ささら さん プロフィール

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ささらさん: 平日と休日
ハンドル名ささら さん
ブログタイトル平日と休日
ブログURLhttp://sunnyweekend.hatenablog.com/
サイト紹介文気が付いたら、つくり話のような、創作のような筆致になっていました。衝かれるように書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供32回 / 14日(平均16.0回/週) - 参加 2018/07/08 15:28

ささら さんのブログ記事

  • 受験生のころのあれこれ
  •  曲がりなりにも受験生をしたことがある。そのワンシーンをどうしても思い出すときは、たいてい中央線で市ヶ谷のお堀を通っているとき、くらいのこと。 都立高の卒業学年にいて、卒業単位もぎりぎりだったなか、一丁前にも理想的な進学プランを立てていたのは、紛れもなく私のことだ。 あれ、なんだか既視感が……。と逸らしてみたが、考えの甘さは、中学時代のわたしと、もっというと、現在の私とも同じだ。塾の進学先高校一覧 [続きを読む]
  • 夏の副作用
  •  ふと、連絡をしてみようかと思い立った、が、やめてみた。ふと恋しくなった相手の顔は手に取るように浮かぶものの、どこか、今の私は閉ざした気分でいたのだ。これまでなら、すぐにスマートフォンを手に取って、なにかひとことを送っていたのだろうが、そのたったひとつふたつの行動が、はるか対岸まで泳いで渡るほどの気の遠さを感じてしまう。じっと、閉ざしていたい、なんて、どういうことだろう。小さな小さな私の箱に、小さ [続きを読む]
  • 7月8日
  • 汗がたまる、湿度の高い真夜中。東京はこんなにも晴れていて、そういえば昨日は七夕でした、テレビの中継で泥水と濁流に浸しかかった笹の葉が、カラフルな短冊とともに、右に左に荒れているのを、ただ眺めているうちに、ベガとアルタイルの逢瀬はすぎていきましたね。無性に思い出すのは、7年前の災害のこと。人は惨めで、自然はさらに惨めで、人々が津波に呑まれる瞬間に視界を外すテレビマンの優しさもまた、惨めにすら思えた、 [続きを読む]
  • 2018/07/05
  • 切ない寄る辺に文章の場があることは、幸せなことかもしれない。たとえ今書くことができないとしても、長いものが書けないとしても、私は、唯一無二のシェルターを手のひらに掴んでいるのだ。その事実により、まるで私そのものを貴く佇ませることが、決して不可能なことでなく、しかし容易なことでもない、(人間は決して真理を知り得ないものの、 真理の周縁に接近する努力の内に美しさがあるように)だからこそ、試す力を生み出 [続きを読む]
  • 現代の表情
  • 夜の寂しい街灯は、澄んで尖った私の思考に、影をつくった。肉体も感情も、近年の白色LEDではてんで映し出されないみたいだ。帰りの電車内、無数の帰宅者のひとりの、吊革を掴む手の緩んだその一瞬に、その人の心が現れるのだと思う。朝のラッシュの詰め込まれた人々の顔は、失いに都心部へ向かう現代の表情をしている。しかし帰りの電車は、みやな軒並み人くさい。暖色ばった表情で、眠気と現実とを行き来しながら、仕事の締めに [続きを読む]
  • 明日東京がなくなってしまう
  • 東北新幹線はやぶさ号新青森行きは、低下する気温と溜息を集電し時速320kmで北上するみたい。でも私の乗った日には余震を理由に速度を落として運転したよ。でも揺れなかった、揺れていなかったはず。私には溜息の力が心許ないから、周りには迷惑をかけたんだわ。落ち着いて拾うように生きようにも、私、緑のなかを歩いたことがないの。年度末、頻繁に行われる道路工事でぴかぴかな路上を、木々が剣術のようにぱしぱしと交え合うの [続きを読む]
  • ラーメンとラジオ
  • ラジオのかかる店で、ラーメンを食べた。それは、新宿駅周辺に数店舗散らばって開いている熊本ラーメンの店。私はその店しかお気に入りのラーメン屋がない。「ラーメン」となると、この熊本ラーメンの豚骨細麺、の、絵だけが浮かぶ。ほかに記憶に残るラーメンは、今のところ見当たらない。私はたまに食べるラーメンが好きだ。いや、もっというと、たまに食べる熊本ラーメン720円のあのラーメンが好きなのだ。それ以外を私は「ラー [続きを読む]
  • Instagram
