読了アンリ・ルソーの絵画の謎に迫る作品2000年、1983年そして1906〜1910年のパリを行き来しながら1983年男女2人のルソー研究家にルソーの傑作「夢」にそっくりな「夢をみた」という絵画の真贋を見抜く依頼が届く勝者には絵画の権利が与えられると同時に2人には当時のルソーやピカソそして絵のモデルとなった女性ヤドヴィガたちが登場する「物語」も読むようにとの指示が始まり2000年では岡山にあ [続きを読む]