  • お知らせ。Instagram、このところは毎日更新をモットーに、主にフィルムカメラでの写真と、添える、にしては長すぎるプチブログ風な文章を載せています。絶賛、不調中です。そのために、なにか日々楽しみたい。そしてめでたく、毎日の投稿が楽しくなってきました。よかったら、そちらもよろしくお願いします。www.instagram.com#filmphotography #fujifilm #pro400h #olympus #om2n #等々力渓谷 [続きを読む]
  • 強欲のため
  • 私という人間は強欲のため、ひとつ得たもののその倍量を欲しがり、倍得たものの背後に隠れるものに惹かれだし、(倍得たもの、捨てる)見え隠れする何かを明らかにすべく手を尽くし、やがて晒され、高く積まれた予想には程遠い美しい姿に呆気にとられ、私の「美しさ」に適うものを探し出す。(美しいもの、消し去る)すべて消えないよう、頑張っています。 [続きを読む]
  • 発展的に生きてほしい
  •  けたたましい音楽を耳から直接にねじ込み、他のあらゆる思考をかき消す。もはや私は今まさに流しているサニーデイ・サービスの盲信者になったふりをして、実際は、信仰の方角をあらぬ場所へと向けている。明日も生きたい、明後日も生きたい。生きる利点づくりをせっせとこしらえるため、私は余分な思考をイヤホンからの音のシャワーで消毒したつもり。 間違いだらけの四半世紀に正誤をつける意味はなく、間違いだらけの四半世紀 [続きを読む]
  • 六月の季節
  •  六月。夏はまだ先です。夏はまだ遠く。今はまだ、鼻先を、湿気た長雨がくすぐりかけたような、六月の季節のはじまり。 夏。毎年のように熱性の記録更新を果たす夏が、目の前の窓から遠く、スカイツリーの先あたりで、蜃気楼に乗せて揺れているのが確認できそうです。気怠くなります。七月や八月が、ゆらゆら熱気を帯びながら、じりじりと迫りつつあるこの事実。まったく気怠くなります。しかしこちらの街に届くのは、湿った冷 [続きを読む]
  • (創作)春の海
  •  海水は冷たかったですか。それともあたたかさを感じましたか。きっと海水が容赦なくあたたかかったのでしょう。私は二度と、海に行きたい、などと思うものか。きっと、きっと、ぜったい、負けてたまるか。 終電近くの東京駅発東海道線を、南に西にひた走りゆくスピード狂の大きな箱に、Cは音もなく飛び乗って、きっと向かうは海です。海ですよね。人間は、生の終わりに海へ戻るものと、心に教えさせられて、わたしたちは生き続 [続きを読む]
  • 夏への積み荷リスト
  • たとえば、よく晴れた青空に、五月の陽射しに乱反射する街の光に、藤の花の、子どもの雨靴みたいな、可愛い、うすむらさきの花弁に、ソフトクリーム、真っ白なよく溶けるソフトクリームと、五月の陽射しの強さに細めた視界に残存する、バラの花の激しい赤い色や、強い光にあてられて濃くなりはじめる影、夏の気配をさらさらと流しゆく長雨、街が青色に染まったような、青のフィルターがかかったようなあの感じ、傘をさしながら、し [続きを読む]
  • 2018/04/30
  •  今朝目覚めてすぐに予感した。 今日は、苛立ちの虫が猛威をふるうだろう。 それは、出勤時の、ちょうどいいタイミングで放送されるテレビの天気予報で、東京は晴れ、最高気温は24℃、対して千葉はくもり、最高気温は少し下がり……と、気象予報士が正確な予報を伝えるようなもの。今朝、私の頭のなかでは、よほどのプライドをひっさげていそうな情緒予報士が、時を刻むように正確に、順々に、私の2018年04月30日の情緒予報を知 [続きを読む]
  • ラブレター
  • きっと、日本という国は、貧しくなって久しい。お金も資源もなくなって、買いたいものが手に入らなくなって、価値あるものも手放すしかなくって、生活って、なんだっけ?なんて問いが浮かぶほどに生活が保たれていない。そう、日本という国が、貧しくなったあらわれが、わたしにも、あなたにも、通勤ラッシュに詰められたひとびとの、心ひとつひとつに、埋め込まれてしまったんだ。日本全国津々浦々が、団地で敷き詰められるなんて [続きを読む]
  • 旅2日目:青森
  •  尻切れトンボになっていた旅行記を、7か月越しに繋げます。 旅の記録なので、楽しい気分で書いていきます。どうぞよしなに。sunnyweekend.hatenablog.com 旅1日目の記事は、まさに旅先のホテルの一室で書きあげたものでした。なんだかやけに高揚しているし、あとなんだか妙に感傷的にもなっているし、さらには今後の旅行、あんま楽しめないだろうな、なんて思っていそうな佇まいさえ感じられます。さらに、2017年9月当時の [続きを読む]
  • 2018/04/21
  • 夜にさしかかり、ひっそりと苛立ってしまいました。苛立ちの原因はなにか、それは、3枚じゃ暑くて2枚じゃ寒い掛け布団のいじらしさ、目が覚めて起きあがる労力に、身支度全般の労力もそう、文庫本を家に忘れてきたことも、夏がはじまる気配が、ざん、と街じゅうに積もっていることから、日中の暑さだったり、それにひきかえ電車の冷房の強さに、たった1駅のくせに山手線に抜かれる埼京線ののろさに、着いた新宿の情報量の多さと、 [続きを読む]
  • 2018/04/20
  • 近頃のこと、なにも話していなかった。部屋には、数日前に半分だけ動かした掃除機が、片隅に追いやられて、ずっともう半分のスペースの掃除のときを、待っているわけです。でも、掃除、する気力がありません。掃除をする気力がないのです。となると、この東芝製サイクロン掃除機が、ずっと化石のようにそこに在るような気がして、少々、不安定な気分になります。元気ですが、いや、そんなに元気でもないか。私はずっと元気でいたい [続きを読む]
  • 青い雨
  •  青春の成分を細やかに解析したら、はたして鬱性はどれほどの伸びをしめすでしょうか。青春はひとを殺すことを、せんせい、若者のみんなに教えてあげてください。それを使命として、わたしのともだちを自殺からすくって。 せんせい、テレビはみますか。せんせい、テレビをみてください。春になると、夏にさしかかると、秋を迎えると、冬にはいると、四季のあるタイミングで、蕾が花開くように、あるコマーシャルが流れます。そ [続きを読む]
  • 希望
  • 希望はあるわたしたちに希望はある希望はある、希望は数多ある数多ある希望、希望は選び掬える選び掬われた希望にわたしたちは現在と生きる現在は希望の粒子粒子はすべて希望といえるかわたしたちの粒子はちゃんと人肌をしているか人肌が最後の希望というのならば最後に掬える希望としてわたしたちは終いまで守り抜くことはできるか数多ある希望からわたしたちは選び掬う選び掬われた現実をも選び掬える希望はある希望があるわたし [続きを読む]
  • おしらせ
  • 1年ほど前に書いた記事が、バックアップデータとして残っていました。そのバックアップデータを、この場で展開し、公開させました。『前のブログの記事』カテゴリに入っています。なつかしい。ぜひ読んでください。 [続きを読む]
  • 2017年05月15日
  •  タイトル通り、2017年05月15日にワードファイルに残していた文章です。卒業して間もない、ぐちゃぐちゃでがむしゃらに壁打ちしていたころのもの。 5月も半ばに入った。天候が揺れに揺れる。暑さに適応する準備をはじめた途端、肌を逆なでするような寒い日々が訪れる。中間がない。ちょうどいい日がない。おかげで、のどの奥に若干の違和感がある。頭もくらっと揺れる。風邪の手前も手前の体調だ。若干怯えながら、対処療法 [続きを読む]
  • コーヒーひとり
  • ?ひとりの私は余分な量のコーヒーを淹れた。コーヒーがたぷたぷとドリップされていく。その音が聞こえたかのような無音状態の朝、私のコーヒーはさぞ美味しかろう。?小さなカップにさらさらと注ぎ入れる。ひとりのリビングで、私はひとり、そう、ひとりで飲む私のコーヒーは美味しかった。隣り合わせに寂寥が、寂寥とコーヒーブレイクしている、とっても美味しい。?おままごとではない本当のひとりになりたいから、ひとりとは何 [続きを読む]
  • 感覚と生についての実験
  •  睡眠薬を飲んだ。 20分前に、私は1錠の睡眠薬を体内に摂取した。 そう、1錠の睡眠薬を体内に取り込むこと、それは睡眠欲のオン・タイマーを、身体に埋め込むことだ。然るべき時間が経過すると、リンリンリンとアラームが鳴り出し、自動的に身体の末端から、眠りに就く。手足の先から、胴体へと移り、やがて顔にまで人工的な眠気が侵入し、ついに、私は、瞼をぴくぴくと瞬かせることを手放した刹那、人工的な睡眠欲に負けてしま [続きを読む]
  • 春の満開によせて
  •  暦は定刻通りに春を迎えた。 いくら異常気象が流行ろうとも、四季というより二季ですね、なんてニュース番組でコメントされようと、そんなこと、構うはずがない。どなたが造ったかわからない設計図のとおり、この一年もまた、四季は一寸たがわず巡りきった。春が抜け、夏が去って、秋がすっからかんにいなくなり、冬が消えてくれたあとに、燦然と輝く憂鬱の春に戻っていく。どうしてか春がセンターを切ることの多いが、たしかに [続きを読む]